カランさんの映画レビュー・感想・評価

カラン

カラン

自分の考えを書きます。

5点→超良い

4.5点→良い

4点→喋りたかったからレビューした。

ベスト10は、今、胸をいっぱいにしている映画です。どんどん更新したい。新しい映画、新しい世界、新しい感じ方。

映画(110)
ドラマ(0)

沈黙の世界(1956年製作の映画)

4.0

何がと言われると難しいが、面白い。そう言うのが憚れる内容が含まれるのだが、面白い。監督はルイ・マル。どこらへんがルイ・マルなのか?と聞かれると困るが、そうなのである。ドキュメンタリーだが、少なからずや>>続きを読む

不滅の女(1963年製作の映画)

4.0

以下、ネガネガです。そもそもロブグリエって誰?って人は読まないほうが良いかと思います。



イメージフォーラムのマイクは「ロブグリエ・レトロスペクティブ」ってマイクで案内してた。回顧展ってやつだよね
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.5

何かを見るよりも先に、まず、私は誰かに見られている。誰かの声を聞くよりも先に、まず、誰かが私を聞いている。そんなことを教えてくれる素敵な映画だった。

認識論的な要素が入ってくるので、メタレベルの話に
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

4.5


イエジー②

マクガフィン、の映画ですね。マクガフィンのためのマクガフィンによるマクガフィン映画です。ヒッチコックはマクガフィンに関して、まあまあの扱いをするのです。それは「なんでもかまわない」し、
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

クイーン!!!

IMAXのあのパワフルな音で、Queenの楽曲たくさん浴びせらてもらって、激烈感動〜〜。ファンはもちろん、ロック野郎は、IMAXで、マスト。ライブハウスほどではないけど、気持ちよくエ
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ピクニック(1936年製作の映画)

4.5

「ルノワールはおそらくすべての映画作家のなかで、もっとも完全な芸術家だ。つまり、フォルムが知的テーゼや美学的体系によって決定されることが、もっとも少ない作家だということだ。」
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ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古(2012年製作の映画)

4.0

役者は演技に何をかけるべきなのか、ピーター・ブルックが役者たちに指導してます。撮影は息子のサイモン・ブルック。重要なのは「リアルであること」となるんでしょうか。意識を集中し、精神が身体の動きに表れるよ>>続きを読む

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

4.0

エモエモの心優しき草食系ビートジェネレーションっていう印象を受けるかもしれないが、biographyを見るとなかなかハッスルする人のよう。ジュネ、って『エイリアン4』のほうじゃなくて、『泥棒日記』書い>>続きを読む

初恋のきた道(1999年製作の映画)

4.0

お弁当を作るのも、草葉の陰に隠れるのも、走って転ぶのも、恋を生むのか・・・恋を生む映画、いいね、きのこ。



女は知らんだろうが、女は恋の花が開くまさにその瞬間に、瞳が大きくなるのか、緩むのか、二つ
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第三世代(1979年製作の映画)

4.5

オープニングクレジットから、もはや鑑賞不可能なくらいに突っ走る。たぶんモーツァルトのピアノ協奏曲のメロディーを崩しながら、奇怪な心拍音に変質させた頃には、字幕を追っていて、ドイツの政治家のテロリズムに>>続きを読む

イン・アブセンティア(2000年製作の映画)

5.0

アウトサイダーアートというのをご存知ですか?フランス語だとアールブリュットという言い方をしますが、脚色のない生のままの芸術、という意味です。広義には、アカデミックな指導を受けたことのない素人による作品>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.5

問題 : 勇気とかエネルギーとかを与えてくれる映画を一本挙げてください。

うーむ。こういう質問は難しいのだが、この『幕末太陽傳』でしたら、いかがでありんすか?



☆どんな元気をくれるか?
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無防備都市(1945年製作の映画)

5.0



この映画は1944年の8月、つまり連合国によるイタリアの開放から、わずか2ヶ月後に、男たちがこの映画の制作に乗り出した。撮影は1945の1月に始まり、公開は1945年の9月のこと。つまり、降伏し、
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赤い靴(1948年製作の映画)

4.5

マーティン・スコセッシが2年以上の歳月をかけてリマスターしたものを、Blu-rayで見た。青と緑と赤からなるオリジナルネガを一つずつリストアするために、通常の作業の単純に3倍の時間がかかったとのこと。>>続きを読む

アッカトーネ(1961年製作の映画)

4.5

☆ロッセリーリかパゾリーニか?

