きんた君さんの映画レビュー・感想・評価

きんた君

きんた君

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

こんなの始まった瞬間に結末は分かるし、途中で最後のオチもほぼ読める位には分かりやすい。
…でも、案の定めちゃくちゃ泣かされた…ッ。。

きったないコンバースが男の友情の証、美しいじゃないですか。
男の
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

これすげぇ。
往々にしてこの手の邦画はコケる可能性大なので、期待値低めで観に行ったらキッチリ越えてきました。

まず、配役がバッチリです。
山崎賢人じゃ線細すぎて微妙じゃね?と思ってたけど、ちゃんと不
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.6

基本的には何も考えず観れるTHE 脳筋映画。
ただ、思ったより緊張感や駆け引きもありで大味過ぎない見応えもあり。
無駄過ぎるロケットランチャー2連射には爆笑しましたが…。

流石に今の時代基準で考えた
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.1

「何者でもない者が何かになりたくて結局何者にもなれなかった過程」を、ただ眺めるだけ。キッツイ時間ですコレは。。

主人公のツチヤが自分の好きな事しかしたくない(というか、出来ない)完全なる社会不適合者
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

作品を戦後の人間ドラマにフォーカスしたのはめっちゃ正解だと思った。現代劇だとシン・ゴジラと嫌でも比較されるし、モンスターパニックに振り切ったら海外作と比べられる。
結局こういうちょっとベタなドラマが日
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.7

かなり渋い。思ってたよりも渋くて暗かった。
オシャレで品のある画面作りが「おフランス」って感じでしょうか。
原作未読で見た為、その辺のギャップが気になったりは無かったんですが、原作好きな人からしたら雰
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.8

前半~半ばまでの悶々とした描写が凄く良かった。
青春のどん詰まり感とセカイ系って相性良いんですね。

バカバカしい悪ふざけのなか無意識的に痛みを求める男の子達。人を好きになる事の小っ恥ずかしさ。我々い
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

以外とちゃんと観てなかったので、色んな演出の雛形を作った作品なんだなぁと。

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.6

僕は陰キャなのでアトラクションに乗ったことはないんですが、ファミリー向けのホラーエンタメという感じで、薄味ですが手堅く面白かったです。

予測出来る範囲でしか物語が動かないのでつまらんと言えばつまらん
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

冒頭のバトルからやり過ぎな位血飛沫か飛びまくり。そして、出てきてはボコボコにやられて退場していく敵キャラ達のキャッチーな演出。この辺の誇張具合はケレン味があると言いますか、、もはや、もう半歩行ったら普>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

宮崎駿の遺書でもあるし、壮大なオナニーでもある。ただ、こういう人生完結編みたいなの作っときながら、しれっとまた新作出しそうですよね、あのお爺ちゃん。

インフルエンザの時見る夢みたいなビジュアルイメー
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

前半から中盤まで、ずっとどこか不穏な空気が充満している。
母親目線から描かれる、学校組織の胸糞悪さ。
わりと社会派路線の作品なのかなー?と思いつつ後半、マジでトンデモないショタ映画へと変貌しました。な
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

マジで映像がスゴすぎる。
前作より更に尖り切った表現が多々あり、もはやビジュアルアート作品のよう。

視覚的な楽しさがアクションシーンからギャグ、そしてしんみり泣かせの場面まで、どこを切り取っても一生
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

ババア!てめぇ!!!この野郎!!
って全編通してなる映画でした。僕が老人嫌い過ぎるのでしょうか。
マジで最後の最後まで老害にしか感じられ無かったのですが…。

どうにかこうにか孫と打ち解けられた辺りは
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.7

アクアマンみたいに海底を爆走するコナンくんにぶち上がり。もう何でもアリやな!!!

まぁ終始ツッコミながら楽しく観れるんですが、「ミステリー、アクション、SF、恋愛、萌え」と定型文を押さえつつ縦横無尽
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.5

映画としては所々投げっぱなし感が強い。
3人の関係性を深堀しないのは敢えてだろうか?
救いの無い物語ではあるが、鬱作品というよりは不条理ギャグにも通じる物がある。

大麻吸って弟の為に殺人犯すお兄ちゃ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

ストーリーはあってない無いようなモンだけど、この映画にそんな緻密な脚本を求める人は居ないと思うので別に良いんじゃないでしょうか。。
ファミコン世代の大人から令和のチビっ子まで楽しめるファミリー映画とし
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

仲良しジジイがわちゃわちゃ頑張るコメディ。人情モノの色合いも濃くて、なんかまぁご都合主義と言えばそれまでですが、見終わったあとは爽やかな気持ちになりますね。
歳取ってからもこんな友達居たらいいですよね
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サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.6

