Kuriさんの映画レビュー・感想・評価

Kuri

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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

デビットフィンチャー新作が映画館で観れる!!となれば行かないわけにはいけないし、
それが近所のシネコンなら尚更。

話としては単純で、
プロフェッショナルが数少ないであろう失敗をどうリカバーして次につ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

80年代SFを2020年代映像技術で観れる。
つまりは最高ですね。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のシーンから、主人公が違う世界に引き摺り込まれるところまでは、すごく面白く魅せられました。が、
そこからはお話が崩れて崩壊していくのをスクリーン越しに見つめるような体験でした。
でも、目が離せない
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

インディーシリーズにあまり思い入れが無いのですが、
齢80にならんとするハリソンフォード演じる彼が、CGを駆使してまで画面狭しと動き回る様の異様さにまずギョッとして。
そこにある居心地の悪さ、座りの悪
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

ザックスナイダーが築いたDC作品群が過ぎ去っていくこのタイミングで
単独ヒーロー映画としてこれ以上ないほどの傑作が見れたことに満足しています。

いきなり始まるアバン含むジャスティスリーグ集合の流れ(
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

"ゲームの映画化"というより、
"映画のゲーム化"と言った方が相応しい作品。

自分はゲームウォッチで"彼"に出会って、
小学生時分には至極強く、
それ以降はゲームしないまでも
生活の中で何かしら"彼
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

耐性がないので
サスペンス映画やホラー映画はほとんど見ないで生きていましたが、
G指定なはずのこの作品を見ている時に感じたのは上記ジャンルの映画を見ているような感覚でした。

刺激的で目が離せないけど
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.6

Creepで始まり、come and get your loveで終わる最高な2時間半。
MCUで1番好きなガーディアンズ最終作が、最高に面白いまま終わってくれて嬉しかったです。

物語の根底にあるの
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

今や現役巨匠といえばの筆頭にあがる
スピルバーグ監督の満を辞しての自伝的作品。

確かにノンフィクション要素多めで
彼が映画と出会ってから、本格的に関わり始めるまでのお話、なんですが。

家族や友人た
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.6

役割をこなす、という事と
自由に生きる、という事は、
ある人にとっては同じかもしれないけれど
ある人にとっては全然違うことであって。
それが違えば違う程に"悲劇"は深まる。

ダイアナ妃の"悲劇"は
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

流石にそろそろ公開終了するかなと思い、
前日に前作を初めて観てから
ようやく鑑賞。
100人入る劇場に50人くらいは入っていて、まず驚き。

前作とほとんど同じプロットで話が進んでいく中で
前作で分か
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.2

文字通りに"月が落ちてくる"。

潮の満ち引きやら、重量やら、
理屈を言われれば狐につままれたような気分になるものを力技で画面に見せてくることに驚き。
配信でも楽しく観れました。
そういえば、エメリッ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.7

今までのシリーズ全て見て、
その上で見返して、
1から基本同じ
"自ら作った恐竜の中から逃げる"って構造を分かった上で鑑賞しましたが、
今回は今までの形をなぞって見せてるだけで全然ダメ!と思いました。
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.5

Netflixで既に観れる今作ですが、
映画館で見た後にNetflixで見直してからの感想として、
迷わず映画館で観て正解!と言い切れる作品でした。

想像を超えてくるアクションシーンが2箇所あるって
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

アバンは100点。
本編50点でラスト30点って感じ。
見終わってみると、30点という感覚か残ります。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.6

今までMCU作品を映画ドラマ問わず観てきて、
加えてスパイダーマン過去作やエックスマン過去作、
あと、え、ファンタスティックフォーまで!?

