tomひでさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ボビーに首ったけ(1985年製作の映画)

4.0

上映時間44分、とてもシンプルな内容。バイク好きの高校生の夏の日の一瞬を描いたアニメ作品。大きなドラマ展開は一切ない。久しぶりに観直したが、昔と変わらずとても好きな映画だった。なんか嬉しい。

誰もが
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斬、(2018年製作の映画)

3.0

京都の動乱に参戦という大きな志からシンプルに人を斬るというとてもミニマムな所に登場人物の意識が移っていく。予算、撮影のし易さ、様々な理由があるとは思うが、登場人物の内面意識に向かっていく映画の作りは個>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

3.0

なかなか面白いサスペンス映画だった。

前半の展開にあまりついていけず、?マークがずっとよぎるような感じだったが、映画後半、警視庁総監助手ブライアンが事実を暴き始めてからはめちゃくちゃ引き込まれる。
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

久しぶりの007、それなりに楽しめた。
ダニエルクレイグ最後のジェームズボンド。

ダニエルクレイグになってからは007は映画の遊びを許さないリアル系の007になった。昔のユルい遊びのあるジェームズボ
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深夜の告白(1944年製作の映画)

4.0

面白い。さすがのビリーワイルダー。

主人公の独白回想で過去を見せていくというスタイル。保険会社のセールスマンが悪女に嵌まって殺人に堕ちる話。

女と初めて出会うシーン、好きになる感情をスピード違反に
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で「隠し砦の三悪人4Kリマスター」が上映されるというので劇場へ。「隠し砦の三悪人」を観るのは4回目。過去3回よりも今回が一番面白く感じられた。

91年に横浜の映画館で初めて観た時はボ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

大好きなジムジャームッシュ監督作品。過去2回はビデオで鑑賞。今回レトロスペクティヴという企画で「ストレンジャーザンパラダイス」が大画面で観られるというので劇場へ。

ニューヨークに住むウィリーの元にい
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ボールを奪え パスを出せ/FCバルセロナ最強の証(あかし)(2018年製作の映画)

3.0

スペインのサッカークラブチームFCバルセロナのドキュメンタリー。特にバルサファンではないがとても興味深く見る事が出来る。

ゲーム戦略だけでなく哲学を持ってチームを創る事の大切さを実感させられる。ピッ
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で久しぶりに鑑賞。昔ビデオで観た時より良かった。黒澤明の映画はやはり劇場大画面で観てこそだと思う。

江戸後期、小石川養生所に集まる病人と医者の話。病気、心の病、その背後にある人間の闇
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4月の君、スピカ。(2019年製作の映画)

3.0

映画というより普通のテレビドラマ。
劇場でお金払って観てはいけない(笑)

とりあえず画的にも話の展開も全てがこちらの想像を超えて来ないので、全く感情が動かされない。青春映画にありがちな若い出演者の演
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

3.0

昔NHKの世界名作劇場?で観たと思う。午前十時の映画祭で二回目の鑑賞。こういう名作を上映してくれるこの企画は本当に大切だなと思う。

平日の午前中、自分が行った映画館の客数10人足らず…。正直自分が映
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.0

全くハマらなかった(笑)
とりあえず全編通してドラマも演技も薄くて辛かった。全てがペラペラな感じ…。主人公を勝新、時代劇が好きな女子高生という設定にした時点で作り手の都合が透けて見える。中盤でおばあち
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で久しぶりにジェームズキャメロン監督「ターミネーター2」を劇場大画面で鑑賞。劇場で観るのは91年の初公開時以来。30年前のアクション映画だが、全く色褪せていなかった。現在の劇場新作とし>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.0

昔ビデオで観たが劇場では初めて観る。昔観た時よりも面白かった。やはり劇場大画面で観ると感じ方も変わるのか…。午前十時の映画祭ありがとう(笑)

今回改めて観直しても全体的なローバジェットからくるチープ
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

カメラ、映像の質感、凄くいい。
余計なセリフで説明しない、主演のマーセロフォンテの表情だけで語ろうとする演出も好き。警察署での追求シーンやラストシーンもいい。映画を観ている間はとにかく引き込まれる。
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時をかける少女(1983年製作の映画)

3.0

NHKBS4Kで放送されたので久しぶりに鑑賞。
4Kデジタル修復版らしいが、あまい画も多々ある。当時の撮影状態がそもそも良くないのだと思う。ただカットによっては原田知世の髪の毛の質感、その柔らかさまで
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.0

映画の初期、無声映画を語る弁士の話。
特集上映などで、活弁復活上映などがあった記憶はあるが、さすがに活弁で映画を観た事はない。活弁士が映画スターばりの人気職業だった事、活弁士によって映画の内容が変わっ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭、劇場大画面でキューブリックが観られるんだからそりゃ行くでしょ(笑)DVDやBlu-rayでは何度も観た映画だけれど劇場大画面では初めて観る。しかも4Kリマスター版。久しぶりに観直して>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.0

