かじやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.4

珍しい脊髄の癌、生存率50%というシリアスな中にジョークも取り入れており、割と静かな映画だった。自分も、癌で親族や友人知己を亡くしているので、癌の発覚、闘病の辛さ、心身の衰弱などは追体験のように観られ>>続きを読む

ARQ 時の牢獄(2016年製作の映画)

3.7

のっけから『オール・ユー・ニード・イズ・キル』な展開にニヤリ。スピード感、スリル感がいい。製作費もあまりかかってないだろう。タイムループのマシンが古臭過ぎて、何か内燃機関のよう。ループを重ねる毎に、記>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

2.7

原作は知らずに、別れた女房役の森口瑤子ファンなので観てしまった。旧人類のキュリオと新人類のノックスの話。ノックスは太陽光線を浴びると死んでしまうが、いい生活ができるらしい。「愛の渦」で初めて門脇麦を観>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

内容は知らずに鑑賞。途中ダレ場もあり、少し尺が長い気もしたが、なかなか楽しめた。中央と地方の対比や福島の原発事故など、暗に現代を風刺しているようにも取れる。猿之助演じる吉宗に「磐城の土を政で汚してはな>>続きを読む

インタープラネット(2016年製作の映画)

2.1

このイマイチ感は何なのか。新しさもなく、既視感があるストーリー。あんな惑星に住まうくらいの技術がある割には機器類が古ぼけ過ぎでしょ。リーフ君は賢いけれども、声優の声そのままだしね。

赤々煉恋(2013年製作の映画)

2.5

母親役だが、久々に秋本奈緒美を観た気がする。体育大に在籍しているだけあって、健康的な土屋太鳳が見られた。2時間ドラマって感じかな。

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.3

テレビシリーズを観てきての感想は、テレビの13作を枝葉を落として、部分的に変えた感じ。田中あすか先輩ファンとしては、次シリーズに期待。

エンバース(原題)(2015年製作の映画)

2.1

監督の作風なのか静かな映画。近未来、某国、病原菌が原因なのか、人は記憶が衰え、自分の名前すらわからなくなる。食糧も少なく、というか、作ろう、捕ろうというのを忘れているのだろう。そんな中で、互いを忘れた>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

あんなに直ぐに感染して症状が出ないだろうとツッコミ所はあるのだが、パンデミックなパニックものの映画としては楽しめたし、韓国の高速鉄道KTXが堪能出来た。7割くらいはKTXの車中だったかな。コン・ユがい>>続きを読む

われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.5

渋谷ユーロライブでの試写会にて。英国の大学教授と弁護士の妻が、ロシアンマフィアから足を洗おうとする男とその家族に絡むことになり、そこへMI-6や議員が絡んできて、と。細かい所はさておき、面白かった。乗>>続きを読む

追憶の森(2015年製作の映画)

3.2

富士の樹海を舞台にした、蘇りのお話。同じ青木が原を舞台にしたジェイソン・ザダ監督の「JUKAI」よりは地に足がついていたかな。しかし、あんなにポンポンと死体に出会さないだろうに、と思った。世界自然遺産>>続きを読む

女が眠る時(2016年製作の映画)

3.2

自分は好きな方だが、好き嫌いが別れそうな作品。ストーリーは少しひねりが足りないかな。賞を取り、二作だけ世に出したが、次作が書けなくなった作家(西島)は、妻が仕組んだヤラセなのか、単なる作家の幻覚・幻影>>続きを読む

だれかの木琴(2016年製作の映画)

3.0

千葉県流山市が撮影場所になっているようなので、観てみた。前知識なく観たが、小夜子役の常盤貴子のストーカー行為もエスカレートするわけでもなく、メール好きで、人に勘違いされやすい主婦の憂鬱ってところか。絡>>続きを読む

シェル・コレクター(2015年製作の映画)

2.6

リリーフランキー演じる盲目の貝殻収集家はなかなか良かったが、ストーリーが今一つ。貝毒で復活した巫女役の橋本愛も元の才能を取り戻した画家役の寺島しのぶも何か冴えない。90分足らずの尺で、あのストーリーで>>続きを読む

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.0

赤いドレスの金魚の赤子(二階堂ふみ)よりも、白い着物の幽霊の百合子(真木よう子)の方が妖艶だったかな。室生犀星役なら、大杉漣よりももっと色気のある御仁はいなかったのか。高良健吾の芥川は似合ってたかな。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

前知識を入れずに観た。最初は入替わりのおちゃらけものかと思いきや、なんのなんの、素晴らしい展開で感動した。「秒速-」「言の葉-」「星を追う-」など、自身の作品をうまくオマージュしていて、よかった。婆さ>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.3

家族をナチスに殺されたユダヤ人の爺さんが、痴呆症の老人ゼブ(クリストファー・プラマー)を巧妙に使って復讐を遂げる話。なかなかうまいストーリー展開だ。94分を飽きさせない。

ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

3.7

映画「すべて彼女のために/ラスト3ディズ」のヴァンサン・ランドン主演なので鑑賞。ランドン演じるトグルドーは、障害児を抱え、住宅ローンがあり、失業し、職業訓練受けるもそれが活かされず、再就職は店舗の監視>>続きを読む

