こんなに簡単に(本人にとってはそうではないかもしれないが)死刑囚と結婚するなんてあり得るか?とずーっと思いながら見ていた。
いろいろ事情がわかってきても、どうも説得力に欠ける気が拭えなかった。
導入部>>続きを読む
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が弁護士時代に担当した釜林事件がモチーフ。
1980年代初頭の韓国で民主化勢力を弾圧しようとした捏造(ねつぞう)事件が発生し、不当に逮捕された被告の弁護人がさまざま>>続きを読む
1959年と、私の生まれる前の作品だが、知っている俳優さんが多数出演していた。豪華キャストらによる、コメディ。ホームドラマでもあり、ラブコメでもあり、会社ドラマでもある。
当時の風俗や思考がよくわかる>>続きを読む
20分という短編で、見事な完成度の高さ。
無駄のない起承転結で、人種差別の愚かさ、残酷な因果応報を見せてくれる。
黒人たちの復讐の方法にも、まさかの衝撃的な結末にも驚かされた。
このレビューはネタバレを含みます
イ・ジョンウンが好きで見たが、他の作品の彼女と違った雰囲気で、それがまた良かった。
彼女だけでなく、作品全体の雰囲気も、他の韓国映画とはかなり異なる。
決して美男美女や、豪華なお屋敷が登場する訳では>>続きを読む
141分と長めの作品だったが、全編通じて緊迫感に満ちていて、ハラハラし通しだった。
ソン・ガンホとイ・ビョンホンはやっぱりいい。
アメリカと日本の着陸拒否の判断は、一見冷たいようだが、自国民の安全>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とにかくイ・ビョンホンが強過ぎてカッコいい。
ボスの最大の信頼を得ていたソヌ(イ・ビョンホン)が、何故突然途中からこんなに執拗に命を狙われるのか。考えられる理由は、ボスの依頼に背いて、愛人の男の存在を>>続きを読む
約20年前の作品。
当時30歳ぐらいのイ・ビョンホンが、60代の元大学教授ユン・ソギョンの現在と大学生時代とを演じている。
どちらもそれほど違和感無く見られた。若き日のイ・ビョンホンは、初々しくて可愛>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アクションはカッコいいし、ハラハラさせられる展開なのだけれど、人質事件の話はやはり辛く悲しい。
全員無事解放とはいかなかったけれど、一見堅い役人風のチョン・ジェホの思い切った交渉は見事だった。ファン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
北朝鮮のエリート特殊捜査員リム・チョルリョン(ヒョンビン)。北から逃亡した国際犯罪組織のリーダーを追うために、捜査の失敗により左遷されていた南の破天荒なベテラン刑事カン・ジンテ(へ・ユジン)と、再度「>>続きを読む
北朝鮮のエリート刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)と、韓国側の庶民派熱血刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)は、歴史上初の“南北共助捜査”を行うことに。
初めはお互いに相手を信用していなかった二人だが、い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
タイトル「先生の白い嘘」とは、何を指すのだろう? ずっと疑問として残った。「私は大丈夫」という美鈴の言葉か?
▶高校教師の原美鈴(奈緒)
自分は被害者なのにそれを訴えられず、悪いのは自分だと思い込>>続きを読む
何と言っていいか、言葉が見つからない。切な過ぎるが心が温かくもなる物語。
1963年公開作品。東京タワーや首都高が既に完成しているから、同時代を描いたものだろう。
アジア初の東京オリンピックの開催を1>>続きを読む
殺し屋vs暗殺者の闘いだから、予想はしていたけど、人が死に過ぎだ。
ポスターにもあるようにまさに「殺し合う理由? そんなものは忘れた」と言ったところだ。
ガイドを頼まれたゲイのユイのキャラクターが良い>>続きを読む
私は、映画は吹き替え版より字幕派だし、アニメ映画もあまり見ないので、声優さんには馴染みがない。
もちろん森山周一郎さんのことは知っているが、俳優からスタートしたことやテレビ創生期のことなど興味深かった>>続きを読む
そんなに上手くいく訳ない、それは無理だよ…等と突っ込みながらもハラハラして観てしまった。
