光一さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

光一

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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.5

自殺ほう助を取り巻く「ブラックヒューマンコメディ」です!

物語を変化させる時って割と心が重くなるような展開にしがちなんですけど、この作品はすごくライトに話のハンドルが切り替わっていくので、どこか心
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THAT/ザット(2016年製作の映画)

3.2

スマホ使用率の高い現代版ホラー!お化けがテクノロジーに迎合している点に感動しました笑(でもホラー関係ないただの嫌がらせもあって人間ぽくて変だった)。現代社会に対するアンチテーゼやラスト30秒の終わり方>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.0

時効を過ぎた連続殺人犯が『私が犯人です』という本を出版して騒然と始まる物語。韓国の原作を知っていたので楽しみにしていたけど、カラクリ頼りな作品に仕上がってました。紛争や災害をただのダシとして使っていた>>続きを読む

キング・アーサー(2016年製作の映画)

4.2

アーサー王の物語を、魔術とかミックスして作られた映画。とにかく映像編集が凄い!CGの話ではなく、シーン1つ1つの撮り方、切り取り方、並べ方、とにかく前衛的。映像音楽のドラム打ちと合わせて、少し先の未来>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.3

そもそも原作をあまり面白いと思ったことがないのですが、でも、この実写化に対して、世間で酷評されているほど酷くはなかったと思いました。

描写の矛盾とか色々あったりもするので、イケメン俳優たちの怪演を
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君の名は。(2016年製作の映画)

2.9

RADWIMPSの音楽を大きくしたり小さくしたり、新海誠さんらしさ炸裂の映画でした。映像の可能性を一切無駄にしない作品作り。

ただ、2011年以降、災害をダシの選択肢にする映画が急速に増えて気分が
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦時のダンケルク撤退作戦を描いた映画。「これは戦争映画ではない。サバイバルに焦点を当てたサスペンス映画なんだ」とクリストファーノーラン監督がインタビューで語っているように、主人公たちの戦闘>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

天才的な運転技術を持つベイビー。音楽とカーチェイスの融合が、とにかく観ていて爽快な映画でした。耳が聞こえない世界も組み合わさっていて、静的と動的の緩急が見事。

ヒロイン知らずに観て驚き。『シンデレ
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レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

3.5

レゴ映画シリーズの忍者編。いつもほど小ボケの大暴れとかがなく、少し物足りなさはあったものの、敵対構図とかは新鮮だった(最後に明かしても良いくらいの設定を冒頭から発表したり)

ジャッキーチェンが実写
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.7

膵臓の病気を抱えた女の子と、その子の奔放に翻弄される男の子。布石が分かりやすく打たれているから最後まで展開が予想しやすく、すごく観やすい映画でした。ヒロインの可愛いらしい演技は、ジェンダーレスにキュン>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

3.8

この映画を観ながら真っ先に思い浮かんだのは『セブン』。傑作『セブン』には及ばないながら、小栗旬の演技はブラッドピッド以上でした。

あともう一つ驚かされたのは……「できたらキャストを一切知らない状態
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.7

江戸時代に栄えたシステム「伝馬(てんま)」。公的な人や荷物の輸送を、その通り道に住む人々が、馬を出したりして、リレーしていく制度。この負担は、百姓にとって苦痛でしかなく、日本各地で反乱が起きた記録があ>>続きを読む

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.6

宇宙人が色々な星を破壊して回っていて、ついに地球へ。でも壊す前にルール。
①ランダムで1人選ぶ
②その人に全知全能の力を与える
③地球を残す価値はあるのか、その人の行いを10日間見守る

「くだらな
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.0

前半はめっちゃ面白かったけど、後半のまとめ方が酷すぎた。不自然な描写の連続で、どんどん萎えていきました。結局どんなメッセージを伝えたかったのかもよく分からず。前半はとにかく面白かった。

前半3.8
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.8

【B級感たっぷりのしよーもない映画。でも、その範疇でクオリティは高く、見終わった時に満足感を感じられる一作】

表紙とあらすじがあまりにもB級すぎて「これハズレ映画だろうな」と思って見てみたら、その予
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

3.2

ジョニーデップが途中からジョニーデップではなくそういうおじさんに見えて、この人は本当に名俳優なのだなと思いました。

ゴヤの絵を巡るドタバタストーリー。移動におけるCGが超綺麗。中途半端な下ネタは振
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.6

キャラクターたちの個性がしっかり味付された魅力的な世界でした。物語がブーストして走り出すまでに時間がちょっとかかり過ぎだったかな。

ズートピアのような風刺は感じられなかったし、人生の生きるヒント的
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.0

構成がしっかりしていないので、それが気になり出すと集中できない映画。

でも映像音楽は抜群に良かったし、我がふり直せ的な子どもに対する教育メッセージがそれはもう強力でした。

シナリオ点4
構成点
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.7

主人公とその仲間は、様々なパロディ映画をふざけて作る高校生。イギリスのブラックユーモアアニメである「ホームムービーズ」(彼らは小学生だが…)を彷彿とさせるテイストな彼らの映像作品は、実に異彩な魅力を放>>続きを読む

