前作トップガンは、まさに自分の世代の映画。
ただ、映画というよりも、MTVの映画版、の印象が強い。
当時、トップガンが、その火付け役だったのだろうか。
そんなこともあり、本作の関心は高くなかったのだが>>続きを読む
オスカー受賞作品、RottenTomatoes 99%だけあり、間違いなく傑作。
過去、埋もれていたフィルムということで、アレサ・フランクリンのコンサートのドキュメンタリーがあったが、この映画は、単に>>続きを読む
2017年のStudio Aamir Khan Productionsの大ヒット作品。
テーマはフェミニズム、伝統的に残る父権社会の強圧に対する批判なのだが、普遍的なところで「夢を叶える」ことの素晴ら>>続きを読む
名監督バンサーリと、現在、インド映画界で最も活躍している女優と言っても過言ではないアーリアー・バットが初めて組んだ作品。
アーリアー・バットが演じる主人公Gangubaiはムンバイの悪名高き売春街でマ>>続きを読む
Under dogと言われていたインドが1983年のクリケットWorld Cupでの初優勝をテーマにしたドラマ。
インドにおける伝説的なクリケットプレイヤーで、当時の主将カピル・デヴを主人公とし、それ>>続きを読む
前評判の通り、センセーショナルな出来栄え。
チャプター1は観ていないが、基本的を情報は押さえた上で観たのが良かった。ストーリーとしてはセットになっているので、登場人物、背景は理解しておく必要がある。>>続きを読む
バングラデシュのTシャツ製造工場で過酷な条件で雇用される女性達の葛藤とその状況を打破するための活動を描いた作品。
また、主人公の家庭の状況等を通じて、広くジェンダーの問題にも切り込んでいるし、グローバ>>続きを読む
アーリアー・バットとシャー・ルク・カーンの初共演作品ということで、仰々しいところがあると思いきや、そんなことはなく、とてもよいケミストリーを感じることができた。
シャー・ルク・カーンの女性からの人気と>>続きを読む
大将Vijayの新作。
インドでは厳しい評価が目立っているけれども、自分としては楽しめた。
この映画は、基本コメディだと思うので、シリアスなサスペンス、という観点で観に行くとがっかりするのかもしれない>>続きを読む
ロシアのオリガルヒ出身で現在英国に亡命中のミハイル・ホドルコフスキー氏のドキュメンタリー。
最近、ウクライナ情勢の関係で、彼のインタビューを欧米系のメディアで目にすることがある。
今だからこそ、ソ連>>続きを読む
インド政権政党、ヒンドゥー至上主義を掲げるBJPが推すプロパガンダ映画と批判されているのは知りつつも、話題になっている映画ということで鑑賞。インドの実情を理解するためにも。
1990年に起こったカシミ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
約25年前、ロンドンに長く住んでいたこともあり、「ベルファスト」は、北アイルランド問題を象徴する憎悪が渦巻く場所としての先入観がある。この映画に対しても、悲壮感漂うイメージを勝手に抱いていた。
ところ>>続きを読む
30年前の映画ではあるが、インドが抱える社会的な問題は、今も変わらないところがあり、カースト、スラム、ジェンダー等、この映画から学ぶところもある。
特に、本作品はフランス、イギリス合作映画なので、”外>>続きを読む
先ず以って、この映画を通じて、タゴールの存在を知ることができたことに感謝。
タゴールの存在が、ノーベル文学賞を受賞していることでのインドやベンガル地方の誇り、ということだけでなく、個々人のレベルでのア>>続きを読む
邦題「響け!情熱のムリダンガム」
(Sarvam Thaala Mayam)
普遍性が高い音楽をモチーフにした映画なので、いい意味で「インド映画」の枠を超えて、楽しめる映画。そして、ストーリーもよく>>続きを読む
バーフバリのS・S・ラージャマウリ監督作品として観ておきたい作品。
ハエが主人公という点で、とてもユニークな作品、且つ、サスペンス、SF、ロマンス、コメディ、アクション、ファンタジーと多くの要素がおり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アカデミー賞作品賞の最有力候補ということで楽しみにしていた作品。
期待を裏切らない出来栄えだし、間違いなく作品賞に選ばれるだろう。
この映画は二度観る必要がある。また、Netflixで在り勝ちな”な>>続きを読む
How sweet!
身体障碍者を主人公にする映画も珍しいし、それを明るく、愛らしく描いているところが好感。(社会が身体障碍者に対して寛容であるように!)
