Kazuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Kazu

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Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)

3.8


ポォ〜と楽しめる作品を、と何気なく選んだけれど、こんなにも素敵な作品だとは🥰

かつてジョン・レノンが新人だった歌手に直筆の手紙を送っていた。
しかし43年間も本人の手元に届かなかった実話をベースに
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


ケイトとシアーシャ二人の女優魂に圧倒され、フランシス・リー監督にまたも脱帽した作品


メアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)10歳で父を亡くす。
兄と家計のために化石採集を始め、13歳で世界
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


『異端の鳥』や、『僕の村は戦場だった』も少年を主役に衝撃作品でしたが、この作品が一番かもしれません。

戦後間もないソビエトの極東にある炭鉱町スーチャンが舞台。

収容所と監獄、捕虜と受刑者が入り混
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ガールフッド(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんてお洒落でかっこいい作品なんでしょうか。

フランスに住む若い黒人女性、スタイリッシュで、それでいてとてもリアルな若者の今を赤裸々に描かれている作品。

セリーヌ・シアマ監督のかっこよさを感じる。
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


『ブロークバック・マウンテン』
と見比べてしまうシーンもありますが、
時を経て、時代が変わり
今作には明らかに希望が見出されている。

しかし、イギリス、ヨークシャー地方の田舎であり閉鎖的なコミュニ
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます


アンドリュー・ヘイの作品は、
『さざなみ』
『荒野にて』
そして今作の順番で鑑賞。

3作品ともに共通しているのが、圧倒的なセンスの良さとリアリティを追求した映像の美しさです。

恋愛ってすごくプラ
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社会から虐げられた女たち(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題が残念な作品が時折ありますが、この作品もそうです。
せめて原作『狂気たちの舞踏会』で良かったのでは?

19世紀末のフランス、
実在する女性だけを収容するサルペトリエール精神病院を舞台に、過去の歴
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0


最近は殆どディズニー作品は観ないので予告編も、事前情報もあまり入れずにU-NEXTポイント失効分で鑑賞。

いゃぁ〜こんなに楽しめる作品とは思っていなかったので、大変満足です。

エマが2人なので、
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます



精神分裂病と一括りにされていた統合失調症、
この病名が使用される様になったのも、この20年程で、まだまだ原因や、治療が不明の精神疾患です。

多くの統合失調症の方々を診察の段階で関わる事はあったが
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

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こんな内容だったとは?

"佐々木のような人"
思い返すといた様な気がする程度で、今作を観ていて私はこの様な世界とは無縁な青春時代を送っていたんだなぁ〜ってつくづく思う。

わざと関わらない人生を選
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

不妊治療、特別養子縁組、未成年者の妊娠、

とても難しい問題提起です。
何が正解かはわかりません。

無精子症、不妊治療、それぞれに苦しみを乗り越えた結果の[特別養子縁組]を受け入れる夫婦

中学生で
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.5



ルカ・マリネッリ
ヴェネツィア国際映画祭でホアキンを抑えて男優賞を取ったというから興味あるあるで鑑賞。

この作品に関してだけは、ホアキン負けたかな?って一瞬思ったけど😅

ルカ・マリネッリの魂の
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます



リーガルサスペンスではありますが、私個人的な受け止め方としては『サラの鍵』『手紙は覚えている』に近いなぁと感じました。

冒頭から事件の犯人がわかっている。
じゃあどんな話なんだ?
今作の焦点は、
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます



2010年短編『今日は一人で帰りたくない』から、
2015年長編『彼の見つめる先に』

もう何度観たか?
と言うくらい、短編は可愛くて
大好きな作品でした😍

長編となるとどうなるのか?
と、心配
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.8

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やはりドキュメンタリー映画はすごい🎬

世界一ゴッホの絵を描いた男って?
とても気になった・・・

オープニングから私は、ないない、あり得ない、と、嘲笑うようにケラケラ笑いながら鑑賞し始めた。

贋作
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ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺(2018年製作の映画)

-

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全てがバロック絵画のような美しい映像美。

だが、ストーリーはタイトルにもあるように悲劇、虐殺と結末が分かっている作品なのですが、

映画にでもならないと余程歴史に詳しい方でなければ知られない様な
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.0

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彼女がタバコをふかしながら🚬
ソファーベッドに横たわり、思考するシーンがなんだか好き。

何度かあるこのシーン、ゆったりしている様に見えて、彼女の頭の中はフル回転しているんだろうなぁ〜音まで聞こえそ
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おもかげ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます



短編映画「Madre」(18分)が出発点となった今作、

冒頭から一気にストーリーの起承転結の"承"が描かれ、心臓が動悸を打ち、
胸が締め付けられる思いがラストまで続いた作品でした。

短編のその
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ウィッチ(2015年製作の映画)

