わたがしさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

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 すんごい映画。単体で観てもすごいし続編としてもすごい。やっぱり映画の良し悪しは脚本じゃないなと思わされる
 ひたすら繰り出され続けるギャグ、役者のアドリブとかじゃなくて全部手間暇と予算が伴ってるのが
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グレムリン(1984年製作の映画)

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 めんどくさい映画オタクだから観てない映画のTシャツとかパーカーは絶対着たくなくて、でもグレムリンのパーカーはよく売ってるの見かけるし着たい、だからいつか観ないとな~と思いながらずっと観てなかった映画>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

5.0

 2時間弱ずっと幸せ。ゼメキスおなじみの練り飴ぐらいクドいサスペンス演出、CGジャンキー演出とアン・ハサウェイの人外所作&訛り芝居。王道な序盤からどんどんバグって狂ったオチに着地するシナリオも最高だし>>続きを読む

そこにいた男(2020年製作の映画)

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 意識してるのか偶然かわからんけど去年の歌舞伎町ホストめった刺し事件そっくりのシーンから始まる。あれ参考にしてるとしたら短編とは言え制作スピードすごすぎ
 主演の清瀬やえこ(初めて知った)のもんのすご
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

5.0

 前作からもう6年も経ってんの信じられないすよね。前作は単純に「ドラえもん」を3DCG化して誰もが知ってる名エピソードをリアルに湿っぽくやるって企画主旨自体にもう賛成派で、実際いい映画だったと思う。で>>続きを読む

血染の代紋(1970年製作の映画)

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 90分弱とは思えんほどに枝分かれするエピソード数、ドラマ数、頭と感情がごちゃごちゃになりながら最後まで観た。実録ヤクザじゃない上品な菅原文太もまた良い。そして県警対組織暴力に通ずる後味の悪さにテンシ>>続きを読む

白昼の無頼漢(1961年製作の映画)

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 深作映画なのにカメラが手持ちじゃない!!でも斜め構図とかカット割りのリズム感とか既に片鱗を感じる。話もベースは資金源強奪、暴走パニック大激突、いつかギラギラする日とかと同じ「成立しないチームワーク映>>続きを読む

人斬り与太 狂犬三兄弟(1972年製作の映画)

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 面白すぎて震えた。狂ったような熱量の演出&狂ったような熱量の芝居、登場人物全員始終怒鳴り倒して、カメラが始終180度ギュンギュン回転して、倫理もクソも何もなく延々と胸糞シーンが続いて、でも最後はやっ>>続きを読む

老ナルキソス(2017年製作の映画)

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 20分でいっぺんにいろんなテーマぶつけられてテーマの交通渋滞が起きた。国内外いろんな賞獲る自主映画ってこんな感じなんすね

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

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 牧瀬里穂の身体性がすごすぎる。映画のヒロインってこういうことなんだよなとしみじみ思う。「死んだ主人公が他の誰よりも生きている」って状況がストーリーとリンクしてエモすぎる。セーラー服の薬師丸ひろ子もだ>>続きを読む

コブラ(1986年製作の映画)

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 コマンドーの勢いで観たけどこっちも良い映画だった。「なぜ主人公はこんなにもかっこよくて強いのか?なぜならスタローンだから」に尽きる。でもコマンドーよりかはちゃんとジャンル映画をやろうとしてる雰囲気も>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

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 久しぶりにこういう映画を観た。アクション映画好きの高校生が夏休みに家に籠って書いたような純真無垢な脚本。シュワちゃん演じる役柄がキャラクターとか性格とか以前に「めちゃくちゃ強い人」でしかないのがおも>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

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 これが本当の意味での真の「アイドル映画」なんだなあと思った。ずっと動き回る薬師丸ひろ子をじんわりエロく撮り続ける超技巧カメラ、そんで「ずっとヤクザに囲まれてる女子高校生」という状況がもう既に背徳的な>>続きを読む

火花(2017年製作の映画)

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 ムキムキに芝居上手い菅田将暉とムキムキに芝居上手い桐谷健太、この二人の会話の言葉を放つ時のテンポ感、間の取り方、あまりに「映画芝居」で始終ずっと痺れる。実際の芸人が観てリアルに思うかどうかはわからん>>続きを読む

実録外伝 大阪電撃作戦(1976年製作の映画)

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 東映70年代映画、いつ帰ってきても「おかえり」って言ってくれる実家の安心感がある。正しいとか間違ってるとか倫理がどうのとか以前に「こういう人たちだって必死に生きている」様をありありと魅せられる2時間>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

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 全ショット巧妙でスリリングでサスペンスまみれで、何から手を付けてどうロケハンしてどう考えたらこの空気感作れるんだっていう。細かい美術まで汚く作り込んでるのかマジで汚いのかわからなくなる感じ。映画を観>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

5.0

 スラムポリスからリミスリ、チワワちゃんとクラブに拘り続けてきた二宮健による正真正銘のクラブエンタメ映画。ちゃんと作家としてやりたいこと死守しながらこんなSNSとかでバンバン宣伝打たれるようなワーナー>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

5.0

 ワンショットワンショットがいちいち芳醇で、画の持つ意味とか全部を汲み取ろうとすると情報量多すぎて頭痛くなる。そんでもって名優たちの超繊細リアル気迫芝居合戦。どこまでも金のかかった美術&オープンセット>>続きを読む

