KeiRalphさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

KeiRalph

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

原作未見!だが何も問題なし!上原ひろみの曲と演奏が7.1chサラウンドで聴けるだけでも十分なのに、演奏表現のアニメーションの演出がカッコ良すぎて倍増。これぞ音と映像のセッション!

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

マルチバースへの誘いを早いうちから始めてくれたMCUのおかげで、「そういう映画だ」という理解には追いついてたのが救いですが、「エブリウェア」の章以降で、暗がりでつけてる寝落ち防止メモの手が完全に止まり>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

「スピルバーグ版まんが道」だから面白いのかな?と思ったけど、スピルバーグ自身の栄光ではなく、映画とはフィルムの紡ぎ方ひとつで人の運命を左右させる魔物だということを伝える、いつも通りのトラウマ映画だから>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.9

偶然ながら、何故かアントマンだけは毎回吹替版で見ている。それも手伝ってか、内容が余計チャイルディッシュに感じる。でもそれがいい。大きくなったり小さくなったり、踏んだり小突いたり、これは子供がごっこ遊び>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

某団体の教祖死去の報道があった日に観たのは、これスピってますかね

オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

4.3

別れる決心を見て、すんなり腑に落ちないが何か面白い、というバカ丸出しな感想しか言えなかった…俺はもっとパク・チャヌク映画をもっと知らねばならない!と思っていたら、オールドボーイ発見、しかも全国内で、私>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.8

豪華キャストと豪華絢爛な演出に圧倒されますが、内容はまさに「ハリウッド版お笑いウルトラクイズ」(勿論いい意味で)!そう考えると、ブラピ演じたコンラッドは上島竜兵か…

冒頭からの酒池肉林なパーティー風
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

最近は映画見ながら寝落ちするクセついてしまい、その防止に暗がりにノートにシーン毎の展開をメモってますが、この作品においては眠る事はなかったものの、終始夢の中を見ているような感覚で、もはや何をメモって良>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.2

サンタのジョン・ウィックかよ!と思ったら、87ノースが製作!そりゃ面白え筈だ。

世界中の誰もが知ってるトナカイに乗った赤いお爺さん、いかにも舐められがちキャラだけに、実は殺人マシンでした(あの雑誌が
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.9

御大の偉業に善し悪しを述べられる立場ではありません!ちゃっかり点数つけてるけど、御大へのリスペクトは無限大です!

どの世界でも先達は損をするもので、ウルトラマンやウルトラ怪獣など、沢山の特撮のデザイ
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.7

映画的に全く映えないカブトガニをわざわざ選んだセンスを讃え、点数に表現しました!

茶色いしどこに顔あるのか不明だし動きが地味でひっくり返すと異様になまめかしくて気持ち悪いカブトガニ(以下ガニ)。ごく
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.1

はじめはヘラヘラしながら見てたけど、途中から笑えなくなって、最終的には神妙に。

殺風景の代名詞みたいな何もない孤島に暮らすおっさん二人の一方が突然相方に喋らなくなる話…
それだけ聞いたら誰得の映画や
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.6

歴史上および人道上、史上最悪の人権無視、極悪非道のナチスによる大量虐殺が決定される会議の一部始終を、当時の議事録を元に再現する本作。

会議の場所から出席するメンツから、会議の間に提供される軽食から、
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

この醜悪ぶりを映画にできるまでにかかった年数があまりに長すぎる。

映画の中でひたすら語られるワインスタインの悪行の数々。SNSの普及によって#metoo が加速、ハリウッドに限らず、ようやく女性が声
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

さすが韓国スター大挙出演のビッグバジェット、いつもの政治的背景も巧みに組み込みつつ、ウイルスへのリテラシーが高い今だからこそ成立できた航空パニック映画でした。

機上ではイ・ビョンホン、地上ではソン・
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カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

3.8

香港アクション映画の黎明期から絶頂期、そして迎える衰退から、今もなおその灯を消さない為に戦い続けるスタント俳優たちのインタビュー集。

小中学生時代、香港アクション映画で一度見たら忘れられないやられ役
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そばかす(2022年製作の映画)

4.1

昨年末ラストに見たかった映画でしたが、年明けに見てもとても良かった。こういう映画、もっとたくさんの人に見てもらいたい!

