ぴのしたさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.3

京都に引っ越してきて最初に借りてきた映画。今見ると場所とか分かってもっと楽しめそう。

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.2

SFにハマりだした頃に見た映画。オズリビオンを見てから見たからオチ一緒やん!としか…笑SFミステリーもののよくある展開のよう。オブリビオン見てなかったらフツーに楽しめた。

第9地区(2009年製作の映画)

3.3

この映画のテーマはズバリ、移民問題だね。それに尽きる。エイリアンに立ち退きを命じる役員のシーンを見てすごくそれを痛感した。

エスター(2009年製作の映画)

3.6

ホラー映画は基本全く見ないんだけど、流れで見ることになった貴重な一本、呪いも幽霊も出てこんしグロいシーンもそーんなにない。それでもいい具合に怖かったしよくできたホラー映画だと思った。

嗤う分身(2013年製作の映画)

3.4

不気味だー。色のない場面、常に流れる不穏な空気、音、要所要所でなぜか日本の歌謡曲。時代設定も謎。未来のようでも過去のようでもある。昔のSF映画みたい。

主人公の影が薄い、存在感がなくて、新しい誰かに
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.0

すごい!こんな映画を今までに見たことがない。映画の1秒1秒が希釈液を通さずに原液を飲んだかのようにグッと引っかかり重たい濃密さを持つ映画。

ユダヤ人や病人への差別、退役軍人、独裁政権への不満と共産主
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父を探して(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「子供がいろんな世界を見て成長し、お父さんと再会するとハートフルストーリー」かと思ったら全然そんなことなかった、、悲しい、悲しいお話

最初は素敵なアニメーションと音楽で、明るい作品なのかと思ったけど
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.3

髪とひげが伸びた堺雅人がキムタクみたいやった。最初から最後までほのぼのとしてて笑えるシーンも多くてゆったりと見れた。別に感動もしないし深いメッセージ性もないけど、のほほんと見てるぶんには楽しい作品。

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.8

いや〜〜よかった〜〜

現代版星の王子様って感じ。空想や回想、心情なんかが物語の進行に混じり合って「ああ〜〜子供ってこういう感じだったな〜〜」と。邦題は「天才」スピヴェットだけど、主人公は頭こそいいけ
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スティーヴン・キング ファミリー・シークレット(2014年製作の映画)

3.1

スティーブンキングは、最初の設定と最後のオチにステータス全振りしてる印象を受ける笑それ以外の部分はつなぎ笑いつ誰かが殺されるんやろう、っていう。

でも最初は夫が恐怖の対象なんだけど、見ていくうちに観
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.3

いい!いいね!!!!邦画を観てこんなに魂が震えたのは初めてかもしれない!

最初はデブで親の脛齧りでどうしようもなかった一子が、バイトして、恋して、ボクシング初めて、至る所で散々な目にあって、見ていて
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靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.0

ノーマークだったけど、あらすじとジャケットを見てこれは自分の好きそうなジャンルだ、なんとなくと思って借りてみたけど、確かに好きなジャンルでしたわ。

展開はもろ読め読めのストーリーで、最後のオチもなん
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

淡々としていながらも重層的に登場人物をうまく描いていて、とっても素敵な映画でした。普段着でゴロゴロする女の人の姿がいいね笑一つ一つのシーンがとっても撮り方が凝っていて、日本の生活って素敵な風景に囲まれ>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

2.8

「伝説」と呼ばれた男のドキュメンタリー的な要素が強く、そんなに面白くはなかった。ストーリー性も深みもそれほどない。

凄腕のスナイパーが命を奪うことに若干の葛藤も覚えつつイラクで活躍し、帰国時PTSD
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.1

とてもいい映画だった。特に何度かある音楽と映像がリンクする場面かな。見せ方がとっても上手い。Wonderwallとかいう最高にエモい曲に乗せてスティーブが手を広げて小さかった画面が急に開けていく場面は>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.4

音楽は狂気だ。狂気じみたレッスンで生徒を恐れさせる教授に圧倒されながらも食らいつき、自身も音楽の狂気に飲まれていく主人公。

結局、彼は一度は音楽から離れたが、最後の最後で教授に赤恥をかかされ(「シン
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.9

グランドブタペストホテルを見てすごくよかったので、借りて見ました。グランドブタペストよりは展開に起伏や話自体の面白さは少なかったけど、その分役者の独特の間や場面の見せ方をより楽しめた気がする。最後の方>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

