光一さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.7

1952年ルーマニアの田舎にある修道院が舞台となる超常現象ホラー映画!
『死霊館 エンフィールド事件』に登場する「ヴァラク」の前日譚です。
 
死霊館シリーズ、8作9作と出ているところだけど、『死霊館
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

2.8

実話に基づいた至極のホラー映画『死霊館』を、残念ながらB級仕様にしたスピンオフ続編。
 
あらゆる言動がチープにまとまっていて、悪魔たちまで安物に見える始末。映写機お祓いにはマジでビビりました、そんな
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.9

アメリカが生んだ極上のラブコメディ名作をまさかの福田雄一監督で日本人アレンジ!
 
福田雄一監督、余計なことして原作の世界をぶち壊すこともあるけど、今回は忠実に丁寧に原作を大事にしていました。めっちゃ
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.3

『死霊館』に少し出てくるアナベルが主役のホラー映画。
 
総元に比べて「実話に基づく感」がだいぶ薄まるも、怖さはパワーアップ。

最後の展開がびっくりで、その驚きがちゃんと驚きになるように作り込まれた
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死霊館(2013年製作の映画)

3.8

SAWをこの世に生み出したジェームズワン監督が紡ぐ超常現象ホラー映画!
 
アメリカの超常現象研究家・ウォーレン夫妻の実話を元に映画化 第1弾。
 
「邪悪過ぎて関係者が数十年封印していた衝撃の事件(
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

どんなに奇跡的に付き合おうと別れは簡単に訪れる。参考にするべき教訓の詰まった恋愛レクチャー映画!
+ + +
 
小説のような言い回しが続くオープニングからそれらを反射する鏡のように規則良く回収してい
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.9

7つの人格を持つ青年の物語。怖いほどに整列されたルーティーンには様々な抑圧と愛情があって「色々な言い分に感情移入できる作品」って感じでした。
 
構成的には、物語の核心に触れる夜のシーンが間延び凄くて
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.2

オタクとオタクの幼馴染コンビが不器用な恋愛模様を繰り広げるラブコメディ

原作にはないミュージカル要素(ララランド意識?)が足されていて、無いより良いんだけど、いかんせん尺が長過ぎた。福田監督大好きだ
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.0

様々な賞を獲ったミステリー小説の映画化!
 
クローズドサークルと呼ばれる形式に"ある要素"を足すことで、構成面の新鮮さが足されている作品。
 
とはいえ、コメディに寄りたいのか、サスペンスに寄りたい
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

「え?本物の動物に演技させてるの?」と思えるクオリティのCG映像美!
 
原作の素晴らしい構成や舞台設定を損なわないようにしつつ、視覚的な高揚感も足されていて、素晴らしい作品でした。
 
吹き替え版は
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.3

架空の月病気をわずらった女の子と、その子に惹かれていく男の子のお話。
 
登場人物が少なめの分だけ、主人公2人に感情移入できて愛しくなります。

ただ、演出のせいなのか、架空でリアリティないせいなのか
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.7

堤真一&広瀬すずを中心に圧倒的なキャスティングでゴリゴリ進むハートフルコメディ!
 
製薬会社の不老不死の薬をめぐる抗争を、ベタな展開だけど最後までおもしろおかしく観ることができます。特に、酔っ払い吉
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

三谷幸喜監督の渾身ヒューマンコメディ!

過去最低支持率の無慈悲な首相が、演説中に石が当たって記憶喪失に。国民と、仲間と、家族と、良い人間として関係を築き直していく物語です。

構成や映像(カメラ
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スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.3

賞とか取ったフランスのアニメーション映画!自殺グッズ屋さんを経営する家族が主人公です。

暗い世界設定が少しずつ明るくなっていく(明るくしていこうとする)コントラストが観ていてすごく分かりやすかった
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仮面病棟(2020年製作の映画)

3.7

【終盤のどんでん返しが痛快!ミステリースリラー映画!】

坂口健太郎と永野芽郁が熱演する人気小説の映画化!病棟に立てこもったピエロなどの謎に迫るミステリー要素が中心ですが、終盤のハラハラにはちゃんと
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

<原作の真摯さをぶち壊す久々に観ていて傷付いた映画>
 
史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した大人気小説の映画化!出場者から審査員まで、天才から凡人まで。様々なものを背負った人々が、真剣に音楽に向き合
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

3.2

アメリカに実在する幽霊屋敷を題材に作られたホラー映画!
  