気持ちがストレートであること、無垢であること>>続きを読む
スポ根物語というよりも、テーマとしては、アフリカ系アメリカ人のアスリートがスポーツ界、特にそれまで白人が占めていたテニス界でどのように成功をおさめていったのか。
キングリチャードの発想はエクセントリ>>続きを読む
1961年版のリメイク版ではあるが、60年後のスピルバーグ監督作品の想いとしては、”素晴らしい芸術、メッセージを次の世代につなげる”、ということだと感じた。
勿論、オリジナル作品を知る世代が、スピルバ>>続きを読む
2014年フィルムフェア賞作品賞・監督賞・主演女優賞を受賞。
直前に結婚が破綻となった主人公(ラニ=クイーン)が、予定していた新婚旅行先のパリ、アムステルダムへ一人旅する中で、自立した女性に成長してい>>続きを読む
アカデミー賞作品賞ノミネート作品。
感動的な映画で涙が止まらない。
そして、未来志向の明るいメッセージがある映画。元気をもらえる。
「CODA」とは「Child of Deaf Adults」の略語>>続きを読む
ムンバイのことを調べている際に、弁当配達人ダッバーワーラーのことを知ることになり、それをモチーフにしたこの映画に出逢う。
https://www.afpbb.com/articles/-/33589>>続きを読む
普段、邦画は観ないし、村上春樹も読まないのでパスしていたのだが、アカデミー賞作品賞ノミネートということで鑑賞。
期待を裏切らない素晴らしい作品だった。
素晴らしい映画を観た後は、必ずといってよいほど、>>続きを読む
タミル映画にありがちな政治風刺のコメディ映画。
この類の映画は好きなジャンル。
政治というものが誰のためにあるのか?、その原点ともいえる”投票”を、ユニークな形で取り上げている。
コメディとして、大>>続きを読む
MUC版になって、アメリカンヒーローとしてのスパイダーマンの存在がパワーアップしたのだろう。
スパイダーマンは、アメリカンカルチャーの根っこのところにあって、この存在の感覚は、きっと日本人には理解でき>>続きを読む
この映画でスパイダーマンデビューとは、多少、無理があった模様、、、
登場人物が多すぎて、追いつけなかった。
Rotten Tomatoes、Filmarks共に高評価なので、勇んでIMAXで観たのだが>>続きを読む
アダム・マッケイ監督の作品は「The Big Short」が好きだけれども、比較して、“重さ”、”インパクト”が足りなかった。
極めて社会派映画であったのだが。
環境問題について問題提起をしているのは>>続きを読む
本作品は、自分のお気に入りでもある「人生は二度とない」、「鼓動を高鳴らせ」のZoya Akhtar監督の最大ヒット作。(特に海外で大ヒット)
これもまた、期待以上の出来だった。
主人公は、ムンバイの>>続きを読む
2016年の大ヒット作品「Dangal」を撮ったNitesh Tiwari監督の2019年の作品。興行的にも評価的にも成功を収めた。
監督自らが卒業した難関校IITムンバイを舞台にしたドラマで、受験に>>続きを読む
この映画は、タミル映画界のヒットメーカーAtlee監督の監督デビュー作ということで観たいと思った作品。
(Atlee監督は、Vijayと組んで何作もメガヒットを生み出し、現在、SRKとのコラボ作品が進>>続きを読む
この映画は、興行的には大変な成功を収めているにもかかわらず、評論家には賛否があり(特に海外は厳しい)、確かに自分自身も、なぜ興行的に成功したのか?と思うところがある。
この映画の人気の理由について考え>>続きを読む
Zoya Akhtar監督(女性)の「人生は二度とない」がとても良かったので、この映画も注目していた。
「人生は二度とない」はスペインを舞台にし、インドでもスペインブームが起こったほど。今回は、地中海>>続きを読む
Sanjay Leela Bhansali監督でRanveer Singh、Deepika Padukone共演の映画は、過去、「Goliyon Ki Rasleela Ram-Leela」、「Pad>>続きを読む
この映画は、恋愛ドラマ、特に結婚をテーマにしたものだが、インド映画として新鮮味を感じた。
インドにおいて、恋愛、結婚物といえば、宗教やカーストが背景として登場する”定番”。
だが、この映画は恋愛をスト>>続きを読む
アクション映画と銘打たれているのだが、これは哲学的な映画。
ある意味、インド的映画、と評することもできるのかもしれない。
個人的には好きなタイプ。
また、最後の最後まで展開が読めないストーリー、最後に>>続きを読む