いわゆるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

笑えて、歌に心を動かされて、最後はほっこりとした気持ちになれるとてもちょうど良いコメディの超名作。

歌はもちろんのこと、登場人物たちの人間らしいところが多くの人をこの映画の世界に惹き付ける魅力の一つ
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DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)

5.0

映像が非常に美しく幻想的で、衣装や小道具、音楽など徹底しており全体的に暗めだが、その色使いがまたストーリーにとても合っている。

余りある映像と違和感のないストーリー展開、衣装や音楽、色使いの全てが総
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

数奇な人生を送り、まさしく一期一会にたくさんの人と出会い冒険をする主人公。

脚本の組み立てが上手く、興味深さといった面白みが要所に散りばめられているこの映画。
フォレストガンプという人間は、ひたすら
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0

常人には考えられない、思いつかないようなシーンが多々ある。
しかし人間が誰しも持っている「欲望」というものを最大限に膨張させ、尖らせたようなこの映画は、様々な要因から多くのファンの心を掴んだのだろう。
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

内容は、LGBTの先駆けとなり世界初の手術をした画家夫妻の愛沼にも似た素晴らしくも儚い物語。

演技力は凄すぎて引き込まれますので、それを観るだけでも一見の価値ありです。
男の様な妻と女の様な夫のアン
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

5.0

独特の世界観が光っているホラー作品である。バレエの美しさとホラーの融合は、他の映画にはない魅力を生み出している。
今作の魅力はオリジナリティーだけではない。観客に恐怖を感じさせる様々な演出も魅力的であ
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

5.0

人間の本質と罪について考えさせられてしまう。
無実だが殺人罪で死刑を待つ、不思議な力を持つジョンや、死刑囚に対しての扱いがひどいパーシーなど、相反する性質をもつ人間が起こす行動の数々や、そこに生まれる
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スリーピング ビューティー 禁断の悦び(2011年製作の映画)

5.0

とても美しいものを見た感じです。

純粋なんだろうが、複雑な人間て面白い生き物だなぁと思いました。
なんだか、夢をみているような時間でした。

オール・マイ・ライフ(2020年製作の映画)

5.0

自分が何気なく過ごしたこの1日をもっと有意義に過ごせていたらと後悔するくらい良かった。
今本当に自分がやりたいことって
なんだろうと考えさせられた。

真実の愛って感じ、素敵すぎた……
ラストシーンは
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

5.0

死ぬほど好きだった彼に裏切られた。
生きがいだった仕事をクビになった。
何もかも失って人生どん底の気分。でも、そんな時こそ、心を真っさらにして新たな一歩を踏み出すチャンスなのだとこの映画は教えてくれま
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ふたつの名前を持つ少年(2013年製作の映画)

5.0

本作は、絶望的な運命に立ち向かうたった一人のユダヤ人の少年スルリックの三年間を描いた小説原作のヒューマンドラマ作品。
命の旅の道中でスルリックが出会う人々がみな優しい人ばかりで救われた。

そして、何
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キャスパー(1995年製作の映画)

5.0

スピード感があるストーリーだが、登場人物の感情の動きや、それぞれの問題が解決したり友情が育っていく様子を、繊細に描いた作品でもある。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

キャラクターデザインが独特だが、テーマが人種や種族の争いとなっており、その世界観にすぐに引き込まれてしまう。

作中の中では、人類は非常に弱い立場で描かれているところも面白い。
今でいうアバターのよう
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

-

隙のない世界観の完成度に魅せられます。
サイエンス・フィクションというジャンルを産み出す根源的な欲望と恐れ。
星新一感が強い。

メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

観終わって、久し振りに、何か不思議な世界を観たという独特の浮遊感を感じた。作品の世界観を完全に掴みきれず、幻惑された感じがした。全てが納得できる作品も良いが、本作のような、卓越した映像表現で私たちの想>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

5.0

近すぎて気づけなかったお互いへの想い、そしてそれぞれが別の道に進んでいくことでわかってきた本当の「好き」という気持ち。
近いようで遠い存在、離れてみて初めて分かる真実をとても明確的に表現している。
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

5.0

ストーリーについては、好みが別れるでしょうが、私は好きな方である。主人公に関わった周囲の人は、もれなく不幸が訪れ、主人公の都合の良い方向に状況が転がり、その状況はまさに神に愛されていると言っても過言で>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

