JTKの映画メモさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

JTKの映画メモ

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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.0

初公開時以来の再鑑賞。
やはり前作を上回る続編は滅多にないわけで。この作品も例外ではなかったがクソ面白いのに変わりはない。
タランティーノ最高。新作が待ち遠しいわ。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.5

初公開時以来の再鑑賞。
ヤッチマイナー。
痛快無比。巫山戯とる。最高。
好きがクソ伝わる。映画愛。
何の思想もメッセージもなく突き進む清々しさよ。
最新作「ワンス・アポン〜」では、これに情や懐の深さが
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満員電車(1957年製作の映画)

3.5

コミカル風刺劇。
女っけまるでなく、発狂、キチガイ連発で笑えた。
カルト映画だがや。(笑)

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.5

イ・チャンドン2本目鑑賞。
映画だわー。
いい。とてもいい。
2本しか観てないんで、熟れてて余裕とさえ感じてしまう「バーニング」と比べて、荒さ、若さとも感じなくもないが、長編2作目にしてこの完成度。
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Pearl パール(2022年製作の映画)

5.0

前作に続きめちゃ好きな感じ。
まず、この映画以前にミア・ゴスの顔がなんともブス可愛くて魅力的。個人的に大好きな顔。ほんで脚本もエグゼクティブプロデュースも兼ねとるわけだろミア・ゴス。諸々自覚的なわけだ
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聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

3.5

こういう映画は無理してカッコつけて言葉に変換せんでもええの。
言葉に出来ないことを映画にしとるんだでな。
凄く良かったかというと、そうでもないんだが(苦笑)。
でも画は綺麗だし静謐で神話的でなかなか良
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惜春鳥(1959年製作の映画)

4.0

ホモくさーい(笑)。
ゲイで知られる木下恵介監督がうら若い男子5人の青春群像劇を撮ると、こんな雰囲気になるんだな。時代が時代だけにあからさまな表現はなく仄めかしで済ましとるが、逆にそこがいい。気に入っ
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

この映画の凄さは観れば誰でもわかるんでタラタラと書かんが、わしの好みからするとシリアスすぎるのと、もの言いたげで映画を主義・主張の道具としとらんかとの邪推が邪魔して満点とはならなんだが、ラスト15分は>>続きを読む

ジョン・レノン,ニューヨーク(2010年製作の映画)

5.0

ジョンは自分にとって余りにも特別な人なんで観てる間ずっと目頭が熱かった。

ジョンがポールのようなスマートさを持ち合わせてたらアメリカに暗殺されずにすんだのに、と今でも想う。
でも、それじゃジョンじゃ
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ぼんち(1960年製作の映画)

5.0

めちゃ良かった!

映画を司る全ての要素が高水準だが、特にキャスティングがお見事。
軒並み役者さん良かったが、鬼婆役の毛利菊枝さんが凄かった。誰か知らんかったけど。

また、市川崑×宮川一夫の映像は息
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.5

堀北真希目当てで観てみた。
泣けた。
堀北真希の表情が凄くいい。めちゃ可愛い。
それをフィルムに定着させる力量が相当なもんだなと思ったら吉田恵輔監督だがや。納得。
でも、その割には胸糞要素なかったな。
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

4.5

ギャスパー・ノエ5本目。

長いわ。
そこだけほんの少し不満。
でも、やっぱめちゃめちゃええわ。

性と死。死後の魂の彷徨のトリップムービー。
ビートルズというかジョン・レノンが1966年に創った「T
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.5

ギャスパー・ノエ4本目。

今作はノエの割には、過激な性愛描写を除けば、感傷的で真っ当なラヴ・ストーリーだったが、やっぱ、めちゃめちゃ好きだわノエ・ワールド。
"過激な性愛描写を除けば"とか言うものの
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暖流(1957年製作の映画)

4.0

やっぱり増村保造にハズレなし。
脚本お見事テンポも良く構図もバッチリ。
病院内幕ものの走りなのかね。
面白かった。
若い頃の美輪明宏がシャンソン歌うシーンがあって得した気分。
野添ひとみって広瀬アリス
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

軽く観れるエンタメ悪魔祓い映画。

ちとパートナーがキャラ弱めなのが気になった以外は、総じてなかなか面白かった。
ラッセル・クロウが原付(?)乗っとるのも可愛かった(笑)。

ほぼ骨子はフリードキンの
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真夏の夜のジャズ(1959年製作の映画)

4.0

大昔、二本立てで観たんだけど、もう一本が思い出せん。気になる。何だったんだろ。スティングの「ブルータートルの夢」かな。違うか。スティングのはトーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」との二本>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

ウェスワールド極まった感。
めちゃめちゃ良い。

今までも比較的そうだったが、物語性よりも偏執的なまでの絵創りの方にこの監督の重心はあって、それが今作で極まった感じ。監督本人も達成感あったんではないか
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昨日・今日・明日(1963年製作の映画)

