KAZUさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.4

こ、これは💦
ジムジャームッシュ監督が自主制作でノリと低予算で撮ったプライベートフィルムの様なお遊び作品か。

初期三部作のアートフィルムに魅了されているのでこの作品が発表された時から不安で仕方なかっ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021@早稲田松竹

なんだろう、この詩を読んでいるかのような時間の流れとリズム感。ただただマンハッタンを歩くだけで何も起こらない。何も飾らない。ジャームッシ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.9

ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021@早稲田松竹

ウィリー(主人公)たちのライフスタイル、ザラついたNYの空気とリアリティ。ワンカット、ワンショットにストーリーなんてない。車のダッシュボ
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音楽(2019年製作の映画)

3.6

『超私的音楽映画特集2022夏③』

なにこの中央線味な脱力感。
このゆるーい、無気力とは違うただただ本気を出さないだけな空気が漂う。

不良グループが音楽に出会い、楽器を手にしてから始まる初期衝動。
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

4.0

『超私的音楽映画特集2022夏②』
今年こそは!の待ち遠しい、夏フェスに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)特集していきます。 🎸🎺🎷🎻🎸🎹
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ダイナソーJr./フリークシーン(2020年製作の映画)

3.8

『超私的音楽映画特集2022夏①』
今年こそは!の待ち遠しい、夏フェスに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)特集していきます。 🎸🎺🎷🎻🎸🎹
.............................…
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バスティン・ダウン・ザ・ドア(2008年製作の映画)

3.5

作品の舞台となったノースショアというハワイの世界的サーフポイントと、何年か前だかの湘南台風の大波は生涯忘れない波だなと今作品観て振り返った。朝4時ぐらいにはギャラリーがたくさん、救急車がスタンバイと凄>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.0

やはりオリジナル💃💃

アカデミー賞ノミネートに感化され、20年以上振りに見直した、名作も名曲も色褪せない普遍のラブ・ストーリー。

人種差別や格差、移民問題を1960年代初頭にハリウッドの最大級のエ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

アカデミー賞授賞式をリアルタイムで観ながらレビュー🦇

会社を休んで朝からこの祭りを楽しむのを年間行事にしてるので笑

しかし、ウィル・スミスびっくりした✊
放送事故もいいとこだろ💦

さて、余談はそ
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バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

3.5

あれれ、観てなかった🦇

バートン版から引き継いだシューマッカー監督のエンタメ路線新二部作。興行は知らないけど、この失敗(断言)により10年近く新シリーズ(ダークナイト)を待たなくてはならなくなったと
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.7

いやいや、あの女装で身の回り周辺の人たちに気づかれないどころかテレビの視聴者すら気づけないって、おかしいだろっていうツッコミを入れざるを得ないですが、売れない俳優志望のおっさんが性別変えてでも(女装だ>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

映画史上最高傑作は何か...

語り尽くされる普遍的テーマであり、時に「ゴッドファーザー」であったり、「2001年宇宙の旅」であったりする。批評家やシネマフリークも100人いたら、100通りの答えがあ
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サムライ(1967年製作の映画)

3.6

トレンチコートを羽織った殺し屋をアラン・ドロンが演じる...タバコを蒸す姿も渋い。こんな色気を発し、寡黙で台詞も最小限。青味がかった画色が更に孤独を表しています。

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.6

東ヨーロッパの小国が舞台。

噂に違わぬ強烈な作品でした...
胸糞に次ぐ胸糞シーンが続き、モノクロームのアート基調も不穏さを増長させる。冒頭からの動物虐待には目を背けたくなるが、それから始まる主人公
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

3.6

貧困がもたらす悲劇

ドラッグ、売春、賭博と破滅の道に進む母を持つ三姉妹の日々を映した作品。

アメリカの内部に巣食う、白人の貧困層を垣間見ました。「樽の底」と揶揄される生活を余儀なくされ、白人こそア
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

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思い出補正レビュー

TSUTAYA 黎明期、そう今から30年近く前に母がパートタイムで働いた頃、当時鍵っ子だった自分と作品内の親子の境遇を勝手に重ね合わせて、何故か母が激推しで無理矢理見せてきたトラ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.7

ストレンジャー・シングス味のある、少年少女達によるゴーストバスター冒険譚👻

子供達が主役ということもあり、子供向け感が増しましたね。ゴーストバスターズといえばNY マンハッタンだろーがと。そのクソ田
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.5

新作に向けて再鑑賞...
あれ、まったく思い出せない内容。
実は初見?

