花梛さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

花梛

花梛

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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.8

薬物更生施設から、クリスマスの日に息子が帰ってきた。という所から始まり、ドラッグをテーマにしてるけど、サイケでハッピーなドラッグ描写は一切ない。
ただひたすら、更生する事の難しさ、元の人間関係をどう断
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.8

ビリーブを見てご本人はどんな方かと楽しみにしていたんだけど、凄くチャーミングな方だった。発言も理路整然としていて、しかもご病気されてなおお元気でスゴイとしか言えない。
亡夫マーティンさんとの関係がとに
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.7

娘につれなくされるただのお父さん……かと思いきや、超強いジャッキー!!本当にめちゃくちゃ強いし、有り合わせの道具で罠とか武器とか作って野戦に強いのがとにかく格好いい。
途中、車の扉で筋トレしだしたとき
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.1

これだけの登場人物をセリフや見せ場を作って登場させた手腕がまずスゴイ!
スーパーパワーを持っているヒーローが集まっていても全てが幸せな結末ではないところも。

あと単純にジェレミーのファンなので、今ま
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パリの家族たち(2018年製作の映画)

3.5

母から子、子から母への愛情だけじゃない複雑な想いを母の日に絡めて描いた作品。
とは言ってもフランス映画なので詳細は説明されないんだけど、家庭内において母親の存在はどこの国でもデカいのだな〜と。
認知症
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さすらいの人 オスカー・ワイルド(2018年製作の映画)

3.6

ビデオスルーだったので配信で見た。
使い古された題材だけど、晩年にスポットを当ててるのは良かった。
ロバート・ロスとの関係も、なかなかに濃いよね。友情というにはロスが入れ込み過ぎてる気がする。ひょっと
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ザ・ワイルド(1997年製作の映画)

3.5

嫌いじゃないけど人には勧めないかな〜
途中から憎みすぎて愛しちゃってるんじゃないの?って位ロバートがモースに執着してて、ちょっと面白かったけど。二十年位前の作品だという事を差っ引いても真新しさはない。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.2

こんなに後悔にまみれた犯人を見る事ってあるかな?いや、ないだろうな……。
劇中に犯人が登場するドキュメンタリー融合型の変わった作品なんだけど、おかげで犯人の心情が凄く良く伝わってくる。
見終わった後な
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パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

2.8

邦題からは「父一人で前向きに子育てに邁進している感」があったのでそういうのを期待して行ったのだけど、肩透かしを食らった感じ……。
単純に仕事にかまけて(仕事は確かに大変そうだったけど!労働環境良くない
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

3.6

人気が出れば、当然人気がなくなる時もあるし、人気があっても金銭トラブルや人間関係で消えていくスターは数知れず……。
この作品もそういう光と影を描いた作品。
決定的な悪行があるわけでも悪人がいるわけでも
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たちあがる女(2018年製作の映画)

3.8

自分の愛する故郷が環境破壊されていくのに耐えられず独りテロに奮闘するハットラが勇ましい!
テロとは言っても人を傷つける気は皆無だから応援したくなるんだろうな。中年女性が泥んこになるのも厭わず、怪我もし
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.1

お、面白かった…!上映回数がすくないけど映画館まで行ったかいがあったなぁ
良いコンビ(というかカールと組める人が多分他にいない)だと思ってた特捜部Q、なんとアサドに辞令が出ており異動までわずか一週間と
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

オチにビックリした…ホモフォビアってやっぱり自己否定とかからくるのかな、と思った……。
日本は公然の秘密や黙認、見て見ぬ振り、が得意だから同性愛に寛容とは言えなくとも壮絶な差別もないけど、一歩海外に出
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.8

先日ドラマで「明智小五郎」やってたから見たけど、設定が現代になっているうえに色々チープでわざわざ明智小五郎の名を使う意味が解らなかったけど、本作はきちんと時代設定を守り、衣装や調度品も凝っていて原作好>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

4.1

お笑い要素ばかり宣伝されてたけど、居場所のない少年が居場所と家族を見つける話だった……!
ザッカリーが無理なく少年の心を表現しているのでちょっとダサいクラシカルなヒーロースーツを着てキャッキャしてるの
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

リメイクって元のが面白いんじゃない?と思って観たんだけど、いやいや!面白くなってるぞ!?とワクワクしながら最後まで見られた。
英語を解するわけじゃないけど、ノルウェー語と英語では言い回しが全然違うので
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.8

女にだらしない父との二人暮らしを送る少年。
ある日父の恋人の旦那に関係がバレ、父は襲われそのまま帰らぬ人に。一人になった少年は馬とともにおばを訪ねて行く、という筋なんだけど、セーフティネットがあっても
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.0

もの凄く現実的な嫌な面と牧歌的な景色と、ラザロの何者をも疑わない瞳が印象的だった。
役者が演じてそこにいるから個人として捉えてしまうけど、ラザロとは概念というか象徴というか……人間が失ってきた様々なも
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

薬物依存に苦しむ家族の話。字幕では覚せい剤とは訳されていないけど、ニックが主に常用していたのは覚せい剤ですね。
ドラッグものというと、どうしてもトレインスポッティングのようなサイケデリックなものや、バ
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

バイスがチェイニーに焦点を当てた作品なら、こちらはチェイニーらを取材した記者たち(新聞だけじゃなくマルチメディア媒体)の作品。
記者魂とも言うべき、多勢におもねるのではなく真実のみを追い続ける姿勢は素
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サンセット(2018年製作の映画)

3.0

不勉強で申し訳無いけどラースロー監督作品を初めて見たのでさっっぱり判らなかった。
カメラは酔いそうなほどイリスの目線で、何も判らずにただ両親への愛や両親が残した店で働きたい一心で仕事を辞めて故郷に戻っ
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ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

3.7

試写会にて鑑賞。
ザ・プレイスというカフェで来る日も来る日も来訪者の相談を受け、策を授ける男性。相談者たちの運命がどんどん交錯していくのが楽しい。
でもこの相談を受ける男性は名前すらなく、何者か謎……
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

試写会で観たのだけど、セリフのみ聞こえないという機材トラブルでしかも原因不明と仰っててそっちの方が怖かったかも。
時系列が前後する上に基本的に長男の主観で物語が進むんだけど、仕掛けがあって一回見ただけ
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.8

動物ものに弱いのでずーっと堪らない気持ちで観ていた。ダンボ、最初っからかわいそう……。でも生まれた瞬間から歩ける動物の強みで、生まれて間もないのにサーカスでショーを務める立派さにまたグッと来る。様々な>>続きを読む

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.6

似たような立場の女性二人の人生の対比を描いた作品。
苛烈なメアリーと深遠なエリザベス。身分が高くとも女性という事で色んな事に振り回されて結局政治の道具にさせられただけなのかと思うと悲しい。マーゴット・
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

試写会で鑑賞。戦艦モノがしばらく作られなかったのは現実のテクノロジーが進化しすぎて映画が追いつけなかったからだそう。この作品はその辺り堅実に描写しているな、という感じ。
ジェラルド・バトラー演じるアメ
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