Hanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

名作めぐり、始めました。(再開しました。) vol.6


爽やかにいい話とは決して言えない、辛さを伴う展開で、ああ、名作という前情報だけではこういうカウンターパンチくらうけれど、
みてよかった。
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.3

わたしだって、紙にぐしゃぐしゃと
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て書きまくって病んでるような絵を描いて、おいおいおい、って心配してもらいたい。

楽しみにしていたデートで、なんだか途切れ途切れの会話
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グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

4.3

うわわわわわ、
すんごいのみちまった。
なんかこう圧倒的に疲れてるときって圧倒的刺激が欲しくなるんだけど、スパイスもりもり激辛カレー、みたいな。
そんな低俗かつお手軽な刺激ほしさで手に取ったはずなのに
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.8

さっきから、感想を、書いては消し、書いては消しを繰り返してる。
うまく書こうとすると、それこそ作中のサチオの悼辞みたいに薄ら寒く御託を並べることになりそうだし、
陽一みたいに、一言、力強く説得力のある
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

大富豪の歪んだ性癖、すごい、終始嘘やん?と笑いそうになるのに、ごってごてでぴっかぴかの衣装やらセットの世界観と、まさに「お嬢さん」な女優さんという最高のビジュアル、聞きなれない片言な日本語が妙にエロく>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.3

この作品をリアルだなんて言えるほどじゃない、わたしは精神的に健全だって、そう思いたかったけど、2人が幸せそうに店内で茶番を繰り広げるとき、
いたたたたた、しんどいしんどいしんどい、って呟いてたし、
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.0

豪華俳優たちのCG駆使した演技合戦。
お金かかってるなあ。💰

ヒナミちゃん役の子がスーパー可愛くてスーパーグッジョブやった。
窪田正孝さんのしわくちゃってなる笑顔もスーパーきゅんきゅんだったし、蒼井
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

"Make a deal."
生き甲斐のピアノを取り戻すため、ピアノの鍵盤一本ごとに教え子の要求を叶える口のきけない人妻ピアノ教師...

ってどんなエロ設定やねーん!と思いながら観てたけど、
口がき
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.0

最低で最高。そうこなくっちゃな終わり方。
わかってはいたのにちゃんと痛快。

あ、この映画みると痛快って字面すごいことに気づく。
みんな簡単に痛快とか言っちゃダメだよ。


この映画を悪趣味なポルノと
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

岩井俊二ワールドにどっぷり浸ってます、見漁ってます。

This is the story of Yentown in Yentown.

奇抜な設定と世界観に初っ端からぐぐっと引っ張りこまれたらもう
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

5.0


ここはどこですか。どこに行けばいいんですか。

結婚とかいう通過儀礼にいよいよ近づいてきてて(年齢的に、周りの目的に)、それにはほとほとうんざりしてて、でも私はひとりで生きていけるからそんなのいらな
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.7

友達から勧められて。

ゴリゴリの物理オタクの彼が、この哲学的かつ文学的なSFアニメを理解できていたのかという事実の方にびっくり(失礼)。
制作年が1995年てことで絵に古臭さはありながら、描いてるテ
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東京ヴァンパイアホテル(2017年製作の映画)

3.0

序盤面白くて一気に見たけど、最後のグダグタ感すごかった。
グダグタをめちゃくちゃぶっ飛んでるって体でまとめるのは園子温監督らしいっちゃらしいけど、だったら最後までぶっ飛んでくれよ、、

なんてこった。
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告白(2010年製作の映画)

4.2

パチン、
大切な何かが壊れる音、あなたは聞いたことありますか?

大事に大事に育てて、壊れないように、無くさないように、必死に守ったって消えて無くなる時は一瞬。
パチン、
その響きは余りにも軽い、そし
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黒崎くんの言いなりになんてならない(2016年製作の映画)

2.0

仲良い女友達と、キャッピキャピのやつをゲラゲラ笑いながら見ようぜ〜という魂胆だったのだけど、なぜか途中から酔っ払いのおじさんたちが乱入してきて、カオスの極みだったからちゃんと見れてない、というのを踏ま>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.8

去年、就活を共に戦い晴れて同期となった人たちとわいわい観た。
ひとりで見てたらもっとしんどかったかもしれないし、彼らと観たからこそのしんどさもあったかもしれない。

物語の進行上キャラクターが上手いこ
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PK(2014年製作の映画)

3.8

無宗教のわたしがみると、うんうん、そうだよね、とすんなり観れた作品だけれど、熱心な信者はどう受け止めるんだろう。

昨日一緒に飲んだ人に、なんで家族を持ちたいのとか、パートナーはひとりじゃなきゃダメな
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眺めのいい部屋(1986年製作の映画)

