かじやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ナイト・ウォッチャー(2020年製作の映画)

3.1

アナ・デ・アルマス出演作品で辿り着いた。ホテルのナイトクラークとして働くアスペの青年が、ホテルの寝室を隠し撮りしたのがコトの発端。ストーリーは撚りも起伏もなく。ともあれアナが可愛かったので加点。最近あ>>続きを読む

Every Day(2016年製作の映画)

3.5

瀕死の事故で1週間の命の猶予を得て、ドッペルゲンガーな妻サキ、それを中々受け入れられない夫ミキオ。何気ない日常の有り難み、刻々と迫る死期。音楽や写真のアルバムもいいアクセントになっている。サキを演じる>>続きを読む

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.5

半沢直樹とは打って変わった堺雅人を観に。大杉漣も出てくるしね。のっけからアダージェットがかかり妙な気分になった。ベニスに死すかい。精神科医が薦める作品だけあって、うつ病の一端を垣間見た気がする。ペット>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.4

原作未読。山﨑賢人演じる冴えない脚本家の永田には感情移入できなかったし、松岡茉優演じる沙希のような女性も男をダメにしそう。双方に苛ついたな(笑)でも下北ってそんな雰囲気の街だったな。元劇団員でライター>>続きを読む

天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命(2011年製作の映画)

3.0

書籍は未読。見沢の妹役のあべあゆみ以外は彼を知る実在した人達で、あべの彼らへのインタビューにより、見沢知廉という人物の片鱗が覗えた。激動の時代を太く短く生き抜いたのだろう。機会があればタイトル本を読ん>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.5

ブレイク氏は頑固だが権力や強者には屈せず、弱者の見方だ。是枝監督やポン・ジュノ監督とはまた違った、ケン・ローチ監督の眼差しが作品に出ていそう。英国でも社会保障を受けるのは大変だ。日本だけではないんだな>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.7

スペインのサスペンス。一気に観せてくれて、すっかり騙された(笑)しかし、あの爬虫類由来の毒は危険、まるで証拠の残らない時限爆弾だわ。バイクはカワサキ、パソコンはVAIOだった。

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.7

たとえ家族であってもヒトには言えないことは誰にでもあること。しかも今の時代ならそこにスマホが介在することも多い。本作は幼馴染の4男性とその連れらがホームパーティに集い、それぞれのスマホに届く電話、メー>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.8

何百年にも亘って歴史の裏側で暗躍し、世界の秩序を支えてきた不老不死の謎の軍団。頭はシャーリーズ・セロン演じるアンディ、ジョー、ニッキー、ブッカーにナイルが加わる。その秘密を暴こうとする製薬会社との死闘>>続きを読む

少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

3.7

これぞ韓国映画。面白いねぇ。シム・ウンギョンがまだ若い。でもって演技もうまい。しかしキム・ソンオのあの体はどうなっているんだろ。かなり絞った上で、腹筋割れ過ぎでは?韓国警察の体たらくは定番で鉄板だ。ウ>>続きを読む

サイレント・ウェイ(2012年製作の映画)

3.0

アナ・デ・アルマス出演作品で辿り着いた。コインランドリーを舞台にしたスペインのホラーサスペンス。前知識なく観たが、尺も短くスピード感があり、そこそこ楽しめた。金はかかっていないなぁ。

ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.6

IS対クルド人+有志連合によるシリア内戦の生々しい模様や、女子学生ディロバンらがラジオ局を立ち上げたあたりのことがほぼドキュメンタリータッチで描かれている。もう武力で領地を奪い合うのはやめようぜ、プー>>続きを読む

(2019年製作の映画)

3.3

なぜ外国人監督が、なぜ今なのか、はさておき、風化させないためにもよい活動だと思う。鯉というタイトルの後ろにあるものは深い。鯉は生命力が強いしね。

バレッツ(2010年製作の映画)

3.4

ジャン・レノ演じる元極道のボスの復讐劇。22発も銃で撃たれ、仲間もヤラれ、家族に魔の手が及ぶに至り、怒り心頭。敵を一人ずつ屠っていく。韓国ほどではないが、フランスでも警察は腐敗しているなぁ。SUZUK>>続きを読む

デジャヴ(2006年製作の映画)

3.6

何度目かの鑑賞。やはりデンゼル・ワシントンはカッコいい。タイムリープものだが仕掛けはまあそんなもの。
Beach Boysの「Don't Worry Baby」がいい味を添えている。

よこがお(2019年製作の映画)

3.0

池松壮亮は「だれかの木琴」でも美容師だった。しかも同じ千葉県流山市が舞台だ。しかし、市川実日子演じる基子の心境はわからないなぁ。筒井真理子演じる市子の甥っ子がなぜ基子の妹を誘拐したのかもわからず。

死にゆく妻との旅路(2010年製作の映画)

3.4

がん映画で実話シリーズ。借金を抱えた三浦友和とがん闘病中の石田ゆり子の夫婦があてのない車の旅に出る。夫は妻を「おかあさん」と呼び、妻は夫を「おっさん」と呼ぶ。是非は兎も角として、色んな最期の迎え方があ>>続きを読む

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

映画公開から100年、クラシックがかかっているだけの無声映画。背景や大道具が前衛的だ。カリガリ博士と夢遊病患者チェザーレ、なかなか興味深い。同じドイツ映画では「メトロポリス」が本作の7年後だもんね。次>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.5