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.9

ジョセフ・ゴードン=リヴィット演ずるフランス人の綱渡り師フィリップがWTCのビル間を綱渡りする実話に基づく。ワイヤーの上で寝たり、座って下を見るなど、高所恐怖症の人は観れないかな。911で崩れたWTC>>続きを読む

ジューン(2015年製作の映画)

3.0

とあるカルト宗教で、生後間もない娘ジューンを神に捧げる儀式で事件が起きた。生き延びたジューンは成長するも、エアという見えない友達が見え、怒ると不思議な力を発揮し、再び宗教側から狙われる。ジューン役のケ>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

4.1

終戦記念日に視聴。塚本監督自ら渾身の演技。死屍累々とはこういうことをいうのだろう。87分少々の尺であったが、濃厚な内容だった。リリー・フランキーには悪役が似合う。我々日本人は飽食の社会に生きているが、>>続きを読む

テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

2.6

荒唐無稽だし、突っ込み処も満載。ゴキブリの進化形は筋骨隆々で強過ぎだが、人間の形でなくていいでしょ。篠田麻里子が可愛いかったな。

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.8

ワームホールという仕掛けで、米国の爆撃弾を制御できるハッカーの隠れ家を知っているCIAエージェントが殺され、CIAは彼の脳の一部をケヴィン・コスナー演じる凶悪な犯罪者の脳に移植して、ハッカーを探そうと>>続きを読む

十字架(2015年製作の映画)

3.3

子供達のイジメは陰湿で執拗でエスカレートする。同じ中学生役として、木村文乃の可愛さの反面、小出恵介には厳しかったかな。富田靖子も母親役が似合うようになってきた。原作を読んでいないが、じわじわくる贖罪っ>>続きを読む

セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

3.1

目高組組長星泉役の橋本環奈、いまいちかと思ったが、割とハスキーボイスで、後半はなりきれてたかな。長谷川博己や武田鉄矢はいい役持っていくね。

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

3.5

韓国の田舎町の老夫婦の愛の物語。黄色やピンク、水色の韓服の美しさに感動。しかし、老人はよく食べる。爺さんの、ぜーぜー言うのが、とても苦しそうだった。

家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.5

「東京家族」は観ている上で視た。随所にクスリとくる箇所があったが、老夫婦の離婚の話を巡るドタバタ劇。蒼井優ちゃんがいつになく可愛い一方、中嶋朋子の老けぶりには驚いた。鶴瓶が医者役をやると、ニセ医者、や>>続きを読む

僕だけがいない街(2016年製作の映画)

3.5

コミックも読破し、アニメ版も視た上で視聴したので、自ずと足りない部分を補っていたのかも知れないけれども、2時間の尺の中ではよくできていた。有村架純も鈴木梨央も可愛いかった。石田ゆり子ファンとしては若作>>続きを読む

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

2.7

期待度を上げていただけに、痴話騒ぎの懺悔コーナーとなり残念。スカイプやチャット、メールを駆使していて、発想はいいのだけれどもね。相変わらず、製作費はほとんどかかってないなぁ。

猫なんかよんでもこない。(2016年製作の映画)

2.8

風間俊介の演技が少し鼻についた。猫ちゃんは掛け値なくかわいい。

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.5

78分と短い。サーフィン中に鮫に襲われた、ブレイク・ライブリー演じる女医の卵のサバイバル劇。小岩やブイにたどり着き、噛まれた傷を縫い、岸まで数百メートルの脱出なのに幾度も鮫に阻まれる。闘いの結果やいか>>続きを読む

ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.1

小泉今日子演じる未来子の存在感、大人の色気がいい。が、ボマー(爆弾製造者)には見えないな。チョイ役だが、きたろう演じる文具店のオヤジがいい。二階堂ふみ演じる果子や姪っ子が何度となく言う「つまらない」と>>続きを読む

ロスト・エモーション(2015年製作の映画)

3.9

静かに時の流れる映画。感情を抑制された近未来、互いに感情、やがて愛情に目覚めていく、サイラス(ニコラス・ホルト)とニーア(クリステン・スチュワート)、二人の将来やいかに。会話よりも、表情や体の動きで見>>続きを読む

人生の約束(2016年製作の映画)

3.2

どこかで見聞きしたようなお話。社長秘書役の優香が頑張っていたのと、M&A会社社長を演じる竹野内豊の友人で、元共同経営者の娘役の高橋ひかるがかわいかった。富山の曳山は見応えがある。富山出身の、立川志の輔>>続きを読む

KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年製作の映画)

3.5

アパホテルの無料映画で視聴。久し振りに3時間の大作を観た。永瀬正敏や大沢たかおはいい役を持って行くね。ただ、大沢の役は必要だったのか疑問だが。実話に基くとは驚き。台湾に親日家が多いわけだね。甲子園のシ>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.7

今年初に亡くなった、ハリポタのスネイプ役で有名なアラン・リックマンが大佐役で登場。ドローンやそれを操作する米基地は「ドローンオブウォー」と全く同じ。本作には、小鳥やカブト虫型のミニドローンまで登場する>>続きを読む