分裂症的な描写に時代の空気を感じる
少数者による独占という主題はウォール・ストリート占拠がよぎる
ラストに国旗が出てきてあーとなる
ルノワール初見がこの作品なことってあるのか
亡命先のハリウッドで撮ったとのことだが、古典物語形式をばっちりで、そこから横溢するような光り輝くショットの美しさや、同性愛的な描写とかもあって、流石だなと感>>続きを読む
ドチャクソおもしろい
まさしく酔っ払って考えたような映画
やはりメリエスのコメディはたまらん
居住空間の方に人が躾けられるという点で、ベンヤミンのいうモダニティ(経験と貧困)の状況に近いのかも?
メリエスもまた現代生活を描いたのかな
オチがなんとなく予想ついてもおもしろい
ゆっくり実況みたいな生首に空気を注入すると、、
ポストコロニアル的な読みが発生しそうな予感
蒸気とかスチームパンク的な感じ
当時でも砲弾のようなものを飛ばすという発想はあった
キノコは確かに宇宙っぽい
月の顔が後期マイケルジャクソンに似てる
このレビューはネタバレを含みます
劇場版の内容は大抵本筋に関わらないという約束事を逆手にとって驚かしてきた
とてつもなく推進力のある語り口で、怒涛の展開、推理シーンとか、もはや答え見ながら問題解いてる時のペースだった
これは推理ものと>>続きを読む
駅馬車でもそうだったと思うけど、上から見下ろすアパッチたちの構図多いね
ラストの二重写しとかみると愛国心たっぷりに感じられるが、アパッチたちがこれでもかと米兵をウィンチェスターで撃つシーンに、ミラーリ>>続きを読む
ストローブ=ユイレみたいに、画面があんまり動かないので少し退屈だと感じてしまい申し訳ない
回想シーンとか老後のシーンで、画面が少し光溢れるというか、ふわふわするのは面白かった
蝋燭がお好きで
鏡のシー>>続きを読む
ドライヤー以降映画に奇蹟は存在しないと聞き、見る
ところどころ家父長制とかが鼻につくのがドライヤーだけど、でも泣きそうになってしまう
インガーの顔にライト当てて神秘的にしてるのはオフィーリアの絵画然り>>続きを読む
溢れ出る市民ケーンぽさ
画面の深さは全然負けてないような気がする
謎の巨大頭部像がすき
にしてもドライヤーの映画は表情言語がすのいね
あんだけ心に伝わってくる顔はない
ラストの伏線回収?もすごくよかっ>>続きを読む
コメディなのかはわからないけど、タンスに隠れるシーンはコミカルだなとは思う
そこまで家父長制を揺るがすほどの作品でもないと言ったら簡単になってしまう気がする
やはり室内ショットより外に出て撮ったやつの>>続きを読む
じわりじわりとトラッキングするキャメラがまさしく死の運命であり死神のようだった
ほんとに顔のクロースアップが大得意な作家だと思う
ラストの森のシーンはほんとにおおっとなる
半透明にしたり、吸血鬼の顔を>>続きを読む
聖トマスの話が出てきたり、ウィジャボードとか、魂の抜け殻とか意志を借りるとか色々霊魂論的な内容が多いのかな
リルケとかフロイトの黒歴史コカインにも言及されてるのもおもしろい
これほどまでに風が気持ちよ>>続きを読む
ノマド的な生き方をするにしろ、誰かと関わりを持っていいよね
あんまりこう、高い理想への修行とか鍛錬よりも、助け合っていく感じの方がいいと思う
しかし、やはり移動するから地域コミュニティみたいなつながり>>続きを読む
『エデンより彼方に』がダグラスサークへの再解釈だったら、これは『理由なき反抗』に対するそれに見える
車で学校に乗りつけるとことか人気者っぽいやつのヒロイン取るとか、ナイフとか典型的アメリカ郊外住宅とか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
菊千代があの旗をおったてるシーンで、早坂文雄が洋楽器使ってたのが気になった
なんとも軍隊のラッパぽさを感じてしまう
竹槍持ってみんなで戦うぞってのも本土決戦ぽいなあて
あそこに出てくる農民に国民性の嫌>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
倉庫内を撮る時の構図がすき
見ているだけでむせそうな血の海と、プラトンの師弟愛みたいなホワイトとオレンジの関係がなんかエロティック
ラストあたりの三つ巴のシーンは緊張感もすごいし、ことが終わった後の間>>続きを読む
撮ることへの反省性があるように見えた
shootとも呼ぶし、大島渚も撮ることの暴力性を言ってて有名だけど、葬式の様子を撮るシーンの一方的に写しとるカメラのみっともなさとか、車窓とか髭剃りのシーンのメガ>>続きを読む
ニコラスレイ、リュミエール、ホークスなどなど映画好き要素がたっぷりあった
見ているこちら側が映画史に関するテストを受けさせられているかのようで、コメントすることにびびってしまう
ベッドの脇にある暖色系>>続きを読む
決まった構図の反復
われわれの時代感覚、終わりなき日常みたいな同型ショットの反復、シミュラクール
決して登られることのない階段
光の芸術には必ず影も伴うのかな
ポルトガル文化に詳しい方がより文脈とか理>>続きを読む
車とかバイクの音で親が帰ってきたのわかる瞬間あるよねと
『aftersun』とも似た内容だけど、亡骸を写すかどうかが違った気がする、一歩間違えるのリヴェットに卑劣と言われそうなショットだったかも
やは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
大叔父さんの肖像写真がめちゃくちゃニーチェだった(晩年もそっくり)
後継者の問題とか、世界の創造とかちらほら作家について意識させられるとこもあったし、よく言われてる過去作からの援用みたいなものも感じ>>続きを読む
最初の曲が一番好みかも
室内ショット多めで世界から閉じられてる感がちょっとだった、、
ちょくちょく入る波打ち際のショットとか、森を背景に曲流すショットみたいなのかがたくさん欲しかった
画面の中に溢れる幾何学的図形とか、構図がもう好み
画面の中にいかに四角形をたくさん入れるかというところ(タブロー=スクリーン反復)が心地よい
政治的歴史的コンテクストも深く流れ込んでるし、光もすごい>>続きを読む
自然の雄大さや魅力と、恐ろしさの両方を味わえる
ロングショットの構図が絵画的なまでに美しい
でも人々との対話の中で、自然がもたらした傷の跡が垣間見られる
ショットの切れ目の音、
運転するショットに配置>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
平面でしかないスクリーン(2次元)に奥行き(次元)を持たせるという点では映画も次元操作の領域にあるのかもしれない
そう考えるとあのシーンはパラレルな感じがしていいね
にしても『2001年宇宙の旅』しか>>続きを読む
過去作のノスタルジア回収はいいけど、やりすぎるとマンネリに感じる
ディラフォサウルスにやられるんじゃなくてもっと派手にして欲しかった
虫出てくるんだったらメガネウラとかいてよかったような
環境保護、動>>続きを読む
高速道路とかトンネルの、一定間隔で照明が過ぎるショットは、映画的モチーフの参照ではないかと
コスモス的な秩序、〈法〉を越えた先の享楽に近づきすぎると破滅しちゃうので、ほどほどに
理解の及ばない他者とも>>続きを読む
スローモーションとか、空間の単一性よりも構図の美学的設計を優先してるとこも、
また金沢でしかも人形の久月が協力してておおとなる
ホークスの西部劇三部作みたいに、記号論的に要素を組み換えて作ってる予感が>>続きを読む