Hanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Love Letter(1995年製作の映画)

5.0

わたしの中の仮説「岩井俊二は最高の変態」が更に強度を増しました。

神戸と小樽。
ふたつの雪降る街で、
「藤井樹」にまつわる、ふたつの恋が
手紙を通じて交錯する。

神戸在住、学生時代は北海道住みだっ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

すごい!すごい!すごいよ〜!!!!
本当にすごい!楽しい!楽しい!!
青春!!大人にしか分からないアオハルだってあるんだぞこの野郎〜!(だれ)

もう変に疑わなくていいよ、みんな、見て!見て!(今更)
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.0

大学デビュー Level.MAX
姉妹喧嘩 Level.MAX
食欲減退 Level.MAX
純愛 Level.???

色々パンチが効きまくっていて、胸焼けがすごい。
ここ数日の暴飲暴食を
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玉城ティナは夢想する(2017年製作の映画)

4.5



光って、光って、光って、死にたい。


私たちが画面越しにみる彼女たちの覚悟。

「彼女自身の10代の鎮魂歌として、あるいは全ての10代としての鎮魂歌として響くように。」

監督の言葉も素晴らしい
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.5

「何にもしないをする。」

何にもしないこと、愛すべきその時間を、いつから恐れるようになったんだろうか。

私事を語ると、ここ半年、仕事!勉強!仕事!仮眠!仕事仕事仕事!勉強勉強勉強!休め!はい仕事!
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.5

ん。なにこれ。

ジェイク目当てで背伸びしすぎたなあ。
解釈を鑑賞者側に委ねる系、別に嫌いじゃないし押し付けられるよりむしろぜんぜん好きだけれど、
エドワードからスーザンに委ねられたものが、私たちに委
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

世界仰天ニュース!!!的な。
事実は小説より奇なり、ですね。

オープニングが大好き。
オシャレでコミカルで、ドキドキして、最後はニヤッと。
これぞアメリカンなエンターテイメント。
スチュワーデスの選
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

「絶滅すべきでしょうか。」


自意識過剰とコンプレックス、被害妄想とプライド、排他と依存、
ヨシカの矛盾すべてに私は震えた。

「異常じゃないし、偉人でもない、でもちゃんとヨシカが好き」
そんなこと
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

楽しかった!ザッツエンターテイメント!

胸糞悪い変態シーンも、リアリティなくてちょっと笑ってまえた。よって救われた。

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.8

わからない。
難しい。
夢なのか、現実なのか、運命なのか、意思なのか。

だけど世界が終わる前、彼は笑ってた。
孤独で死ぬのは怖いと泣いた彼が、笑ってたんだ。
人は彼を孤独だと言うのかもしれない。
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった新感覚ホラー。だけどホラーってね、その怖さの主体の動機にハマれるかハマれないかで好き嫌い別れると思う。

自分より下等とみなす=奴隷にする、操る、っていう感覚は分かるんだ。
けど、自分が見下
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とてつもなく人間悪を感じる作品で、好きとも嫌いとも言えない。
あんまり納得してない。聖書のパロディと言えば面白いかもしれないけど、やっぱり新訳聖書は独りよがりなのかもしれない、と再認識させられる。こん
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

5.0

こんなにいい邦題他にある?
「博士と彼女のセオリー」

彼が成し遂げた偉業がどれほど凄いことなのかいまいちピンとこないほどに私は勉強不足だけれど、この物語が語りたかったのはあくまで「博士と彼女の」とて
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

期待通りの美しさと気持ち悪さで、予想を上回る怪獣映画感でした。

人間の内に潜む怪物性と、怪物の内に潜む愛。
その対比。

シェイプオブウォーター
その意味について考えて、また鳥肌が立つ。時に移ろい、
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

親切にした旅人がじつは犯罪者で、隣で夫が殺されそうになってるのに「あなたは根は悪い人じゃない」といって、お祈りを捧げる黒人のおばさまの人格すごない?

これはこういう話じゃないんだけどさ。私的ハイライ
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キャビン(2011年製作の映画)

3.0

そうそう!見たかったのキューブじゃなくてこっちだったんだよねえ。
似たようなもんだけど、視点が違うと別の楽しさ。

わたしすぐ死ぬモブ役って言ったけど、その設定にもちゃんと必然性ってあるんだね、ストー
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CUBE(1997年製作の映画)

3.0

箱の中で繰り広げられる人間ドラマ。
こういうパニックもの、わたし真っ先に死ぬモブ役だなっていつも思う。

人生スイッチ(2014年製作の映画)

4.2

もう最高。笑った笑った。
これ笑って観れちゃう人はたぶん性根がねじ曲がってて意地悪だ。是非友達になりたい。

特に最後のエピソードね。ハッピーウェディングってタイトルからして意地悪。
たまたま今日友達
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.6