アセクシュアルの女性を中心に、いろんなマイノリティの方が大挙して登場。あまりに
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

明けましておめでとうございます。本年も毛の先程もお役に立てない偏った感想に邁進して参る所存です。

2023年、華々しい映画初めに選んだのはこの映画。正月気分で楽しめそう!という選択肢ですが、思った以
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

前作は、私が見る理由が無かったので完全スルー。その後チャンスは山ほどありましたが、結局みないまま…しかし、意味のない映画はそんなにない!とにかく何でも見てやろう精神で、クリスマス当日、客席の殆どがカッ>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

原恵一見事復活!それが何より1番良かったです!

かがみの孤城に偶然集まった7人の中学生たち。3月31日までに城の中の鍵を見つけ、隠された部屋の扉を開いた者だけが願いを叶える事ができる。ただし、願いが
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

ひたすらにストイック。言葉のいらないボクシングというスポーツだからこそ、見えてくる言葉がある。

時はコロナ禍、浅草にあるボクシングジム。空襲で焼ける事なく当時のまま残された建物は当然古びてはいるが、
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あのこと(2021年製作の映画)

4.1

邦題を「あのこと」と秘めた事にセンスを感じる。時代が時代なら、で、それが何か?となりかねないことの恐ろしさ。

大学生のアンヌは成績優秀、将来作家になる事に絶対の自信を感じさせる彼女に、妊娠が疑われる
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

「デス・プルーフ」ラストの、やったー!感を取り除いた、いかにもA24っぽいやつ。

30~70代の観客20名ほどのうち、男性7:女性3といった感じ。特に70代のオールドMENは、空き時間を埋めるのに映
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.3

はいハマった!おじさんが見たいやつ!

劇場内約30人の大半は私みたいな年恰好のおじさんでしたが、皆同じく「今時ウケないだろうが、俺は好き!」と答えるだろうと思います。SWシリーズにロボコップ、スター
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

同じくらいの年月を掛けてエヴァが大団円を迎えたのと同じく、井上雄彦も最高の表現手法で最終回を描きたかったんだろうな…と思わせる内容でした。

実は私某ゲーム制作会社に勤めており、グラフィッカーとして初
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.9

中世の神話について多くを語れる知識も無いので、やっすい例えで恐縮ですが…これは全然戦わないエルデン・リングやな!と思いました!

主人公の人の風貌と、やることなす事がやっちまったな!の連続なので、キャ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.9

冒頭から泣かされ、ラストでまた涙…

主演であったチャドウィック・ポーズマンの非業の死を乗り越え、リアリティとMCUの境界をどの様に整理するのか…という見方になってしまいますが、感傷に浸りすぎる事なく
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.1

すずめの戸締も良いけど、俺はやっぱりマの取り締まりがええな!

最近はエターナルズに出演したり、世界的に評価されて嬉しい反面、ただただ悪漢どもをしばき倒す俺たちのマ・ドンソクも遠いところに行ってしまう
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ウンチク/うんこが地球を救う(2022年製作の映画)

3.5

うんこというタール、いやベールを纏ったクソ真面目なウンチク映画!

何で黄金の日である金曜の夜にわざわざこの映画をみたのか…誰も興味はないと思いますが、まあ聞いてください。

先日、自宅の汚水槽の蓋か
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.6

事前の情報ゼロで見たら、まさかのアナザーあまちゃんでした。

「この世界の片隅に」のスタッフが云々…みたいなコピーに、何となく胡散臭さを感じつつ、サイトを見たらプロデューサーが同じ人という事か…うーん
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

最近仕事がストレス気味で疲労感高く、憂さ晴らしに見た映画が鳥がさえずる様なボソボソ喋る映画だとガチ寝してしまったので、今度はウトウトしたら騒がしくて目が醒めるヤツにしよう!という事でこの映画にしたら、>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.5

タイトルだけ聞いたら、ニコケイが変に絡むトン(豚だけに)デモ映画なんだろうな、という想像だけで見ましたが…確かに、ニコケイはヘンな感じでしたが、豚を奪われてからの展開が、何か思ってたのと違う…

更に
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

それはもう、永野芽郁映画でした!

永野芽郁のネクストレベルを堪能したい人は絶対行った方がいい。見終わったら、永野芽郁のことしか思い出せなくなりますよ。

幼馴染で唯一無二、それでいて疎ましくもあった
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

3.9

インド映画はなんでいつも「浴びる」という形容詞が似合うんでしょう。御多分に洩れず本作もビッタビタに浴びました。

本作冒頭に「実話に基づくフィクション」とのテロップ…というか、インドについては実話と空
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

「燃ゆる女の肖像」監督の第二弾!ならば見るしかない!何かジブリっぽい邦題が気になるが、まあそれはいいだろう。

予告やチラシでもバラしてるので別に良いのだろうが、そういう設定にしても似ている2人。と思
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