長い会話劇は集中が持たないのであまり得意ではないけれど、軽やかな映像の切り返しと女性たちの魅力がとても心地よい映画だ。
核ミサイルを止めようとするゴースト・プロコトルくらいの時期にくらべると、デジタルやら人工知能やらの話はややこしくて難しい。が、そんなことはどうでもいいほどおじいちゃんが体張ってるアクションからは目が離>>続きを読む
長澤まさみの使い方が雑すぎるのがいちばんおもしろい。森山未來にラスボスは最適役なのだが、闘っている時の謎の舞いはなんとかならんのか。あと仮面ライダーの必殺技が頭突きだなんてコメディ映画みたい。
車を運転しながら、前を走るバスに向けて延々とみかんを投げるシーンがお気に入り。あとモザイクのかけ方が独特。
頭がヘンな兄貴の車ごっこに、美人な妹が付き合って街を爆走する冒頭から期待度高め。唐突に牛が降ってきたり、屋根が外れて空調のプロペラの力で雲の上まで飛んで行ったり、めちゃくちゃおもしろい。
見知らぬ男が寂れたカフェに入ってきて、店員を務めるバーキンが鏡越しに、警戒しつつも品定めをするように男を眺めるところなどがたまらん。
やはりゴダールにしろ、カサヴェテスにしろ、夫が妻を撮ると女優の魅>>続きを読む
ジュークボックスから流れるビリー・ホリデイ?の曲に合わせ、言葉もなく踊りはじめるカサヴェテスとジーナ・ローランズがたまらない。そしてジーナのプール飛び込みが美しい。大傑作。
最後にジュリアがひと仕事をやってのけるといういかにもできすぎた物語のような物語。
ベラルーシ、モロッコ、ロンドン。
オペラ座での暗殺シーン、音楽記号に赤丸がつけられた楽譜、ヒッチコックへのオマージュらしきシーンもあり。
ハント、ベンジー、ルーサー、ブラント、イルサ。よきチームができ>>続きを読む
ロシア、アラブ首長国連邦、インドといろんな国に舞台を移すのがミッション・インポッシブルのひとつの醍醐味。
愛する者のために殺し、死に、生き返る。
守るもののために働き、戦い、そして勝つ。
クライマックス、カーチェイスからの銃撃戦は何度観ても「ほー」と感心してしまう。
本作と高校3年生にして出会ったぼくは、この伝説の始まった現場にエマニュエル・べアールが居合わせていたことを知る由もなかった。
キレキレだったころのヒッチコックはどこへ?一方で乗馬ティッピ・ヘドレンが優美なこと。
イオセリアーニのやりたいことを全部詰めたような映画で、ゆえにさしたる紹介もなく登場人物が矢継ぎ早に登場。しかし時間が進むに連れて彼らが街の中ですれ違ったり交わったりしていく様子はイオセリアーニの手腕か>>続きを読む
結局は手にはじまって手に終わる脚本には笑ってしまうけど、手の動きがひたすら官能的で、パンとフィックスを使い分けることで緩急がうまれ、そこから官能美が生まれているようだから、ほんとうによく撮ったなあとク>>続きを読む
序盤はイマイチだと思っていた女優も、物語が進むにつれて魅力的に見えてくる。ストリッパーというアンダーグラウンドな女性をも丁寧に映す、日活ロマンポルノの騎手・神代辰巳の手腕の片鱗がたしかにある。
2人が尋問を受けている間の信頼関係の強さを物語るモンタージュにしびれる。
主人公浅田真央みたい。
M11(ターミネーター)が走って車を追い抜くところ爆笑ポイント。
『ゴジラvsビオランテ』の海の特撮シーンはすごかったけど、本作にはそこまでのシーンはない。
卵から小さい車が次々と孵化するシーンのストップモーションが特に素晴らしい。邦題もよい。快作。
ミハリナ・オルシャンスカのハツラツとして天真爛漫な、ポップな役を見てみたいと切実に思う。
少々ストーリー展開が丁寧でない気がするところもあるけれど、ゴジラと自衛隊の海でのバトルシーンの特撮のクオリティは一級品。ここだけでも観る価値あり。
1回目
嘘を問いつめる奥さんから逃げた旦那に言い放った桑野通子「盗塁成功や。ダブルスチールや。」好き
2回目
弱き夫と強き妻。この2人を自由奔放な行動でかどわかす姪の桑野通子。やはりコートとハットと>>続きを読む
和の美・田中絹代と洋の美・桑野通子。真っ白な洋装で船から駆け降りてくる桑野通子の爽やかさ、かわいらしさ、美しさ。
冒頭、行き交う女性たちの足が画面の四方八方から現れてまた四方八方へ消えてゆく軽快さ。トリュフォー、ロメールに次ぐフランスの足大好き映画監督はこちら、シャンタル・アケルマン。
ポップに次ぐポップ、ユニ>>続きを読む
ミスター伊達男が最後にいいところ持って行っちゃって。ストリッパーたちがみな魅力的な。
ぼくが生まれる遥か昔、浜名湖のほとりに巨大なステージが出来上がり、そこに若かりし頃の浜田省吾とそのバンドメンバーがたった夜のこと。
「路地裏の少年」から「愛のかけひき」、「生まれたところを遠く離れて>>続きを読む
モノクロのフィルムに映る雪が余計に白く見えてとてもきれい。集合写真撮れずに解散する様子がとてもよい。
2人のうちの片方が追い回し、もう片方が追い回されているようにも見えるし、一緒になにかから逃げているかのようにも見えるから不思議。
性格捻じ曲がった桑野通子の「畜生」が2回聞けてたまらん。ところどころに桑野通子のギャグ台詞用意されてるのも見どころ。「ありがとう」を70回くらい言ってた。
おじさん「さっきからあんた、わしの顔じろじ>>続きを読む
頼りなく金もなく、自信家でかっこうつけがちで不器用。だが男前だからちょびっとモテる、そんな役がレオにはいちばん合ってる。