ジャン56さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ジャン56

ジャン56

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8月の終わり、9月の初め(1998年製作の映画)

4.0

はい、次、みたいな性急過ぎなフェードO好き。秋口の色味がもうゼロ過ぎて。ルドワイヤンがエロワイヤン過ぎてツラい。

魚座どうし(2020年製作の映画)

4.0

ちゃんとした尺で観たい。
諸々見せないことで、お母ちゃんの皿フリスビーが活きていてよい。あみこ、を早く配信してほしい。

ヴァンダの部屋(2000年製作の映画)

3.0

近所がブルドーザーでガシガシ破壊される傍らで、お母の小言にイラつきながらブラックホールみたいな部屋でシャブってゲホってるコが、毎日嫌々ながらもキャベツだかレタスだかを売り歩く一連のルーチンが全く動きの>>続きを読む

倫敦(ロンドン)から来た男(2007年製作の映画)

3.0

恐ろしく単純な話をナメクジみたいなカメラワークで究極もったいつけてくるタルベーラ汁100パー映画だった。おっさんが視線の先にリアクションしてもカメラのスピードは決してそれに従属しない、という時間差ボケ>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

5.0

ええやん。カーウァイにクィアって胃もたれ不可避案件だったが、全然そんなことなかった。記号としての都市、音楽も相変わらずバキバキやし、明らかにとってつけでほんまに取ってつけだったチャンチェンパートもなん>>続きを読む

普通の人々(1980年製作の映画)

3.0

多義性とか多様性とかいう言葉のありがた迷惑さを脱構築的に問い直した原作を、レッドフォードがよく言えば温かく、悪く言えば温く解釈して描いたホームドラマ。おかあちゃんの息子に対する塩対応加減がリアルで良か>>続きを読む

コースト・ガード(2001年製作の映画)

3.0

いつものストロングスタイルじゃねーな、とか思ってたが直ぐに全速力で追い付いてきた。チャンドンゴンがとち狂う前後の落差がなさ過ぎで、こいつがやらかさないで誰がやらかす感じになっているのはいいとして後半の>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.0

モンテヘルマンのブッ飛んだ荒野の堂々巡り的なやつかと思いきや、こないだのアケルマンとかの特集にラインナップされてても違和感がないような"パクスアメリカーナ"の秘孔を突くマジなやつだった。あからさまに男>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

バカみたいにおもろい。
スイッチぱちぱち、とどこに家あんだよなあり得ないカーフラッシュから既にヤリにいっててオモロい予感しかない。

ガスヴァンもミンリャンも霞む「わて何やってんねやろ」にも真逆にも見
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

巨人グリフィスの足元でずっとペシペシやっている感じの映画。ドゥザライトシングとやってることおんなじで格段におもんなくなっている。1周回ってもまだコレかいな、このくにゃー、は分かるがあからさま過ぎて、お>>続きを読む

インディア・ソング(1974年製作の映画)

4.0

ほぼほぼ有閑マダムが鏡の前でウロウロしているだけの映画で、演者は一切喋らず、お前ら誰やねん過ぎるボイスオーバーが全編にかぶさっているのだが、おやじが凄まじく嗚咽するところだけ押し黙るのが地味にオモロい>>続きを読む

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.0

こういう機会にちまちましか見れないシュミットの本邦初公開作。ラパロマほどぶっ壊れてはいないがレナートベルタに舌鼓打ちながら堪能。謎美魔女に絆されて職務放棄する外交官のおっさんのひと時の情事と泡沫的な話>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

3.0

まさかのブニュエルの某2人1役映画かよ?な前半の構成とバグった編集はワクワクしたが、結局ロメール今泉曲線が限りなく均衡点に向かういつものサンス映画だった。モノクロも、次の朝は他人、の方が5倍好き。キム>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.0

良い。
ミンリャンみたいな露骨メタ(引き画の変態)が不穏でいい。相変わらず、どスケベ丸出しな男共に逆セクハラで切り返すキムミニ、オモロ過ぎだし、とりあえずベロンベロンのミニにウザ絡みされた過ぎた。夜の
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VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

3.0

なにわのサイコジェニックフーガ、てしがわら添えみたいな映画。サヘルローズの破壊力。もはやこういう映画に忍成出てきたらわろてまうのなんでやろ。

ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.0

ハッピーアワー、反転モチーフということで。友の死をきっかけにおっさん3人がぶっ壊れていく映画。いわばこわれゆくハズバンズ。序盤の地獄のカラオケ大会からずっと地獄みたいなぶっ壊れシークエンスを例によって>>続きを読む

札束無情(1950年製作の映画)

3.0

フライシャーRKO時代の職人ノワール。「想定通りな想定外」てな具合の本をそつなくキュッとまとめた優等生的なやつで、このあとの、その女を殺せ、があるだけに些か食い足りない。劇伴はほぼなくマンのセミドキュ>>続きを読む

