Kadobonさんの映画レビュー・感想・評価

Kadobon

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー賞ノミネート作品とのことだけど、縁とか前世・来世の話だったり、語りすぎず間を重視するところだったりといった、随所に見られるアジア的な概念・感性が、ハリウッドでは新鮮に受け止められたのだろうか>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

配役が巧くハマっていたな。特に、綾野剛はこういう役どころが実に良いね。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

"ザ・ノーラン・ワールド"をIMAXで、全身で満喫した3時間。
オッペンハイマーについては、映画の中でも出てくる「信念の人」という言葉が、これぞまさに正鵠を射た表現だなと思った。それゆえ彼が見せる人間
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

必ずしもマジョリティであることイコールノーマルではない?一人ひとりにそれぞれの趣味嗜好や好き嫌いがあって当たり前?それを認めるのが多様性を認めるということ?でもどこまでがアリでどこからがナシ?、、、>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

フルサイズIMAXで堪能。至高の映像体験。

影の主役、サンドワームが要所で登場してきて、マニアにはたまらない!
が、字幕の文字数の関係でしょうがないとはいえ、サンドワームを「砂虫」と訳すのはやっぱり
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

アカデミー賞視覚効果賞受賞記念鑑賞!(笑)

こうしたVFXを多用した作品としては圧倒的に短いエンドロールが、ハリウッドから絶賛され受賞した真価を何よりも表している。
Dolby Atmosの迫力も満
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

ウルグアイの学生ラグビーチームの乗った飛行機が、極寒のアンデス山脈に墜落した「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」を元にした壮絶なサバイバルストーリー。
この事故自体は有名だし、これまでも映画化されてい
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

4.3

素顔は皆に褒められたいふつうの少女だった彼女が、持ち合わせた才能と努力でスーパースターとなってもなお、自分の信じるもの、価値観に従って、リスクを恐れず突き進む姿に感動。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.8

前作があんなに面白かったのに、本作がいまいち楽しめなかったのは、単に自分がこの数年の間で進化した映像表現やこの手のノリについていけなくなったということなのか?

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

設定や音響効果とかも含めて最初に思ったのは「なんか西部劇みたい!」だったが、ジェイク・ギレンホールがインタビューで同じようなことを言っていたのでちょっと驚いた。

ガイ・リッチー初の社会派作品との触れ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

独特の舞台設定や映像表現、シニカルなユーモアに溢れたセリフの数々など、多少戸惑う部分もあったが、「大人の体を持った自由奔放な新生児」が、好奇心のおもむくままに、様々な出会いから学び成長していく姿は、最>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.5

まずタイトルが素敵。
アメリカのポップスが今よりはるかに大衆に対して力を持っていたあの頃、音楽を通じて確かに世界がひとつに繋がっていたんだな、と思う。

個人的には、ブルース・スプリングスティーン、ケ
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ムービー・エンペラー(2023年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭2023@TOHOシネマズシャンテ

終始シニカルな、ちょっとイタめのコメディムービー。
今年のTIFFは久しぶりにバランスの良いラインナップで、ちょっと前に戻った感じで堪能しました!(
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.1

韓国作品のレベルの高さを実感。まさしくインターナショナル水準。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

東京国際映画祭@角川シネマ有楽町

どうしても映画館で体感で味わいたくて、仕事抜け出して行ってきた!
と思ったら、他の映画館でもリバイバル上映やってた!(笑)

でも、
震えた!痺れた!めっちゃ良かっ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭@ヒューリックホール東京

軽さ感とか時間サイズとか、いろいろな意味で程よく、終始楽しめた。
こういう万人受けする作品も映画祭を盛り上げるには大事だと思う。

P!NK: ALL I KNOW SO FAR(2021年製作の映画)

4.0

子供との関係性が素敵。メチャカッコいいお母さん。
ウェンブリーのシーンは圧巻の一言。生で観てみたい。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.4

なんか観たことあるな~て思ってたら、「幸せなひとりぼっち」のリメイク版だった。
オリジナル版の時と同じく、始まって10分からずっと泣いてた感じ。
マリソルのストレートなキャラが素敵。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

