Kuromakkoさんの映画レビュー・感想・評価

Kuromakko

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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

電話の向こうでは何が起きている…?

耳をすまさないと聞こえないささやかな物音や声色で、その電話主の状況を想像して妄想して観入る
「声」や「音」だけでこれほど鮮明にシーンが想像できるのかと驚きの作品だ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これほどまでに黒人の肩身は狭いのか…
この映画で改めて考えた

礼儀正しく温厚で、知識も名声も技術も富もあるドクターシャーリー
自らが「安全安心」に暮らせる土地を離れ、ツアーを敢行すると決めた覚悟にト
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

車の大衆化を実現したフォード社と、スポーツカーに特化したフェラーリ社
現在も創業する大手カーメーカーのプライドをかけた闘い

マッドデイモンとクリスチャンベールのダブル主演が光る
「目に物見せてやる」
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

バットマンシリーズで絶大な人気を誇る悪役のジョーカー
人をあざ笑い、いたずら好きで、残酷
彼がどのようにして誕生したかを、隠すことなく写した映画

ジョーカーには信念がある
残酷だったり、一見不可解な
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プロメア(2019年製作の映画)

3.7

今石監督と中島かずきのタッグといえばこのノリ、この展開!という作品

世界設定やキャラクターの構図が分かりやすく、テンポが良かった
角ばったCG(わざと粗い加工にとどめている印象)を使った描写が若干多
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.9

ゴッホの死後、届けられなかった手紙を巡る彼の追想の物語

ひまわりの絵で有名なゴッホ
死後に評価されたことは知っていたけれど、生前はこれほど孤独で、全身全霊をかけて絵を描いていたことに驚いた

全編が
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.1

博識さを隠さない少年は、目につくものを研究して仮説を立てて検証する毎日
そんな彼の目の前に突然ペンギンが現れた

四畳半神話大系などでおなじみの森見登美彦原作のアニメ作品

少年が幼いながらも仮説を立
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

「無くすまで大切さやありがたみに気づかない」というのは誰しもが経験すること

分かっているけれどついないがしろにしてしまったり、後悔する頃には遅かったり
恋人や親子の愛情が常には対等ではなくて、そこで
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

家族=愛情に溢れて幸せ
という当たり前に夢見ているものが、そうとは限らないこと

愛情=幸せ
なんだと言うことを、普段覆ってしまう現実を見ることで強く考える映画だった
樹木希林と安藤サクラをはじめ、俳
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

あの大戦中も、そこには私たちと変わらない「ささやかな生活」がありました

日本は戦争真っ只中
「明日も知れない状況下でも、人々は生活を続けていた」という当たり前のことを私達はつい忘れてしまう
でもそこ
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

2.0

話が飛びすぎていて、人の感情が浅すぎて話についていけません
「夜は短し〜」しかり2時間にはおさまらない量をぎゅっと詰め込みすぎ
映像や音楽、ストーリーの骨組み自体は悪く無いのに、全てが「唐突」でした

あやしい彼女(2016年製作の映画)

4.5

おばあちゃんが、ひょんなことから若返った?!

よくある設定というか、邦画に多い「明るいだけの映画」かと思っていたらとんでもない!
「なってみないとわからない」そんな言葉を実体験させてくれる映画でした
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

深夜のスクープ映像を求めて街を駆ける記者をテーマにした作品

ジェイクギレンホールの猟奇的な表情が、この作品全体の不気味さや怪しさを作り出していて、みるみる惹きつけられていった
映像の間延び感や端折り
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

噓みたいに豪華な俳優陣
噓みたいな軽い言動
噓みたいなストーリー展開

これ以上ないくらい、映画らしい映画
上映時間を感じさせない満足度で、人によって記憶に残るシーンが違う、一見の価値がある映画

花戦さ(2017年製作の映画)

3.5

華道の創家、池坊を描いた作品

時は戦国時代、生きることもままならない時代に、「花」をもって人々の心を包んだ池坊の慈悲深さと苦悩を、豪華俳優陣が演じあげていた
人間描写と華道のバランスが良く、幅広い人
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.8

脳内の感情をキャラクター化したディズニー映画

人がなんとも言えない心理状態の時の脳内を描写していたり、思い出や記憶の表現方法が素敵で、楽しく観られる映画だった
予想しない展開もあり、さすがディズニー
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

