KanKawaiさんの映画レビュー・感想・評価

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SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

4.3

2019年イギリス映画。ポスト・クラシカルの音楽家マックス・リヒターが制作した眠るための音楽「SLEEP」。その8時間に及ぶ楽曲の制作過程とライブ演奏、実際に体験した演奏家や観客を追ったドキュメンタリ>>続きを読む

8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.3

2020年脚本・監督 岩井俊二。コロナ禍の東京、カプセル怪獣を育てコロナ・ウィルスを倒す。主人公タクミと他者を繋ぐzoom画面での展開と姿を変えていくカプセル怪獣の行く末が肝である。斎藤工が自宅で自撮>>続きを読む

チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.4

2018年中国映画。監督・岩井俊二。後に「ラスト・レター」として自ら日本でリメイクされたオリジナル。日本での人気俳優を配した「ラスト・レター」より作品そのものの強度があり、現在と過去の中国の地方都市の>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

2020年アメリカ映画。リーマンショック後、会社は倒産し街から人はいなくなり、夫を亡くした女はキャンピングカーで暮らしパートタイムの仕事をしながらアメリカ西部を移動し続ける。定住の機会は何度かあるが、>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.3

2012年作品。前作から時は経ち、シンジとともに戦った者たちの様相は代変わり世界は大きく変貌したような導入。新たな対立軸が現れ、前作までの登場人物の変化を解き明かしていく。明らかにこの作品から画がきれ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

2009年作品。セカンドインパクト以降、新たなキャラクターが加わる。ストーリーとして大きな展開があり、シンジ、レイ、アスカはどうなる?という次作へのブリッジが壮大である。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.3

2007年作品。世界を襲った大災害セカンド・インパクト、父親に呼ばれて第3新東京市にやってきた碇シンジはある任務を任される。碇親子の葛藤、0号、初号、2号機エバンゲリオン。

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.4

2020年作品。なまはげ行事の際に醜態を晒した男は妻子と別れ、地元を離れる。2年後、妻子の現状を知り再び地元へ戻るが…。駄目な夫の仲野太賀とその妻の吉岡美帆が好演。シンプルなストーリーだが見応えのある>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.4

2019年作品。3.11以降の故郷石巻にバツイチの女と娘はギャンブル依存症の男とともに帰る。バツイチの女は事件に巻き込まれる。女の死を機に男はギャンブルへとのめり込み八方塞がりに。香取慎吾の碌でもない>>続きを読む

キング・オブ・ペキン ~父と子の物語~(2017年製作の映画)

3.1

2017年作品。中国のある村で映写技師として働く男は息子と二人、映画の野外上映で生活。映写機が壊れ、映画館の用務員から映画コピーをするようになる。自分から心が離れる息子、別れた妻、この関係の行く末は?>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.2

2021年作品。アメリカに移住して開拓農業を企てる一家。家族の問題を抱えながら、新たな一歩を踏み出そうする父。様々な障害を抱えながら生活の基盤を整えようとするが…。少年役の男の子が良い。どんな場所や時>>続きを読む

日々は、うたかたに(2021年製作の映画)

3.2

2021年トルコ映画。廃品回収で生計を立てる男のもとにを親から捨てられた少年がやってくる。同じような境遇で育った男は少年とともに生活を始めるが…。エンディングでストーリーのトリックが明確になり、主人公>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

2020年岩井俊二監督作品。姉の葬儀が終わると同窓会の案内が届く。姉の代わりに出席した妹はかつての姉の恋人と出会う。そこから姉に成り代わって文通を始める。姉妹の少女時代と現在の子供たちがシンクロし、時>>続きを読む

点対点(2014年製作の映画)

3.6

2014年香港映画。中国から来た女は語学学校で働くも日常は淡々としている。ある日、地下鉄駅の柱に点字で施された模様を見つける。あらゆる駅に記された模様とその意味を探すことで香港に馴染んでいく。見慣れた>>続きを読む

幻土(2018年製作の映画)

3.4

2018年作品。シンガポールに出稼ぎに来た中国人ワンは行方不明に。ワンを探す展開から、日々労働に明け暮れるワンの日常が明らかになって行く。ドキュメンタリー風な導入と開発されていくシンガポールの街並みか>>続きを読む

先に愛した人(2018年製作の映画)

3.9

2018年台湾映画。死んだ父の恋人は男、夫に去られた妻は保険金の受取人が恋人であることを知る。その狭間で息子は父の恋人を通じて複雑な思いになる。室内の小道具や舞台の装置など色鮮やか、随所に挿入されるイ>>続きを読む

幸福都市(2018年製作の映画)

3.8

2018年米/仏/中/台映画。導入は近未来の台湾、30年間離婚を認めない男は、妻、妻の恋人、元同僚に仕返しを企てる。衝撃的な展開から男の過去が時代ごとに明確になって行く。結末ありきの種明かし的な展開は>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.3

2016年韓国映画。極中で裏社会のボスと青年が出会う。ある事柄から二人は親密になり、出所後、パートナーとして仕事をするが…。裏切り合う王道のストーリーだが、徐々に二人の関係性が暴かれる流れは飽きがこな>>続きを読む

