油そば卵かけご飯さんの映画レビュー・感想・評価

油そば卵かけご飯

油そば卵かけご飯

この夏の星を見る(2025年製作の映画)

3.9

想像していたよりも良かった
あの頃のやるせない行き場のない憤りを星空に昇華した高校生は、きっと本当に居ただろうなと思う

映像は綺麗でキャラクターも人数が多いので深堀こそ薄いものの魅力的だった

〇〇式‬(2025年製作の映画)

3.5

もっと長尺で式を見たくなった
もっと本能的に不気味で居心地の悪い式に参加したい

これからも不気味を続けていって欲しい

F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.0

あれ、今自分F1運転してましたよね?な映画

大きなどんでん返しなんて必要なく、ただ思い描くサクセスストーリーを爆速で駆け巡る

序盤のロングレンジのサーキット映像からF1にズームしていくシーンが鳥肌
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罪人たち(2025年製作の映画)

4.0

中盤まではこの話はどこへ進むのかと不安だったが、バンパイアとの全面戦争からは怒涛の勢いで物語が展開していく

おふざけもシリアスも差別も家族愛も種の共存も様々な要素が詰め込まれているが、奇妙なバランス
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

霊が憑依する瞬間の不気味さ
ジャンプスケアはほぼ無く、何を信じれば良いのか分からないという居心地の悪さが中心

社会やグループ、家族の一員として馴染めないミアの心の隙間は短い時間でも丁寧に描かれていた
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国宝(2025年製作の映画)

4.0

今年初めに歌舞伎座で歌舞伎を拝見した際、その異質な空間とそれぞれの発する音のこだわりが非常に印象深い
その経験が今作をさらに楽しめる要素になったので、誘ってくれたジバニャンに感謝

冒頭より黒川想矢の
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

見やすい映画

大きな展開はあるが予想しやすい
普通に良いが記憶には残らない

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5

全員演技が最高でした

母と娘の構造を様々な角度から描いており、人の繋がりもとても良かった
確かに想像のつかないオチでかなりインパクトがあり、中々忘れられないだろう

母としての強さと人としての弱さも
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ドールハウス(2025年製作の映画)

3.5

ドールホラーと聞いていたのですがよく見るとプレデターの話でした

ジャンプスケアは少なく、itのようにもうちょっとで驚かしますよと分かりやすく描写してくれる
全体的に怖すぎないように抑えてきた印象
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着信アリ(2004年製作の映画)

4.5

幼少期の自分には刺激の強かったパッケージからずっと見れていなかった作品

Jホラーの中でも完璧に近いような不気味さで素晴らしかった
着メロやガラケーといった懐かしさもありつつ、廃れることの無い怖さがあ
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.9

取ってつけたような動機に最高のゴア描写
何処か溢れるB級感がたまらない

全体的なバカっぽさも渋滞してるキャラクターも良かった
ファイナルディスティネーションシリーズのようなどうやって殺しましょうかみ
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デビルズ・バス(2024年製作の映画)

2.9

ラストの狂気ダンスシーンで何とか盛り返すも、どこまでも心底どうでも良い女の話で8時間くらいあった気がしたのでダメでした

題材が題材なだけに大きな脚色もできず、書物の範疇から逸脱できない足枷になったか
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.0

久々IMAX

やっぱりこのシリーズは音楽が良い
かなり話はややこしいが派手な画で観客の興味も離れず、最後まで長さを感じさせない

トムの年齢もあって、もはやメタ的な目線で見ないことは不可能
60超え
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.5

この映画、ポスターや予告からは想像のつかないような文字通りモンスター級
そしてここ数年でも群を抜いたホラー映画だった

鑑賞中にどんどん自分の体力がすり減っていくのが分かる
圧倒的なパワーに呑み込まれ
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.2

かの名作の前日譚として描かれる本作だが、CGの安さとクリーチャーと人間を合体させてとりあえずキモくしておけば怖いだろうという浅はかなやり方が嫌い

遊星からの物体Xが怖い理由は静と動であり、緊張感であ
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.6

視点によってモノローグの内容が二転三転する既視感のある作品

演出でオチが容易に想定できるのは勿体ない

キャラクターに入り込める余地がないのであくまでも物語の傍観者として立たされ続けるので、緊迫感に
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.7

ワンシチュホラーの続編はこれでいいんだよ
ミーガンも同じ道をたどりそうなので楽しみ

前作で人殺しドン引き性癖ジジイの異名を得た彼が悪には悪を持って制するストーリー
割とボコボコにやられる感じも、ちゃ
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.6

幼少期、ジュラシックパークが面白すぎて親に続きを見たいと言うとおもんないからダメと言われてはや数十年

2.3だけを見ずに進んできたジュラシックシリーズだが、さすがにそろそろ見るかということでパンドラ
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リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界(2023年製作の映画)