ペーパー・タウン(2015年製作の映画)

3.6

夢想的であって現実的な、アメリカ高校生の青春ロードームービー。

地図製作会社が無断転用された時に著作権を訴える証拠として作った「地図上にしか存在しないはずの街・ペーパータウン」が、この物語の大きな
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ファンタスティック・フォー(2015年製作の映画)

3.1

2015年のラジー賞(アカデミー賞前夜にやる悪い作品発表するやつ)で、その年の最低作品として不名誉な賞を4冠も取ったリブート作品。

それなりには面白かったけどなあ(あくまでそれなり)。アメリカンヒ
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銀魂(2017年製作の映画)

3.9

福田雄一監督の世界が炸裂しまくっていて、とにかく笑える作品でした!TBSからジブリまで全部許可取ってるのか気になりますが(笑)、銀魂原作や明治維新が「プライドない程度に好きな人」にはオススメ!

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I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(2015年製作の映画)

3.2

チャーリーブラウンのドジっぷりは相変わらずのK点越え。ある日やってきた転校生にチャーリーブラウンが恋して、スヌーピーのアドバイスを受けながらアタックするハートフルな90分でした。

ただ、いつもと変
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PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.7

ピーターパンの世界観をモチーフにした作品は様々あれど、飛び抜けてオリジナルな映画でした。キャラクターネーミング1つでこんなに楽しませてくれるとは。

妖精に頼ってしまいがちなキャラ作りにおいて、ワニや
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ジャンパー(2008年製作の映画)

3.3

観るのは2回目。アクションシーンを楽しむ意味でも、世界の名所を楽しむ意味でも、とにかく観ていて飽きない映画!

だからこそ、せっかく物凄い設定なので、パラディンとジャンパーの因縁とか、もっと掘り下げ
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JOY(2015年製作の映画)

3.8

特許を巡るサクセスストーリー(実話)。ジョイという才能溢れた少女が周りの出来損ないたちに引張られながら大人に。それでも彼らを愛しながら(これが凄い)、突き抜けていきます。

特別なパワーを持っている人
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.3

モノクロの使い方が上手過ぎる。夏帆さんと菅田将暉さんの使い分けられた熱演も然り、演出点は文句なしの最高点でした。

ただ、「え?感情移入は別の部分でしちゃってましたよおおお」って誰もが思うであろうほ
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.6

横道世之介の大学時代と、それを振り返る当時の友達たちの回想が織り交ぜられた2時間40分(ちょっと長い)。大学生の日常を静かなテンポで展開しているので、サンバサークルの騒々しさが素晴らしいほどにスパイス>>続きを読む

ガフールの伝説(2010年製作の映画)

3.7

フクロウたちが鉄仮面を付けたりして闘います。アメリカでヒットしたファンタジー小説の映画化。
 
主人公が主人公たらしめる正義感の持ち主で常に格好良く、その一方で兄ちゃんが最後の最後まで不憫すぎた!スト
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.0

平凡で生真面目なタクシー運転手と、一夜に6人仕留めたい殺し屋。それぞれのプライドを賭けた闘い。
 
まず天性の殺し屋が外的要因を受けやすいタクシーを使って回るのがおかしいし、大事なところで携帯の電池が
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ホートン ふしぎな世界のダレダーレ(2008年製作の映画)

3.9

ホコリの中に別世界があって、それを見つけたゾウが安住の地にそのホコリを運ぼうとする、一味の斬新さが吹き込まれた物語。
 
ゾウを信じるホコリ世界の市長、それを信じない市民。ホコリ世界を信じるゾウ、それ
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.5

自分でフリ入れて、自分でボケる構図は1から引き続き継承。「字幕上映お疲れさまでした」テロップやお相撲さんフィギュアに長らくツボりました。
 
1よりもシナリオ頼りになってしまっている感じはしましたが、
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.7

入浴文化を巡って古代ローマと現代日本をタイムスリップする古代ローマの浴場設計技師を主人公とした物語。
 
この原作コミックの世界観設定が途轍もなくオリジナルだし、それを淡い色合いの映像で表現した実写化
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しまじろうと にじのオアシス(2016年製作の映画)

3.0

友人が実写部分の照明を担当していたために視聴。しまじろうたち(子供たち)がガオガオさん(大人)のドジによって砂漠を迷子するお話。
 
サボテンラップがまさかのライムスターMummy-D。感動しました。
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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

3.5

1章と2章は見たけど、3章(最終章)を暫く見忘れていて、途中から「あ、2017年8月20日に見よう」と決めていました笑。(1967年から続く20世紀少年の物語が、2017年8月20日で完結するため) >>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.8

ホラー映画でずるい演出「急に大きな音で驚かす」「急に画面に出して驚かす」。ホラー映画に出てくる幽霊類のずるい行為「瞬間移動」。
 
こういった【製作者側、幽霊類側のずるい要素を取り除いたホラー映画】を
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