JohnOnoさんの映画レビュー・感想・評価

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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.1

仕事柄、雇用とか退職とかに関わることが多いが、「終身雇用」という悪魔の身を食べた組織と人が辿る道は、万国共通なんだと実感。ただ、イタリア人が違うのはその底抜けの明るさとシンプルさ、それが故の憎めなさ。>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

もしもBeatlesが存在していなかったら。そしてもし自分だけがBeatlesを知っていたら。この世界にはそれを伝えられるジャックがいてくれた。本人にとっては大きな苦悩となったが、人々にとっては幸せな>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

ほぼ音声と会話だけで緊迫したサスペンスを作り上げることが可能であることを証明した作品。シンプルに面白かったと思います。ただ、タイトルの意図である何が罪なのかを問うには少し物足りない。主人公の判断と行動>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

ずっと見たかったイーストウッド作品、後半の展開の重みが半端ない。。新人女性ボクサーが成功に駆け上がる展開と並行して描かれる、綺麗事では済まない家族や人生の様々な場面。父と娘の物語であり、生きることの意>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.7

多くのアメリカ人にとって野球は単なるスポーツではなく国のアイデンティティ。だから良くも悪くも簡単には変わらない。そしてそのアイデンティティの中心には多様性があり、これが矛盾と摩擦と強さを併せ持つシロモ>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

重厚な内装の実写とポップなCG、活気に満ちた過去とうら寂れ感漂う現在、名優と若手が演じる濃いキャラクター達。世界観いっぱいのおもちゃ箱のような舞台で、テンポよく繰り広げられるミステリー大冒険。気の利い>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

父と息子の関係を描くドラマは総じて好きだ。オールタイムベストは「フィールドオブドリームス」だけど、本作もベスト5に入る作品。9.11とアスペルガーという題材の威力はもちろんあるが、何と言ってもトーマス>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

街並みも自然も2人のひと夏の恋も、とてもとても美しく描かれる。ボーイズラブの作品は初めて見たけど、ラブシーンは独特の世界感があるなぁ。自分の性的嗜好とは別に、ボーイズラブの作品世界にハマる人がいるのは>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

「映画館でジブリ」3本目。
エンドロール、うまく説明できない涙が溢れて止まらない。こんな映画体験はそうそうない。
人が飢えずに生きることは絶対的な善であり、エボシはまさにその体現者だ。しかしそれを遍く
>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

「映画館でジブリ」2本目。
本作もこれまで何度見たか覚えていないけど、映画館で見るのが2回目なのは確か。そして今回、19年前には見えなかったものが見え、そして忘れていた場面を思い出せて大満足、文句なし
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.8

テーマは、人生における老い、家族、仕事。それを麻薬の運び屋という特殊な題材を使って描く。晩年になって失った時間を取り戻す事はできないが、残った時間で何をするかの選択はできる。犯罪に関わることも、殺され>>続きを読む

僕はラジオ(2003年製作の映画)

3.6

「どうしてそこまでラジオの面倒を見るの?」と聞かれたハロルドは「正しいことだから」と答える。でもそれは「正しい」答えだけど、本当の理由はそうじゃない。ハロルドが他の誰でもなく娘にそれを話すところがとて>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

3.9

犯罪チームを率いるニールとそれを追い詰めるロス市警ヴィンセントの駆け引きと対峙、そして決着。きちんと描かれる人間ドラマとド派手な市内の銃撃戦にカーチェイス、3時間近い尺もあまり気にならない。しかし何と>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.8

美しくて幸せに満ち溢れた長い長いラブストーリー。若い頃の情熱と愚かさ、誰かを傷つける選択、老いて全てを忘れていく悲しさ、そして、全てを思い出す刹那の喜び。やがて訪れる終わりの瞬間までもが、美しい自然を>>続きを読む

未来少年コナン(1979年製作の映画)

5.0

NHKで日曜深夜に再放送が始まり、少し見たらもう止められない、持ってるDVDを全て鑑賞。子供の頃、火曜日の7時半がどれほど楽しみだったか。超人的で真っ直ぐなコナン、可憐で気丈なラナ、可笑しくていい奴の>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.2

スーパーマンが社会の脅威という主張はとてもよくわかるけど、バットマンと戦わなくてはいけない理由がどうしてもわからない。レックスルーサーに魅力がなさ過ぎるのも原因のひとつ。ただ、相変わらず人類置いてけぼ>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

宮崎作品の中で映画館で見ていない数少ない作品のひとつ。ビデオやテレビではもう何度も見ているが、映画館で見ると改めてその世界観、造形、メッセージ、キャラクターの圧倒的な魅力に驚かされる。監督が以後の作品>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.9

どんな世界でも高みを目指すことにリミットはない。あるのはどれだけの代償を払うかの選択だ。常軌を逸したと言うのはたやすいけれど、その先にあるものを求める人間の衝動を止めることはできない。楽譜を取り替える>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.7