悪魔のやから(1976年製作の映画)

3.0

滑り倒しも甚だしいファスビンダーのスラップスティックコメディ。とにかくスベっているのだが、アクしかないファスビンダー組の役者がマジでアクしかないからそれだけでメシなんぼでもいける。クルトラープも最高に>>続きを読む

炎628(1985年製作の映画)

5.0

伝説鬱シネマ。顔面がガチ。まさに陳腐な悪の成せる所業アインザッツグルッペンのジジイをニュルンベルクよろしくぶち殺した後のアレはかなり反則というか。。鳴り続ける禍サウンドがずっと地獄。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.0

例によってサークやゴダールの枠組みで、オネエ(シュペングラー)が自死するまでを訥々とやるファスビンダーの極私的映画。付かず離れずなツレ(カーフェン)も、理解あるヨメも娘も居るのにわざわざ死ぬこたねえの>>続きを読む

召使(1963年製作の映画)

4.0

オフュルス的な室内ワンカットと階段やら鏡と影遣いやらやりながら、主従逆転→共依存おっさんズラブ→デカダンボガードは秀逸なギャグ展開。唯一まともなフォックスのツレがやけに年増感あるのだけ気になった。

斬る(1968年製作の映画)

3.0

モリコーネとコルブッチと岡モティズムの融合。て字面程、オモロくはないが高橋悦史の前のめり具合はオモロかった。

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.0

おっさん全然ずっと間違えとるし、毛量がなんか腹立つし、ただのベロンベロン酒場を2回見せられた。キムミニが露骨にキモがる顔がマジ過ぎてそこだけ良かった。二度見ズーム相変わらず好き。

モード家の一夜(1968年製作の映画)

3.0

ジャンルイがビビビ婚の啓示だ!とか言ってストーキングし出すからヤバい映画なのかと思ったが、そこまでややこしくないロメールだった。フォルムがホンサンス、次の朝は他人、過ぎるが、あっちのがボケ倒していて好>>続きを読む

恐怖省(1944年製作の映画)

4.0

明らかにヒッチコックを意識した巻き込まれーションスリラーだが、オモロい。やっぱラングは90分。ビッグヒートばりの爆殺の謀略に、屋上の銃撃戦後、悠然と階段を上がってくる警部補の引き画がシビれる。2回死ぬ>>続きを読む

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.0

内容的に尺をくれたのか知らんが長い。
ハイドリヒの誇張がいきなりザコシばりだが、ナチであろうとなかろうと集団フルボッコあかん、鬱陶しい同調圧力勘弁系なラング節はまあ全開で、ヒロインが街で瞬く間に囲まれ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.0

恐るべき才能のムダ遣い映画。
話はむちゃくちゃだが、画的には初期のダニーボイル風味でオシャンティーだった。

咲 Saki(2016年製作の映画)

4.0

ふざけた、ちはやふる過ぎでむちゃくちゃオモロい。まーじゃん?ふぁ?て人でもふぁ?てなる展開にずっと爆笑。リャンシャンとハイテイのやり合いやりたいだけ過ぎて腹痛い。どいつもこいつも漏れなく無理矢理半ば義>>続きを読む

センセイ君主(2018年製作の映画)

3.0

完全にヅラにかぶられている浜辺美波のハイテンションザベストテンが珠代姉さんばりでオモロい。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.0

中盤からただのバイプレイヤーズ変態大喜利だった。こうしてこうしてこうすりゃえんやろ?アングルのどや感と三輪姉妹に時代を感じる。

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.0

なんの話かいっこもわからないがオモロい。飛鳥が頑張り過ぎで泣けてくる中、全然全くいっこも話に必要ない浜辺が顔面で掻っ攫っていき過ぎでウケる。おまえ誰やねん、な大生徒会のハーフ?の子がずっと誰やねん。

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.0

メガネDTが開口一番気持ち悪過ぎて瀬田なつきキターと思てたら以降めちゃ普通だった。もうずっと点と点で何をか言わんやなのだが、山田杏奈のぱっつん具合が天才、というところ以外に差し当たって見所がない。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

2.0

ベッタベタなブルハベタ塗りといいなかなかキツめなノリだったが、中田青渚だけ神。警備員、警備せえよ映画。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

5.0

ド傑作。
いかにもノエ公が50回観そうなやつで、「俺は悪くない」という主旨の恨み節を延々被せるやり口など丸々パクっている。まともなショットが1秒たりともなくて、アホみたいなハイローアングルにバカみたい
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.0

ただのド変態映画だった。
人のこと指差す奴は死ねばいいと思っているのだが、朝倉あきがいながら、恋愛どサイコパス奈緒にジャイアントスイングはされたい。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.0

勝手にふるえてろと全く同じ過ぎるアラサー女子の自意識どーなってはるの映画。全く同じなので感想もくそもないのだが、のんに惣菜屋でばったり出会いたい人生だった。