4.0

ロマンチック100%
絵画チック100%
乙女チック100%
ブルジョアライフ100%
ヘレナの透明感100%

キャラクターがみんなよいのですよ〜
全員愛しい。
幸あれ。
とくにセシル。

男3人森
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情婦(1957年製作の映画)

4.0

素直に面白い...!
法廷サスペンスとは思えないコミカルでファニーなキャラクターたち。
是非シリーズで見たい!と思っちゃう。

片方だけキラーンと光る眼鏡、面白すぎるしかっこよすぎるし可愛すぎる。

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

わたしは中学生のときいじめられっ子だったから生きる術としての逞しさを後天的に身につけたタイプの人間です。

根っこはゴード、でもサイモンのジャイアン気質もそれはそれで生きる術だよな、分からんでもないよ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

キーワード、「カエル」に見せかけて「エビ」なの笑った。

土佐兄弟罪だなあ、せっかくの小栗旬の迫真の演技も笑っちゃうんだもん。

ビリギャル(2015年製作の映画)

3.0

ベタなやつはベタに泣けるし、素直に楽しめるからとてもよかった。

さやかちゃんがあんな家庭環境であんなに素直ないい子ってのはすごい。

わたしは素直でいい子なフリしたひねくれ子だから、受験勉強頑張った
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

アメリカ版リリィシュシュのすべて。

過酷な環境と青春のコントラスト。
こじれながら、傷つきながら、自分がわからないまま、人は大人になる。

リトル、シャロン、ブラック。
呼び名は違えど1人の人間。
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

シンプルに楽しい!
大人ビターなエンド。
ひとつひとつのシーンが色見本帳みたい。
くるくる回るカメラに心が全部持ってかれる。
王道ベタにロマンチック。
クラシックへのリスペクトと新しさへの挑戦。

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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.2

タイムラインにこのジャケ写が流れると思うと申し訳なく思っちゃう、すみません。

子供の頃はホラー映画と思っておっかなびっくり観てたけど、
今見返すととてつもないヒューマンドラマでびっくり。
これまた信
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.3

クリント・イーストウッド作品4作目。


「信仰」
について、考えさせられるなあ、この人の作品は。
物事をフラットに見ていきたいなとは常々思いつつ、事実を事実のまま受けれていくことは何とも味気なく、
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

2.5

このシリーズに対するバックボーンがなさすぎてちょっと楽しみ方ずれてた。
テーマ曲きくと「あ!しゃべくり!」てレベル。
野暮なツッコミ入れまくりながら見てました、てへ
お酒しこたま飲んでオトナ帝国見た後
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.5

こども向けでありながら、大人になってわかる笑いと泣きが詰まった作品。尊い。

序盤の戦闘シーンのわけのわからなさ、オープニング、オトナ帝国の解説、この流れでグッと引きこまれて妙にホラーで不気味な展開。
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.5

海外旅行の帰り、機内の映画のラインナップがあまりにも好みのものがなかったので、
普段は特別な理由がないかぎりはみない戦争を扱った映画をみた。
アメリカサイドで描かれた戦争映画はこれがはじめてかもしれな
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.5

この監督皮肉屋さんなのかな。

この映画たぶんちょっと悪趣味。
最近、「意識高い〜」とかいうじゃないですか。真面目に頑張ってる人とか向上心がすごい人のこととか卑下する都合のいい言葉。
ああいう悪口って
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.5

自意識過剰で自分勝手で気分屋な勘違い野郎トムは自分を見てるようでめちゃめちゃイライラする。終始苦笑い。
だからこそ、ラストのトムは全力で応援したくなる。そんで、わたしも頑張るよ!ってなる。

サマーに
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.2

Vol 2と合わせて語られる一人の色情狂のこれまでのお話。
全部で8章で、Vol 1では4章まで。
全部見ないことには好きとも嫌いとも言えないけど、後編への期待感も込めての高評価。

ホラー映画かと思
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キサラギ(2007年製作の映画)

2.8

アイドルは虚像
匿名のコミュニティ

いくらでも深められそうな題材を浅〜く軽〜くすくっていく。
けど大げさなセリフもリアクションも私のツボにはかすりもせずに長々2時間。

友達とお酒飲みながらけらけら
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.5

スパイアクションというジャンルの映画をそれほど見てるわけではないけれど、
見てる間はハラハラわくわく楽しくて、
セクシーな俳優同士のからみにキュンキュンして、
見終わった後の充足感、あー楽しかった!
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

わたしもピエロだったらこの作品を「最強の家族映画だ」といえるのかな。

このストーリーでいうところの「重力」は、私にはあまりにも重すぎる。
楽しそうにしてれば、なんて、宙に浮けるかも、なんて、そんな風
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