専守防衛、難しいなぁ。海自、空自の撮影協力が半端ない。キャストが豪華。実際に今、我が国の島嶼界隈で起きてもおかしくなそうなので、シミュレーションの一つとして観られた。本田翼の寝顔がかわいい。

透明人間(2019年製作の映画)

3.5

エリザベス・モス劇場。その鬼気迫る演技に脱帽。透明人間になる方法はツッコミ所が幾つもあるが、「ミッション・インポシブル」でも使った方法の小型応用版ってな感じか。2時間強の尺を感じさせることなく、一気に>>続きを読む

暴走パニック 大激突(1976年製作の映画)

3.4

第4コーナーを回った辺りからのカーチェイス、カーバトルが混沌としていて面白い。今じゃあれは撮れないんじゃないだろうか。主人公の渡瀬は幾つか銀行強盗をはたらくのだが、都銀が13行あった時代の実名が登場し>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.5

2020年は、米国が色々と大変なことになっているが、80年頃に90年代末期のマンハッタン島を描いた作品を思い出し、観たくなった。古臭さはあるがジョン・カーペンターらしい作品。カート・ラッセル演じるアウ>>続きを読む

WASP ネットワーク(2019年製作の映画)

3.6

ネトフリが作る社会派モノ、実話に基づく。90年代、キューバのスパイが米国マイアミで繰り広げた工作・諜報活動がタイトルにあるWASP(狩蜂)ネットワークだと。内容は知らずに観たので、最初WASPと聞いて>>続きを読む

レフト ー恐怖物件ー(2020年製作の映画)

3.3

アマンダのファンなので内容は知らずに観た。「フットルース」の印象が強いケヴィン・ベーコンだったがかなり老けたイメージ。悪魔の住まうレントハウスに泊まった家族を襲う悲劇で、ケヴィン演じる父親の心の闇の隙>>続きを読む

美女と液体人間(1958年製作の映画)

3.0

若い頃の綺麗な白川由美を堪能。スライムのような液状の物体の動きが円谷英二の手によるものか。

いのちの深呼吸(2017年製作の映画)

2.9

外国人監督による、自殺したい人々を救う活動をする僧侶のドキュメンタリー。僧侶は自らも病魔と闘っているが、バイクを駆り、クラブで朝まで踊り、酒も嗜む。自殺願望者からは頻繁にメールや電話が入り、時に現地に>>続きを読む

フラグタイム(2019年製作の映画)

3.0

百合っ子アニメ。ながら観だったが、尺が尺なのであんなものか。

アス(2019年製作の映画)

3.8

ジョーダン・ピール監督の「ゲット・アウト」が面白かったので期待を込めて観た。数々の伏線を回収しながら最後の最後まで進む。反世界っぽくもあり、ドッペルゲンガー風でもあるが、クローンなのであろう、赤いオー>>続きを読む

海洋天堂(2010年製作の映画)

3.9

ジェット・リーがアクションを封印してのヒューマンドラマ。グイ・ルンメイ出演作品、かつ、がん闘病モノで行き当たった。余命宣告を受けたリー演じる父親が、自閉症の息子に生きる術を教えて行く。バスの乗り降りを>>続きを読む

デモン・シード(1977年製作の映画)

3.7

何度目かの鑑賞。当時オンタイムで観たので40数年振り。インターネットも携帯電話もAIもまだない時代に作ったものとしてはよくできていると思う。既にAlexaやEcho、Siriのような機能を実現していた>>続きを読む

ひろしま(1953年製作の映画)

3.8

観ようと思いストックしていたもの。88000人のエキストラ出演もすごい。ここまで徹底的にやられたら、自分ならどう行動できたろうかとの徒労感に打ちひしがれながら観た。岡田英次やベルさん(山田五十鈴)も若>>続きを読む

故郷(1972年製作の映画)

3.8

広島弁がいいなぁ。笠知衆、渥美清がいい。石船という水上のダンプカーのような運搬船の仕組みが興味深い。

白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.6

イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マブリー、、とキャストが凄い。阪神淡路大震災を彷彿とさせるディザスターもの。VFXがとにかくお見事で、アルマゲドンの朝鮮半島版ですな。しかし韓国軍の腕時計が三つ目のG-S>>続きを読む

半世界(2018年製作の映画)

3.5

俳優稲垣吾郎あっぱれだ。幼馴染の3人、絋(稲垣)、瑛介(長谷川)、光彦(渋川)が久し振りに集まり、それぞれの人生模様も描きながら話が進む。絋の女房役の池脇千鶴も含め、皆さん味がある。備長炭作りの工程が>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

白人夫妻に育てられたアフリカ系黒人の高校生ルースが黒人の女教師にあらぬ嫌疑をかけられ、夫妻までが疑いを持ち始め、夫婦間、親子間の関係にも不信が生まれる。オバマ氏に似ているルースに感情移入しながら観たが>>続きを読む

大日本殺し屋伝(1965年製作の映画)

3.0

ながら観。日活にしては珍しくお色気はなく、終始コミカルで。錠さんよ、ピストルにはそんなに弾は装填できんだろうて(笑)白木みのるっていたよなぁ。ともあれ山本陽子が可愛過ぎる。古きよき時代を映す鏡。