うさぎイヌさんの映画レビュー・感想・評価

うさぎイヌ

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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話は難解。予習と複数回鑑賞が必須かも。

被爆地の描写がなかったのは、オッピー目線で描かれているから、かなぁ。彼は被害写真にも目を向けられなかった。

人間は優秀だから、なんでも作れてしまう。恐ろしい
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.5

宿敵スティーブがドえらい目に。笑
可哀想すぎるけど許す以外の選択肢がない!かわいいから!
おじさんの同僚マイサンが最高。仕事に忙殺されながらもエッラちゃん優先。他人の子ども相手にあんなんできないよ。お
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.0

あれほど凄惨なラストを待ってきて「THE END」で終わらせる潔さ。
鑑賞後しばらくはボニーとクライドのことが頭から離れなくなる。

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.5

自分の物を取り返そうとする女性と、奪ってより富を得んとする男性。
なんかすごい、動物的だったな。

道化(真っ裸)の彼だけ、ずっと自由。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

IMAXの迫力すご…。4DXかと思った!
予言、家、血に翻弄され救世主にまつりあげられるシャラメポール。あの顔ではしょうがない。顔がカリスマすぎる。画面に映る顔面偏差値がどんどん上がっていくのだが。
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

なんと嫌〜な映画。負のスパイラルに絡め取られていく女性とその周りの人たちをずっと見る。救いはない。最悪だ。
決定的なところが映らないから想像するのだが、「それ」以外の結果を考えられない。

匂いとか濡
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.5

ディーン役のコリー・マイケル・スミスがめっちゃかわいい…!おかっぱレトロきのこ最高や。

「中絶するより死ね」と満場一致で言われる時代、違法でも高額でも危険でも、なんとか差し伸べられた手を掴んでやっと
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.5

「未来」を人質に、会社の末端で働く新人女性アシスタントに全てのストレスを押し付けるのがずっとしんどい。かつてそのしんどさを引き受けていたはずの先輩女性が味方してくれないことも。口では調子よく誉めるが、>>続きを読む

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

5.0

主人公のユダヤ人青年ジルは、殺戮を免れるために「自分はペルシャ人だ」と嘘をつき、その嘘を貫き通すために次々と“偽のペルシャ語”を創作していく。———

いつこの嘘がバレてしまうのか、ずっと緊張と不安で
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天使の復讐(1981年製作の映画)

4.5

ただ歩いてるだけで
“俺が気に入ったから”
勝手に話しかけられて勝手に触られて
勝手に性欲のはけ口にされて「よし」とされる。
サナ(ターナ)のメイク、ファッションが復讐と共に過激になり、修道女の格好で
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

早く野球の試合を見にいきたいから“有罪”
証言があるから“有罪”
連中はそういうヤツだから“有罪”
俺がそう思うから“有罪”
疑問が残るから“無罪”——

偏見を捨て、疑問を持つこと、判断に責任を持つ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

非黒人が求める「生」で「リアル」はフィクションの中にあって、目の前の黒人のリアルにはまったく関心を持っていないことを皮肉に感じた。モンクが海辺の別荘で恋人や家族との関係に悩むその姿は、流行りの「黒人エ>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.5

楽しかったけど、
ブライス・ダラス・ハワードはダイナミックでよかったけど、
サム・ロックウェルはくたびれセクシーさがよかったけど、
なんかハマらんかったな。「ここ力入れてるから見てくれよな!」以外のと
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

元気もらったー!笑って泣いて幸せな気分になる映画。ストレスを手放して人生を楽しむこと、お互いを尊重して受け入れることを大事にする米領サモアの精神が素敵だった。タヴィタ会長の言葉がどれも刺さった。「ワン>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

今回のマブ筋は金庫さえも無効化しちゃう!
拳多めで最高だったー😊拳の弁護士。笑
ソクト兄貴は協力班から広域捜査班に移動されたので、チョン班長は出てこずでさみしかった。でも、エンドロールのおまけで「あの
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

『ケイコ 目を澄ませて』の時もそうだったけど、生活音とか「そこにいる人」たちがリアルで、映画の世界と現実を地続きに見ることができる。
自分のこともままならないのに、他人の痛みや苦しみなんてわからない。
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

バリキはそう簡単に感情移入させてくれない!

