コイケさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

素敵だなぁ。映画というか、“物語”を読んでいるような気分になりました。

4姉妹それぞれ個性があって良かったけど、中でも“女性はこうあるべき”の呪縛に抗うジョーがとても魅力的。「(結婚が全てじゃないと
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

コンフィデンスマンJP映画第2弾。
どんどんキャラが渋滞していくなぁこのシリーズ笑。

ラストの伏線回収の嵐はさすがの面白さ。大筋はもちろん細部まで、毎度よくここまで!と思うくらい想像を上回る種明かし
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.5

これとても好き。(自分内)好きなジブリ映画ランキングでもかなり上位。久しぶりに観たけどやっぱいい。

紅の豚は、もうほんとに“大人ジブリ”。だから、子供の頃は正直そんなに惹かれなかったんですよね。当時
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mellow(2020年製作の映画)

3.9

優しくて穏やかでほっこりする映画。おしゃれで可愛い。なかなか好き。

想いを伝えるべきか伝えないべきか、いつ伝えるのか、ずっと伝えないのか。「好き」という気持ちはよくあるものだけど、状況は様々だし、そ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.6

エルサの魔法や過去の秘密に迫るアナ雪パート2。

観そびれてたので金曜ロードショーにて初見。前作のストーリーが曖昧でも劇中オラフがあらすじをザックリ説明してくれるという親切設計(?)笑。
歌と映像美は
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

スウェーデン僻地の自然に囲まれた村で行われる“夏至祭”を訪れた学生達が、奇妙な伝統儀式に巻き込まれていく話。

すごい、終始何もかも意味が分からなくて怖かった。映像は穏やかで明るいだけに、儀式の異様さ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.6

おひとりさまが気楽すぎて、誰かと過ごしたり新しいことに一歩踏み出すのが怖いって気持ち、分かるなぁ…そして、一人で前に進めていない自分を思い知らされると、途端に苦しくなる気持ちも。
いい感じの年下の男の
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.7

すごいな。なんかどういう感想を持ったらいいのか分からない。

暴力やら強姦やらひたすら残忍な犯罪が続く中、ひたすらポップな映像と悠々と流れるクラシック。なんか混沌としてずっと滑稽で、映像もストーリーも
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.7

初見。このテーマ曲聞くとUSJに行きたくなる。

28年も前の映画だし、と思ってのんびり観始めたけど、臨場感あって結構怖かったなぁ。肉食恐竜達の予測不可能な動き、容赦ない襲撃。これ子供の時に見てたらも
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

穏やかで静かな余韻に浸れる映画。

起床、朝食、仕事、帰宅、犬の散歩、行きつけのバーで飲酒。そして、詩を書く。規則的で何気ない毎日。特に何も起こらない日常を淡々と描いていて、ちょっと「かもめ食堂」を思
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

世界初の性転換手術を受けたトランスジェンダーの男性と、彼を献身的に支えた妻の物語。

辛い。ついゲルダの目線で観てしまって、終始苦しかった…。
リリー(アイナー)の女性になりたい気持ち、葛藤や苦悩、そ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.2

久しぶりに観ました。

自然と人間の共生。環境の破壊と再生。改めて、テーマの深さと壮大さに鳥肌が立つ。子供の頃は描写の気持ち悪さや恐ろしさに気を取られていたけど、大人になって観ると本当にはっとさせられ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

原作は以前読みました。最初から最後までひたすらピアノ弾いてるだけなのにめちゃくちゃ面白くて、夢中で読んだなぁ。映画は、小説ではどうしても補えない実際の“音”の部分が聴けるので楽しみに観ました。

カデ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.7

バケモノの世界で、バケモノに弟子入りした少年と、粗暴なダメ師匠の物語。

熊徹と少年期の九太が修行してる前半が良かったな。二人してギャーギャー怒りながら、互いに何かを学び、教え合い、一緒に成長する。バ
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.3

ヘロイン中毒の若者たちの退廃的な日常を描いた映画。

健全さゼロ、なんかとにかく画面が汚かったな…トイレのシーンとか薬打ってるシーンの不衛生さが凄まじい…。90年代のオシャレ映画と言われてるようで、確
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

少年たちの王道アドベンチャームービー。

今回の金曜ロードショーが初見だったんですが、これ子供の時に観たかったなー!なんかもっと純粋な心でワクワクしながら観たかった笑。
隠された海賊の財宝に、そこに行
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.0

青春。とにかく青春。
甘酸っぱくて、切なくて、二度と帰ってこない夏。たまらん。

“Time waits for no one(時は待ってくれない). ”
タイムリープ能力を散々好き勝手使った後、向き
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獣道(2017年製作の映画)

3.5

愛に飢え、居場所もない、底辺の人たちの話。

この手の映画って単純なハッピーエンドにはなりそうもないよなぁと思いながら観てたけど、案の定。でも思ったより悲壮感はなかった。
なんか、愛衣は結局最後まで空
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