4.0


人間は生まれながらにして「原罪』を背負っている。
神話的な考えですが確かに頷ける、人間とは元来、強欲で身勝手な生き物なんだと見せつけらる今作。


数年前に鑑賞した記憶があるのだけれど何故か内容がイ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


今作もそれぞれいろんな考察があり答えのない面白い作品だと思います。

分厚いパンフレットも娘が購入しておりましたが未読でレビューをします。
おそらく読むとネタバレ内容に引きずられそうになるので。
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

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すべてに満たされている様で何も満たされていなかった。

彼女の身体はまるで子供を産んでくれる道具の様にでも思われていたのではないかしら。

妊娠中は特に鉄欠乏性貧血になりやすく、体温調整がコントロール
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

4.1

もぉ〜とにかくブルース・ダーンが最高な作品です。

ネブラスカやピーナッツ・バターファルコンなど、お爺ちゃんになってからのブルースのおとぼけ感は堪らなく可愛い。

今作も彼の魅力満載、
実年齢は85歳
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

4.0


いゃぁ〜久しぶりにハッピーな気持ちになれる作品を観た気がする😊

ストーリーは、まぁ置いといて・・・

トレイシー・エリス・ロスの歌声を聞けただけで感無量でした♬

偉大なるシンガーの娘である故、歌
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ラスト・クルーズ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます



2020年1月20日横浜港を出港したダイヤモンド・プリンセス号船内の貴重な嘘のない映像が見れた事には満足です。

しかし当時コロナウイルスの不確かな感染経路や情報を医療に素人のマスコミが放送し続け
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

WOWOWで鑑賞

この作品は凪沙と一果の二人を中心に、彼女たちに関わる人間や社会的な背景、特に子供を育てる親子、家族関係が社会問題になっている事を強く描いていると感じます。

子供を愛せない親、育児
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます



何故か今頃鑑賞。

なぜ今なのか自分でもわかりませんが観ようと思ったのが今だった。

今まで観たラブストーリーの中で一番切なく苦しい、そして美しい作品



オープニングが良い❣️

晴天☀️風、
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.5


公開前から📎していたにも関わらず、観る勇気がなかった。

覚悟はしていた、たが・・・

とにかく悲しい、悲し過ぎる

1800年代前半、オーストラリア・タスマニア地方「ブラック・ウォー」と呼ばれた時
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

4.0


日曜日の夕方、珍しくぼぉ〜〜と・・・

WOWOWから流れ出した今作、自ら手を出さない青春映画、邦画、だけど
ラストまで集中した作品でした。

可愛い〜*\(^o^)/*
もうすべてが、かわゆいので
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに映画鑑賞🎬

1907年スウェーデンのスモーランド地方で生まれたアストリッド

のちに「やかまし村の子どもたち」「長くつ下のピッピ」を世に生み出す児童文学作家

美しいスウェーデン、デンマー
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

4.5



レオニーは17歳、

冷めた笑顔、社会に反発、大人は勝手、

未来に失望、やりたい事がわからない、

親はウザい、素直になれない、

楽しめる事がない、楽しめない、

何をしても続かない、

飛び
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0


ディズニーアニメ版は数えきれないほど子供と一緒に鑑賞したけれど、実写はちょっとね〜と🤔

金ローの時もCM入るしって観なかったんだけど、
今回ポイント消化のために今更鑑賞。

いゃぁ〜いろいろ文句垂
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

3.8


鉛筆一本で自我の性の解放に挑んだ芸術家

エロティックアーティスト、トウコ・ラークソネンの半生を描く今作、

またひとつ私の知らない世界を知った。
(知らない世界が多すぎる😰)

以前から謎であった
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メリー・コルヴィンの瞳(2018年製作の映画)

5.0


この作品は壮絶なる真実です。

2018年製作のメリー・コルヴィンの半生を描いた『プライベート・ウォー』のその後が描かれたドキュメンタリー作品です。

今作に映るメリーの映像は当たり前ですが過去の物
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0


もう既にたくさんのレビューがなされた後に今頃レビューってどうよって感じですが・・・

でも私なりの解釈が間違っていようが、自分の中でどこかの部分だけでも落とし込まないと気持ちが悪くてしょうがない。
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.0



いゃぁ〜切ない🥺

外見の印象だけでその人を判断し決めつけ傷つけ合うって人間だけかも知れない。

動物の様に皆んな同じ顔をだったら、こんなに悩む事も苦しむ事も無いだろうとつくづく思う。


相手の
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奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

4.0


1977年、ラクダ4頭🐪🐪🐪🐪と🐕と共にオーストラリアのほぼ中心、アリススプリングスからインド洋に向かって2700kmを徒歩で横断した実在の人物を描いた作品。

ミア・ワシコウスカが主人公ロビンを演
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