主要なキャストの多くが関西出身、ということもあり、自然な関西弁の掛け合いがとても楽しい作品でした。
沢田研二さん、ほんと、いいおっちゃんになりましたねえ。今三条会の商店街に店開いても全然違和感なし、>>続きを読む
ミュージカル仕立てで金城武さんが出ている、と言うだけの予備知識で見たのですが、全盛期のハリウッド映画張りのジョウ・シュンの見事なお芝居を堪能しました。かわいらしさも、一見けなげそうな雰囲気もその頃を思>>続きを読む
なんと、こちらも自主上映で見ていました。
音声などは劇場映画版より良かったと記録してあった。
どこで見たかとか、分かったらまた書き足します。
↑多分、池坊短期大学が会場の京都学生映画祭と思われま>>続きを読む
日本映画でこんなに映画らしい映画を観るのは何年ぶりでしょうか。この映画を見る直前まで、週1本はみているニール・ジョーダンのイギリスで撮った作品群と比べて、邦画にはなんとキレの悪い編集のへたくそな映画の>>続きを読む
ロシア・ソビエト映画祭2006の新作映画の一本として『死という名の騎士』というタイトルで上映されたものを見ました。
実在のテロリストの手記を元にした映画と言うことで、現代物かと思って期待していたので>>続きを読む
ニール・ジョーダンのデビュー作。ビデオでみました。
第一作目から、雰囲気のある画面構成、音楽の扱いの旨さ、人間を見つめる目の冷徹さはすでに顕著です。
IRAのテロリストに演奏を聴きに来てくれる女の子>>続きを読む
『プルートで朝食を』と同じ監督と原作者とのコンビによる作品。
今風に言えばファンタジックに少年の心の闇と社会との関わりをコメディータッチで風刺を交えて描いた作品とも言えますが、同時に父はアル中、母は>>続きを読む
良くできてるとは思うけど今ひとつ乗れないのは、私が嫁入り前の娘でも男性でもないから。
逆に言えば、いい年したおばさん以外の方は結構楽しめると思います。
DVDの広告の紹介文にいみじくも『ブッチャー・>>続きを読む
おつきあいであまり期待せずに観たのですが
予想に反して楽しい映画でした。
とはいえ、主演の中谷さんはどう見ても美人なので変身前のモテなさにあまり説得力がなく(カンがにぶくて恋愛に無頓着と言うのなら判>>続きを読む
見ていてクラクラするようなカメラワークと切々とした恋物語が帰還兵を迎えるシーンあたりで融合して、不思議な感動がありました。
ジャンルがまるで違うので比べるのも変なのですが、パラジャーノフの『火の馬』>>続きを読む
’70年代半ばに昭和天皇が訪米したとき、
「ヒットラーやフランコみたいな独裁者が来ると思ったら、まるでチャーリー・ブラウンのように温厚な老学者ではないか。」ということで、ミーハーで王侯貴族が大好だとは>>続きを読む
衝撃のラスト以前に、重いテーマの作品ですね。
多くの人に観てもらうためにはこういう脚本でないとダメだったんでしょうが、例えばマルコムの妻の視点で正攻法で描いた方が内容がストレートに伝わるような気がし>>続きを読む
役者さんはみんな芸達者でいい味出しているし、話もつまんなくはないんですけど、何か既視感があって2番手の映画って感じ。
笑う場面ですっきり笑えなかったもちょっと辛かったんですが、字幕が今ひとつだったか>>続きを読む
わずか2時間にも満たない上映時間の内に、過激派による一つの誘拐殺人事件を題材に、イタリアと言う国の政治史からの支配システムの裏側までを見せ、その上で、更には、有り得たかも知れない希望まで示唆するという>>続きを読む
この映画を見た頃ずっと、ニール・ジョーダンの過去の作品(しかも、傑作揃いと評判のイギリスで撮った恋愛ものとか青春もの)を見続けていたせいか、ところどころで編集のキレの悪さが気になってなかなか作品に入り>>続きを読む