インフル企画第5弾👏

こんな恋愛映画があったなんて。目から鱗、でもわたしが求めてたラブストーリーってもしかしてこれだったんじゃないか。

「もっと一緒にいたい」
そうだよな、恋愛ってシンプルだよな、
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

インフル企画その4👏


すごい。すごすぎる(語彙力がフライアウェイするやつ)

ユーゴスラビアの歴史も、この監督のことも作られた背景のことも全くの勉強不足だったけど、それでもこの世界にぐいぐい引っ張
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.7

インフルエンザ企画第3弾!いえーい👏

実は先日からインフルエンザ発症してまして、家でひたすら引きこもるのが正当化される数日間をゲットしたわたし。
普段は長くて嫌煙してたシリーズものでもこの機会にとい
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.5

こんな悲しいファンタジーがあるかよ!と絶望にも似た気持ちだったけれど、でも彼女には救いはあったんだと、最後のラストカットでまた気持ちが揺れる。
希望はあると信じたい、そんな鑑賞者の願いすら、幻想だよ、
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

妻の異常行動の真相を突き止めてほい。
そんなこんなで始まったストーリー、オカルトとミステリー系って共存できるの??
わくわく。といった感じで引き込まれたら、中盤であっさりとネタバレ、そっからの展開がも
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.1

完全なる魔法少女ユキコになったアリシアちゃんの力強い眼差しよ。
あなたの知らないところで、よからぬ大人は泥臭く人間くさく生きている。
あなたとバルバラは、違うようで通じるものを感じる。それはきっと人を
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

映画における音楽はやっぱりなくてはならない存在だけれど、音楽がメインって言われたら、それはもうアトラクションの域で、だからといってストーリーが二の次になっていいはずはないと思うんだ。(野暮)
この作品
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

最高すぎる。大好き。美しい。
もう見終わった後も胸の高鳴りが収まらなくてくらくらする。

まるでこの映画が宇宙そのものに思えてくる。なんちゃらの法則とか小難しい化学式で淡々と語りかけるようでいて、所々
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.3

「あんたの母親は、時々間違える。」

リンコさんは、正しく人を愛せる人。
でも、正しさだけが、母性ではない。

間違えだらけだけど、許してそれでも一緒にたいと願ってしまうのが家族なのかもしれない。
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.4

わ〜〜〜
2017年の映画締めに素敵なの見れてスーパーハピネス〜〜!

もう楽しいのなんのって。
これがストップアニメーションなんて信じられない、どうやって撮ってるの、と思ったらエンドクレジットでメイ
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.0

真夏にキンキンにクーラーかけた部屋で友だちとわちゃわちゃ見たいやつ。
間違いなく楽しいやつ。

回収するためだけに張られた伏線。
そのどれもが馬鹿馬鹿しくて笑っちゃう。
タイムトラベル系はなんか頭こん
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八日目(1996年製作の映画)

-

えっっっっぐい。

綺麗なのは映像だけ。
気持ちがこんなにもやもやもやもやするのはなんでなの。
映像や音楽とは裏腹な真っ黒いドロドロな感情がお腹の底に重く沈んで、まるで鬱にでもなったかのようだ。
この
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

IMAXで見なかったことを非常に後悔してる、だだっ広い冷徹な画面に思う存分没入したかった。
ひらけた均整な2049年の世界観で感じるただただひたすらな孤独、クローズ感。
ああ続編はこういうテイストでい
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.5

すごい

こんなにコンテンツ盛りだくさんなのに、シンプルに
すごい、という感想にまとまるすごさ。
(私の語彙力のなさ)

話題の作品だしということで、原作読んで挑んだミーハーで軽薄なわたし、
「ハード
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メッセージ(2016年製作の映画)

-

待って分からない。
分からないから誰かに説明してほしいけど、そんな言葉での理解しかできない自分が許せないから、まだ説明してほしくない。
というもやもや案件。

言葉にできないって苦しい。
苦しい。今め
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神様メール(2015年製作の映画)

3.5

30人の男がクルミを割る様な声ってどんな声だと思う?

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.6

名作めぐり、はじめました。Vol.7


世界が開ける瞬間。

サッチャー政権下のダーラムという炭鉱町。
父親は、首都ロンドンに行ったことすらない、その街で生まれ、育ち、
父親からもらったボクシングの
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

5.0

胸キュンが止まらない、トキメキが止まらない、それはもう発狂してしまいそうなくらいに。
サムに恋して、イェニファーに恋して、シモンに恋した86分。
笑顔にならずにはいられない、溢れる好きという感情、ああ
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