ラストの展開には驚いた。
朝陽役の少年が上手い。不気味な感じをはじめから醸し出していた。
朝陽に言ってやりた>>続きを読む
映画『国宝』を見て、田中泯さんの存在感に圧倒され、この作品に来た。
前衛?ダンサーとしての彼が在るからこそ、台詞なんか無くても少なくても、その肉体の佇まいだけで感情を表現できるのだろう。
「場踊り」と>>続きを読む
小説が原作の映画の場合、私は既に小説を読んでしまっていることが多い。今回はたまたま読んでいなくて良かった。映像での表現世界に浸ることができた。
約3時間、集中を切らすことなく観るた。それほど、1シーン>>続きを読む
軽い気持ちで見たら、なかなか面白かった。
キャスティングも脚本もなかなかいい。
最後の徳川家康のスピーチ?には、いろいろ考えさせられた。さすが野村萬斎と言える長台詞。
紫式部が観月ありさだったとは驚い>>続きを読む
恥ずかしながら、女流作家シャオ・ホン(蕭紅)のことは知らなかった。中国の作家は魯迅ぐらいしか知らない。
彼女の31年の短い生涯を、丁寧に繊細に描いている。約3時間という長さだが、冗長さを感じさせなか>>続きを読む
もう止めよう止めようと思いながら、最後まで観てしまった。
三池崇史監督がどこに登場していたのかわからなかった。
見続けるのが辛い内容だった。
摂食障害と一口に言っても、その背景は様々だ。そして、そこまで追い詰められた心と身体の治療は、並大抵ではない。
エレンの妹の過激な言葉に、姉への愛情が感じられた。
摂食障害>>続きを読む
まずタイトルは「妻二人」と言うより「女二人」ではないか?と思った。
順子(岡田茉莉子)も妻のような存在だから?
ストーリーの中心は、ありふれた既婚未婚男女のメロドラマなのだが、何故か一気に魅入ってしま>>続きを読む
表情や情景は丁寧に描かれているのに、出来事については説明的過ぎないところが良い。
ただ、時折「えっ、どういうこと?」と自分の理解が追いつかないところもあったが、それは私の問題だろう。
ユンヒとジュン>>続きを読む
揺れ動く思春期の少女たちを、丁寧に繊細に描いた作品。
誰にも相談できず、一人ですべてを抱えていたチョンジ。さぞかし辛かっただろうと思う。確かにこういう、表に出せない子もいる。
単にイジメは良くないとか>>続きを読む
長谷川泰子、中原中也、小林秀雄の奇妙な三角関係。
鈴木清順監督『夢二』のような世界観を狙ったのだろうか?
それにしては、キャストの豪華さで負けるのは仕方ないが…大正時代の雰囲気は良くでていた。
広瀬>>続きを読む
1988年に出版された吉村昭による小説「雪の花」が原作。
江戸時代末期を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う疫病である疱瘡(天然痘)と闘った一人の町医者の実話を描いた作品。
漢方医の笠原良策>>続きを読む
テシク役のウォンビンが、ひたすらカッコよくて強過ぎる。それを堪能する映画(?)
隣に住む少女・ソミを救うために、ここまでやるか?とも思った。が、過去に妻と胎児を非情な事故(事件)で亡くしてから、世捨て>>続きを読む
ラストの「マスター」の正体にビックリ‼️
これだけの犯罪を犯し、人を傷つけ恐怖に陥れた多くの加害者たちが、誰一人厳罰に処されないことにショックを受けた。
囲碁を全く知らなくても、対局の緊迫感は伝わってきた。
アクションのイ・ビョンホンもいいけど、「静」のイ・ビョンホンもいい。もう少し老けメイクをした方が、歳月の流れがリアルに感じられたと思う。
このレビューはネタバレを含みます
母と息子のような歳の差の、済州島のベテラン海女とソウルからやって来たテレビディレクターとの恋。
決してあり得ない設定ではないが、よかったのは歳上の女性を若見えする美魔女のように設定せず、日に焼けてシワ>>続きを読む
辻村深月の原作小説既読。
原作を読んでいるからか、謎解きを楽しむドキドキ感はなかった。
映画の長さの都合なのか、特に前半は駆け足な感じがした。架と真美の二人が親しくなっていく過程の丁寧な描写がなくなっ>>続きを読む
ゴミ屋敷の絵面がリアル過ぎて、映画館の大スクリーンで観るのはキツイだろうな…と思った。
片付け業者「断捨離パラダイス」に仕事を依頼する人たちの、それぞれの事情と汚部屋のオムニバス物語。
物凄くドラマ>>続きを読む
この辺りの時代を描いた映画は、どの程度脚色されたか分からないが、日本人として見ていて辛いものがある。
他のスパイ映画?に比べて、画の美しさが際立っている。激しい闘いの場面の照明器具や真っ赤な緞帳の使い>>続きを読む