80年代を幼少期ギリ通過した身としては、ゴーストバスタ〜ズ👻の主題歌はお馴染み。懐い。1ほどポップなゴーストも出ないし、スライ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

昔付き合ってたっぽい子にお薦めされて当時観たんだけど、「サマーの気持ちわかる〜」とか言ってたの観てたら思いだした。その時はピンとこなかったけど、そうか、当時振られたのはそう言う理由かと10数年ぶりに理>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

碇シンジ君なのかな?

とりあえず、そう突っ込まずにはいられないエヴァ風味な内省系呪術廻戦。これはこれでいいかも?知り合ったばかりの同級生に命懸けれるところは、ジャンプ世代としてはお馴染み。子供がトラ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

1ページ1ページ雑誌をめくるように読み進めていくうちに、一つの物語を紡ぐような「楽しさ」に満ちた作品📖

面白くても活字を読むと5分で寝落ちするのも同じく、面白いのにウトウト😪しおりを挟めたらなぁ〜っ
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

4.0

なぜ、俺はクリスマス時期🎅🎄に付き合って間もない彼女と自分が好きだっていう理由だけで、このアニメをこの時期に観てしまったのだろうか...おいおい、彼女ドン引きしてるやないかい💦

そりゃ、そうだ。18
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

過去作はリアルタイムでほぼ鑑賞してるし、当然シリーズに思いれも強いので、めちゃくちゃ面白かった。ただ、つっこみ入れどころが多くモヤモヤも多い笑

いよいよ、シリーズはマルチバースに突入しますが、そもそ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

キングスマンの前日譚🇬🇧

なんか、地味になっちゃったなぁ〜っていうのが正直な印象ですが、まぁ仕方ない。舞台は第一次世界大戦、我らがスパイ集団「キングスマン」創設までのお話し。

過去作に比べると、シ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

クラシカルモダンなエドガーライトの最高過ぎる新作!60年代と現代のタイムリープものという事前情報すら入れてなかったので、ファーストカットからの転換でBeatsのヘッドホン出てきて、虚をつかれました笑>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

🎍明けましておめでとうございます🎍

観てきましたよ!コアファン含め賛否両論渦巻くマトリックス新作!今何故に?論争とマトリックス初見を完璧に置いてきぼりにした作品。これは、完全にオリジネイターの同監督
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

未だ観てない新作ですが、マトリックス三部作の最終章を2021年の映画納めに選びました🌅拙いレビューにお付き合い頂きありがとうございます。2022年もゆるーく気が向いた時にレビューして参ります。

ザイ
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.7

ここまで世界観を読み解くのが難しい映画はなかなか無い。エンタメ作品として観てると、マトリックスの世界のほんの一部しか理解できず、シリーズ毎に脱落していく。映画ではほとんど説明は省かれ、「仮想現実」と擬>>続きを読む

Gorillaz:ソング・マシーン・フロム・コング(2020年製作の映画)

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フジロックでちょい見しかしなかった事に後悔でしかない。

コロナ禍に作成された、Gollilazの集大成的なLive Show。実写とアニメーション、ホログラムの様な演出でまるで目の前で演奏してるかの
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ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

3.8

The Smith ファンとしてはまさに神映画。因みに、私のプロフィールのTOP写真はスミスのフロントマン、モリッシー🇬🇧

1987年ビートルズ以降、英国で最も成功したバンドの一つ「The Smit
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

社会に縛られて生きていたくないと誰もが一度は思う事だし、今この場で全てリセット出来ればなぁって思うこともあるけど、それでも生きていく為にいろんな部分で折り合いをつけながら、日々暮らしている私たち。>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

MCU新章に入り更に壮大になっていくストーリー。今のところキャプテン・アメリカやアイアンマンの後継者たる人物は見出せない。今作を観てから尚更混迷する自分がいます。もはや、人類の守護者が登場してしまい、>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

圧倒的だった。
ここ10年を振り返っても、このスケール、画力、映像美、世界観を要した作品は数えるぐらいしかない。個人的には「インターステラー」を鑑賞した時のような、感動を彷彿させられた。

砂漠地帯と
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

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ヴィルヌーヴ版DUNEの予習を兼ねて。

✞✟エル・トポ
✞✟ホーリーマウンテン

と、映画史に残るトリップ作品を残したホドロフスキーが、古典SF制作に至る迄を追ったドキュメンタリー。

未完成となっ
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

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BEING JAMES BOND…..

映画史の中で最も重要な役柄のひとつを演じるということはどれ程の重圧と責任なのだろうか。映画史だけではない、ボンドという役を得るということは、英国の歴史にも触れ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

007シリーズはダニエルボンドから入った身ですので、無論いちばん思いれのあるシリーズ🇬🇧ただ、前作の「スペクター」から少しづつパワーダウンが否めなかったなぁ。ダニエルボンドの花道を飾るには、魅力に欠け>>続きを読む