karinさんの映画レビュー・感想・評価

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天気の子(2019年製作の映画)

4.8


眩しかった。
それはまるで、光の水たまりみたいに。
ただただ少年たちがまぶしかった。

天気は天の気分。
人と天気が作ったのは、東京であり、日本であり、世界。
自然は自然のままに、雨を降らせる。
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.8

原題「Love,Simon」

両親の涙は気づけなかったことへの寂しさ。

親友たちの涙は傷つけたことへの涙。
ゲイがなんだと怒った彼らは、とても素敵だった。

カミングアウトはショッキングなこと。
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.8

好きな映画俳優を聞かれたら
真っ先に思い浮かべる1人が、太賀さん。

彼が最高に面白かったな。
声出して笑った。
長澤まさみさんのかわいさは宇宙レベル。
太賀さんの面白さも大気圏突き抜けてた。

もち
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

5.0

邦画なんてと思っていた
とんがりコーンな時代が私にもありました。
が、
やっぱり邦画も素晴らしいんです。

おしゃれな映画とラブストーリーもので
暇さえあれば何度も流す作品はいくつかある。
そのほとん
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

ペンギンとおっぱいが繰り広げる
ひと夏の不思議なものがたり。

彼の世と此の世、なのか。
捨てられた(る)物たちの世界なのか。
そこには恋を知った少年と、いるはずのないお姉さん。

書いてて自分で何を
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.5

原題「Captain Fantastic」

ここ数ヶ月、映画は見れどもレビューをご無沙汰してしまいました。
久々に書こうかな。と思った時、真っ先に思い浮かんだのがこの映画。

「普通ってなんですか?
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

原題「Call Me by Your Name」

北イタリアの夏。
湿度のないカラッとした空気。
焼けた肌を冷ます、木陰をそよぐ風。
石造りの家はどこか冷んやりしていて、
彼の肌はじわっと湿り気を帯
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ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

4.2

原題「The Descendants」

序盤、ジョージ・クルーニーが走る。
ただひたすらに走るその姿が
かっこ悪いことこの上ない。
でもさすがと言うべきか、
その姿にマット・キングそのものが集約
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

原題「suspiria」

何がいいって、
理解が追いつかない映画を
自分なりに解釈して
それを誰かと語り合う。
今回は考察サイトを見てああでもない
こうでもないと自分の中で
噛み砕く時間が何よりも楽
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.6

原題「Gravity」

そう、Gravity!!!

それ以上でもなく、以下でもない
この映画は、
タイトルがGravityで
初めて最後を迎えることが出来る。

あのラストシーンの鳥肌は
ゼログラ
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マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

4.0

原題「Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards」

大大大好きなジョン、
ジョン・ガリアーノが楽しそうに話す姿を見れただけで
私にとっては大満足。

ロマン
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

原題「Black Panther」

賢者は橋を架け、愚者は壁を作る。

歴史的に虐げられた人たちを主演に置いたこの映画の
最後を締めくくったこの言葉。
この言葉が全てで、そして彼らがそう発言したこと
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

原題「Manchester by the Sea」

忘れたいなら、離れる必要がある。
良いことも、悪いことも、関係がなくなることで
それは一切の無になる。

でも無になったからといって、奥底に眠った
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

痛い、痛いよ。
痛すぎる。

違う、松岡茉優が痛いんじゃない。
私の心が痛いんだ。

よく、
「名刺がわりに知らない人に見せるならどの映画にしようか。」
と考える。

色々ある。
色々あるけど
そうだ
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

Elleに引き続き見たお正月映画。
情緒不安定かな?と思うほど正反対に位置するこの2本。

色というのは不思議で…。
洋服もメイクも、その日の気分で身につけたい色は変わってくる。
人を好きになった時、
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

原題「Elle」

イザベル・ユペールだから、この映画、そしてこの結末にできる。

どこかでこの言葉を聞いてから、どんな映画だろうと楽しみにしていた映画。
前評判通り、衝撃。というかカオス?
この物語
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.9

大好きなこのシリーズもとうとう完結…。

しのぷれど 色出にけり わがこひは
   ものや思ふと 人の問ふまで

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり
   人知れずこそ 思ひそめしか

千年先の今、
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.3

原題「THE 15:17 TO PARIS」

人を救うことを夢見た、きっとどこにでもいる青年たち。
でも間違いなくヒーローとなった、
ほんの一瞬、たった一瞬のための2時間。

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.6

好きだから言えなかったこと
その過去の嘘ではなくて、
好きだからこそ思い描いた
未来の嘘。

きっとあのままでは
実現しなかったであろう未来は
彼の過去を、嘘を追い求めることで
幸せな未来へと続く。
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二重生活(2016年製作の映画)