アニメなのでドラマを観るハードルは少し下がっている筈なんだが、あまりにドラマが薄すぎて全く乗れなかった。特に前半の二人が仲良くなっていくくだり。

青春映画ってそいう所がありがちなんだけど、それを補う
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

フォロワーさまが「暫定ですが本年度No.1」というレビューをされていたので観てきました。いや〜めちゃくちゃ良かった。劇場まで行って良かった。(健一さん、ありがとうございます)

主人公となる女性(キャ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

大画面で「2001年宇宙の旅」が観られるというので午前十時の映画祭へ。前回はIMAX版の「2001年宇宙の旅」だったので、さすがに今回は上映マスターの画質差を感じてしまう。宇宙が黒つぶれしてるし、細か>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.0

キューブリックの「シャイニング」は超常現象と人間の狂気が入り交じる恐怖感があったが、今作はスティーブンキングが自ら作ったドラマ版「シャイニング」のように超常現象に寄せたに作りになっている。個人的にはど>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.0

なかなか良かった。
月面着陸という大きなミッションだが、監督デイミアンチャゼルの視点はその大きなミッションよりも家族にある事がよく分かる。

出発前夜、妻ジャネットが怒ってニールと喧嘩するシーンがとて
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.0

内容を全く知らずに見たが、タイトルから想像する内容とは全く違う映画で良かった。人種差別によって迫害を受ける黒人カップルの話。

アメリカではこういう闇が日常的にあるんだと思う。しかし、おそらく日本も似
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泥の河(1981年製作の映画)

4.0

Netflixで偶然、小栗康平監督「泥の河」を見つけて久しぶりに鑑賞。久しぶりに観直しても全く変わりなく素敵な作品だった。撮影・安藤庄平のモノクロがとても美しい。81年作品だが50年代クラシック名画の>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.0

8KレストアのマイフェアレディがNHKBS4Kで放送されたので鑑賞。4K鑑賞だが8Kレストアの解像感の凄さがとても伝わってくる。

衣装の質感、宝石の輝き、髪の毛の質感、顔の皺、調度品のディティール、
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.0

午前十時の映画祭でイージーライダー4Kレストア版が上映されるというので劇場へ。昔ビデオで観た時より良かった。映画タイトルバックに流れる曲「 born to be wild」の爽快感とは真逆の映画(笑)>>続きを読む

さらば箱舟(1982年製作の映画)

3.0

大好きな寺山修司作品だが、全く理解出来んかった(笑)沢山のメタファーに埋もれて監督のシグナルを全く拾う事が出来なかった。天才歌人の思考を凡人が理解する事は無理なんだろうな。ラストのセリフのように100>>続きを読む

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

3.0

ドキュメントとして森山大道の内面に切り込んでいく感じはないので物足りなくはある。良い意味でも悪い意味でもテレビ的。

木を切り倒し、紙をつくり、その紙に写真を転写し、写真集を製本するという映画の片方の
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.0

冒頭、この映画の方向を3つの看板広告で示す演出がとても巧い。人間関係や現況を一瞬で把握させる過去に見た事のない提示の仕方で、観ているこちらを一気に引き込んでいく。看板広告の大きさは画の面白さとしても効>>続きを読む

瞳の中の訪問者(1977年製作の映画)

3.0

原作の手塚治虫「ブラックジャック」は大好き。大林宣彦監督の実写版ブラックジャック。

公開当時にこの映画を観ていたら、多分目茶苦茶ケナしてしまっただろうな。数十年経ってから観ると色んな事が許せてしまう
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

アンソニーホプキンス、凄かった。
83歳にして更に高みに登ってる。
この年齢だから出来る役柄と演技なのかもしれないが、とても良かった。


=======以下ネタバレあり=========


映画前
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

4.0

「猥褻はそれを猥褻だと思う人間の頭にしか存在しない」「猥褻何が悪い」大島渚監督の言葉。この映画を観てこの映画が猥褻だと思う人は、もうこの時代には殆ど居ないだろう。この修復版は旧版と比べて映画としてのク>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

昔ビデオで観たが、窓辺でムーンリバーを歌うオードリーヘップバーンしか印象が残っていない映画(笑)劇場大画面で観る機会もそんなにないと思い午前十時の映画祭へ。

オードリーヘップバーン綺麗だな、昔観た時
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

事件は何も起こらないが、めちゃくちゃ気持ちいい映画。

冒頭からこの映画の空気感、セリフのニュアンス、演技の間合い、画面構成、編集、あまりに気持ち良くて、ひとりニヤニヤしながら最後まで観ていた。セリフ
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.0

なかなか良かった。
エマストーン出演作と知らずに見て、エマストーンが出て来て嬉しかった(笑)関係ないけど邦題の副題「〜心がつなぐストーリー〜」はこの映画にとってマイナス感がある気がする。ヘルプだけだと
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