昔テレビで後半を見て、ものすごく良くできたB級映画があるな~と感動してそれ以来ずっときちんと見たいと思っていたのですが、ビデオを借りてみたら、ちゃんとカンヌで賞とってるんですね、ボブ・ホスキンズが。>>続きを読む
恥ずかしながら、
これエゴヤンの作品の中でも好きな方。
善悪の垣根をさらっと超えてしまい、忌むべきはずの犯罪者の動機まで共感を持って描いているようでありつつ、最後には何故か救いもユーモアもある。>>続きを読む
シャマランの映画を観るのは初めてだけれど
このような世界観が商業ベースに乗るようなカタチで
表現されていたのが今までの作品だったのなら
固定ファンがいるのも頷けると思いました。
この映画は普通の劇場>>続きを読む
かねてから憧れていたメル・ブルックスの映画ということでレンタルしてみたのですが、だめでした。
70年代に制作されたサタデーナイトライブがらみの役者さんや監督さんの映画って、気に入ることが多いのですが>>続きを読む
音楽が単調で延々と続く上、音量が大き過ぎて辟易しました。
物語も何処に焦点があるか分からないほどだらだらしてつまらなかったし、時々出てくるゲバラの語りもウルサイし、マドンナの歌も声がか細くて今ひとつ>>続きを読む
DVD等かなり高価だったので、二度ほど劇場でみました。
自然の色彩の美しさ、運命に逆らえないながらもそれを受け入れて力強く生きる人々が印象的でした。
古典的な悲恋を描いた映画ですが、運命を受け入れ>>続きを読む
最初に見たときは、何についての映画か今ひとつピン来ていなかったのですが、今思い返すと凄まじい映画だったな、と。
子どもの想いをこれほど切実に描いた映画がかつてあったでしょうか。
タイトルバックの親>>続きを読む
近未来SFなのに、なぜか半世紀以上もたった今になって現実味を帯びてきている不思議・・・
映画の色彩とキャスティングと全体の雰囲気が不思議なバランスで構成されていて新鮮です。たしか、この映画の撮影監督>>続きを読む
『Self and Others』は素晴らしかったのだけれど、
この映画は
何か微妙に視点がずれているような気がしてしまう。
本当は視点がずれているのではなく、
撮るべきことが整理されすぎているので>>続きを読む
映像はスタイリッシュだし単純明快な物語も面白かったんだけれど、最後にかすかに???が残り、完成度の高さにも関わらずこの世界観何かを積み残しているんじゃないかと思った。
ブラジル映画は割と見る方だと思うのですが、これは唯一家族で劇場で見てブーイングがおこった映画でした。
その原因は一にも二にも主人公の女性があまりにもエゴイスティックで見ていて不快感を禁じ得ない、とい>>続きを読む
ストーリーはチンピラとインテリ女性の恋愛でスタイリッシュな映像を除けば大したものではなく、同じトリュフォーの脚本をもとにしたアメリカ映画『ブレスレス』の方が総合的には良くできていて好きではあるのだけれ>>続きを読む
ノーラ・エフロンの『マイケル』を見に行ったら、この映画がアカデミー賞を取ったのでプログラムが変更になっていて、仕方なく劇場鑑賞したような記憶があります。
でもって、美しい砂漠の景色と、従軍看護婦とイ>>続きを読む
ミュージカル映画そのものがあまり制作されなかった時代、ホラーちっくでキッチュではありますが、ちゃんと歌って踊れる役者さんをつかった良作です。
とはいえ結構話はエグいのですが、花屋の店員の奮闘とそれを>>続きを読む
物語は監督デビュー作に有りがちな芸術家ものなんですが、主演のキャストにサラ・ポーリーとニール・ジョーダンの映画で常連のスティーヴン・レイという超演技派を起用したところで少し見応えのある映画になっていま>>続きを読む
この手の映画って、大体あんまり面白く感じないんですが、これは楽しかった。