油そば卵かけご飯さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.3

日本映画史に残る名台詞
「バケモンにはバケモンぶつけんだよ(物理)」

見る前からストーリーには出オチ感が否めないので期待はしていなかったからそこに文句はなし

しかしとにかく全員演技力が皆無
子役筆
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

5年間占領されたデンマーク
憎きドイツ兵と地雷

デンマーク側からすればナチスが埋めた地雷をドイツ人が除去するのは至極当然でそれで死のうが関係ないという立場は悔しいが理解出来る

ドイツの少年兵たちは
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

点と点が繋がると、また新たな点が生まれる
ひとつなぎの線になるまでは視聴者も主人公も同じ立場
何も分からない

結末は知っているのに、過程が全く分からない違和感と不思議な感覚に包まれる
これが天才の所
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

毎度おなじみほとんどが戦闘シーン

飽きないようなカメラワーク、とくに天井からのワンカットアクションは素晴らしかった

それ以外は基本的に同じことの繰り返しだが、大阪が出てきたり真田広之がくっっっっっ
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.6

俺がいったい何をした

自分は間違っていない
そう思わないと、もう、

三浦友和演じる父親がThe昭和の高圧的な態度で胸糞もいいところ
老害中の老害で社会から淘汰される人間の象徴のようだった
しかし、
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.7

お風呂を使用したらちゃんと掃除をしましょう

どの要素に比重を置いても面白くなりそうな設定だが、有り得もしないハッピーエンドと笑顔の展開は予報出来なかった

ゆったりと流れるストーリーだが、主人公が非
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

見せ方が上手い
車の音、視覚、細かい描写がゲームとの対比で描かれ、現実にゲームの画面を重ねる演出も良かった

ストーリーは嘘のような本当の話で、それだけで十分魅力的で良くぞこんなに映像化映えする題材が
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.8

名作
これは紛うことなき、名作

どうしてもっと話題にならないのか
不思議

その脚本の秀逸さと映像化したMAPPAの力

全てがハイクオリティなもの

メッセージも登場人物たちがかなり大きな声で口に
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.6

こういう事件が実際にあることからも、この映画自体に行き過ぎた誇張表現はもしかしたらなかったのかもしれない

ラストにかけてそんなに上手くはいかないだろうと性善説を提唱しているようなご都合主義な理想展開
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エレファント(2003年製作の映画)

3.7

終映後の静けさがいつもより増す
かなりの時間をかけて描かれる日常の重みが、あまりにも軽く消し飛んでいく

誰が犯人なのか分からないうちは、この人はなり得るなと考えてしまう
理由やきっかけは身近なものだ
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.6

WTF!!

小気味良いテンポ感に酔いながら中盤以降は酔いも覚める怒涛の展開
最後なんてもう酔わせる気ないだろ!!笑
シラフだよこちとら!!

酒を飲んで飲まれて騒ぎまくるぞのティーンネイジャーの彼ら
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.0

3回寝落ちした
コンディション悪かった、失敬失敬

序盤のワクワク感が消えたのは、謎の境界線をスっと入っていった時
あれ、案外サラッとしてるなあって印象からは映像綺麗という感想しか
記憶が無いくだりは
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警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

3.7

当時の刑事たちの証言を中心に事件の概要が語られていく
とてもじゃないがこんな残虐な事件をほぼ不起訴にした当時の日本には絶望しかない
無期懲役では足りないだろう
気分が悪くなる

殺される理由はなんだっ
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ヒルズ・ラン・レッド -殺人の記録-(2009年製作の映画)

3.2

違う!こんな結末じゃない!
最後まで映画とリアリティに取り憑かれた監督が良かった

ベビーフェイスの気持ち悪さもなかなかのものでスプラッターとしても程よく、ちょうど良かった

小規模ながらもかなり作り
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エスケープ・ルーム(2017年製作の映画)

3.3

色んなゲームと言いながらも基本的には同じ部屋で話は進む
エスケープするためのゲームも割と簡単に、しかも理由なしに登場人物が解決するので興奮度はほとんどない

ゲームの面白みがないのがここまで評価低い理
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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.3

ナイス邦題

ピエロが復活してあの時のクソガキたちをシバキあげる映画

とにかくクソガキ達のクソさたるや
親は何を教育していたのか
ちゃんと人に優しくしないとダメだよっていう分かりやすい教訓と、それを
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.5

これこれ
こういう気持ち悪さをホラー映画には求めてたの
次にどこで大きな音がするのか?っていうハラハラではなく、いやーーーな感覚がずっとする
本能的に気持ち悪く感じるものがこれ

GENERATION
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メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.3

ちょっとまて
あんなに家族だなんだのと謳ってたくせに1人消えても気づかないの?
可哀想すぎるやろ
しれっとなんの意味もなく殺されて悲しみすらしないのエグすぎるやろ
よっぽどお前らの方が悪魔だよ