タイムループというキーワードだけで見始めたけど、面白くてとても得した気分になった作品。前半ダレた感のプロットも後半で回収+αの展開を見せる。西洋的死生観の皮肉な映像化と、パラレルワールド的前提で結果を>>続きを読む

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

もうね、音楽とネオンが時代感満載で、無条件にアガリます。でも別にあの時代がリアルタイムでもない、あくまで「寓話」。テーマがロックなんで「お伽話」と書けないだけでそうなんです。ひたすらカッコいいヒーロー>>続きを読む

僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

前作「僕のワンダフル・ライフ」のとても良い続編。むしろ前作の繰り返しと言ってもいいくらい。(でもベイリー、癌探知犬の訓練受けるくらいには進歩してる。笑)もちろん、前作と同じくらい泣けます。
ずっと生き
>>続きを読む

お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.8

こんなに下品で馬鹿げてて笑ったコメディは久しぶり。まずはパイロットが軽くジャブ。痛いディナーの場面に続いて、意味不明なフォルムのボタンが沢山ある車が最高。鉤十字ボタン押してみたかった。ラフティングガイ>>続きを読む

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

クリプトン星の滅亡の背景と歴史、両親の思い、そして自分の力と役割について悩みながら成長するクラークの姿を描きこんだスーパーマン。ドラマの展開がとても良かっただけに、この上なく派手なのにキレに欠ける冗長>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.2

色々な「え、何で??」は置いといて、「少女」の心の闇とサイコパスで新しい不気味さ演出しようとした試みは評価したい。万力での骨折、ブラックライトに浮かぶ二重絵、気持ち悪いゴシックな化粧。ただ、もし違う監>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.8

我々が意志と信じているものが、いかに脆弱で根拠のないものか、という作品。ICTとAIでほとんどの記憶と認知と判断が機械でできるようになったら、逆に感情だけが人間に残るもので、要は人間もタダの動物に過ぎ>>続きを読む

ゼロの未来(2013年製作の映画)

4.1

生きる意味と無意味、テクノロジーと人間、精神と肉体、過去と未来とかとか、哲学や社会学のテーマをパンパンに詰め込んで、奇抜でエキセントリックで極彩色の舞台で、ユーモア溢れるセリフと展開と衣装(意匠)の連>>続きを読む

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

4.0

最初から終わりまで、出てくる全ての人物をずーっと暖かい目線で描く映画。その中でイングマルが少年のまま1センチくらい成長する場面場面を丁寧に紡いで描く。女の子の方が早く成長するのは世界共通なんだな。彫刻>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.6

ウォール街を才覚と欲望で上り詰めた男の栄華と没落。命綱もなく天空に駆け上がり下界を睥睨するスリル、女と酒に明け暮れる日々に憧れがないと言えば嘘になるが、その先の虚無を覗く不安は容易に想像できる。一時凌>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

恐ろしい。。スリラーというよりサイコホラーと言うべき作品。特に別荘のエイミーがずっと怖い。。容疑者側の捜査と失踪者側のプロットが同時に展開するのが斬新。ベンアフレックがいかにもなニックを好演している。>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

文字通り聖域である協会のスキャンダルに切り込む記者たちの姿を描く。どんな宗教も神は神だが信者はただの人間、それは聖職者も同じ。神の教えに従う善意と努力の影は人間の歪みとなって現れる。それを人間社会の論>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

シリアスに地球外生物との邂逅を描く作品はそれだけで十分にハードルが高いので、個人的にはすでに加点要素。本作ではそのチャレンジを意思疎通というテーマに絞り込んで淡々と描く。ありがちな「回想シーン」に違う>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

矛盾に満ちた現実の隙間を縫って愛に溢れる短い時間を過ごした3人。その結末はあまりに悲しいけど、マルコがその短い人生で幸せだった瞬間の笑顔を忘れてはいけない。ナイーブな理想家ではないけれど、怒りではなく>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

生きる目的を探し求めて生きる。でもいつかどこかでじゃなく、基本的に今ここを受け入れる。求められる役割を果たし、それでもなるべく楽しみながら、愛を求め与える。そんな「犬生」を転生する中で、生きる意味を実>>続きを読む

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

4.0

カメ止めチームによる、映画愛と将来への想いを詰め込んだショートムービー。今、この時にこの作品が制作されたこと自体に大きな意味があると思います。カメ止め製作の時も、大手資本と比べるとできないことが山ほど>>続きを読む

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

3.4

人生の終盤になって、躊躇なくマイウェイを貫く生き方をしてたのに、それでも起こるコントロールできない出来事に真面目に取り組むと素敵な結果にたどり着くという、大人のお里伽話。マイケルダグラスとダイアンキー>>続きを読む

オーバーボード(2018年製作の映画)

3.2

うーん、コメディとしては面白いんだけど、イイ話のベースとして、記憶喪失したからってイイやつになる?っていうのがどうしても気になって、トントン拍子の展開に乗り切れませんでした。。もちろん本当は元々イイや>>続きを読む