LIVERPOOLさんの映画レビュー・感想・評価

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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

嘲笑混じるキングのスピーチ。
癇癪と吃音症。
ある偏屈な言語聴覚士を訪れるが、迎合しない姿にプライドが邪魔をする。
普通の人であること。
普通の人でしかないこと。
期待と責任と力量との葛藤。
人の価値
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

過ちを犯した人に対し、寛大な心を持つことは難しい。
過ちが大きければそれだけ。
人の評価は悲しくも、その人が行ってきた行動で決まってしまう。
この映画を通して悲しさや哀れさ、そして情を強く感じさせるが
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.5

人間交差点。
人の幸せは、人が抱える悩みや嘘で保たれている事実。
"真っ当"に生きる苦しさ。
考え過ぎるとおかしくなりそう。
目に見える世界はこの世界にも繋がっている感覚。
全部ひっくるめてそれでいい
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

超未熟児。
先天的な障害と向き合い、病状の自己コントロールと愛情を受けながら自身の世界を広げていく。
そんなハートフルさのかけらも無い雰囲気で始まり、徐々に暗い深淵に入り込んでいく感覚。
これは色んな
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.3

盲目のマーダーマシーン再来、だけど前作とは違い情愛を併せ持つ。
娘が居ましたっけ⁇
から始まり、進んでいくにつれ一瞬黒い裏を考えたけど、今回は色んな意味で純粋に守るためのもの。
母親の顔怖い。
ダメ親
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.3

冷静で頭の切れる愛妻家大麻王。
その側近も冷静沈着で忠誠心が強く高い行動力を併せる。
チャーリー・ハナムがカッコ良すぎ。
狡猾で用意周到な探偵。
格闘家が束ねる陽気なギャング。
やっぱりコリン・ファレ
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フロッグ(2019年製作の映画)

4.1

ある問題を抱えた3人家族。
感情的な場面から徐々に問題が浮き彫りになる中で起こる連続犯罪。
捕まったはずの容疑者を連想させながら、思いがけない事実へ。
その引き金がまた意外。
色んな意味での不可解さが
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.3

懐かしさを込めて。
少し期待し過ぎたかな。
個人的にはライデンとハンゾウは良かったと思うけど贔屓目過ぎ⁇
主役であろうコールの存在感と能力のチープさが1番残念。
黒龍会という設定が、神の存在と相まって
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.4

超B+映画。
呪われた廃墟と見世物ロボット。
殺戮と生け贄の街。
ピンボールと謎のジュースを愛する詳細不明なニコラスケイジ。
強い。
強過ぎる。
そして抵抗なくTシャツを着るのはカワイイが、全体的に設
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家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

3.9

綺麗な歌声と純粋さを持った出生から不遇な少年。
不信感しかない旅芸人の老人と出会い、生きることの自由さと想いの繋がりを知る。
大切な人との出会い。
境遇の真実。
邦題の胡散臭さがぶっ飛ぶ程のホットムー
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.7

年代は違えど、今この瞬間に感じることが出来る感覚。
友人や知人の姿や人生を通して垣間見る、等身大の自分と在り方。
変わってしまうもの。
変わらなければいけないもの。
変えられないもの。
そして変わらな
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.3

正義と悪を白と黒のコントラストで魅せるギャング映画。
静かに情熱的に、自身の価値と大切なものへの愛情を抱えながら、傍若無人に唯我独尊を貫こうとするフランク。
デンゼルのニヒルな笑顔は、どの作品でどんな
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.2

冒頭から天真爛漫で自由奔放な男。
少しの前情報で期待してみたら、それを超えてきた。
タイムリープ物を観る機会が増えた中で、狭い世界観でも十分すぎるほど面白い。
仕組みや原因はよく分からないけど、
"人
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

認知症を患うアンソニー。
時間軸や時系列、相対する人物そのものや感情がまとまりなく混乱を誘う。
でもこれが認知症。
アンや夫、妹とそれに似たヘルパーなどの存在。
ころころ変わる環境。
全てはアンソニー
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THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.7

まさに八方塞がりからの脱出劇。
利用するモノとされるモノ。
何モノであれ主観における正義はある。
それゆえに何が正義で悪なのかがよくわからなくなる。
人道や倫理という正しいとされるモノも。

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.9

学生、成人、社会人。
どんなに時が経っても、
環境が変わっても、
見てる世界観が違っても、
ずっと大事に出来るものがある。
ノスタルジックに、
煌びやかに、
センチメンタルに、
それをぶっ飛んだ感覚で
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スリーデイズ(2010年製作の映画)

4.1

幸せな家庭を壊す1つの殺人事件。
本当の真実と今ある事実。
どれだけ考えても、迫られる選択肢は尋常では無い苦痛を伴うものしか無い。
でも家族のため。
そして自分のために。
一介の教師とは思えない程の計
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.7

愛情と性というエネルギーが何よりも強いからこそ、その反発は大きく、表現も捻じ曲がる。
とりあえず出てくる主軸の人間は皆そう。
真実が明らかになっていく中でレイチェルの奇行が薄れていき、同情する気持ちが
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.5

