じゃっくさんの映画レビュー・感想・評価

じゃっく

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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

「何度観ても内容を覚えていられない映画」という印象が強かったけれど、その理由がわかった気がする。

子どもの頃はきっとメイの立場でしか物語を観られなかったんだ。メイと同じように、「トトロに会いたい」そ
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水グモもんもん(2006年製作の映画)

3.0

弱肉強食の世界で優しさを知ったらどうなるんだろうね、死んじゃうのかな。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.5

事前にアイコニックにした(なってしまった)要素の入れどころってすごく難しいと思うんだけど、『ルージュの伝言』の挿入タイミングは天才的すぎました。最近でいうと、「グレイテストショーマン」の『The Gr>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.0

全てを語ってくれない映画って、ある程度の熱量をもって臨まないと面白くない。1日分の体力全て使い切る気持ちで臨めば、結局なんだかわからなくても面白いし、わかんねぇーって言ってる時間すら楽しい。ただそうじ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

ん…?【序】から感じていたけれども、なんだかトリロジーっぽくない。これがほんとに“破”としての位置づけなのか?
なるほどそうかそうか、序破急(Q)って単純にトリロジーを意味してるわけじゃないんだな。【
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

あぁ、これは面白いわ。突然放り込まれたけれど、最低限の安心設計で全く問題なし。お話の展開量としては今ひとつではあるが、【序】として考えれば十分(【破】観賞後、これを序破急の序として考えてはいけないこと>>続きを読む

スピッツ 横浜サンセット2013 劇場版(2015年製作の映画)

5.0

『劇場版』と名のつく映像作品のなかで唯一好きです。これを『映画』と呼ぶのかは別だけど。でも、これって実は映画よりも高度なことをやってのけてるよね。台本もカットもNGも編集もない。あるのはセトリだけ。そ>>続きを読む

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

-

まさかこれ“映画”じゃないよね…?暇潰しにつくっただけです、と言ってくれ。
3DCGアニメーションで勝負するならこんな甘っちょろいんじゃだめだよ、絶対ピクサーに勝てない。結局本筋がどこにあるのかもわか
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

都会至上主義(ヒエラルキー)からの離脱。それは理解するよ。熊谷から東京への長旅を基礎に置きたくなる気持ち、わかる。唯一の敵は島崎遥香、それもわかる。でもね、その離脱にあたって “埼玉人としての誇り” >>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

つまらないのは、お前のせいだ。

本当にぼくのせいなんでしょうか。【つまらない】とは言わないよ、言うつもりもない。でもこんなこと言われたら、【つまらなくない】とも言えなくなっちゃうよ。だってそういう映
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はらわたマン(2019年製作の映画)

3.0

同時上映(ないしスピンオフ)としての意義。

なによりも大事なのは、2作品を繋ぐ要素だと思います。『一文字拳』を基礎とした『帰ってきた〜』における““承継””。この繋ぎは見事でした。

これに対して、
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いけにえマン IKENIE MAN(2018年製作の映画)

3.5

なんだかんだ、結局王道は最高なんだよ。パクリだって二番煎じだっていいじゃん。観る奴にどう思われようと、作りたいものを作ればいい。リスクを恐れて挑戦しない奴らより、リスクなんて御構い無しで映画に底なしの>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

試写会にて一足先に観させていただきました。

覚悟がいる映画だ、と思っていたよ。観る前から予想はしていたよ。本物だった。伝説が蘇ったよ。あぁ、カリスマというのは、まさにこういうことをいうんだ。これだか
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0

日本昔ばなしには、よくよく考えると不思議に思う展開が多いけれど、何故かそこまで気にならずに読み進めてしまう。どんなに突拍子もない展開であっても問題なく飲み込めてしまうこの感覚、ジブリ作品にも似たものを>>続きを読む

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

3.5

物語の整合性について指摘するのは少し違う気もするので、そこは目を瞑ります。だとしてもだよ、それにしてもみんな酷いよ。全てを自分の中だけで解決しようとして、真実を探求する気もない怠け者の偽善者。そういう>>続きを読む

ミックス。(2017年製作の映画)