3.7

この映画を見なければリー・ミラーという女性を知ることは無かったという点で、非常に見て良かったと思う

彼女が最前線で追いかけた写真達の点と点を見事に繋げられている

戦争そのものの激しさだけでなく、終
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.4

急にチープさが露になるCGもある意味これまでのサメ映画へのリスペクトを込めてなのだろうか

見せ方に特別な新規性はなく、汚すぎるセーヌ川にトライアスロンや水中墓地や環境活動家などの要素を詰め込み、結果
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

3.8

不気味
徹頭徹尾不気味で人間味溢れるセリフを放つ度に人間に寄せたような違和感
不気味の谷?

告白シーンの細かい心理を言語化するところは非常に良いし、長回しで没入感も高い

ロケ地の大学も母校でないの
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サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

3.8

久々のMARVEL

前評判に違わず確かに良かったが、フローレンス・ピューがそもそも好きなので別ベクトルでの高評価もある

凸凹パーティーのアンチヒーロー系はやはり面白いのだが、やはり今作も今後続くス
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最終絶叫計画(2000年製作の映画)

4.0

アホすぎ
色んな映画のオマージュばかりで下ネタもギャグもくだらない
が、めちゃくちゃおもろい
スクリームのお面がラリってるのは誰でも笑うやろ

Funnyの方の面白さの一本槍で飽きずに楽しめた

ゲイ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.7

前作に比べて国境警備やメキシカンマフィアの要素は薄く、シカリオとしての有様に焦点を当てている

激渋シカリオの男らしさに惚れ惚れする

冒頭の自爆テロのシーンがかなり強烈ではあるのだが、その先の展開と
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.5

絵画的なアングルと未知の領域のコンクラーヴェを詳細に知れるので様々な角度の面白さがあった

時期的にも現実と合わせて見てしまう要素があり、聖職者なのに人間味が強すぎるキャラクターに引き込まれる

隔離
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

メキシコ麻薬カルテルとアメリカの国境付近で起きる誘拐殺人の数々

悪を制するには悪を持って、法と秩序を守るために法を犯す戦い方はかなり衝撃的

現実を知らないが映画として誇張された表現は少ないように感
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花まんま(2025年製作の映画)

3.9

ほっこりしてうるうるして、主演のふたりが素晴らしい演技で魅了してくれる

大阪下町の肝っ玉兄妹
関西弁も心地よく、掛け合いも面白い


大推し、有村さん美しすぎました
つまり良作

ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

この映画、嫌いな人いない説

キャラクターもストーリーもシンプルかつ魅力的で子供にも大人にも刺さる

笑えるシーンも多くて綺麗な五角形をしているような作品

2も楽しみ

Flow(2024年製作の映画)

4.3

これぞ映像美!!!

動物たちの本物すぎる動きと自然の描写
どれをとっても1級品で最高の映像体験

セリフは無いことにより、挙動に集中して心情を感じ取ることができ、不思議と何を言いたいのか分かってくる
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.8

この3人、透明感が凄すぎるという印象すらも今作の本質だった

大きめの"実は...."なポイントは早々に明かされるものの、クライマックスをしっかりと終盤に持ちこして飽きさせることは無い

ただ今作のカ
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.8

気楽に見れる良作

あまりにも王蟲すぎるクリーチャーと死んでも生き返る主人公
既視感しかない設定のため新規性は欠けるが、大外しもすることの無いストーリーだった

気楽
これに尽きる

ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.3

日サロの時点で確定

もうちょいコンディションあげてみれば良かった

テリファー(2016年製作の映画)

3.5

友達とごちゃごちゃ言いながら見る分には非常に調度良い

想像よりもホラー描写がしっかりしていて、楽しめる

ゴア描写も想像よりは酷くなく乗り越えれた

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

ガラケーとスマホが混じっていたり、夏なのか冬なのかよく分からない服装だったり、どこかバラバラで統一感のない平成感

桐島という学校の中心人物が居なくなったことをきっかけに動き出す人間関係とその群像劇
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インポッシブル(2012年製作の映画)

3.8

撮影で実際に大量の水を使い津波を再現したと言われる今作
その描写は凄まじく、鑑賞後かなり疲弊する

痛々しく残酷で強大過ぎる自然への恐怖が増し、自分事として捉えてしまう


幼いトムホを中心に演技力が
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デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.5

毎度毎度見事なまでにピタゴラスイッチで亡くなっていく

しかし殺す相手には最低限のモラルを持っており、いわゆるどうでもいいキャラのみが離脱していくのはおもろい

ギャグ映画なのだが、ラストが特に振り切
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