2.3

森見登美彦の同名小説を、四畳半神話体系のキャストがアニメ映画化した作品

原作を読み、四畳半神話体系のアニメも見て、大きく膨らんだ期待を胸に劇場で鑑賞しましたが、正直残念な印象でした

まずストーリー
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.4

動物達が人のような生活を送る都市ズートピアの物語

草食と肉食の違い
身体のサイズの違い
本能の違い

人よりも、他者との違いの多い世界で起きる出来事だけれども、私たちの生活で起きる「差別」もこういう
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メメント(2000年製作の映画)

3.6

数分しか記憶の持たない男の話

目の前にいる人は敵か味方か?
自分は何をした?
疑義を抱きながら生きる主人公の心情がひしひしと伝わり、作品の世界にグッと引き込まれる

独特の時間の進み方は、この映画な
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.7

クリストファーノーラン監督デビュー作

ある一人の独白からスタートするこの映画は、70分と短編であるにも関わらずそのストーリー展開に魅了される

こちらの予想を次々と打ち破る監督の独創性はさすが
「メ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

宇宙に取り残された宇宙飛行士の映画

設定自体は他の映画にもあるが、この映画は飛び抜けて明るい!
笑いながら、主人公を応援したくなる作品

神様メール(2015年製作の映画)

3.3

妻や娘に冷たくあたり、酒におぼれて清潔感もない
そんな父親の仕事は「神様」

娘の反抗によって世界がふわふわ変わって行く、絵本を開いたかのような可愛い映画
お昼過ぎにコーヒーを飲みながら見るのにちょう
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.7

一世風靡し、今は落ちぶれた俳優が再起を図る物語
バットマンを演じていたマイケルキートンが主役を演じており、自叙伝的な雰囲気を楽しめる

更にもう1つ、撮影方法にも特徴があるのだが...
これは見てのお
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アフロ田中(2012年製作の映画)

1.0

松田翔太も佐々木希も好きなのに、20分見ることができなかった...

もう一度きちんと見れたら再評価しようかな

インセプション(2010年製作の映画)

4.6

クリストファーノーラン監督作品

人の夢に潜入するシーンが印象的な映画
ただ無制限に潜入できる訳ではなく、その制限が映画に緊張感とスリルを与えている

場面の切り替えやストーリー展開が心地よく、見応え
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

新海誠監督作品は秒速5センチメートル以来の鑑賞

以前の作画と印象が違うものの、風景画のクオリティは過去最高レベルで、ストーリーの構成も素晴らしかった
公開すぐに話題になったため、いわゆるよくある恋愛
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

歴代のゴジラ映画で個人的に一番好きな作品

主役は「ゴジラ」、基本的なこの設定が全面に出ていて、未確認生物に対する畏怖が表現されており、目を離せなかった
CGが一部雑なところもあるが、大満足
4Dで見
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アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.5

ティムバートン作品の中ではライトな印象の作品

ジョニーデップが主要キャラクターでありながら、主人公はあくまでアリス
そのため全体的にバランスが取れていて、個人的には好きな映画

一部疑問の残る点もあ
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

女優陣が豪華なことで話題になりましたが、誰が目立ちすぎるわけでも無く、キャラクターの個性も一貫していて物語としてまとまっていました

人間関係のぎこちなさもうまく描写されていて満足でした

もう一度見
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海のふた(2015年製作の映画)

2.5

自分の思いや考え方は、人になかなか伝わらない
通じてると思ってる人がそうでなかったり、通じようと思っていても相手はそう思わなかったり

綺麗な映画ですが、ストーリーや登場人物の個性がはっきり見えにくい
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.8

邦題が違っていたら見方が変わっていたかもしれない

自分が思うようにしたくとも、周りの影響で思わぬ方向に話が進む
青年期の初めに感じる、どこか世間に馴染めない感覚を描いた映画

様々な映画のシーンを引
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テッド 2(2015年製作の映画)

3.5

前作に続きテッドは自由奔放

台詞もやることも型破りなのに憎めないテッドに試練が
オープニングやストーリー全体が豪華になり、見る人を飽きさせない工夫が見えるが、個人的には勢いが弱くなった印象

1の後
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.6

『キックアス』の監督によるアクション映画

アクションシーンと各シーンの色のコントラストは流石で、痛快なシーンの連続
コリンファースのアクションシーンのスマートさは一見の価値あり

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.3

これぞ「映画」

頭を空っぽにして見れる怪獣ムービー

ハリウッド版ゴジラなどは人間視点での描写が多く、怪獣などは「災害」として描写されるが、この映画は従来の日本ゴジラのように怪獣視点で描いているため
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.7

50代の先輩に勧められて鑑賞

セクシーさだったり、ワイルドさだったり、身勝手だったり、「男性」らしさってこういうものだと感じる映画

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