おおなりさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

おおなり

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プロメア(2019年製作の映画)

3.6

たぶんアニメーション映画は2年前の『天気の子』ぶりなんだけど、普段実写の映画ばかり見ているのでとても新鮮。目的の物の周りを物凄い速さでグルグルまわったり、非現実的な現象をあらわしたり、カメラやCGじゃ>>続きを読む

デカローグ デジタル・リマスター版(1989年製作の映画)

5.0

ひとつひとつの話に物凄く感情を揺さぶられ、苦しくなる。意識的に呼吸してないと、さらに苦しくなる。それでも、ただ苦しくて、切なくて、悲観的な映画になるんじゃなくて、登場人物が見せる表情や素振りからも愛く>>続きを読む

イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.5

ろくでもない親の元で育ったイゴールも、好きな人に対してやさしさを持つことができる人でよかった。

エレファント(2003年製作の映画)

4.0

バラバラに生きてる高校生達が気まぐれで交わったり、すれ違ったり、ぶつかったり。移動してる時は基本的には背中を長回しのワンカットで映す。

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.4

効果的なモンタージュ、ゆったりと流れる時間と映像、スーツの色、影の使い方、美しい。

好奇心(1971年製作の映画)

4.0

コーヒーとミルク両手に持って同時に同じ割合で入れるの斬新。ジャズ良し。

大いなる幻影(1937年製作の映画)

3.2

ルノワールって模範的だけど面白みにかけるタイプではあるかもしれん。個人的な意見なので異論は認めます。

ビバ!マリア(1965年製作の映画)

3.8

アニエス・ヴァルダ『幸福』の夫婦が見に行こうって話していたあの『ビバ!マリア』。前半と後半で別の映画。ブリジッド・バルドーとジャンヌ・モローで野蛮映画を撮るって結構勇気いると思う。その点ではルイ・マル>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.8

アンナ・カリーナに対するゴダールの愛を感じるには十分なほど丁寧にアンナ・カリーナが撮られてる。自分の身長を手で測るところと、ジュークボックスから流れるミシェル・ルグランの曲に合わせて踊るところがとくに>>続きを読む

鬼火(1963年製作の映画)

4.0

酒、病気、鬱、他人の死、自殺。なぜヌーヴェルヴァーグは美しいのか。

黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.4

乱雑でわちゃわちゃとおもしろいコメディは大好き。アイスのようなものを持ちながら泳いでいる青年とボートの立体感のあるすれ違いはお見事で間抜けな音楽もよい。

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.5

純愛を鮮明に生々しく美しく描くペドロ・アルモドバル

いぬ(1963年製作の映画)

3.9

ベルモンドがかっこよくて痺れる。ピアノの音楽よい。

幕間(1924年製作の映画)

-

ジャン・ヴィゴ賞もの。finまでしっかりと遊ぶ。

アタメ(1989年製作の映画)

3.6

そろそろ効きアルモドバル選手権入賞くらいできるかな。冒頭が凝ってる。家の絵が徐々にリアルさを増していき、気づけば映像になってるのとか、6人の聖者みたいな絵がその後もちょくちょく出てきたり。

バーニング・ゴースト(2019年製作の映画)

3.3

最後思ってた8倍くらいカメラが引いた。孤独な感じが強調されてた。

涙の塩(2020年製作の映画)

4.5

建物から出てきてメトロの駅に消えるまでひとつのカメラで追う冒頭、2人並んで歩いてる長回しの2つのカットの間にカフェで話すお互いのクローズアップのモンタージュ、ジャミラがトイレに消えたあともただひたすら>>続きを読む

走り来る男(1989年製作の映画)

4.5

ジャック・リヴェット曰く、終盤の2つの長回しカットに挟まれたクローズアップは奇跡らしい。切断と省略と画面外での選択。
兄が農業大型トラクターに追われる所から泥の中での取っ組み合い。トラクターから降りて
>>続きを読む

ジャック・リヴェット、夜警(1990年製作の映画)

3.8

フランス映画についても映画史についてもその他芸術についても知識が貧しいため、2時間という映画に詰め込まれたリヴェットの言葉は少ししかすくい取れなかったので、もっと勉強した後機会があればもういちど見たい>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

3.7

上下逆さまに飛ぶ飛行機をまた逆に映し、重力に逆らう懐中時計や水を表現する映像が素晴らしかった。

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.3

動きと表情のみでこれほどまでにおもしろさが伝わるのすごいし、絶え間ないギャグの連続でとても楽しくて、しっかりとしたテーマもある。好きなシーンは池に飛び込んだら全然深くなくて前転してしまうところ。

ハイヒール(1991年製作の映画)

3.6

音楽は坂本龍一。レーナードの心境分かるようでぜんぜん分かんない。ヤコブセンのセブンチェアもあった。

ピクニック(1936年製作の映画)

3.0

色んな角度からブランコに乗るアンリエットを映す描写はいい。ウグイじゃなくて靴が釣れるギャグまでしっかりと。アンリエット最後なんて言いたかったのかな。

マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム(1986年製作の映画)

3.0

闘牛であったり、赤や黄色のものであったり、スペイン色がつよい。

セクシリア(1982年製作の映画)

3.3

相変わらず美術面〇
手前にいる人と奥にいる人に温度差を付けて画面に奥行きを持たせる撮り方印象的だった。電話ボックスとかエレベーターとか。
話が面白いかって言われると面白くはない。

ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち(1980年製作の映画)

3.8

寝てる夫にキレてまくし立てる女とか、度を超えたマゾヒストとか、変な人ばっかり出てきてた。さすがスペインの鬼才と言われるだけはある。衣装とか色の使い方とか美術面〇

修道女(1966年製作の映画)

3.9

こんな哀れなアンナ・カリーナじゃなくて無邪気で可愛らしいアンナ・カリーナを観ていたい。長めのカットが多い。