どこまで観ていれば追いつけるのか、と思いながらもずっと観続
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

主人公である白人男性と
その甥である男の子との旅を全編モノクロで描いていますが、
そこにあるのはホノボノだけでは無くて
むしろ、苦しくも切実な責任についての映画でした。

マイクミルズ作品はいつもそう
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

3.8

Disney +で8時間観てからの鑑賞。
思ったより一本の映画として作り込まれてはおらず、8時間の中の最後を抜き出して纏めた感じでした。

勿論、50年前とは思えないクリアな映像と音響に驚かされるのは
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

10年以上前に俳優引退したはずのクリントイーストウッドが自ら主演の映画を監督する。
それだけで充分じゃないか、と贔屓目にみてはしまいます。

ほら、ちゃんと馬に乗ってるし(もちろんロデオはスタントだけ
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.8

久しぶりにこんな感じの映画を見たなーと思いました。
もちろん、自分がオジサンになって青春映画から足が遠のいたことが大きいんですが。

主人公の衝動の矢印がまっすぐすぎて、話がどうなっていくのか分からず
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.8

"ビールストリートの恋人たち"観るまでは作者であるジェームスボールドウィンについてはなにも知らない状態でしたが、
なんとなく気になっていたこの作品の原作?であったことを見始めてから知りました。

観て
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.6

Amazon primeで鑑賞。

タイムトラベルとしてはワームホール設定も比較的しっかりしてるし、
正体不明な敵に追われるエイリアンモチーフや、
帰還兵のPTSD、世代を跨いだ親子関係の再構築、格差
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.9

25年くらい前に
渋谷の劇場でのリバイバル上映で観た"ストップメイキングセンス"のような
素晴らしくも感動的な作品を期待して観に行きましたが、
ある意味ではその通りで、ある意味では違う、それでも同じく
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

原作を読んだ上で、
期待に胸膨らませて鑑賞。

前評判を超えてくるのは
前作"寝ても覚めても"に打ちのめされた身としては当然に思えるくらいですが、
いやはや、参りました。
新しい映画なのに古典のような
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

もう1年以上予告を観てるので、すっかり観た気になっていました。が、
実際に観てみると、想像していたよりずっと面白かったです。

マーベル作品としては珍しく流れるオープニングテーマソングや、IMAX撮影
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

舞台になっているモールの映画館で鑑賞。
夏に観る作品としてのスタンダードになりうる、新しく懐かしく爽やかで。

録音された音楽が流れ出すとその時間までも再生されるように、
レコードが回る時に流れる時間
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

ニューヨーク大停電の夜について話が始まると、自分は小沢健二が10年前の復帰ツアーの冒頭で話していたことについて考えてしまうのですが。

全編を素晴らしく美しくたのしい音楽に乗せて語られる移民1世と2.
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Arc アーク(2021年製作の映画)

4.0

SF×石川監督の相性がいいことは予想がついたのですが、やはりバッチリでした。
少なくとも個人的には。

前半の異様な設定と説明の少なさに戸惑いましたが、
後半"アルフォビル“を思わせるモノクロパートに
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.5

久しぶりに大作映画を見に行くぞ!
という気持ちの高鳴りを感じながら
劇場に向かいましたが、見終えてみれば。。

とにかく、
脚本が酷すぎて何から何までめちゃくちゃでした。
いちいちあげるのも嫌になるく
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.0

評判を聞いてNetflixで。
邦画らしからぬ、言葉での説明を省いた手際良い展開が心地よく、気持ちよく。

将棋に詳しい人にはさらに楽しめるのかもしれませんが、詳しくない自分にも充分楽しめたので、そこ
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街の上で(2019年製作の映画)

4.3

おじさんには入り込めないかなあ、と躊躇いながら鑑賞しましたが、それは全くの気鬱で。

二時間ほどの上映時間はあっという間に過ぎていき、お気に入り女性俳優が4人増えて。
個人的には得るものしかない作品で
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

今をときめく菅田さんに自分を重ねるのはおこがましいことは充分承知しているけど、どうしてもこれは自分のことを描いてるんじゃないかと思ってしまうし、
見た人は誰もがそんな風に感じるのではないか、と思います
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

天才脚本家が、とうとう監督としても天才と言われうる作品を作った!と感じました。

脚本として関わったソーシャルネットワーク、スティーブ・ジョブズと並び称されるべき傑作です。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.1

大傑作"ソーシャルネットワーク"で2010年代に"市民ケーン"を語りなおしたデビットフィンチャー監督が、
2020年に本家"市民ケーン"脚本家についてNetflixで描くという話を聴いた時から楽しみに
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

数年前に起こったセンシティブな実話を、守秘義務がある中で、きちんと楽しめる2時間以内の映像作品にまとめ上げていることに驚愕します。

プロジューサーとしても名を連ねるシャーリーズセロンはもちろん、ニコ
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