ヘイター(2020年製作の映画)

3.3

2020年ポーランド映画。大学を除籍になりPR会社にインターンとして入るが実態はSNSを活用した誹謗中傷を使ったイメージダウンを主とする会社。選挙対策として新たな戦略を立てるがエスカレートしていく。突>>続きを読む

いつか家族に(2014年製作の映画)

3.3

2014年韓国映画。3人の子供に恵まれた夫婦、その長男が別の父親の子と判明する。他人の子を育ててきたことを恥ずかしく思う父と我が子に変わらない母、しかも家計は困窮し父は血を売って臨時収入を得る。そんな>>続きを読む

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.6

2018年作品。演出・柄本明、出演・柄本佑、柄本時生、「ゴドーを待ちながら」の稽古場を追ったドキュメンタリー。親子でありながら演出家と俳優の関係性の中では微塵も見せない緊張感、俳優である父を見つめる視>>続きを読む

感染家族(2018年製作の映画)

3.0

2018年韓国映画。父がゾンビに襲われたが何故か正気がみなぎり若返る。困窮の生活の中、家族は新たなビジネスを始めるが…。韓国ゾンビものであるが、全編コミカルな展開だが笑いの沸点はない。

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

3.3

1976年アメリカ映画。弱小少年野球チームの監督に元ブロ野球選手で酒浸りの男が就任。個性豊かな少年選手たちの成長の物語。テレビシリーズのポイントを集約した映画版は、チーム成長の過程がコンパクトに展開さ>>続きを読む

8番目の男(2018年製作の映画)

3.3

2018年韓国映画。韓国初の陪審員裁判を元にした作品。メディアが注目する中、初めて裁判に参加した一般市民の心の動きとおざなりにしない姿勢が想定されていた判決を覆す結果は爽快でもある。人の人生を左右する>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.2

2018年作品。昭和63年広島、やがて暴力団の抗争へと発展する騒動の中、ヤクザと微妙な距離感のある警察とその部下の新任。ある秘密を抱えつつ、ヤクザの抗争を抑えようとするが…。良くも悪くもヤクザ映画以上>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

2018年作品。函館を舞台に、本屋でアルバイトする僕と同居する無職のシズオに、僕と性的な関係になるサチコ。微妙な距離感で遊ぶ3人のバランスがやがて崩れていく。柄本佑、染谷将太、石橋静河の空虚で惰性的で>>続きを読む

続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.6

2016年作品。ドラマシリーズの映画化続編。映画版第一作目とは異なり、各エピソード前のメニュー表示がなくなり展開が楽しみな作りとなっている。一貫したテーマは親と子の別れに思えた。脇役の中高年女優が良い>>続きを読む

深夜食堂(2015年製作の映画)

3.4

2015年作品。テレビドラマシリーズからのが映画化であるが、作りはドラマ3話分を繋げたような構成。各エピソード前にメニュー名を表示するのはよりドラマ版を意識したものか。しかし内容はドラマ同様、しっかり>>続きを読む

ステップ(2020年製作の映画)

3.3

2020年作品。2歳の娘を残して妻が亡くなる。父は仕事をしながら、シングルファーザーとして家事と仕事を両立し奮闘する。小学校卒業までの子育てと生活のストーリー。主演の山田孝之のナチュラルな演技と脇を固>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

2021年 監督・脚本 西川美和、主演 役所広司。刑期を終えて刑務所から出所した三上はカタギとして生きていくことを決心するが、社会で思うように事は進まない。三上を巡る身元引き受け人、町内会の会長、彼を>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.6

2019年アメリカ映画。スター・ウォーズ最終話。一応、ストーリーの完結感はあるが、無駄なエピソードを盛り込むことで充実感は薄れた。

同級生マイナス(2020年製作の映画)

3.9

2020年台湾映画。映画監督志望、保険会社勤務、葬儀用紙細工職人、公務員の同級生4人の中年たちは人生の岐路に立つ。新たなターニングポイントにそれぞれが立ち決断する。人生の悲哀が時にコミカルに描かれる。>>続きを読む

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.7

2020年アメリカ映画。マルコムX、カシアス・クレイ(モハメド・アリ)、サム・クック、ジム・ブラウン)アメリカ黒人として後に影響を与えた4人がマイアミで一夜を共にする。黒人として白人社会でどう立ち向か>>続きを読む

ペンギンが教えてくれたこと(2020年製作の映画)

3.6

2020年オーストラリア/アメリカ映画。旅先のタイで事故にあい下半身付随となった母。その夫と子供の関係がぎこちなくなる中、長男がカササギの雛を保護し家で育てる。飛べないカササギと不自由な母の対比、やが>>続きを読む

時の面影(2021年製作の映画)

3.5

2021年イギリス映画。第二次世界大戦前のイギリスの片田舎にある塚の発掘の事実に基づくストーリー。歴史的な背景が分からないとその貴重さが分からない。

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

2020年アメリカ映画。同じ1日を繰り返す主人公はある少女と出会う。彼女もまた同じ1日をただ繰り返すだけである。無限ループから逃れるための方法とは?日常の奇跡や偶然を探すくだりから映像の面白さが増す。>>続きを読む

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