光一さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.5

尾野真千子さんの名演技を筆頭に、難しい役柄をやりきる俳優陣が印象的なコメディ映画!

とにもかくにも、森川葵さんの「耳打ち→大声」が最高に萌えました。あとボンジョビのくだりでめっちゃ爆笑しました。
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

3.9

「これは何の映画か」を最初に出して安心させる系ではないけれど、その小出しにしていく塩梅が秀逸でした。最後のシーンもしてやられた感じ。この手のB級映画の中では「丁寧に作り込んでいる感」が頭一つ抜けている>>続きを読む

トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.4

変化を受容する人、変化を拒む人、その間で揺れ動く人。歴史の分岐点にはいつだってその三極が見え隠れするけど、この映画は「“誰が正しいのか”が分からなくなる描き方」が上手だったなと思いました。

だから
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

ぶっ飛んだサイコパス映画!!この手の作品って「不気味な演出は、純粋にただ不気味なだけ」だったりするけど、『ゲットアウト』は何気ない不気味な演出たちが全部ちゃんと意味ある伏線になっていて、ひたすら脚本に>>続きを読む

ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

3.4

在日韓国人の若者グーを中心に巻き起こる血がたぎるヤンキー闘争!CMディレクターのグ・スーヨンによる半自伝的小説の映画化です!
 
ある事件をきっかけにグーはどんどん周りに敵を作って、ヤクザ、暴走族、警
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おのぼり物語(2010年製作の映画)

3.0

漫画家を目指す冴えない青年と愛しき隣人たちによる心温まるヒューマン映画。平凡でいて、やるせない、そんな日常を描いたTHE・邦画って感じでした。
 
インク攻撃とか、ダンボール踊りとか、カニ時間差とか、
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

「夢と現実の狭間で揺れ動く男女」というベタ設定でありながら、「選択とは何か」をしっかりと見せてくれる骨太な構成が軸になっていて、かなり楽しめました。
 
ストーリーもキャストも全く知らずに視聴したけど
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.3

サイコスリラーの金字塔「SAWシリーズ」の8作目となる映画です。7年ぶりの復活作品。
 
密室に集められた5人の男女たちが生死を賭けて始めるゲーム。その行方を追う警察官たち。今までのSAWシリーズをし
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

4.2

後篇!春が来ることを信じて冬の寒さを耐え忍ぶような、そんな世界観が続く映画です、「3月」だけに。「前後篇でひとしきり投げつけられるネガティブな伏線」をめっちゃ意識して観た結果、終盤は涙なしには観れませ>>続きを読む

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.8

前篇!春が来ることを信じて冬の寒さを耐え忍ぶような、そんな世界観が続く映画です、「3月」だけに。特に、前篇は暗い色をしたボールを投げっぱなしにされる節はあるので、視聴する側にも「春を待つ姿勢」が問われ>>続きを読む

火花(2017年製作の映画)

3.8

小説の時から思うことだけど、ストーリー自体はかなり地味。でも、「話がつまらないのは、とても現実世界に近いから」とも言えるわけで。そこを大事に表現している火花は、一種「迫真的」とも言えるわけで。何はとも>>続きを読む

オオカミ少女と黒王子(2016年製作の映画)

2.8

オラオラの度合いが非現実的レベルの高校生と、それに翻弄されるイマドキの高校生!二人の恋の行方は!的なやーつ。

これ観てキュンキュンする人はかなり限られてくるんだろうけど(笑)、ストーリー自体は割と
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

違法的な形であれど、愛に満ち溢れた家族。それを認めることはできない社会。温かくも切ない、そして"いびつな"ヒューマン映画でした。

演技力に評判がある俳優陣が選びに選び抜かれていて、「物語に没頭でき
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.3

(前後篇まとめてレビュー!) オレオレ詐欺、売春、ホームレス、介護、自殺、原発、災害など、色々な日本の問題を詰め込んだ5時間に渡る「青春ボクシング映画」!もう焦点がブレッブレで、渾身のパンチ繰り出して>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.3

(前後篇まとめてレビュー!) オレオレ詐欺、売春、ホームレス、介護、自殺、原発、災害など、色々な日本の問題を詰め込んだ5時間に渡る「青春ボクシング映画」!もう焦点がブレッブレで、渾身のパンチ繰り出して>>続きを読む

ひるなかの流星(2016年製作の映画)

3.2

三浦翔平、白濱亜嵐(ジェネ)、永野芽郁にきゅんきゅんしまくって仕方ない序盤だったのですが、後半のひねりのなさに拍子抜けしてしまいました 笑。

いやでも本当にきゅんきゅんしたなあ 笑。(※アラサー
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みちていく(2014年製作の映画)

3.0

思春期を生きる女子高校生たちの少しアブノーマルな成長を描いたインディーズ映画。大根演技する人が多過ぎるのがもったいないやつ。全体的に漂うアンニュイな雰囲気は◯。

田所さんって役の子が一番パフォーマ
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イン・セキュリティ 危険な賭け(2013年製作の映画)

3.1

「アメリカの最も平和な町で防犯警備会社を営む幼馴染二人が思いついたとんでもない需要と供給!そして引き起こされる大乱闘!彼らを待つ壮大なオチとは!」って感じの映画ですよく言えば(笑)

見るからにコメ
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雨にゆれる女(2015年製作の映画)

3.2

ダークヒューマン映画!とっても「黒い映像美」でした!
 
