rumblefishさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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優駿 ORACION(1988年製作の映画)

3.8

“下手な乗り方をして申し訳ありませんでした”
“ありがとうございました”

自分は感動した。

一点だけ。馬運車を緒方直人が運転する場面だけど、競走馬専門の運送会社に頼まないなんてことが80年代にはあ
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山猫は眠らない(1993年製作の映画)

3.5

ビリー・ゼインって意地悪そうな顔してる。おじいちゃんになった今の画像をみると、そんなことなさそうなんやけど。

食料も水も十分とは思えない。
あと、トイレはどうすんのかな、とか余計なことを考えてしまう
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.5

ラジオに出演した見ず知らずの男性に運命を感じる、という設定がレトロでいい味わい。
手紙を出す、会いに行く、やっぱ大事なのは行動することやね。
ジョナの最後の、エレベーターのドアが閉まる時の表情が、やっ
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クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)

3.3

ジャン・レノとヴァンサン・カッセルのフランス二大スターの共演で、猟奇的な殺人の遺体もアクションもよくできてるのに、なぜか物足りない。
大学ぐるみの犯行なんだから、もっと加害者や被害者がいるはずだけど、
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.9

モードにとっては幸せな人生だったのかな

自分の赤ちゃんを抱けないなんて、男には分からない辛さがあるんやろう

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.4

ようやく見た。
いじめ、援助交際、万引き、自殺、殺人と、現実にここまで続いたら溜まったもんじゃないってことが美しい映像で描かれる。
これ、どんな10代を過ごしたかで、見方、受け止め方が全然変わってくる
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銭形平次捕物控 鬼火燈籠(1958年製作の映画)

3.8

潜入捜査の巻。

これまで与力の笹野新三郎役だった黒川弥太郎が、赤犬の巳之吉という殺し屋に。
これが格好いい。
さらに姥が池をシマにしている聖天一家の香川京子演じるおしんが、これまた格好いい。

今作
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銭形平次捕物控 八人の花嫁(1958年製作の映画)

3.5

今回は地上げの恨みです。

おきんさん演じる八千草薫がすごい美人。
八五郎はなんとエノケン、初めて見たかも。
その八五郎の子分の様な二人組がコントを始めたときは何だこれはと思ったけど、ダイマル・ラケッ
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銭形平次捕物控 女狐屋敷(1957年製作の映画)

3.8

新興宗教の巻。
ここでも阿片が登場する。
阿片を病人に使って一時的に回復したように見せかけ、最後には殺してしまう悪徳ぶり。しかも究極の目的が幕府の転覆という大風呂敷。

平次親分が相手にする敵の数が増
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アス(2019年製作の映画)

3.5

ホラーというより、非常に強いメッセージを含んだSFって感じ。主題は、アメリカの格差社会。10年くらい前にオキュパイ・ウォールストリートという格差反対運動があったけど、アメリカ政府が作ったクローン人間と>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.0

シリアスな話なのにちょいちょいコミカルなのは、監督、主演の関西人の性か。
最後、地の果てまで逃げてやるという正子。
笑わそうとしてます?
爆笑っていうより苦笑て感じやけど。

日本侠客伝 浪花篇(1965年製作の映画)

3.5

鶴田浩二がかっこいい。
八千草薫、めちゃくちゃ美人。
里見浩太朗は、最初分からなかった。若い。

最後の新沢との対決はあっさりだが、その後がいい。
高倉健と鶴田浩二の、藤山寛美の屋台でのくだりが、ドタ
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無法松の一生(1943年製作の映画)

4.2

二つの国に切られた作品・・・

自分なんぞが付け足すことは、最早何もない。
阪妻も園井恵子も素晴らしい。
言っても仕方のないことだけど、それでも18分のフィルムが残っていれば、と思ってしまう。
阪妻で
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現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)

3.7

深作欣二が撮ると、仁義とか任侠とかは一切ない、暴力に満ち溢れた世界になる。沖田は金儲けにいそしむ経済ヤクザなんかにはなれない、まさに狂犬。

ここから「仁義なき戦い」に繋がっていく。

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.5

リヴァー・フェニックスが見たくて。

左翼活動家の家族というおもしろい設定。

銭形平次捕物控 まだら蛇(1957年製作の映画)

4.0

今作は女優陣が光る。
何と言っても美空ひばり。本名はお吉だが、男装し小吉と称して船頭をしながら父を探している。船を漕ぐシーンでは毎度歌を聞かせてくれるのが楽しい。
そして木暮実千代演じる女賭博師お絹。
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銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956年製作の映画)

3.8

最初見たときは、どんな犯罪が行われているのかちょっと分かりにくかった。
上総屋、尾張屋、伊勢屋、板倉屋たちによる米の買い占めと、上総屋のお絹の失踪が絡み合っている。
お絹さんは上総屋先代の跡取り娘で、
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

アリーがスターになる物語というより、スターになってからの話だった。
ラストが悲しい。
マネージャー、アリーの為を思えば仕方なかったのかもしれないけど、他の言い方なかったんか。

“魂の底まで掘り下げな
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.7

こういう作戦の記録をちゃんと残して、後々、機密解除により国民に知らせるところがアメリカらしい。
だからこそ、この映画を作ることが出来た訳で。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.2

以前見たはずだけど、あんまり覚えていなかった。
これは感動する。
ダスティン・ホフマンの父親役が絶妙。
これを79年に作ったっていうところが凄い。
イクメンって、定着してきているんかな。

現代やくざ 与太者仁義(1969年製作の映画)

3.2

田村正和を見たくて。

文太さんのシャープな肉体がかっこいい。
池部良は最後に長男らしくなりました。

三兄弟が育ったバラックというか貧民窟がすごい。たしか「軍旗はためく下に」にも出てきたはず。

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梟の城(1999年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

秀吉の臥所に侵入しておきながら、爺さんだったからそのまま帰ってくるなんて、実際暗殺されていないんやから仕方ないけど、何しに行ったってなる。
盛りだくさんなんやけど、見終わるとあまり印象に残っていない。
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追憶の森(2015年製作の映画)

3.8

タクミはアーサーを思いとどまらせるための精霊か何かだったんかな。

キイロ、フユ

633爆撃隊(1964年製作の映画)

3.8

これ、ストーリーもしっかりしていて、登場人物も多彩で面白い。オーストラリア兵の植民地ジョークとかターバンを巻いたインド兵パイロットとか。

「スター・ウォーズ/エピソード4」めっちゃ分かる。「トップガ
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犬神家の一族 4Kデジタル修復版(1976年製作の映画)

4.2

青沼静馬って、三姉妹の異母弟なんや。犬神佐清のいとこやなくて叔父やん。今頃になって気が付いた…

4K、緑が鮮やか

現代やくざ 与太者の掟(1969年製作の映画)

3.3

結構、笑える所がある。山城新伍なんてコメディリリーフかと思った。

で、キャストがすごい。
若山富三郎の存在感。若い頃の石橋蓮司に小林稔侍が見れて良かった。

文太さんのトレンチコートが渋い。

空軍大戦略(1969年製作の映画)

3.5

史実を淡々と描いているので、中だるみはするかも。イギリス人からすると、これで十分なんやろう。

ただ、スーツカ以外は実機を使用とのことで、戦闘機好きにはたまらない作品。ハインケル、ホンマに潰してるん?
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螢川(1987年製作の映画)

3.2

少年の初恋、性への目覚め、大切な人の死。

現時点で配信なし、blu-rayなし、DVDはプレミアで高額という本作。
ラストの蛍の大群と若い二人の愛の結実は美しい名場面と思う。
ただ、三國連太郎と十朱
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