毬栗絨毯さんの映画レビュー・感想・評価

毬栗絨毯

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悪の教典(2012年製作の映画)

3.5

表は人気教師、裏は折り紙つきのサイコパス。
着々と生徒に迫る魔の手、その恐怖を体現し切った伊藤英明の手腕に衝撃。
邦画史に残る生粋のサイコパスは鳥肌モノ。
紳士的で愛嬌のある伊藤英明とのギャップが凄ま
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

序盤からノリノリになれる傑作ファンムービー!
ゲームbgmのアレンジや細かい小ネタ、マリオの映像化としてこれ以上ない出来映え!
ストーリーに特筆すべき点こそないものの、マリオを一度でもやったことあるな
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

青春真っ只中の少女、人間臭くてちょっぴり情けない親父、不穏で危なかっしい青年。
座間市連続殺人事件を彷彿とさせる犯人と手口。一方で少女と親父は互いを想って行動を起こし、運命を変えていく。
生と死をテー
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聖なる嘘つき/その名はジェイコブ(1999年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

バンド隊を目に収めんとするかの如く目を見開いて涙を流すリーナ。
本当に良い終わり方。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

かなりの伊坂幸太郎ファンが今更視聴。
結果から言うとかなり楽しめた。
序盤から中盤にかけては原作へのリスペクトを申し訳程度に出しながら、映画としての改変を活かし、コミカルかつクールな描写をテンポよく入
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.0

あの世紀の駄作から駄作程度にまで持ち直したライアンジョンソンに敬意を表して星2

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

泥水啜りながらたどり着いたヘドロみたいな水溜まりの中、土砂降りの空を仰ぎ自由を噛み締めるシーン、苦難を乗り越えた先とは思えない景色だけど、あまりに綺麗すぎた。
旧友と再開するラストシーンはもっと綺麗だ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

なぜこんな映画を作ってしまったのだろうか?
旧三部作からどうにかひねろうとユニークな新キャラを生み出したエピソード7。
何者でもない女性主人公、ナイーブで常にイライラしている思春期小僧、名も無きトルー
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

高校生活におけるカーストが克明に描かれた作品。いつも皆の中心的存在で、人気者の「桐島」という柱を失った高校生活が瓦解していく様子が描かれる。
前述の通り今作は中高のスクールカーストや人間関係をこれでも
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.1

獲物のためなら場所を選ばず出現し、目的の為なら人殺しも厭わない。
暴力と不条理な信条で周りをねじ伏せ、彼が通る道を妨げることはできない。
「歩く災害」、アントンシガーが異常な執着でターゲットを追う。
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.3

言わずと知れたjホラーの金字塔「リング」の貞子と、同じく王道の人気を誇る「呪怨」の伽椰子。この2人を格を落とすことなく映画に昇華し、尚且つホラーとしての体裁を保たなければならない。
こんな無理難題を前
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カルト(2012年製作の映画)

3.5

ノロイ、オカルトと続く白石晃士監督三部作三作目。
モキュメンタリホラーとしてリアリティに徹した一作目ノロイ、フィクション味を足したエンタメ作品オカルト、そして今作カルトはまさにオカルトからノロイを引い
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

5.0

もはや魅力を語ることすら烏滸がましい、ディズニーピクサー、いや、アニメーション映画最高峰の作品

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

やはり山王戦は漫画史上最高峰のラストバトルだった…!そう再認識させられる映画でした。
原作と打って変わってある登場人物を主軸に、作中でのラスボスとなる山王工業高校との一戦を描いています。

まずこの映
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.9


「現実に起こったこと」を前提としたことが良くも悪くもリアリティに繋がった良作
全編において、往年の心霊番組を髣髴とさせるような胡散臭さと、触れてはならない禁忌が隣り合わせになっているような不穏かつ奇
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