何か暗いものを抱える男の元に舞い込んだ、同じく何か暗いものを抱える女。二人は雨の度に何かを思い出す。
 
ラストシーンとか、どう解釈したらいい
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氷菓(2017年製作の映画)

3.0

2001年に発売されたライトノベル系推理小説が、16年越しに実写化!古典部に所属する高校生たちが日常の謎を解きながら、33年前のある謎にも向き合っていくことに、的な。
 
山崎賢人や広瀬アリスといった
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.5

世の中、遺伝や環境のせいにして「自分はできぞこないだ」と思ってる人は少なくないけれど、そんな自分に負けない愛おしさを手に入れることができる、そんな作品だと思います!

細部にまでこだわって伏線→回収
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ハロルドが笑う その日まで(2014年製作の映画)

3.5

ノルウェー映画! 「田舎町で家具屋を営む老人が、IKEAのせいですべてを失い、IKEA創業者の誘拐を企てるストーリー」です。シュールな皮肉めいたコメディって感じでジワジワ面白かった(笑)。
 
IKE
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ハード・パニッシャー(2013年製作の映画)

3.2

イギリス映画! ネタバレ抑えて書くと、「イギリスの超スーパー兵士が、戦地から帰国するタイミングで、地元ギャングに親を殺されて、その復讐をひたすら遂行するストーリー」といったところです!
 
メッセージ
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亜人(2017年製作の映画)

4.0

「亜人」とは 死ぬことができない新しい人類である。どれだけ肉体が傷付いても、一時的に死ぬことで元通りに再生する特徴を持つ。(映画冒頭のナレーションより)

この特殊な世界設定がとことん面白く装飾され
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君と100回目の恋(2017年製作の映画)

3.7

ごめんなさいなめてました、すごく綺麗に涙が出ました(笑)

100回目って絶対にもっと狂気。全体的にほわっとした感じでリアリティが足りなかったのだけ残念でした。

でも、とりあえずmiwaさんは女優
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.3

映像カット割りのクオリティ、悪役と良役のコントラスト、進行と脱線の緩急、どれも過不足なく構成されたエクセレントな映画でした!
アクシデントの配置だけバランス悪かったようには思うけど、そんなの気にならな
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.8

話が進むにつれて悪役が絞られ、脇役が輝いていく、素敵な構造の映画でした!

あと、BGMの入れ方が日本最高クラスだと思いました。ちゃんとカット割りに沿って流れているし、音の足され方とか作り込まれてい
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サーシャと魔法のワンダーランド(2013年製作の映画)

3.0

ロシアのファンタジームービー!変なタイミングで安っぽいミュージカル始めるし、境界線も世界観も曖昧なんだけど、逆に愛しくなるこの感じは何だろう笑

宗教っぽさ、童話っぽさ、タイムトラベルっぽさ、色々な
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.1

静的と動的が交互に顔を出す至極のチェス映画!自分自身が実は某ヨーロッパ頭脳スポーツの日本選手権で1位2位を争うプレイヤーだったりするので(笑)、共感度が強い言葉の数々に終始唸りっぱなしでした。

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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

3.4

とても静的でいて、コントラストが鮮やかな起承転結!心がほっこりするヒューマン映画でした!

北海道の小麦&ふどう畑を耕す兄弟やその周りにいる人たちの心の移ろいが丁寧に表現されています。あらゆる小出し
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トリガール!(2017年製作の映画)

3.2

大学生たちが「人力飛行機」に情熱を捧ぐ青春鳥人間ストーリー!基本的に人間的成長の描写が終始乏しいんですけど、見所は残り15分以降。無難シナリオから一気に逸れるのが面白かった。

あと、こういう青春も
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

2014年アカデミー賞で脚本賞!従来製作者の都合で流れるBGMを「主人公たちが選んでいるように演出」している点が最高にオシャレ!!

その一方で、BGMを流すべき所で流さずに無音でアクセントを作って
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.7

大晦日という「清算」能力の高い一日に、相性が良いテーマである「許すこと」を掛け合わせたハートフル映画!大晦日のニューヨークを舞台に、様々な人間関係が絡み合います!

ネガティブな部分をうまく曖昧に演
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.1

入れ替わり系、タイムトラベル系、魔法変身系って、「元に戻る時」にどうしてもB級感or無理矢理感が出がちだけど、この映画は本当に綺麗だった。

そしてザックエフロン演技上手いなあ…バックミュージックに
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

3.5

描写に「ベタだな」と思わせる瞬間がない、とにかく斬新さとクレイジーさが際立った映画でした!とにかく「面白く観ていられる」がこの映画の強み!

ただ、人間関係(相関図)がかなり分かりづらい笑。そして、
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

コメディチェイシング映画!お笑い要素がシリアスな場面を邪魔し過ぎなかったり、滑るような笑いは後々ストーリーに大事だったり、何とも秀逸なバランスでした!

「アル中のシングルファーザー私立探偵」と「腕
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