4.2

下町の女アデリーナ、上流階級の女アンナ、普通の女マーラ。3人の女をソフィア・ローレンが演じ分ける、3話のオムニバス映画。
損な役回りの優男はマルチェロ・マストロヤンニ。ぴったり。

デシーカというと「
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爛(ただれ)(1962年製作の映画)

4.2

増村保造にハズレなし。
イケメン田宮二郎を巡る2号vs正妻ドロドロの愛憎劇。
文子様が嫉妬に狂い、相手の女(姪)の髪の毛掴んで引き摺り回し、殴る蹴る。あんな綺麗な顔して。こわ。こーわ。
でも最高。
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アレックス(2002年製作の映画)

4.7

ギャスパー・ノエはまだ3本しか観てないが、余程肌が合うらしく、「クライマックス」が4.8、「ルクス・エテルナ」が4.7の高得点。
ほんで「アレックス」もめちゃめちゃ良かった!

観たらすぐわかるんで書
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リオの男(1964年製作の映画)

4.0

ベルモンドの軽くて飄々としとるとこがええな。顔自体も陽性だし。
映画も屈託がなく微塵も思想のない他愛ない冒険活劇。
ずっと微笑ましく幸福な気分でいられる心地よさがある。
ほんで、早逝の美女フランソワー
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

4.6

わしのことになるが映画より音楽の方が好きで幼児の頃から洋楽のシングルを持っていた。モンキーズとバンド名が思い出せないが「あべびべびばらばら♫」って歌っとるヤツ。アレ何だったかな。
70年代の音楽は後追
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ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

4.6

再鑑賞。

ここんとこ、昔だったら鼻で笑って受け付けんかったような典型的人情・御涙頂戴ものがやたら沁みるんだが。沁みる沁みる。何回も泣いた。
逆に、昔だったらハマりまくった狂っててエグい作品が乗れなか
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(2023年製作の映画)

3.4

北野武ほど「ソナチネ」など初期作に至るに連れてソリッドに研ぎ澄まされて純化されていく映画作家もおらんのではないか。
「ソナチネ」は"北野武の映画"として純度100%なんだな。雑味も濁りもなく。あんな映
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

さすが西川美和監督。
めちゃめちゃ良かった。

役所広司がいい。
育ちが悪くて狂ってるけど優しくて素直でチャーミングな三上役を演じられるのはそんなに日本にはいないんでないかな。
仲野太賀も相変わらずい
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.9

男が、突然嫁が居なくなって狼狽える辺りの描写が抜群に巧くて怖い。
犯人も怖いし、ラストも怖すぎる。
ホラーとして特級品。

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

4.2

泣けた、泣けた。
典型的人情・お涙頂戴ものは、その時の体調によりハマる時もあれば、「けっ。こんなもんで泣いてたまるか」みたいな時がある。
今回は前者。
前2作もまた観たくなった。
昭和の風景の全てが懐
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.6

始まって5分くらいで前に観ていたことに気付いたが面白いから最後まで観てみた。
やはり、めちゃめちゃ面白い。
「ヴァンパイヤ」はコメディにするには格好のモチーフのような気がするな。
最近ニコラス・ケイジ
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.9

「ゴジラ-1.0」がめちゃ良かったんで、他の山﨑貴監督作を観てみた。

全てにおいてバランスの良かった「ゴジラ-1.0」と比べて、やはり臭みとやりすぎドラマ感は山﨑貴監督らしいというか。

後半40分
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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

4.2

諸事情により初ブレッソン。
なので、この作品が、完成されたブレッソンの文体に比べてどれだけの完成度かわからんし、雑味や粗さも感じたし、音楽も凡庸だったにしても、この、有り体の情緒になんぞに溺れてたまる
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.5

坂元裕二の脚本はテレビドラマでは面白いのになぁ。

ひらいて(2021年製作の映画)

4.2

キラキラ感ゼロな上に地味な恋愛青春映画。そこが好感持てた。

主演の2人の女の子がとても良い。
特に拗らせ女子・愛を演じる山田杏奈がそういうふうにしか見えない。ほぼ当て書きなのか。演出なのか。とうつら
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テオレマ(1968年製作の映画)

3.0

再鑑賞のはずだが微塵も憶えとらんから観とらんかったのかも(苦笑)。

まあまあ面白かったけども。物言いたげな割にはそれほどあざとくもないんで悪くもなかったが。なんかアプローチの仕方が古臭いんだな。
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.9

アニャとミアだぞ、おい。
ほんで、テイラー=ジョイとゴスときたもんだ。

ちと引っ張りすぎなとこもあったが、展開に意外性もあってなかなか良かったよ。

アニャも愛に溢れた菩薩みたいなキャラでルックスに
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

大きな突っ込み所があったが、なかなか面白かったニダ。

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

鼠色の毎日にもやがて仄かな希望の灯が…ホッコリ。というのが多くのカウリスマキ作品に共通するもので、そこが好きだったんが、これは、まあブラックユーモア混じりの復讐譚ではあるが、女性の行く末に希望は見えな>>続きを読む