低予算の短編アニメでも、見せ方ひとつで結構やれますよ、みたいな。キメどころのシーンで雰囲気作りは成功してると思うし、何やかんやこういうベタベタのエモ感みたいなのは好きなんですよね…。

まぁ言うても作
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.9

新条アカネ、おっぱいデカ過ぎて草。

それはさておきで、原作観た人は最高に楽しめる1本でした。
一捻り加えたマルチバースの設定も面白かったけど、とりあえず皆が求めてる物全部盛りですげー。

過剰な演出
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

天才の苦悩は分からなくても、人と関わる事の怖さや腹を割って誰かと話す事の難しさは誰もが共感出来るのではないでしょうか。
「心の友よーッ🥹」と軽々しく使うジャ○アンってまじクソやんけ!と思いましたね。
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.9

庵野監督、絶対メンヘラ女好きよな…。解像度高過ぎて怖いです。。そしてボッコボコに振り回されても離れない(離れられない)カントク、そちらの気持ちも分かりますよ…。

90年代後半から00年代前半の尖りサ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

ジャズってスポ根なんやな。気合い1発で全部ひっくり返せる、やっぱりバンドは最高です。

本作はジャズがテーマですが、ジャンル関係なく、プロアマ問わず全バンドマンはとりあえず必見な作品かと思いました。
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.5

そもそも"ペット探偵"って何やねん!!笑
現代のコンプラ基準だと完全アウトな差別ネタとジム・キャリーのハイテンションな顔芸が笑える。

こういう品性低めの映画が見たい時もある。

ぼくらのさいご(2015年製作の映画)

3.3

こういうの見ても「キッツーー…」と思わなくなったあたり自分も大人になったなと。。
なんか姪っ子の初恋を見守るような感じの可愛らしさがある。

ストーリーに何かしらフックがある訳ではない。キャストの雰囲
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

パッケージや最初の方の展開から割と甘々な恋愛映画か?と思ってしまいましたが、そんな事は無かった…!

頭の中を辿るスリラーのようでもあったし、例え記憶を消しても結局同じ事を繰り返してしまうのは人間の業
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

劇伴が一切なく、主人公ケイコの設定上セリフもかなり少ない。最小限の言葉と映像、起伏のほぼ無い展開。これはまぁ僕のショッボイ感性の問題なんですが、途中ちょっと眠たくなってしまった。それくらい淡々としてい>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

可愛い女の子がグダグダやって最後めっちゃ人殺す映画。ストーリーはあってないようなもんで、主役の2人を愛でられるか愛でられないかで評価真っ二つみたいな。

個人的には伊澤さんのガチ過ぎるアクションと"陰
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

観る前は正直どうなる事かと思ったが、やっぱりスラムダンクはスラムダンク。最高でした。

まず、映像が凄い。これなんて表現したら良いんだろう。今までのCGアニメ、どの作品と比べてもちょっと見た事ない質感
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

前作「天気の子」がボーイミーツガールに振り切って制作した故に独りよがりな印象になってしまった事へのセルフカウンターが今作か(ちな、個人的には天気の子の方が好きかも)。

新海誠のおたく性を全力で出し切
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.9

四畳半神話体系とサマータイムマシン・ブルースのマッシュアップ。なんじゃそりゃと思いつつ観に行ったら「こんな手法あるんかい!」と感動してしまった。2作の美味しい所取り、出来の良い公式二次創作という感じ。>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.7

透明感と鮮やかな色彩豊かな田舎の夏の風景とか、登場人物のセリフのトーンとか「新海誠好きなのね」という感じが良くも悪くも。劣化版というよりは、こちらの方がよりライトオタク向けに絞ってるという感じがする。>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.8

細やかなディテールに拘られた作画は最高に良い。海を漂う団地、怖さと懐かしさと少しの切なさが同居する荒廃した日常風景、ビジュアル面は文句なし。
アクションやサバイバル描写もファミリー向けファンタジーの中
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ドンテンタウン(2019年製作の映画)

3.4

佐藤玲と笠松将のPVだと思って観たら悪くないかも……。
妄想と現実が重なってどっちがどうなのか分からなくなってくるストーリーはあくまで雰囲気物としては良い感じだが…。

観てなにかあるのかと言われると
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

映像が素晴らしく良い。田舎の閉塞感、思春期の歪み、そして目を覆いたくなる少年犯罪のシーンまで、何故こんなにも美しく映るのだろう。
00年代初期の文化的な空気が凄い解像度でパックされており、ノスタルジー
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

3.4

スピッツの楽曲「不思議」のMVみたい感じ。ショートフィルムなので、自社プレゼンというか、打ち出したい雰囲気を知ってもらう為の作品なのかな?と。

非難が集まるパンチラシーンですが、これシンプルに監督の
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