かじやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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雨にゆれる女(2015年製作の映画)

2.8

青木崇高の存在感ありありで、小さなエピソードを紡いでいて、これは観せてくれるのかなと思いきや、後半は韓国ドラマをダイジェストで観ているような感じになっていて、もったいなかった。タイトル通り、ウエットな>>続きを読む

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.1

内容の割に2時間超えは尺が長いかな。途中でダレ場があって眠気と戦った。ちょっと子供だましだったかな。ゾードンの召使いアンドロイドがウルトラQのカネゴンのようだった。Bootstrapsの「Stand >>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.1

もともとハートフルな動物モノに涙腺が緩いのだが、これにも泣けた。犬のリプレイものときたもんだ。オムニバスではあるが、うまく話が繋がっている。劇中にかかるBee Gees「愛はきらめきの中に」がいい。改>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

カバにも見える、犬顔したスーパーピッグのオクジャが憎めない。あのキャラクターと韓国での里親の女の子、ミジャとの触れ合いで、視聴者の心を鷲掴み。前半のほのぼの路線から、後半は遺伝子組換、食糧問題、動物愛>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.0

韓国版オリジナルを、数年前に観ていて本作を観た。よって大筋はわかってはいるものの、どう調理されたのかワクワクしながら堪能。「藁の盾」ばりに憎たらしいほどの悪人ぶりの藤原竜也はさすが。「悪の教典」で悪役>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.6

カンバーバッチがアクションでこんなに働くとはね。名外科医ストレンジっていう役柄設定もいい。冒頭のランボルギーニ・ウラカンがカッケーけど、魔術やタイムループの引き起こす描写は他で色々観ているので、新鮮味>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

最後まで一気に見せてくれて、なかなか面白い。パンドラの箱を開けちゃった感じかな。ヒトデ型の生命体にどこまでの知性があるのかは未知数だけれど、人類の知識なんぞで推し量るのは危険極まりないってことだな。真>>続きを読む

モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

2.9

音楽にMax Richterが加わっていたから観たのだが、中途半端なAIモノかな。何故にスーパーガールだからといって格闘技や殺人技、銃の操作や車のドリフト運転まで出来るのか不思議。危機管理コンサル役の>>続きを読む

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.5

動きが機敏で、ストーリー展開も速く、スカッとする。ヴィン・ディーゼルが山をスキーで滑降、スケボーで急坂を激走、オフロードバイクで波のチューブをくぐるに至っては、もう笑うしかない。「ジョン・ウィック2」>>続きを読む

ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.3

比較的静かなゾンビ映画。終始、物寂しい曲が流れていて、途中寝そうになったくらい。ロンドンを模した、近未来的で、廃れた街はどこの廃虚なんだろう。最後は少し希望を残した。まさしくパンドラの箱だ。「釜山行き>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.7

ホラーともサスペンスとも言える本作。音楽も、舞台となったスイス風の景色も美しい。主役のロックハート役のデイン・デハーンがいい働きをしていて、あれはあれでラストもいいかな。彼は若き日のディカプリオを彷彿>>続きを読む

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

3.4

死後の世界が証明され、自殺者が400万人を超える世の話。死後の世界とパラレルワールドが絡み合っていた。でも「秘密 The Top Secret」なんかを観てると、脳の記憶は書き換えられちゃうからなー。>>続きを読む

風に濡れた女(2016年製作の映画)

3.2

世捨て人、高介役の永岡佑が普通にうまい。黒髪の小悪魔、汐里役の間宮夕貴もエロさ爆発。弾ける若さがいい。あばら屋でのゴムボートを用いたベッドはなかなか秀逸。全体的に自主映画を思い出した。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.9

終始物悲しく、痛々しい映画だった。ローガン役のヒュー・ジャックマンが老体に鞭を打ち、ボケ始めた寝たきり老人のプロフェッサーXが最後の力を振り絞る。X-MENも世代交代の時期がきたね。ローラ役の新人、ダ>>続きを読む

続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.8

鉄板のオムニバス。喪服姿の河井青葉がしっぽり。若い頃の范文雀に似てる。関西弁の谷村美月や蕎麦屋のダメ息子役の池松壮亮がいい。卓球女子役の小島聖の喫煙姿が堂に入ってたけど笑顔がいいね。何気ない会話のフレ>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5

ハリポタのダニエル・ラドクリフがオナラをする死体を演じてていいのか(笑)ドラえもんの「おならロケット」を地で行ってて噴飯もの。その他にも人間ポンプだったり、人間薪割りや人間ライターだったり、タイトル通>>続きを読む

ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

2.9

ストーリーもちょいと無理があるが、ステージ4bのすい臓癌末期の役なら織田裕二はもっと痩せなきゃ。元々顔色や唇の色は悪いのでよいのだけれど。吉田羊の笑顔や泣き顔、喜怒哀楽がいいね。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.0

分類は怪獣もの、ロボもの、コメディもの。何気に韓国人が大勢死んじゃうし、ソウルの街が破壊されちまう。相変わらず、アン・ハサウェイの目と口が大きい。日本語の布団が「Futon」と普通に呼ばれていて驚いた>>続きを読む

