Jasminneさんの映画レビュー・感想・評価

Jasminne

Jasminne

自宅映画館は永遠不滅。

映画(227)
ドラマ(27)

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

5.0

何度見ても慎ましい暮らしぶり。
ヴーヴ・クリコなんてやっぱり我々が飲むもんじゃないんだよ。国を代表する将軍クラスが飲むもんなんだよ、5000円くらいだけど。買えるけど。
見るたびに新しい発見があるから
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三十九夜(1935年製作の映画)

3.1

昔の映画はセリフも少ないし早口で話すわけでもない。いつから膨大なセリフを言うようになったのだろうか。
ゆっくりはっきり喋るからわかりやすいかと思いきや、出だしのところで見知らぬ人を家に上げないだろうと
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天使の分け前(2012年製作の映画)

3.4

ケン・ローチの貧者コメディ。音楽もいいし見ていて楽しい。
ただ主人公の犯罪の内容の凄惨さには言葉を失う。犯罪の被害者と加害者を引き合せて謝罪を勝ち取る、それで被害者の報復感情を解消する方法は現実に行わ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.7

ビックリした。カサカサに乾いて色もボヤけていたのにトラヴィスたちが真っ赤な車を見つけたところから画面がカラフルになるんだよ。美しいんだよ。色を蓄えた水を放ったような画面になった途端にストーリーも転換す>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.5

「ガール・オン・ザ・トレイン」同様信頼のできない語り手ミステリだった。
だいたいどこからの記憶が当てにならないのかもわからないんだからたまらない。
娘には感情移入をしてしまった。親を看取る前の暮らしに
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映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

3.5

大島優子演じるミコは健気だね。
主人公はウシジマくんというよりその他の人々の悲喜こもごもだと思った。
ゴキブリは森にいる姿が本来の姿なんだよね。よく働くゴキブリであった。

しかし、闇金が金の色の話を
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マーダー・オブ・キャット(2014年製作の映画)

2.9

「サラリーマンの死」はほかの作品でモチーフにされている。原作をちゃんと知らないんだけど読むなり見るなりしないとダメだなぁ。あらすじだけ知っている基礎教養としての「サラリーマンの死」。
作品の中で「サラ
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2015年製作の映画)

3.5

ラストシーンですごく笑った。あの夫婦は二人の問題を棚上げしたまま一年過ごしていたのだと分かる。人生の大転換点を迎えてまだ何も分かってなかったのに、スマホをいじる赤ちゃんに教わるというオチ。
中年の危機
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ONCE ダブリンの街角で(2006年製作の映画)

3.5

クチコミで広まった理由がわかる。
まずは商業作品としてはヒットが見込めそうにない。見てもない作品に金を払うわけだから。
それから見たら人間の心のヒダまで書き出していて作品に夢中になれるし、人に言いふら
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

大人になっても批判精神を失わない二人に驚く。革新的なことを言っているようで生活保守に成り下がっている人がたくさんいる中でこれはすごい会話劇であった。
会話の熱量が前作より上がっているし、何より私の嫌い
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

バカみたいな邦題のせいで見る気にならなかった作品。90年代にちゃんと見ておけばよかった。人生も半ばで見ても新鮮な会話劇を見ないでいたなんて本当に損をした。
これは舞台でやってもいい作品だから若い俳優が
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ブラックブック(2006年製作の映画)

3.7

「お前!ナチスに協力するタイプだな」という人が世の中には五万といるのは事実。私のお粗末な人生でもそういう人に遭遇する。
ナチスの後にやってくる偽レジスタンスの皆さんとかまさにナチスとたがわない酷さなの
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リベンジ・ショット 最後の賭け(2017年製作の映画)

2.5

ボロボロに書かれてるけどプロットは悪くない。
夫の暴力だけでなく町全体が暴力的である→〇
女だとわかった途端に違法ポーカーのあの小屋の雰囲気が変わる→〇
学生時代の思い出が人生のすべてというのはアメリ
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めぐりあう日(2015年製作の映画)

3.8

ウニー・ルコント監督には期待している。「冬の小鳥」もすごく良くて子どもが自分から大人になる瞬間を見事に切り取っていた。
この作品で養子と人種問題に取り組んだので次は移民や養子の世代的問題に取り組んで欲
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ホテル・ファデットへようこそ(2017年製作の映画)

4.0

うちにカトリーヌ・ドヌーヴみたいな親と犬がいるからとても楽しく見た。
身勝手で手に負えないんだけど憎めない。
出演者の平均年齢が高い映画なんだけど、それを考えると高齢者映画って勝手な人ばっかり出てくる
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殺戮にいたる山岳(2016年製作の映画)

5.0

ミステリたる所以ふたつ。
どういう繋がりで集まったかわからない人達と地縁血縁というふたつ。
いやー、よかった。生きたい欲望は罪ではない。だから緊急避難も情状酌量も肉食も許されるんだよ。
あー、いいミス
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.3

実話を元にしているしその新聞記事も読んだからワクワクしながら見たら本当につまらなかった。
一緒に生きたい女と一緒に死んでもいい女と一緒に暮らしているのに助けなくていい女と三つの女を自分の都合で線引きし
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ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件(2016年製作の映画)

