Eryyy678さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Eryyy678

Eryyy678

映画(362)
ドラマ(0)
アニメ(0)

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

20年の集大成は、ファンサービスの集大成。

サム・ライミ監督版のスパイダーマンが公開された当初は、まさか本作「ノー・ウェイ・ホーム」のような映画が作られるとは夢にも思わなかった。しかしこれは、映画史
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

主人公であるエロイーズは不思議な体質で、幻覚のようなものが見える。
サンディという女性の人生を、追体験という形で「観て」「感じる」主人公。

レッドやダークの明暗を効果的に用いた視覚効果が、なかなかに
>>続きを読む

サーホー(2019年製作の映画)

3.5

インド映画。
アクションはハリウッド作品と比べても遜色なく、全体的に飽きさせない作り。

批評家からかなり酷評されていたのは、やはりその散らかりすぎた感のあるストーリーでしょうか。個人的にはそこまで気
>>続きを読む

ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル(2019年製作の映画)

3.5

密猟者から象を守るアクション映画。

ガネーシャとは、ヒンドゥー教における神の一柱で、象のような見た目をしています。

インド映画には、良質なアクション映画も多く、本作ではカラリパヤットと呼ばれるイン
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

男らしさって一体何なのかと思ってしまいます。
女性を愛すること?
男の「群れ」の中で尊敬を集めること?
あるいは「ボーイズ・クラブ」の中で生きること?女性を嫌悪し、女性を排除して。
でもそれは、女性を
>>続きを読む

ブルーズド 打ちのめされても(2020年製作の映画)

2.9

衝撃的な敗北を期してリングから逃げ出した女性格闘家が、再起をかけて再びリングに戻る、という話。

転落した人生。家庭環境の不和、アル中の恋人からのDV…

全体的に重苦しい。ストーリーの題材は良かった
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.0

法廷サスペンス。彼は無実か、あるいは?

弁護士としての矜持。その代償。
ベストを尽くすことが、もし悪手に働いたら?ってことを考えてしまいます。
でも、結局。自分を信じるしか、ないんですよね。

ある
>>続きを読む

SAS:反逆のブラックスワン(2021年製作の映画)

3.6

アクションもストーリーも、割と凡庸。
ルビー・ローズ演じるテロリストは、ダークな雰囲気が程よいかんじ。

邦題はちょっと大袈裟かと。

サイコパスが重要ワードだけど、そこまで際立った逸脱性はない。登場
>>続きを読む

サンティネル(2021年製作の映画)

2.7

復讐モノとしては、どうしてもプロットが弱いかと。

オルガ・キュリレンコの剛健な雰囲気は良かったと思います。もっともストーリーの進行上、とても魅力ある登場人物、というわけにはいかなかったけど。

陰鬱
>>続きを読む

スパイ・ハンター(2020年製作の映画)

3.2

殺し屋VSスパイ。

まあかなりもっさりとしたアクション。いまいち緊張感のない、敵との攻防。

だからといって、全く観れない作品かと言えば、そういうわけでもなく。下には下が、ありますので。

主演のル
>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

芸術性と抽象性と曖昧さが混在したような、不思議な映画です。

夢というのは、その人の望みなのか、希望なのか、あるいはトラウマなのか。

人の深層意識にあるものって言葉では説明できないですよね。ただでさ
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

黒人、ゲイ、貧困。
苦しみはどこまでも連鎖し、それは三重苦どころか、四重苦。あるいはそれ以上を引き起こす。

BLM運動はアメリカに分断をもたらしたけれど、「持つ者」が「持たざる者」に共感したからとい
>>続きを読む

シンデレラ(2021年製作の映画)

3.3

シンデレラをモチーフにした、女性のエンパワメント。このストーリーならシンデレラでやる必然性は感じないけど。
とはいえ「シンデレラ」のレールをいかに逸脱するか、という本旨ならば、やはりシンデレラである必
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.9

カンフーアクション、異能アクション、あげくの果てには龍まで登場させるという欲張りっぷり。

ところどころ強引とも思えるストーリー展開は、アクションの勢いで相殺。

とにかく、悪役のトニー・レオンが渋く
>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.1

このシリーズは、常に期待を超えていかなきゃいけないから大変だと思う。とはいえ宇宙まで行っちゃうとは思わなかったけど。

語られるドムの過去。ファミリーや絆を大切にする彼にとって、弟との確執は避けては通
>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.0

やっぱポール・ウォーカーって素敵。
今となっては懐かしいけど、彼の姿を観ただけで、なんか感動する。

カーレース映画って男の子向けっていう偏見が、昔はあったのだけど。やっぱり面白ければ、関係ないですよ
>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

現職の総理が記憶喪失に。

憲政史上最悪と言われるほどに支持率のない総理。セクハラに動物虐待って、ほんと酷い総理ですね。

中井貴一、記憶を失う前の傲慢で嫌な総理も、記憶を失った後の温和な総理どっちも
>>続きを読む

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.6

特に目新しさはないゾンビ映画。
壁をよじ登るゾンビの連携?プレイは見どころです。

人類の存亡をかけたわりには、結構あっさりとした帰着。
未知の疫病に対する人間社会の混乱なんてものを、じっくり描く映画
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

どこかポップさのある映画ポスターは、その実かなり陰鬱とした復讐劇。

大体3転くらいするストーリーだけど、それでいて綺麗にまとまっといて、インパクトもあるしカタルシスもある。

センセーショナルな演出
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

なんだか夢のある話で、結構好きです。

″彼″の話は、空想か真実か。

空想の中にとらわれることは、悪いことなのか?