こちら放送室よりトム少佐へ(2020年製作の映画)

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 U-NEXTで観たけど10分間ずっと泣いてたと思う。インターネットがなければスマホもない時代にラジオの肉声で心繋がる美しさ。捻りも意外性も何もないけど、そんなもん何ひとつなくたっていい作品には感動す>>続きを読む

性春まみれ(2020年製作の映画)

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 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020にて。あまりにも面白くて上映2回ともしっかり全編食い入るように観てた
 男なら一度は通る切実な話をどこまでもバカバカしく、どこまでも気持ち悪く、どこまでも
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STOP(2017年製作の映画)

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 クオリティ云々よりも、この制作体制でガッっと日本に乗り込んでガッっとこのストーリー撮る凄みみたいなものをひたすら感じる。原発事故からそんな年数も経ってないし、まだまだ謎に包まれている事情とか憶測だけ>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

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 劇場で観て以来の再鑑賞。2010年ってのは個人的にめちゃ重要な年で、アバターで完全に映画好きになって「俺も映画撮りたい」ってなった年。このあたりからアリスやら何やらの3D超大作がガンガン公開され、C>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

in IMAXレーザーGT
 インターステラ―のリバイバルに続いてこっちも1.43:1スクリーンでちゃんと拝ませて頂きました。台詞を掻き消すウルトラ重低音サウンド、ガンガン動き回る70ミリフィルムカメ
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死霊のはらわた(2013年製作の映画)

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 劇場公開時、大雨の中ビショビショになりながら観に行って、固唾を呑みながらスクリーンに釘付けになってた記憶がある。それ以来の再鑑賞。懐かしいね
 禍々しい色の画面の中でもうお腹いっぱいになるぐらい多種
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八仙飯店之人肉饅頭(1993年製作の映画)

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 どんどん人がぶち殺されてバラバラにされてくし、メインの殺しのシーン以外でも隙あらば暴力!!残酷!!みたいな徹底した暴力映画、しかも実話ベースという大変恐ろしい映画のはずなんだけど、丁寧に動くカメラワ>>続きを読む

着信アリ(2004年製作の映画)

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 体裁はめちゃ商業映画なのに所々でVシネ感ミチミチに出してきたりアヴァンギャルド謎演出が発生したりするのが安心する。三池崇史の映画は実家
 実体のない霊の描き方が序盤から「透明!!!!」ってだけでめち
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

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 咀嚼できない量のサスペンス演出が延々繰り出され、あまりにサスペンスフルすぎて逆に興味なくなってくるという感覚に陥るすごい映画。空間、小道具、使えるもん片っ端から全部フル活用してとにかくサスペンス!!>>続きを読む

呪怨(2002年製作の映画)

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 今のこのタイミングで観たら2000年代初期感むんむんでダサいな~みたいな瞬間も多いんだけど、音演出でとにかく煽る感じとかモロ実在感バリバリの霊とか当時はめちゃ新しかったんだろうか。傑作なのはわかるけ>>続きを読む

泣く男(2014年製作の映画)

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 話がごちゃってるけどひたすら編集のリズムがスマートで観入ってしまう。ガチャガチャギューンみたいなテンポで、かつストーリーテリングになってる編集、自分もマスターしないといけませんね
 アクションもちゃ
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

in IMAXレーザーGT
 インセプションはほぼ記憶になくて、ダンケルクはオールタイムワーストってぐらい無理で、ダークナイトもひたすら「やっぱ1.43:1画面はいいな!!」以上の何かはなかったんだけ
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

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「犯人は誰だ!?」って筋だけでこんだけ面白くできる脚本がすごすぎ。警察の役目とは何ぞや、マスコミの役目とは何ぞや、集団とは、個人とは、正義とは、悪とは何ぞや……最後の締め方も実際の出来事の映画化として>>続きを読む

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

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 内容的にあんまりホラーじゃないのに残酷描写がいちいちゴリゴリのジャンルホラーとタメ張ってる感じが最高に好き。こういうジャンル分類不能映画、もっと日本でもたくさん作られてほしいもんですよね
 描写もだ
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チェイサー(2008年製作の映画)

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 最悪な偶然に最悪な偶然が重なって、それがまた更に最悪な偶然を呼び……という逆ご都合主義というか、あまりに全てがたまたま悪い方向に進むもんだから逆にフィクションじみてるという。事件をどこまで脚色してん>>続きを読む

ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

5.0

 コメディ描写がホラーじみてたりホラー描写がコメディじみてたりするあたり、コメディ映画としてあまりに良質だし、「スマホが暴走して内向きなオタクが恋して人生見直して……」って粗筋以上の魅力的な何かはない>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

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 開始15分でクライマックスばりの感情の極限が描かれるエグすぎる掴み、そっからずっと絶え間なくサスペンス、どこまでもバイオレンス、挟み込まれるアクション&コメディ、こんなカロリー高い映画を久しぶりに観>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

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 仁義がどうのこうの平行線の話をずっとやってるだけなのに2時間ずっと面白い。スパッスパッって魅せたい芝居とディティールだけ無駄なく積まれてく感じ。まだまだ武映画の真髄とかわかるほど観てないけど、ほんと>>続きを読む