5.0

とにかく配役の豪華さと衣装の美しさに目を奪われます。また1つ、イギリスの魅力や歴史を発見できる作品です。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

5.0

ほっこり見られる映画。ヒューグラントが、渋さやかっこよさを上手く消せていて、ごく普通の男性を演じているところも非常に好感が持て、派手な演出や展開はないけれど、のんびりとしたひだまりのように暖かい愛を育>>続きを読む

ノートルダムのせむし男/ノートルダム・ド・パリ(1956年製作の映画)

5.0

風変わりなルイ11世(印刷術は奨励)
乞食と泥棒の貧民窟、ジプシー(ロマ)の取り締まり、魔女裁判の様子なども興味深かった

ノートルダム寺院を中心とした15世紀のパリのセットも豪華
支配階級の矛盾に怒
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

-

二度と観たくない映画。

「ミッドサマー」の大筋は、ニコラス・ケイジ主演でリメイクも作られた「ウィッカーマン」などに代表される、人里離れたコミュニティに入り込んでしまった主人公(たち)が、その地特有の
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

5.0

童心を思い出すクリスマスムービーの定番。
最後の泥棒撃退シーンは心が踊るような仕掛け
の連続でスカッとさせてくれる。
終わり方も綺麗だった。
見ていて幸せになれる作品です。

翼のない天使(1998年製作の映画)

5.0

. シャマランがこんな単純でまともな方向性の作品をつくっていたというのがそもそも驚き。
ただし、作品世界の構築力はまだまだであり、ちょっと話が進んだらすぐ息切れしそうになる雰囲気が漂っている。
後の作
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

5.0

誰かが死んだ後にもその他の人の人生は続く。死を悲観的に捉えすぎない映画。
音楽良い。
オーガスタスは辛い状況でもユーモアを忘れず励まし続けた。素晴らしい人物だと思う。
言語化しづらい深い内容があるよう
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アメリ(2001年製作の映画)

-

妄想を愛する主人公と登場人物全てがヘンテコなフランス映画。
心地よい街並みと地味な日常で恋は始まり、コトコト煮込んでいくんだなぁ…

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

5.0

誰でもちょっとした人生の選択が有って時の流れでその選択を見過ごして今の生活が当たり前に過ごしている。。もしあの時、違う選択をしていたらと天使が舞い降りその生活を見させてくれるファンタジー映画。何が幸せ>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

ぼくらはみんなタイムをトラベルしている。人生は冒険だ。平凡な人なんて存在しない。誰もが特別で、人生はドラマだ。
そんな当たり前に続く日常に彩りを与え、二度と訪れない一日一日を大切に噛み締めて生きようと
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

-

おばあちゃんになったキムの回想から始まるシーンと言い、映画全体の映像と雰囲気がものすごくノスタルジックで素晴らしい。ハリネズミのジレンマを思わせる、エドワードの繊細でピュアで汚れないキャラクターは誰も>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

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ティム・バートンの世界観が好きで画集も持っている。もちろん映画も見ている。この人の心の自由さと細かいこだわりにはいつもワクワクさせられる。

本作はファンタジーとリアリティーの境界線をぼやかしながら物
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

5.0

愛されることを知らないが故に、愛することも知らない…

ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

言葉は官能的な美を称揚することはできても、再現することはできないことを、アシェンバハはまたしても苦痛とともに感じた。 ーこんな場合とうてい考えられないような、ばかげた、唾棄すべき、滑稽でしかも神聖な、>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

5.0

心から美しい映画。
映画の魅力のすべてを兼ね備えてるといってもいい。
霊の捉え方にオリジナリティがあり、よく研究し調べている。死神の演出はアナログ的なのがかえって恐ろしくリアリティがあると思う。
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

5.0

本作は、その時の娘で女優のエヴァ・イオネスコが自ら監督・脚本を務め当時の実体験をもとに描いた禁断の問題作となった。

自らの名声を求めるあまり、娘の気持ちに寄り添えない母親と、そんな母親の欲望の犠牲と
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

本作が魅力的なのは、モリコーネによる流麗な音楽と美しい村の情景が、観客の心に直感的な郷愁を感じさせるも、「過去から託された思いを捨てることで良い人生を送れる」という真逆のメッセージを掲げているところ。>>続きを読む