TakedaKatsuyaさんの映画レビュー・感想・評価

TakedaKatsuya

TakedaKatsuya

銀河英雄伝説外伝/わが征くは星の大海(1988年製作の映画)

3.9

本伝の前日譚。
解説によるとTVシリーズとしてスタートさせたが頓挫し、OVAの宣伝を兼ねた映画を先に上映とのこと。
映画だからといって変に高揚せず、淡々としているのが良かった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

バーベンハイマーの騒動に巻き込まれて公開が遅れに遅れた本作をやっと観ることが出来た。

結論から言えばこの作品は反戦映画だ。この映画を見てオッペンハイマーの業績や当時の原爆政策を賛美しているとは思えな
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

TVシリーズがとても良かったので期待して見たが、映画版は期待外れだった。
結局TVシリーズの純正な続きという事なのだけど、映画ならではのスケールアップは殆ど図られず、なんだか小さな話で終わってしまった
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.6

いやぁ、素晴らしかった。
映画の面白さが詰まっていた。
ぼくが最も感心したのが、伏線を誰もが理解できるわかりやすさと鮮やかさで回収したところだ。
誰も置き去りにせず、みんな見たあとで「よかった!」と言
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作を先に読んでいたので、かなり忠実に山本直樹作品を映像化していると感じた。
去勢の安定が異分子の介入で壊れていく。限りなく性的になっていくことをやけに明るい世界で描かれており、とても不気味に映った。
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

IMAXで鑑賞。
会話劇とアクション、スペクタクルのバランスが良く、長尺ながら殆ど飽きることなく観られる。
物語は割とシンプル。
内容を読み解くみたいなのは考えずとにかく体験に身を委ねた結果、破壊、爆
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ファンムービーとしては及第点も、映画作品としてはイマイチだった。
新キャラクターが割とたくさん出ているのだけど、主要キャラクターとの関係性が短尺だと描ききれていなくて、なんだかしっくりきていなかった。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

賛否がかなり分かれる作品らしく、観終わった友人の荒ぶるツイートをチラ見したかと思えば、また別の友人は文句なしの名作と投稿していて、どっちなんだい!となっていたのでなるべく情報を入れず、以前劇場で見たト>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ブラック企業に就職してしまい、そこから逃れられない自分を、たまたま出合った謎の人物により変革していく成長物語。

辛い現状から抜け出たら、また新しい世界が待っているという前向きなメッセージは伝わるが、
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旅猫リポート(2018年製作の映画)

3.9

U-NEXT漁っていてふと見つけたのだけれど、猫ふんだんに登場する癒し系のゆる作品かと思ったら、吾輩は猫である的な猫の視点と人間の視点の交錯から描くハートウォーミングなロードムービーだった。

割と伏
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コロニアの子供たち(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かつてチリにあったドイツ人入植地「コロニア・ディグニダ」。
そこで行われていた虐待と支配の模様をチリ人で歌の勉強のためにコロニアに入植したパブロ少年の視点を中心に淡々と描いた作品。

薄暗くも美しい映
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

事前に情報収集を一切しないで見た。
ストップモーションアニメの凄さと不気味さに溢れた作品で、「アリス」などで有名なヤンシュバンクマイエルを彷彿とさせた。
そして内容はカルト集団のプロパガンダの体裁をと
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.3

2002年のアスレチックス20連勝を描いた作品。

ブラッド・ピット演じるGMが貧乏球団の中で出来る改革を行い、弱小チームから負けないチームに変えていく変遷は、それだけ見ると都合のよいストーリーに見え
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パンダコパンダ(1972年製作の映画)

3.8

高畑勲、宮崎駿コンビの作品ということで昔から知っていたものの、観るのは初めて。日中国交正常化を記念してパンダを送られた時期に作られた短編なんだけど、かなり変な作品だった。よくトトロの原型と言われている>>続きを読む

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ファンムービーである事を前提にしつつも、ぼくは強いメッセージを感じ取った。

今ある日常を大切に。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

仮面ライダーだけどの庵野秀明そのものという感じ。
DAICONの庵野版帰ってきたウルトラマンというのがある訳だけど、それと同じように仮面ライダーを撮りたかったんだな、という感じ。
ショッカーの思想を受
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劇場版 ユンカース・カム・ヒア(1995年製作の映画)

3.5

25年越しで見た作品。
ぼくはTMネットワークの、とりわけ木根尚登さんが好きなので原作は読んでいた。その映画化作品。
最近木根尚登熱が高まった勢いで購入。

見た感想は、小説の流れを思い出した!という
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劇場版パタリロ!(2018年製作の映画)

3.0

思ったより良かった。
それは何故かと言うと、歌ありダンスあり笑いありの舞台演出を大胆に使ったからだろう。

パタリロというトンチキな世界観を実写映画化するときに、真正面の劇映画にしたら絶対的に破綻する
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語(2012年製作の映画)

4.0

未見の新編を見る前に復習のために鑑賞。

テレビシリーズの再編集版だったので多くの感想は無いが、やはりまどマギは素晴らしいという熱い思いが再燃した。

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

過去のウルトラマンシリーズと比較してしまうのは申し訳ないのだが、ウルトラマンニュージェネレーションには薄暗さが足りない。

ただ明るく、ただ仲間との友情や夢と希望を描くだけなら、テレビ初期から映像で不
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスのレストランが舞台のワンカット物映画。

様々な問題を抱えたシェフが問題だらけの店をやりくりする物語なんだけど、店のスタッフひとりひとりも問題づくめで、コミュニケーションのすれ違いなどで開店
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

4.5

はじめて観たのはたしかレンタルで2012年。震災後だった。だからだと思うけど、勝手に東日本大震災オマージュだと思っていたけど、実際は2008年の作品で僕の認識違いだということを知った。

この作品はと
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

見た直後でうまく感想をまとめられないけど、泣ける映画でした。悪くないと思います。

細かいところが気になったけど、それはまたゆっくり考えよう。

まあ、走るし落ちるし裏切らない新海誠らしさがあって、そ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

公開当時、難解さを解く感想が多く出回った作品だが、僕はシンプルに映像作品として面白いとだけ感じてた。

逆回しの動きが特徴だが、そのためにやった事が後ろ走り(歩き)するなど物凄く原始的な手法で撮影され
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死国(1999年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

「死国」は劇場公開当時「リング2」との併映で観た作品。

改めて観てみたが、淡々としすぎていて眠くなった。

話は死んだ幼なじみの亡霊との恋愛というものなんだけど、同じく生きている方の幼なじみの比奈子
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

当時の若者たちとスター作家の三島由紀夫との大討論の記録映像。

学生の言葉は単に迂回的に難しく話しているのに対して、三島は受け止めながら誰にでも届く言葉で語りかけていた。

ぼくの年齢が三島が割腹自殺
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.4

僕が子供の時最初に知ったオードリー・ヘップバーンは、飛行機で世界を飛び回り慈善活動に勤しむ姿だった。ユニセフの小型飛行機から細身の老女が大きなサングラスをかけて地に下り立つ姿を、テレビのニュース映像で>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.0

何の気なしに観たら、なんの気ない映画で、音楽の技術も衝動もない不良3人組が何となく始めた音楽で、周囲を変えていく、なんかとても良い作品だった。

不良のリーダー研二が吹くリコーダーが何気に上手いんだけ
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睡蓮の人(2003年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

頑張った…ね…という感想。

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