“狂気”。この一言に尽きる。

偉大なジャズドラマーを目指す青年とその指導者による成長物語かと思ったら、そんな生ぬるい話じゃなかった。これはとんでもないわ。フレッチャー恐ろしすぎる。
常人の理解の範疇
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.3

映写技師と映画好きの少年の交流を描いた物語。すごく深い愛情を感じる映画だった、良かったなぁ。

トトにとってアルフレードは、楽しくて気安い“年の離れた友達”でありながら、厳しい言葉で背中を押してくれる
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マスク(1994年製作の映画)

3.7

犬が可愛い。

あのマスクって、見た目こそアレだけどもっと正義のヒーロー的な感じになれるやつなのかなぁと思ってたら、そのまんま見た目通りのクセモノで面白かった。動きが昔のアメリカのアニメーションみたい
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

もーヨシカの痛々しさたるや。根底にある劣等感と、致命的に低い人間関係構築力。リア充を見下してるようで、心の奥では羨望を消しきれない拗らせ加減。そして暴走癖。かなりクレイジーでした。

原作は昔読みまし
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.7

殺陣すごいなぁ。これはもうストーリー云々より、とにかくアクションを堪能する映画ですね(牙突はちょっと笑ってしまったけど笑)。

原作は随分前に読みましたが、漫画の実写映画としては“原作の要素をちりばめ
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.9

切ないなぁ…。

心を閉ざしたウィルの元に現れたルーが、ほんとに明るくて可愛い女の子で。ポップなファッションも可愛いし、元気でくるくる表情が変わって、そりゃウィル好きになっちゃうよねっていう。だからこ
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名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

4.0

コナンの映画は観てたり観てなかったりだけど、これは大好き。一人犠牲になろうとする哀ちゃんを引っ張って車に乗せて、爆風を利用してビルからビルに飛び移るあのラストシーンを観たいがために、テレビで放送されて>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.8

スタイリッシュで豪華な王道クライムサスペンス。

もうとにかく画面が華やか。豪華な俳優陣に煌びやかなカジノ、大掛かりな犯罪計画。とにかく娯楽に徹してて、単純に観ててワクワクして楽しい映画でした。カッコ
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

2.6

ジブリ大好きなんですけど、この映画は評価の低さに怖気付いて今まで未見でした。

生きることも死ぬことも怖い。けれど、“死ぬことが分かっているからこそ人は生きるのだ”というメッセージは、シンプルながら深
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.7

純度100%の優しさが詰まった癒しの映画。

前半はただただほんわかしてて可愛いんだけど、終盤の残り15分は不覚にもちょっと涙が出ました。悪の存在しない、パステルカラーのひたすら可愛くて優しい世界なの
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.2

5年付き合った恋人の素性が全て嘘だった、ってなかなかヘビーな話だよなぁ。でも、現実でもあり得るのかも、と思うと興味を惹かれる題材でした。

もっとハラハラするサスペンス的なお話なのかと思ったら、どちら
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.8

妻を殺害した男が、妻殺害の日をループし続ける話。

ループを繰り返す度に、少しずつ事の真相が明らかになる構造。よく出来てるなぁ。殺人という罪の重さを考えれば当然とも言えるけど、死後の罪の償いとしては結
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世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.6

引きこもりの女の子が、ゲーム会社でのアルバイトを通じて成長していく物語。

あのお母さんは毒親だなぁと思うけど、“自分が今の自分になったのは、自分のせいであって他人のせいではない”というのはある意味真
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.0

結構良かった。タイムトラベルものかと思ってたら、時間軸はそのままで主人公だけが若返るという珍しいパターンの映画。

このおかしな現象の中、自分のためじゃなく家族のために行動していくのが良かったなぁ。“
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愚行録(2017年製作の映画)

3.9

これ「愚行録」というタイトルが秀逸。善行でも悪行でもなく、愚行。ひたすら人間の嫌なところが詰まった、色んな人達の愚行の記録。

語る人の主観によって、その人の人物像は変わる。田向夫妻は馴れ初めとか描か
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.8

ミュージカル映画はこうあって欲しい!と思う、元気になれるハッピーな映画。お母さん(ジョン・トラボルタ)インパクトすごいなぁ笑

ぽっちゃりの女の子がチャンスを掴む夢いっぱいの物語かと思ってたら、話の本
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.9

なんかすごく余韻に浸れる映画。

常に下ネタオンパレードなおばちゃん達に、男運皆無の女友達、そしてクズばっかりの男達。もうザ・田舎というか、みんな全然洗練されてないし(パンチパーマ率の高さよ笑)、恋愛
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複製された男(2013年製作の映画)

3.0

( ゚д゚)……!?
↑観終わって、多分こんな顔してました笑

自分に瓜二つの俳優を発見した男の物語。すごい難解。一回観ただけではサッパリ意味が分からず、ネットで解説とか見てようやく理解できました。
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