ポーチドエッグさんの映画レビュー・感想・評価

ポーチドエッグ

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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

5.0

ソウルフルワールドのオープニングアクトにふさわしい素晴らしい短編だった。
紙眺める顔愛おしすぎた…

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

配信きてくれてありがと〜!
世間が盛り上がってるほど自分にはハマらなかったけど、漫画実写化作品として十分楽しめた!全然歌えないけど「紅だぁぁぁああ!」って言いたくなる。
綾野剛の緩急ついた演技とキャラ
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あの圧倒的傑作からもう1年経ち、今年もコナン映画の季節がやってきました。
キッド映画は毎回出来が良くないイメージあったけど、今回は平次と和葉、そして「函館と土方歳三」というテーマがあり謎解きパート(宝
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.6

ドミニク・モルの最新作ということで楽しみにしてたけど、やっと見れたー!
「悪なき殺人」ほどの面白さはないけれど、リアルな刑事ドラマという感じがして、興味深く観られた。「刑事も結局は人」ということを1番
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交換ウソ日記(2023年製作の映画)

3.7

たまにくるラブコメが観たくなる時期のヤツ。友達が大絶賛してた作品、配信来てたので鑑賞〜!

ホルモンが似合うラブコメであり、結構良かった!何より演技とか伏線とか美術のかしっかりしてた!笑 嘘がバレるタ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ただただ好きだ、この余韻。
映画を終えて家に帰るまで残るものがある。アーサーの言う通り物語ではあの2人は駆け落ちするのかもしれない。でもそうはならなかった。もしも…が叶ったら僕は君を好きになっていなか
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.8

監督自身が成功したオタクであり、自問自答のような私的なドキュメンタリーだった。
旧Twitterを具現化したような人たちがたくさん出て来て面白かった笑 ハット過激派と青服ギターのキャラが立ちすぎて好き
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.3

タイトルが気になって鑑賞。
ナン・ゴールディンが"オピオイド危機"を暴こうとする姿と、彼女の生い立ちがクロスしていく展開に魅せられた。
自死した姉やヒッピーコミュニティで育ったこと、彼女の人生の全てが
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.4

これは傑作です。
学校は社会の縮図とは上手に言ったものだ。『怪物』の先生パートを深く描いたようで『落下の解剖学』の緻密さも併せ持つ作品。
スタートからイヤな感じ、緊張感が続き、何一つ欠けてもこの結果に
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

高校生の物語だけど、この葛藤は高校生のもので片付けていいものじゃない。
水のないプールに集まった4人の女子高生、阿波踊りと水泳という組み合わせもよく、ラストシーンのショットは素晴らしかった。
山下敦弘
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.2

プリシラがずっと何もなくて、エルヴィスが気持ち悪くて、どんな気持ちで見たらいいか分からなかった。ただ、こんなはずじゃ無かったという気持ちだけが側にあった。
自分の人生なのに主役になれない。
オシャレな
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アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

3.8

アトリエが映画のセットみたいで素敵。
雪原に咲く枯れた向日葵。
ケシと記憶。
アーティストのドキュメンタリーではなく、そういう映画のよう。昔の映像はブラウン管テレビから。

映画館でまた観たい。

2
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.7

どこかで原作の川村元気さんが若者が恋愛をしなくなった理由をいろんな人と話していて本作を書き上げたと言っていたのを目にした納得した。みんな、愛することを頑張らなくなったのね。
ウユニ、プラハ、アイスラン
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

出鱈目な訳分からなさと独特の世界観に圧倒され、めちゃめちゃ面白かった!
宇宙船がある日常の緊張感と、JKの青春の終わり。太ってかっこいいこと言う諏訪部お兄さん笑っちゃったよ
あと途中で回想入ったんです
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同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

4.0

CQCQ、満足度高いラブコメでした。
誰かの恋する気持ちが誰かの恋する気持ちと繋がるラブコメが1番いいからな!
展開もしっかりしていてSF要素も程よくて、「君の名は。」的なラストも胸熱。
主題歌のサビ
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.9

音楽って素晴らしい!ある意味映画館映画でした。演奏するパートが多く力も入っており尺は長く退屈なシーンもあった前半からの、ラストの演奏と伏線回収がとても良かった〜!今年、ジャイアンスネ夫の夫婦漫才シーン>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

ちゃんとしたシスターズフッドの映画を久しぶりに観た気がする。近づいたり離れたり、ぶつかったり助け合ったり、これは友達じゃなくてソウルメイト。
前半の青春パートがまぶすぎて素敵だった。些細な言葉のやり取
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.2