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

事故か自殺か殺人か。
裁判を通じて家族の内情が明らかになり、その度に信じていたものが揺らぎ、真実がわからなくなる。子どもにあんな決断を迫らざるを得ないなんてね…。将来、もしかして裁判員に召集されること
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

アヴちゃんの歌声の、唯一無二感が犬王にぴったりだった!名もなき人たちの物語を拾い、「ここに有る」と叫び歌い踊り狂うところがロックでカッコよかったです。

アマプラの字幕オンでみてたけど、途中から音声と
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

悪夢。ボーが「こんなことになったら絶対に嫌」な、恐れていることが次から次へと…酷すぎて笑ってしまう。
幕引きも「えっ?」となる、まさに夢みたいな映画だった。変な映画🙄笑

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

「聖人」とは…。
ベネデッタという人を掴みきれないところがおもしろかった。

風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

3.5

「良妻賢母」こそ女性の目指すべき唯一の道とされた価値観に中指を突き立てる伊藤野枝の生き様に感銘を受けた。
吾郎ちゃん演じる辻潤の、踏み台っぷりが見事。踏み台界のキング。ナイス踏み台。伊藤野枝を導き、彼
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

50年以上前の家族のアレコレが、今でも同じように共感できる。知らない地で子どもたちに厄介者扱いされて途方に暮れる老夫婦を見るのは辛かった…。

「孝行したいときに親はなし」
「さればとて、墓に布団は着
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

成長期を迎える中学生たちの、今この時しかないキラキラした青春にグッと来た。大人っぽい中川さん(中3)と真っ直ぐな少年・和田くん(中2)のかけがえのなさ、最高。原作の温度の低い可笑しみはそのままだけど、>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

奪われ搾取され続けてきた自分の身体と人生を取り戻すべく、心の導くまま冒険に出かけ、世界の酸いも甘いも自由意志で学ぶベラが清々しく、勇気をもらえた。真っさらな目で見ると、この世のシステムはなるほど不可解>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

5.0

まだ自閉症が一部の医療機関では「?」とされる時代の話。
「いいか パンツはパンツだ!」
Kマートで売ってるヘインズのパンツでないと履いてくれない兄を説得するのが大変そう。兄は変わらないのだが、兄と過ご
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.5

作る人と食べる人の喜びが伝わってくる、とってもお腹が空く映画。
料理も食事も愛も、じっくり丁寧に。
ラストシーンで、ウージェニーの“大事な”質問へのドダンの回答が、ウージェニーへの愛とリスペクトに溢れ
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

4.0

もうすごくおバカ〜。なのにこの気持ちの揺さぶられ様たるや。理不尽流血殴り合い大騒動がキラキラして見える不思議…。おまけに大爆発まで付けてくれて…ありがとう。
なぜかわからぬまま流れる涙。ほんと、なぜ…
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ヘブンズ・ラッシュ(2022年製作の映画)

3.5

濃密な9分〜!伊澤さんのただ者ではない感がワクワクする☺️
国岡さんの世界線なのね!

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

5.0

めっちゃ面白かったよ!?
『ベイビーわるきゅーれ』のための殺し屋取材ドキュメンタリー。というフェイク。笑
ロケ地が馴染みありすぎてドキドキする😂
タイトルが出てからの長回し(?)すごかったなー。急にS
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

戦争が生活、教育、心の豊かさを奪っていく様が辛かった。
大石先生が他意なく生徒を揶揄ったのを、後で校長先生が厳しい口調で叱責していたシーンで、校長先生のそれを決して許さない姿勢や、大石先生がちゃんと理
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.5

オープニングがカッコいい!白黒ならではというか、なんなら敢えての白黒、バッキバキだった。
女の連帯はやっぱり良いー。

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.0

向井がタバコ吸ってるとこめっちゃカッコいいな〜でも靴下見えすぎね!?衣装どうなってる?と思ってたら、そういうこと🤭
新郎新婦とプランナーのドタバタ劇かと思ったけど、出席者それぞれの背景もあっておもしろ
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

“自分を偽る生き方では 私の存在意義がない”

なんたる気高さ。
ケイト様の眼差しに撃ち抜かれた。
互いに惹かれ合う瞬間が素敵。

テレーズの服が可愛い真似したい。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

ギョギョおじさんとミー坊の違いはなんだったんだろう…。やっぱり環境だったり運だったりするんだろうか。それはちょっと辛いな…。
さかなクンが連行される姿は、ちょっとシュールすぎた。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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いま思えばわたしの友人たちはみんな、「レベッカ」だったな…。かと言ってわたしは「イーニド」みたいにバスに乗る勇気もなく…。
心の奥に閉まっていたはずの傷をえぐってくる映画だ…!

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