ジャッキーが居なければ普通のアクション映画。
この歳に期待するのは酷かもしれないけど、ジャッキー自身のアクションをもっと観たかった。
プロジェクトってついてるからA関連かと思ったらそうじゃなくて少し残
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.3

囚人と警察とヤクザ。
小難しいことは置いといて、あり得ないぐらい強いドンソクさんが味わえる。
まぁどの映画でもほぼそうなんだけど。
少し韓流版スーサイドスクワッドを期待したけど、そこまではね。
それで
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メメント(2000年製作の映画)

4.3

短期記憶障害と復讐。
目を閉じても消えない世界で残った感情。
メモが持つ立証。
モノクロとカラーの意味。
"記憶は思い込みだ"
10分間の記憶を刻む自分自身ですらも猜疑心にかられる。
記憶の改竄と利用
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.1

自尊心と私欲の塊であるオールドマン氏。
ただその目利きと手腕は一級品。
脅迫的な潔癖と自己愛から仲間でさえも蔑み認めず。
そんな傲慢な鑑定士へ引きこもりの美女からの依頼。
その出会いによって柔和で思い
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.1

原作の設定に興味があっての鑑賞。
結果、どちらもワクワクは最初だけ。
盲目になろうとするけど、拭えない粗とチープさ。
もう少し主要キャラを広げて確立させてもらえれば良かったし、短時間で戻れたこととラス
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望み(2020年製作の映画)

4.0

愛情と絆。
煩わしさと自尊心。
アンビバレンツな感情が秒単位で揺れ動く時期。
必要不可欠なものだけど危ういもの。
唯一の救いは正しさを持っていたことと深い愛情と絆を共有出来ていたこと。
どんな形であっ
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デンマークの息子(2019年製作の映画)

3.9

人種間で起こる相入れない感情。
生まれた場所が及ぼす違いは人生や運命も左右する。
それに抗い自由と満足を得るには強い心がいるけど、結局は争いを選択するしかない悲しさが映る。
家族への想いと友情。
どこ
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.3

ハレルヤから始まる1つの真実。
大司教の血と指輪。
自身の正義を貫く敏腕弁護士。
アーロンの弱さとロイの強さ。
このコントラストを完璧にスライドさせ、表現したのがエドワード・ノートンのデビューだと知り
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

3.5

ドラマからの流れで映画へ。
ほのぼのとした空気感が好きで、ゆったりと観れる。
特に内容へは何も無いけど、大杉漣さんの存在が自分の中では大きかったんだと昔のワンシーンが映り思い出す。
小沢仁志さんの砕け
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

内閣調査室と記者。
問題と相手の大きさにどうしようもなく途方に暮れる。
組織における人の影響力の小ささをまざまざと見せつけられ、どれだけ必要とされていても状況が変われば無に帰す。
表裏一体。
この怖さ
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.8

髭で偏屈な映画監督。
昔気質のカウボーイ。
黒人ギャングの親玉。
全員おじいちゃん。
利権と人選と機転。
成功すれば万事OK。
全てがWin Win。
久しぶりの俳優トミー・リー・ジョーンズ。
やっぱ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.1

集団心理、世論、社会性、道理。
物事には客観が重要だけど、それすらも主観だからこそ"普通"という定義がよぎる。
普通とまともは同義ではない。
だけどまともじゃない価値観を持った人が多いから、"普通"に
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

3.8

麻薬密売における権力闘争と汚職。
正反対の兄弟。
生々しいほどに痛みや死を感じられるアクションで、とても予定調和には見えない。
ジャッキーのアクションが大好きだけど、これも引けを取らない。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

斬新な始まりから親子のダンス。
暖かい家族からギャップのあるモジくん。
クセしかないお兄さんが見つけたクセのある教祖。
豊川悦司が良い。
胡散臭さ120パーなのにハートフル。
離別した父と夏の海辺にあ
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

場所や環境を変え新しいことを始める難しさ。
やり遂げることの美学や自尊心。
効率や現実の重要性。
どちらにも共感出来る。
折衷案や譲歩の言葉が少なくて、表情で物語るやり取りが韓国映画らしい。
親子供、
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.9

若くしてこの表情と存在感。
イントネーションと抑揚に惹きつけられる。
さすがデンゼル。
生命維持と科学捜査。
最先端技術が詰まった部屋はものの見事に機械だらけ。
その中で淘汰されていくものは人間なんだ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

最初から最後まで思っていたより戦車。
映像の迫力と臨場感。
お国柄とか過去の歴史はあまり反映されておらず、小さな枠で形どった内容。
ウサギとオオカミ。
白鳥の湖。
あんな敵国戦車が急に公道を通って目の
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.8

子供ながらの恋愛感情は純粋かつ単純。
でもそれが理想で究極。
コメディの描写がアニメのよう。
子供ながらに残酷な行動もあり、それが逆に痛みを感じる。
全体的に温かみのある映像で小難しいことは無し。
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