2.5

名優が出てるってだけの映画。展開は早かったので、あっという間に終わったが特に面白くもワクワクもなかった。プリズンブレイクの方が何倍もいい。

オブリビオン(2013年製作の映画)

3.7

あまりこの手のSFをがっつり見たことがなかったから結構衝撃の結末だった。いろんな人の感想読むと意外とありふれてるみたいだけど。個人的にはすごく面白かった。派手な戦闘もないけれど、その分主人公の住んでい>>続きを読む

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.2

1人の男の性格や人格をここまで輪郭をくっきりと描写しているのはすごいと思う。車内でいろんなことが起こるわけだけど、全て男と、それ以外。といった縮図で物語は回る。展開としては結構見ていて感情移入してしま>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

3.3

途中までの展開はけっこうハラハラとさせて面白かった。テンポもいいし、良くも悪くもよくある日本のドラマといった感じ。主題が「正義とは何か」なんだろうけど、ちょっと主題があからさますぎる気がして素直に受け>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

2.9

意味がわからない映画。解説読まないとぜったいわからない。演出というか、映画自体が色彩薄く、展開もだらだらと進む。この混沌とした雰囲気はなかなかないものだと思う。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

2.6

途中までの展開や演出はすごくよかったがその分最後のオチがへっ?って感じ。全然すっきりしないし解説も全然されないし、ネットで解説調べてみたけど腑に落ちないし。。僕の理解力が足りないのかもしれんけど、もっ>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

エンターテイメントを求めるならこんなに爽快で楽しい映画はなかなかない。実に気持ちのいい作品。

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

2.7

初めて見た園子温作品。映画を作る青年たちや星野源と二階堂ふみの間柄やらヤクザの抗争やら、いろんな要素があってどれをメインにしたいのかいまいちわからず(多分映画組なんやろうけどそれなら星野源別にいらんく>>続きを読む

愛犬とごちそう(2014年製作の映画)

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人間が脚しか描かれていないのに、その食生活や生活環境なんかを通してすごくその人間をうまく表現できているなと思った。ディズニーピクサーらしい軽快で起伏があってそして夢のある作品。

トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.1

結局誰も幸せになれない結末。「人工知能となった夫は人間なのか、AIなのか」という問いが終始この話の中心に据えられている。その点では「her 世界で一つの彼女」とも似ているかもしれない。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.4

むっちゃ強い主人公のスーパーアクションものかと思って見たら案外アクションやド派手な演出みたいなのは少なくて(もちらんないわけではないけど、そこを前面に押し出してるわけじゃない)、そういうアクション要素>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.3

正直言ってあのラストシーンがなければよくあるB級映画。逆に途中までのB級映画の流れフラグ(主人公チームが生き残り、主人公たちに従わなかった宗教チームが全滅)が最後に完全に逆行していく感じが素晴らしいと>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

1920年代のパリに憧れる男がその時代にタイムスリップして憧れの偉人たちと交流を深めるお話。でも結局、タイムスリップした先の偉人たちも1890年代に憧れ、1890年代の偉人たちはルネサンス期に憧れ…誰>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.7

真正面や真横から撮った構図がとても印象的で、建物や衣装も何から何まで凝っていた。見ていてすごく「かわいらしい」と思えるような映画だと思った。話のテンポもよく、あっという間に引き込まれたのはよかったけれ>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

予想はしてたけどやっぱり意味のわからん感じの映画だった。

自分なりに解釈したら、結局この映画は恋人と自分の共通事項を作ることで恋人と繋がっていようとする「依存と、それに固執する執着心」が大きなテーマ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.1

とても悲しいお話。同性愛差別という観点から、家族愛について考えることがメインテーマになっている。

愛や差別の意味を考えさせるという面では成功だと思う(表紙の、マルコが自分の部屋をもらって嬉し泣きする
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.2

良くも悪くも古典的なストーリーだと思った。団地やお城のセットの色使いから配置まで、ティムバートンらしい「大げさでわざとらしい」演出が好き。

キムとエドワードが別れる場面、キムがエドワードに愛してるっ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.7

SF映画の原点にして頂点。意味がわからない!けどそれがいい!宇宙船の船内やハル、モノリスなど、一つ一つの場面が凝っていて、それが作品世界全体の意味合い(生命の主題)を作っている。



181029
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