2.5

いや、ごめん。これ何を見せられてるんでしょうか。勝手にしてくれ。君たちは何も学んでないよ、結局欲に負けたんだ。むかつく奴しかいないよ。試合には負けたけど、勝負には勝った、すごいね!!とでも言ってほしい>>続きを読む

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(2013年製作の映画)

5.0

脱帽。鑑賞者に考える隙を与えない超高速で繰り出される小ボケ。確実に急所を捉えるジャブの応酬に完敗です。粗品不在の霜降り明星、せいやの独壇場、そんな映画です。すべてはテンポの良さ、これに尽きる。前作レビ>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

2.5

え、残酷すぎるよ。差別と偏見に満ち満ちてる。視点がひねくれてるのかもしれないけれど、ぼくは第一印象としてそれを感じてしまった。心の底から音楽を愛して、ただ歌を歌いたい、ただ音を奏でたい、そういう純粋な>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.0

やっぱり細田守は合わないよ。劇中の選択について、どうしてそれを選んだのか、それを選んだことによって何が変わったのか、そういう根本的な部分が曖昧で、どこか行き当たりばったりな構成に感じてしまう。そもそも>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.5

完璧だよ。MCUにおけるモダニズムスパイディに求めてたのはこれだよ。まさにこれ。高校生という側面、トニーの意志を継ぐ者としての側面。見事なバランスです。HCでは、立体的なアクション構図の下手さには絶望>>続きを読む

一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-(2018年製作の映画)

3.5

すごいよ、全く逃げてないよ。失う物なんて何もない、真正面から勝負してるんだ。愛を感じる。あぁこの人たち、映画を本気で愛してるんだなぁって。懐かしい匂いの中に漂う《一文字拳》としての個性。めちゃJC映画>>続きを読む

くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

5.0

登場人物全員狂ってた。たまにはこんな映画もいいじゃないか。みんながみんな優等生じゃだめなんだ、馬鹿を演じるお調子者がいなきゃ楽しくなんかないよ。アニメーション映画には深いテーマが内包されてなきゃいけな>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

1回目 4/26 109木場IMAX3D
あ、これ無理なやつだ。ほんと無理です。感情が爆発。吐くほど泣いた。こんなの1人じゃ耐えられないよ、抱えきれないよ。誰か助けて。とにかくいま言えるのはこれだけ。
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

いまひとつ。正直こういうのはもう見慣れました。新鮮味に欠け、ヴィランの魅力は皆無、これといった個性も見られず。これがEGに変な影響を与えなければいいけれど。兎にも角にも、今作の最高点は開始2秒でした。>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

腐敗への一途をたどる世界。希望すら見えないこの世界で、ナウシカはひとり十字架を背負い、救いをもたらした。それは風の谷の民のみならず、蟲たち、敵国民に対しても。ナウシカってやっぱり神様なんだね。だっても>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

これはすげぇ。めちゃくちゃ面白いぞこれ。濃厚すぎるおさかな大戦争。面白すぎて声が出ねぇ。ペラッペラの脚本も、要素が多すぎるがためにとっちらかった構成も、すべてモモアマンの力技にねじ伏せられる。反則技だ>>続きを読む

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

2.0

あぁ苛つく。結局何が言いたいのって。福田の映画に期待するのがいけないんだけど。いや、そもそも期待してないけど。期待してなくても苛つく。若者の心わかってますよ感、寒いです。どうせ間の使い方上手いな俺ww>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5

彼は自らの拳で新たな伝説を作った。それはアポロの息子としてじゃなく、アドニス・クリードとしての伝説。《継承》の物語から、《成長》の物語へ。《終わった世代》から《新しい世代》への継承を経て、新たな時代の>>続きを読む

ガン・ホー(1986年製作の映画)

3.0

Gung-Ho : 任務を熱心に遂行する、職務に非常に献身的な

80年代における日米貿易摩擦と保守リベラルの対立。こりゃ講義にもってこいですね。うん、以上です。

ラリー・フリント(1996年製作の映画)

3.5

ポルノ雑誌『ハスラー』の生みの親、ラリー・フリントの生き様。コンビニからエロ本なくなるのって、つまりこういうことなんだな。

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

3.5

1950’s→1960’s におけるLiberalsとConservatives の意識の変化。これを色付く過程で描くとは…すごい、わかり易すぎる。こういう作品をConservativesが観るとどう>>続きを読む

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