3.8

満たされない。
空っぽ。

自分の中の、その空いている部分に
誰かで、何かで埋めようとする。
はたまた自分の中の虚ろな部分は
自分のせいだと責めて、補おうとする。

そこに自分以外の意思はない。
自分
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.1

原題「The Circle」
退屈半分、結末の興味半分で見終えたんだけれども。

そもそもSNSは1つの媒体であって、
完全な透明性とは全く反対のものだと思っている。

けれど世界中に置かれた監視カメ
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先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.6

その頃たった50点しか取れなかった社会のテスト。
好きと言う気持ちを許してもらうために取った90点のテスト。

高校生の女の子の精一杯はこの40点に込められている。
それは何よりも大きな頑張りで、
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

原題「Mother!」
この作品だけは前情報として、
誰が、何を、何のベースがあって、している行動なのか
どなたかの解説を読んだ上で見る方が楽しめる作品だと思う。

何と言ってもハビエルをこの役に選ん
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

原題「Nocturnal Animals」

書いては消し、書いては消しを繰り返す。
何をどう書けばいいか分からない。
それがこの物語を見た私の感想。

また後で、もう1度見たい。
それが私の今の感想
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.5

原題「Annabelle: Creation」

死霊館シリーズは今のところ全制覇中。
日本人には悪魔ってそう馴染みはないけれど、
子供を亡くした夫妻、人形、郊外の大豪邸ときたら
井戸もあれば、不気味
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

原題「IT」

なんか最近ホラー系の映画しか見てない。
夏も終わるし、最後のホラー映画駆け込見かな。

私は子供の頃、ピエロが嫌いだった。
だからこそITは"怖い"のいやーな部分を突いてくる。
気持ち
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

噛まれたら最後なゾンビ映画が大好きなわけだけど、
この作品は逃げるだけのパニックゾンビ映画じゃない。

元々この映画でのゾンビは、社会から淘汰されてしまった人が起源。
自分以外の他者を無視し続ける韓国
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

原題「Dreamers」
最も好きなフランス女優
Eva Greenの代表作。
脱がすことの多い監督の作品を
彼女は自分から進んで出演を決めたと
ある雑誌のインタビューで読んだ。
心配だった母親は撮影
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ライフ(2017年製作の映画)

3.4

原題「Life」

海に潜った時の魚を見ると
人間なんて無力だと思い知らされる。

宇宙にいる宇宙人なんて
一生勝てないよ、そんなの。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

泣いた。
笑い過ぎて。

この作品を見る前、そして前半戦は
下手な役者がゾンビ映画作ってたら
本物のゾンビ出てきちゃったみたいな
完全B級映画だと思っていた。

ごめんなさい。
全米が(笑い)泣く、最
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

4.0

10年の長い間、
フェローの時から見てきたあの4人。
もう開始1分の回想シーンで込み上げてくる。

よかった。
全部よかった。
コードブルーファンはきっと
色々なシーンを思い浮かべながら
彼らの成長に
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

原題「Ocean's Eight」

時間制限のある脱出ゲームみたいな、
あの心臓が飛び跳ねるような緊張感。

最高にかっちょいいお姉様方が
スカッと爽快に盗みまくる。

正直ストーリーに意外性はない
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

嘘をつくということ。
それは自分のためか。誰かのためか。
「あの子はよく嘘をつくんです。」
この一言さえも、どんなタイプの嘘なのか。はたまた真実なのか。

誰かのために嘘をついた時、
その嘘は暴かなく
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

原題「Dunkirk」

空、海、陸。
1時間、1日、1週間。

この3つの時間軸をたったの2時間でまとめることで、
見ている私たちの体感時間をさらに緊張感あるものにする。

もう嫌になる程、陸の時間
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.2

夏休みが始まった日、夏の夜。
お祭りがあって、好きな子の姿を追ったり。
甘酸っぱい思い出の中には、たくさんの"もしも"が詰まってる。

でもその"もしも"をここまでファンタジーにしちゃうと
ただの夢物
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

原題「Baby Driver」
ちょっと元気がない時、私のimusicはjust the way
you areをかける。
綺麗な夜空を見れば、スパークルをかけるかな。
それかすっごくロマンチックな
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