原作力とキャストの皆さんが素晴らしい。
脚色と演出はうーんと思う時もあったが、そこは頭の片隅で補完して、本屋大賞も納得の物語だったと思う。

恐らくキコが杉咲花じゃなかったら、安さんが志尊淳じゃなかっ
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オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン:ジャズ界の革命児(2020年製作の映画)

3.8

ジャズの演奏って音源から想像する10倍くらい楽しそうに演奏してるよね、オスカーピーターソンは特にそう感じた。
素敵な金曜の夜になった。

2024年 25作目

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8

原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの半生、ノーランの手によって映画としてとてもクオリティの高いものになっていた。

話は公聴会を起点に過去と回想が目まぐるしく展開していくノーラン構成。人として女性にだ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

5.0

ログラインからこれは絶対に面白いと思っていたけど予想以上…シンプルに面白くて楽しいし、ブラックコメディとしてもう大満足の皮肉の量良さ!終わり方まで完璧!
配信スルー勿体無い大傑作!大好き!!

社会問
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パレード(2024年製作の映画)

2.2

キャスト100点、映像100点、世界観100点、主題歌100点、尺0点。
オチが素敵だったけどその素敵さが霞むくらい軽く足された感。扱ってるテーマやメッセージはとても尊いものであるけれど、絶対に映画で
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.7

音楽とミュージカルシーンが素敵だった。
長い物語の要所要所を摘んでいる構成が、絶妙に感情移入しにくかった。それでも当時の男尊女卑の酷さの片鱗は十分感じた。そんな中でも、自己があるシャグやソフィアは観て
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.4

初スクリーンSMS &久々IMAX!!!!
迫力がすごい!映像めっちゃ綺麗だし音もめっちゃデカい!ほぼライブ会場ですね。
出だしのサイコキラーのギターイントロからもうずっと体がリズムを刻むことをやめら
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

人と人は分かり合えないけれど3回に1回くらいは助けられる。人生で人と関わる意味ってこの言葉に集約して、藤沢さんと山添くんの関係性が素敵でした。

生きている中で出会う様々な瞬間、日常が、16mmカメラ
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

4.7

めんどくさい人たちが、めんどくさい話をひたすらしてる恋愛映画なんて最高だよなってこと!最近こういう作品増えたよなって思いつつ、その作品にしかないオリジナリティがめっちゃ出ていて良かった〜
もう恋愛自体
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.3

嘘のような本当の話、ワイティティの信頼できるユーモアセンス、アメリカ領サモアのポリネシアンな風景。ただのスポ根モノで終わらない「BE HAPPY」な気持ちにさせる良作!
時も人も選ばずに軽い気持ちで見
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.4

マジ面白かった〜!

煽るキティとゲームストップ騒動に巻き込まれる富豪や市民の群像劇。株価が上っていくのとBuyかSellかの緊張感がずーっと続いていて惹き込まれるし、なにより自分も株を持っているかの
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.9

ヴァンパイアのモキュメンタリー。
ちゃんとストーリーがあって面白かった〜
もうワイティティのユーモアセンス爆発でちょー好き!街のオオカミ男たちと揉めるな笑

ジャンル分けがホラーになってるのは違うと思
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カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

4.0

作品を書き上げたら新しいメガネを買う、疲れた夜のバタバタバター丼、浜辺に落ちてる陶器のかけらを一つだけ持ち帰る。
角野栄子さん、絵本作家は天職のような、素晴らしい感性をお持ちの方でした。

魔女の宅急
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

親戚の家に預けられた寡黙な少女のひと夏の物語。これぞ映画でした。

初めてセリーヌシアマの作品を見た気持ちを思い出した。このシンプルな題材で、ここまで没入させて温かい気持ちにさせる監督の手腕に拍手喝采
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サイレントラブ(2024年製作の映画)

3.8

全体的に言葉が少なく、ガムランボールとピアノの音がスって入ってくる素敵な映画。

あるあるなラブコメになりがちだけど、そうはさせない監督?の手腕が良かった。映画になってるセリフ、映像、音楽、満足度高い
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

お洒落クラシック中年恋愛映画でした。
想像以上にラブコメで、でもそう感じさせない"戦争"と"貧困"の存在。おそらく2020年代のヘルシンキが舞台なのに70年代みたいな設定は現実?フィクション?

捨て
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

5.0

面白いとか良かったとか素晴らしいとか、映画を褒める言葉は数あれど、もうシンプルに大好きな映画でした!
会話してるシーンが好き、映像の作り方も好き。

親子なんて呼ばれる血のつながった2人の人間の話で、
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