シリーズ3作目ともなると初っぱなから安心してその世界観に浸れる、笑いあり涙ありの、外れのない娯楽作品。

相変わらずOSTの選曲が秀逸。特に子供の頃聞いたレインボーのSince you been go
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

確かに既視感強め。
この路線に少し飽きが来てるのは自分だけではないんだなと。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

これぞまさに、色々な意味でアメリカンな、観終わった後に爽快感が残る"フィールグッド·ムービー"!
登場人物がみんなそれぞれにキャラが立っていたけど、中でもソニーとフォークのやり取りは絶妙だった。

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.9

アクションシーン、特に脳内シミュレーションが秀逸!

少年の君(2019年製作の映画)

4.3

主役の二人の演技が抜群。少ないセリフの間を埋めて余りある豊かな表現力が素晴らしい。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.3

彼が作曲作業の時に、楽器も何も使わずに、内から湧き出てきたであろうイメージを、ひたすら五線譜に音符として書き込んでいく様は、まさに天才のそれだった。

色々な人達がやたらめったら誉めちぎり続ける2時間
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リディームチーム:王座奪還への道(2022年製作の映画)

4.2

世界最高のプレイヤーであるコービーが、チームの誰よりも早く起きて練習をし、プレーでチームを引っ張る姿に痺れた。
一方で、アメリカが、そうまでしてチームワークで戦わないと勝てないぐらい世界のレベルが上が
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ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰(2022年製作の映画)

3.8

90年代から2000年代の頃はSPAが全盛で、アメリカやハワイに行くたびにアバクロやバナリパの服を買って帰ってきてた。

人種差別などの色々な問題のあるブランドだったかもしれないけれど、当時のアバクロ
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ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

4.4

稀代のボーカルグループでありメロディーメーカーのビージーズ(ギブ兄弟)のドキュメンタリー。

中学3年の時に、映画「サタデーナイトフィーバー」のサントラで、あのファルセットボイスでモジャモジャの胸毛と
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EXIT(2019年製作の映画)

4.1

予備知識ゼロで観始めたので、最初の20分ぐらいは韓国ファミリー物か?と思い始めたら、そこからラストまで怒涛のハラハラドキドキ80分が待っていた!
こういう韓国エンタメ系はホント面白いね。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

登場人物も少なく台詞の数も多くないがゆえに、丹念に練られた脚本と美しい映像が際立つ作品。
ギリシャ神話のオルフェウスの話がこのラブストーリーのモチーフになっていて、観終わってからも「振り返る」ことの意
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.9

統合失調症を抱える高校生の成長ストーリー。
統合失調という病を、もっと重たくなりがちなところだけど、主人公の頭の中を上手く描いたりして、「青春映画」らしく、適度にライトで分かりやすく表現できてる。

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

考えてみれば、赤の他人同士が「愛」というもので結び付いた「夫婦」という関係はいかに不安定なものかと思う。
そんな「夫婦」が、人と人として、時間をかけて本当の意味での家族になっていく感じとか、凄いリアリ
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.1

1999年と1969年のニューヨークを舞台に、父と息子の時空を超えた絆を描いた、とても素敵なSFファンタジー。
ハラハラ、ドキドキのサスペンス要素もあって、あっという間の2時間。
主人公が自分とちょう
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

何歳になっても危険なスタントを自ら体を張ってこなし、僕らに本物のエンターテイメントと感動を与えてくれる、トム·クルーズという正真正銘の'ザ·ムービースター'と同じ時代に生きていることに感謝。

お馴染
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.9

どんなダークヒーローやアンチヒーローでも、普通はもう少し共感できる部分はあるんだけど、この作品に関してはゼロだった。むしろ、詰めの甘いロシアマフィアの方を、どちらかというと応援してた。。。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

親子の葛藤系×青春一人立ち系×ノスタルジー系×音楽系=かなり好きなやつ。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

ほぼ一人で7年かけて作り上げたっていう事実だけで、かなりヤバイでしょ。
ユニークなキャラクター達と独自の世界に変態オタク的な狂気が詰まったエンターテイメント作品を創り上げた堀監督こそまさに神。

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