リアリズムを重視した現代こそ、イマジナリーなものが、逆に大切なのかもしれません。
>>続きを読む

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.2

まるごとダークファンタジーな世界観で、大規模な戦争シーンを観れることが出来る幸せ。

エルフ、ドワーフ、オーク。種族も戦闘スタイルも異なる勢力の戦いは、「指輪物語」シリーズの醍醐味。ともあれ「重厚感」
>>続きを読む

スターダスト(2007年製作の映画)

3.7

それぞれの登場人物達が、各々の目的のために「星」を探し求め、交錯する。主人公の青年も、愛する人のために「星」を探す旅に出る。

旅の途上で見つける、真実の愛。
ちょっとロマンチックなファンタジー映画で
>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

NIKE創業者の息子(トラヴィス・ナイト)が作ったアニメーション映画。

不思議な力を持つ少年、クボ。彼を狙う「月」からの刺客。月を支配する「月の帝」の秘密。

「そなたの物語は生き続けるのだ。」
>>続きを読む

ちびまる子ちゃん(1990年製作の映画)

4.0

父がこれ観て「感動した」と言ってたので、実際観てみた。


たしかに、感動する。

大野くんと杉山くんの友情。その絆は、決して色褪せることはないのでしょう。

日常系アニメの映画って、ほんとふとした時
>>続きを読む

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.8

家に侵入してきた強盗3人組と、緊急避難用の密室に逃げ込んだ母娘。犯人達との心理戦が見所です。

若かりしクリステン・スチュワートはボーイッシュな魅力があり。ジョディ・フォスターも命懸けで犯人達と対決し
>>続きを読む

君の誕生日(2018年製作の映画)

3.7

2014年に起きた韓国「セウォル号沈没事件」。事故で家族を亡くした遺族をテーマにした作品です。

当時、船長や船員達が真っ先に逃げ出し、政府の対応の杜撰さなどいろんな意味で話題になった事件ですが、一番
>>続きを読む

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

4.0

政府要人の暗殺計画に巻き込まれた夫婦は、口封じのために息子を誘拐される。
彼らは、最愛の息子を取り戻すために行動する。

「ケ・セラ・セラ」があまりに有名ですが、単なる劇中歌ってわけじゃなく、ちゃんと
>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.5

「ただ、知りたかった」

愛する恋人。彼女はどこに消えてしまったのか?


もし、選択を迫られたら?


どう見ても地獄への片道切符なんだけど、そっか。そうしちゃうんだ、っていう。そうしたいから、とい
>>続きを読む

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.9


「どうやって殺されたの?」
「アイスピック」

サンフランシスコで起きた殺人。事件を追う刑事は、容疑者としての疑いが高い女と関わり、魅了され、その深みへと堕ちていく…

スリラー映画は音楽が大事。
>>続きを読む

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.7

コナン君は相変わらず無茶しすぎだけど、咄嗟の行動力はさすがというか。

狙撃手に狙われるということで、あっさり人が死ぬので緊張感がある。
個人的には、コナン映画の中で最高級の脚本とは思わないけど(他に
>>続きを読む

襲われた幌馬車(1956年製作の映画)

3.7

勇敢に死んだ者は楽園に行く。
空だって屋根になる。

法が変わっても、正義は変わらない。命を奪う者がいるなら、与える者もいる。
ところどころ重いけど、ラストは爽やかで良かったです。

トランスポーター(2002年製作の映画)

4.0

元軍人の運び屋が運ぶ「荷物」は、人間の女性。

これ2002年の映画なんですね。ジェイソン・ステイサムはこの頃とあまり変わってない気がする。

運び屋は緻密な仕事だ。と言いつつも結果的に緻密とは程遠い
>>続きを読む

汚名(1946年製作の映画)

3.7

ナチス残党を捕らえる任務を負ったアメリカ諜報員と、彼に協力してスパイ活動を行うことになる女性。やがて2人の関係は、任務を超えた特別なものに…

ラブロマンス要素が強めながら、スパイ劇としても独特の緊張
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

″さよならは、また会うためのおまじない”

人との関わりを通じて、新たな感情を覚えていく綾波レイ。
おやすみ、おはよう、ありがとう、さよなら。言葉の持つ重さ。そこには暖かな幸せが内包されている。

>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.7

人生には何かが欠けているもの。その埋め合わせをするかのごとく、運命に導かれるように惹かれ合う者たち。

嘘偽りのない愛のかたち。
甘酸っぱいというほどには、そこそこディープなシーンもあったり。

とも
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

ゲイ。妊娠中絶。変わらない日常。いろいろうんざり?だけど離れたからこそわかる、故郷の良さ。
サクラメントは美しい場所。嘘で飾り立てる必要はないと。あるいは、綺麗事もいらない。


地元を離れたい?もし
>>続きを読む