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

2.6

ながら観ができる、ユルーイ感じ。可もなく不可もなく。松田龍平も真木よう子も、あまり演技に魂が入ってなさげ。ユキオ少年でもっている作品。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.4

ジョン・ウィック第2章。ジョン役のキアヌ・リーブスは年齢の割にアクションも冴えていた。やはりこうでないとね。「ノック・ノック」では残念な人だった。ジョンの二代目の愛犬がお利口さんだ。壊れたマスタングが>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

日本のアニメはスゴいね。実写以上に心に響くことが多過ぎるわ。心のひだ、人生の機微、ヒトの痛い所まで抉ってくる。ただ、小学生の頃の青い思い出を高校生まで引きずっているのも、何かなーとも思ったが。人は変わ>>続きを読む

時をかける少女(2010年製作の映画)

3.3

大昔に原田知世のを観ていて、アニメ版のも観て、これを観た。なるほど、単純なリメイクではなく、そういうアレンジにしたんだね。見せる所は見せてくれた。ともあれ、石橋杏奈が清楚で可愛い過ぎる。松下優也の劇中>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.6

「ジェーン・ドウ(身元不明死体)」と聞くと、どうしてもロス疑惑を思い出してしまう。解剖シーンが多くてかなりグロいが、解剖される女優さんが綺麗なので救われた。なるほど、レビ記に絡めてきたか。解剖の部分は>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.3

青臭いのだけれども、最後に佐藤健と二階堂ふみが互いの検索履歴から本音のぶつかり合いに発展し、そのまま畳み掛けていった所は面白かった。しかし、先輩役の山田孝之が理系には見えなかったかな。エンディングの中>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.1

解離性同一性障害(DID)役のジェームズ・マカヴォイが怖いくらいはまっていて、20数種、男、女、子供、ビーストなどを演じ分けていた。ただ、体まで鋼のようになるってか。シャマラン監督ったら、また自らも出>>続きを読む

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.7

起亜自動車のセールスマン役のハ・ジョンウが、冒頭5分でトンネルの崩落事故に巻き込まれる。レスキュー隊長のオ・ダルスもふだんと違いおちゃらけていない。手抜き工事であったり、事故を政治利用したり、加熱報道>>続きを読む

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

3.5

今よりも同性愛者に対する偏見が強かった時代、オカマバーの元ママ(田中泯)が開いたオカマの施設での話。ブレイク前の西島秀俊も出てきたが、オダギリジョーの方がより魅力的。柴咲コウのコスプレが観られたが、バ>>続きを読む

ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.0

全怖さが伝わってこないなぁ。ないとは思うが「らせん」「ループ」はリメイクしないで欲しい。冒頭の飛行機の中でのシーンは、これから起きるであろうコワい物語を予兆させそうだったのに。

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.4

昼は遊園地係員、夜はホステス役の蒼井優の壊れた演技が素晴らしい。前知識なく観たので、タイトルや作業着姿から、最初は刑務所かと思ったが大工の学校だった。オダギリジョーを含め、出てくる男たちはダメなヤツだ>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.5

大昔、原田知世版の角川映画の同作を観ていたが、本アニメ版もなかなか切なかったな。マッドハウスが仕上げを担当していた。真琴役の仲里依紗はコノあと実写版にも出たんだね。

ジャッカル(1997年製作の映画)

3.3

何度目かの鑑賞。ブルース・ウィリス演じるジャッカルが、違法入国して、変装して、リモートマシンガン作って、ことに及ぶのはいいのだが、あれだけの腕があって、報酬ももらっている身として、もっとスマートな方法>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

米軍衛生兵デスモンド・ドスの実話に基づく話。日米双方とも、まさに死屍累累と呼ぶに相応しい激戦で、これでもか、と銃撃戦が続く。結構、日本兵が悪く描かれているし、洞窟内での腹切り、介添えの場面もいらんと思>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.6

西川作品だけあり、台詞がいい。本木雅弘演じる幸夫の、感情剥き出しのフレーズに頷く場面もあった。ラストの方に、手嶌葵の「オンブラ・マイ・フ」が効果的に流れる。幸夫の言う「頼むから、自分の幸せの尺度だけで>>続きを読む

デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.1

Lの後継者があまり頭脳使ってない。最大6冊まで効力あるってのが、新しい発想で面白い。それならそれで、もっと複雑化させられただろうし、推理力を働かせる方法もあったろう、と思う。あるであろう次回作に期待を>>続きを読む

ひそひそ星(2015年製作の映画)

2.6

掘っ建て小屋風の宇宙船で、宅配便を配るアンドロイドが神楽坂恵演じる鈴木洋子。配る先々で、ひそひそ話すのが耳に残る。途中、洋子が自転車で、マネキンが立つ道に出て来る所の撮影風景は、映画「園子温という生き>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

エマ・ワトソンのベルがハマり役。歌の方も猛練習お蔭で上手い。これでは「ラ・ラ・ランド」の方は辞退するかね。ポット夫人のポットの顔が、中国人形みたいだった。劇中の歌を聴いていると、昔に観たディズニーアニ>>続きを読む