3.4

「マーシュランド」は犯人がわからず2回も見たがわからなかった。
こちらは犯人がわかるしある意味「ダーティハリー」なのでテーマがわかりやすいと思った。
作品を見る限りスペインにも外国から感情労働を引き受
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魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)

3.2

バキバキの天然色にやられる。
ジュリエッタの走馬灯映画なんだけど死の匂いはそんなにしなくてカラリと明るい感じ。難解な映画だけど絵がキレイだからバックグラウンドムービーとしてもよさそう。
いや、死の匂い
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

大笑いした。
標準的な人付き合いベタの人なんだけど、すごーくおかしな人に見えるのは恋愛を重視している社会に生きてるからじゃないか。しかもヘテロセクシュアル限定の恋愛至上主義ね。
「シン・ゴジラ」の時の
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

社会派作品?いいえ娯楽作品です。ラストは「ダーティハリー」だったな。
ひとりでも社会は変えられるというメッセージを読み取ろうとすればするほどラストシーンとの整合性が取れなくなるんだけど、娯楽作品という
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.6

美紗子の性自認が全く見えてこない、というか性自認というものをもたないのが美紗子なんじゃないの?それを描くためのミステリだから殺人、サイコパスまたはソシオパスつーことだと思って見てた。ポルノは女性の裸が>>続きを読む

メモリーズ 追憶の剣(2015年製作の映画)

2.8

ありがちな活劇だった。イ・ビョンホンは恋する若者の役はもう出来ない年齢になったのだな。テレビドラマ「明日は愛」の時の大学生役なんてぴったりだったなぁ。
歳をとったんだな、イ・ビョンホンも。

ポルト(2016年製作の映画)

3.0

いつか見たジャームッシュムービー。
監督は違うのにエグゼクティブプロデューサーがジャームッシュなのだな。自分のコピーの世話をしないで全然違う才能に力を貸してやってほしい。
80年代終わりから映画見てい
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ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

3.0

パグにガイコツのお面をつけてる所は悪魔的おかしさ。
全然ロマンチックじゃないロマンチックコメディだった。
主人公が研究者としての成長を得られてとても嬉しかったなぁ。しかし、私の嫌いなオチだった。あれな
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静かなふたり(2017年製作の映画)

3.0

あんまり中編作品を見ることがないから珍しい気持ちで見た。
2回も活動家に知らずうちに心惹かれるなんて有り得るのかね。しかも赤い旅団って絶滅危惧種じゃないの。
ラジオフォビアはそろそろ克服したらどうかと
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

オープニングの顔、顎のところの毛嚢炎が気になったがあれはケツアゴであった。
ジェシカ・チャステインの顔がトム・フォードビューティであるのがすごく良かった。SHISEIDOではあの顔は作れまい。
近代小
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.3

ダレる長さであった。
イ・ビョンホンはもちろん主役なんだけど、約2メートルのツインタワー、カン・ドンウォンとキム・ウビンが実質的な主役だなと思った。
イ・ビョンホンは目元口元ともに若い時から良かったけ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.2

人間のクズの見本市であった。
クズにも強弱高低などはもちろんのことジャンルがあるもんですね。
オープニングの嫌気がさすようなクレームの電話でいきなり気分が悪くなるし、阿部サダヲのよちよちとした箸の持ち
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

中学時代、傑作だと話題になった作品。いまのデニーロで目が慣れているからこのデニーロは二枚目すぎてそっくりさんに見える。
デニーロが青年期の最後に演じた役と思えば二枚目なのも納得。
原作は医師の回想であ
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超級護衛 スーパー・ボディガード(2016年製作の映画)

2.4

ストーリーは本当につまらないけど主役の身体能力の高さは見もの。ワイヤーを使ったり使わなかったり、使わなかったり使ったり。
作品の見どころはそれだけなんだけどね。

ダーク・クライム(2016年製作の映画)

3.1

北欧ミステリに興味があるならポーランドが舞台の中欧ミステリもありじゃないかな。
平易な英語なのはなぜかなと思ったら英語圏じゃない所が舞台だからだと途中で気づく。英語のリスリングと英語ミステリを読む練習
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ハットンガーデン・ジョブ(2017年製作の映画)

3.1

体調が悪くて途中寝てしまった。年寄り特有の注意力のなさとかリアルな演出だった。ションベンのキレも悪いしな。
ちょっと暇みてまた見直そう。

ありふれた悪事(2017年製作の映画)

3.7

モスクワ国際映画祭主演男優賞受賞も納得のソン・ヒョンジェの熱演であった。
民主主義はどこかの大国からもらうものではなく自ら勝ち取るものであるという国際的コンセンサスがあるからこの映画がモスクワで評価さ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

自分の言葉じゃないと自分のことは言い表せない。とすると、永瀬正敏の「翻訳とはレインコートを着たままシャワーを浴びるようなもの」というのは作品の答えをジャームッシュが喋ってしまったのと同じ。
そういう作
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