もは
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

西成ぽい雰囲気だなと思っていたらやはり
なんばのよく歩く場所も映っていた

そんな見慣れた景色の中で進む見慣れない光景
探し続けた父親の姿は、娘が求めたものよりも多くの代償が付いてくる

演技満点
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母性(2022年製作の映画)

3.9

「母性」
それは先天的か、後天的か

「愛してる」
それは解放か、呪縛か


護られすぎた人格形成は、"良い人"を育てるが、"好い人"ではない
真面目であれと大人は言うが、真面目とは褒め言葉なのだろう
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.4

でっかいサメ捕まえたぞー!からのそんなヤツ、チビだよと言わんばかりの登場は良かった

と、まあピークはここで、この後は絶対にいるはずの確保派がいなくなり当然殺すっしょの流れ
政府が動いてる的な話はなん
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トライアングル(2009年製作の映画)

3.7

途中で大きくだれることなく、テンポよくかつ眠くならずに見れた

画的にもインパクトのあるシーンや想像をかきたてられる場面があり、なかなか良かった

ループを通して自分を見つめ直す流れからの最後の一押し
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.9

良い終わり方
とても、良い終わり方をしたと個人的に思う

ホラー要素、サスペンス要素、そんなものはスパイスでしかなく家族愛と前に進もうとする姿勢
中途半端に終わらず、描き切る形が最後に今作への評価を高
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ラベンダー 妖精の歌(2016年製作の映画)

3.5

サスペンスというよりはかなりホラー色が強め
幻覚、幻聴の描写が多く、疑いを向けながら見てしまうので最終的なオチにも衝撃的要素が薄れてしまう

ただここまで評価が低いのも不思議
よく出来ているし全くもっ
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Gメン(2023年製作の映画)

3.7

とにかくキャラクターの大渋滞で笑えるシーンが多い
その分下ネタも多め

原作を読みたくなる実写化
配役もハマり役で吉岡里帆もとても良かった

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

やはりこの戦いは一作品ではまとまらない!

実写化するためにいたのではと思うほど全ての俳優がハマり役で原作ファンを唸らせる
合戦シーンもかなりスケールが大きく、邦画史上最大級と言って過言ではないだろう
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ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)

3.5

中盤にかけてみんなが求めるストーリー展開でかなりテンポよく進む感覚だった

しかし途中から場面転換が多くなり、負担に感じることも
物語の転機からは主人公の気持ちというものに共感を得にくくなり、最後のシ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

アクション!アクション!アクション!

最近では激しい映画映えするアクションシーンは既視感があることが多いが、今作は見たことありそうなのにめちゃくちゃ興奮する

過去にも触れ、かなり魅力的なキャラが多
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

宣伝をしないことによって謎のベールに包まれていた作品
宣伝をしない宣伝という枠は後にも先にも埋まらないだろう
もはやこのレビューすらネタバレになるという情報の徹底ぶり
イベントのようで楽しめた

冒頭
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.3

怖かったぁぁぁ

前作と比べてもホラー要素は減っているはずなのに何故かずっと怖かった
不穏感、不快感、それら全てが普通よりも大きく感じるのはパールが可愛くて良い子だからこそ、そのギャップにやられるのだ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

歌って踊れて(奇妙)相手の心も性格に読み取ることが出来ます
1家に1台、ミーガン!

話題のダンスシーンも見れて、途中からミーガンが可愛く見えてきたので推し活に近かった

誰でも見やすいちょうど良いホ
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凶悪(2013年製作の映画)

4.0

殺した人
動かした人
依頼した人

そして、それを暴いた人

1人の死刑囚の語りからジャーナリストが火を燃やし、見事に真相を解明していく
最後には全員逮捕できて良かった、、
なんてものでは無い

全て
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黒い家(1999年製作の映画)

3.5

全編通して、特に大きく事が進展する訳では無いシーンでもただの会話のシーンでもカメラワークが意味不明なところがあり、かなり好き嫌い別れるかと

不安を煽る要素にはなっているのだが、なんでもない会話で左右
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

7→22
前作から15年、当時の感動をもう一度
子供だった自分を映画にハマらせるきっかけとなったシリーズ

今作は時代も流れ、誰もが最新技術に魅了されて考古学というものへの興味が失われつつある

ファ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

IMAX鑑賞

前作が最高すぎてかなり印象に残っている作品だっただけにマルチバース絡みになるとどうなってしまうかと期待していた

結論から言うとテンポ感が少し遅く、前作のような走り抜ける爽快感というも
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

人災から天災へと移りゆく物語
多くの視点から映されるそれぞれの「怪物」

一人一人の立場からみた真実があり、それに誤りは無い
人は見たいように見て、聞きたいように聞くという例を体験させられる
事実は複
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