ウィンチェスター銃によって亡くなった人々を供養するために、その亡霊が求める部屋を増築し続けるモンスター屋敷。そこの家主が正常かどうか精神鑑
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キングダム(2019年製作の映画)

3.7

紀元前3世紀の古代中国を舞台にした大人気漫画の映画化!後々「秦」を築き上げる始皇帝&大将軍の若き頃の闘いが描かれています。

長澤まさみがとにかく格好良かった。あと大沢たかおの怪演が笑えるので印象に
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アス(2019年製作の映画)

3.9

<暗喩パレードの限り!新感覚・社会派サイコスリラー!>
 
『ゲットアウト』で衝撃デビューしたピール監督の第二弾!「ただ不気味なだけ」で押し通すことはしない緻密な構成。何気ないシーンも全て伏線になって
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

沢山読んできた又吉直樹作品の中でも、『劇場』の文章が圧倒的1位で、その凄まじさがずっと体内に残っています。その映画化。
 
小物の配置レベルで、行定勲監督の丁寧な映像構成が行き届いた作品でした。「映画
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奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

3.7

舞台は1970年代の青森。無農薬では作れない、「神の領域」と呼ばれたリンゴ栽培において、無農薬リンゴの誕生を目指す家族の物語。
 
とりあえず「おやじ」は最高のキャラクター。観ていてしんどい時間帯が長
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.1

巨大生物の襲来に対して、人類が力を合わせて解決を模索する物語。「メタ的インサート映像」「明朝体テロップ挿入」を最大限に活かした秀逸な構成。言い方が悪いけれど、この種の映画でウルウルできるって、本当に丁>>続きを読む

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

3.6

ドラマ版を観ていないと、特に序盤は話の筋が掴みにくいし、視聴が難しい映画。ただ、俳優陣の演技こそが狂っていて、終盤は「圧巻」の一言でした。

ギャンブルで日常を過ごさねばならない高校を舞台に巻き起こ
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きょうのキラ君(2017年製作の映画)

3.2

冒頭の時系列編集がわちゃわちゃしていて、没入感を感じられるまでに我慢が必要でした。

心臓の病気を抱えるイケメンと、それに寄り添う冴えない女子の交流を描いた、10代女子がキュンキュンするためのラブコ
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ハリー・ポッターと魔法の歴史(2017年製作の映画)

3.5

実際の魔法史(魔女や薬草…etc)について特集されたドキュメンタリー映画!

ルーピンやルーナ等が語り手として、ハリポタシリーズの物語をなぞらえながら、現実世界に存在したマジックを追っていきます。(
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.5

2016年に本屋大賞を受賞した小説が実写化!一人前のピアノ調律師を目指す青年の熱くて静かな物語です!

自然と人工物の映像の織り合わせ方がとても秀逸な編集でした。原作の文章の美しさを表現しようという
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.3

町に謎のペンギン現る!その謎を解こうとする小学生たちのお話!

原作の小説とほぼ一緒です(さすがに水着シーンはカット)。主人公の成長も、メッセージ性も、強くない構成なので、何も考えずに楽しみたい人は
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

実写版ポケットモンスター!ガチな役作りで有名なライアンレイノルズの本気ピカチュウが楽しめる作品です!

「彼の目線で生活しましたし、同じ体重になれるよう、182ポンド(約82キロ)減量しようとしたん
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.5

熊本の遊園地グリーンランドを舞台に、「日々成長していく新卒社員」と「魔法使いと呼ばれるベテラン社員」が織り成すハートフルムービー!
 
仕事でよくグリーンランド付近まで行くのですが、「この遊園地で実際
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.3

フィンランドに6回入国している僕にとって、いつか観なければと思い続けてきた作品『かもめ食堂』。遅ればせながらついに視聴しました!

ヘルシンキで日本人女性が経営する食堂を舞台に、静かな日常が紡がれた
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PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.2

60年前に結ばれなかった男女。彼らが作ったラブソングを、現代に生き返らせようとする若者たちの物語!

序盤は「面白いぞ?4.0超えの作品か?」と思ってたけど、ライブ周辺から大乱調。監督やプロデューサ
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キラー・エリート(2011年製作の映画)

3.7

実話に基づいたイギリス悪行が映画化!「実話ベースだと人物や物語が複雑になるからって婉曲・単純化しがち」だけど、この作品は、製作陣の誠実さが伝わってくる折れない構成だったなと思います。

オマーンでい
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

3.6

90秒だけ山崎賢人が脇役出演していて驚愕(笑)!和歌山の地域活性化映画!

岡山天音&武田玲奈のダブル主演で「詩のボクシング」と「梅農家」を舞台に、
【愛しいものは何か】
【奪われたくないものは何か
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空(カラ)の味(2016年製作の映画)

3.7

友人が主演している映画を鑑賞。
 
摂食障害になった女子高生の苦しみと快方の物語。目に見えない不安が時間をかけて丁寧に描写されていて、「主人公の人生を覗き見ているような錯覚」に陥る凄みがありました。
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地球征服アパート物語(2010年製作の映画)

3.2

地球を抹殺に来た宇宙人(貫地谷しほり&日村)がたまたま到着したアパートで、住人(設楽)と侵略交渉する45分間。

福田雄一監督。グランドホテル方式。「地球征服したいのに人間の愚痴や悩みに付き合わされ
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

3.7

2015年のアカデミー賞 短編アニメーション部門にノミネートされた日本人監督の映画!!

ジェンダーレスな雰囲気、アートセラピー要素…etc 様々な意図が込められていて、観た側の受け取り方次第で、
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