イタリア人監督で認めるのはロッセリーリとパゾリーニだけだ、とベルトルッチは言ったらしい。この無邪気であまり報われない発言はまずもって、周知のようにゴダールとヌーベルバ
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永遠と一日(1998年製作の映画)

5.0

永遠について考えてみる。

永遠というのは永遠なのだから、全てを含んでいるはずである。永遠について今私は考えているのだが、この私の今の思考は、私の考えた永遠に含まれていたのだろうか?私が今について考え
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BLUE ブルー(1993年製作の映画)

5.0



「感性の血の色はブルーだ。僕はそれを完璧に表現するための探求に全身全霊を捧げている。」




◎遺作
デレク・ジャーマンはこの映画の製作から間もなく、1年と経たずに、死ぬ。死因はAIDS。白血球
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

tofuなんとかのエフェクターのかかった感じは、朝ちゃんのテーマソングにぴったりだと思う。

朝ちゃんは寄る辺なき存在で、小さな小さな女の子であるが、あるいは、だからこそ人を振り回すだけ振り回してくる
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懺悔(1984年製作の映画)

5.0

パンフレットの寄稿者が、これはブラックコメディなのだ、と思わせるようなことを書いているが、それは間違いである。そういう視点で見るとこの映画を取り逃がすことになると思われる。その理由は下に書くとして、と>>続きを読む

奇跡の丘(1964年製作の映画)

4.0

フェリーニの『甘い生活』(1960)と、シルヴァーノ・アゴスティ『天の高みへ』(1976)のあいだに置いてみると、この『奇跡の丘』(1964)はかのパゾリーニの手になるものだが、品行方正にすら思えてし>>続きを読む

ジュビリー/聖なる年(1978年製作の映画)

4.5

冒頭、ジェームズ・アイボリーばりの英国庭園の高い垣根の影と日陽の織りなすグリーンの中を、不気味な小間使いがうろついている。横移動しながらロングショット。女王がでてきて、司祭に天使を呼ぶように頼む。わり>>続きを読む

しあわせ(1998年製作の映画)

4.0

クロード・ルルーシュはずっと昔に『男と女』と『愛と哀しみのボレロ』を観て以来、後者を見返す程度だったので、久しぶりに新作。といっても1998年の作なのだが。ルルーシュはこの時、60才くらい。奥さんは2>>続きを読む

クレイジー・フォー・マウンテン(2017年製作の映画)

4.0

確かに、山好きにはたまらない。


「山は地球のシンフォニーだ。隆起と侵食を繰り返す、岩の波。」

テレンス・マリックのように、マグマが蠢き、固まり、山をなし、雪が降り、歩く歩道の上を歩くように、たわ
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ジュリアン(1999年製作の映画)

5.0


こんな風に世界を感じたかった!

こんな風に僕らの《外部》を表現したかった!

外部だよ。でも、それは僕らの外部だ。僕らが自分のために作り出し、僕らが安心して普通の僕らでいられるように、囲い込み、自
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世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶(2010年製作の映画)

4.0

3万2千年前の壁画がフランスの峡谷で発見されたらしい。探検家たちが峡谷の岩壁にへばりついて探索し、岩石で入口が覆われて洞窟内部が完全に覆われているのを、たしか、わずかに漏れでる空気を察知して?見つけた>>続きを読む

三人の女(1977年製作の映画)

5.0

かなり強烈だった。監督のロバート・アルトマンがベルイマンの『ペルソナ』に影響を受けたということで、この映画であっているのか知らないが、見てみた。おそらく『イメージズ』もチェックすべきなのだろう。

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無言歌(2010年製作の映画)

4.5

ゴビ砂漠に近いところ、右派であると共産党に断定された人々が集められることになった強制収容所が舞台で、おそらく1960年くらいの話し。ソクーロフの『日陽はしづかに発酵し』で描かれたトルクメニスタンの砂塵>>続きを読む

リスボン物語(1995年製作の映画)

4.0

久しぶりのヴェンダース。面白いな。愛らしいな。ヨーロッパって繋がってるんだな。録音技師がドイツからポルトガルまでおんぼろ車でずっと行く。音楽がテクノっぽいのから、スペイン、ポルトガルのラテンのノリに変>>続きを読む

スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー/純愛日記(1969年製作の映画)

4.0

物語の5分の3は幼い恋人たちの距離に捧げられる。アニカという13才の少女と、ペールという15才の少年の恋の距離感。恋は距離がなければ成立しないのだが、それを視線と横顔で表現。こっちを見ては目をそらす。>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

5.0

びっくりするくらい面白かった。内容は言うまでもないだろうから、観るに至った経緯を。


『去年マリエンバートで』というアラン・レネが監督、ロブ・グリエが脚本を担当した作品がある。ロブ・グリエはヌーボー
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(1974年製作の映画)

5.0

一度は観ておかれることをお勧めするが、最初は多分、楽しくない(爆)。いったん心の襞に隠してから、再会するタイミングを待たねばならないという不可解な映画なのだ。しかし一度心に留まると、その心象風景は忘れ>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

映画館に観にいくに値するかと。映画館で観てこそ楽しいのではないかと。ただ、実話に基づく話しで、エンタメだけではないです。当然ですが、炎の描写が素晴らしいです。テレンス・マリックが『天国の日々』で見せた>>続きを読む

ポルト(2016年製作の映画)

4.0

心を傷めたアメリカ人の男とフランス人の女が、ポルトで、ある夜愛し合う。洒落た作品で、ポルトの石畳みの街並み、朝靄の中をカモメが飛び交う空へと開かれた部屋でのラブアフェアも良い。アントン・イェルチンも彼>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

5.0

しかし、キズキの死んだ夜を境にして、僕にはもうそんな風に単純に死を(そして生を)捉えることはできなくなってしまった。死は生の対極存在なんかではない。死は僕という存在の中に本来的に既に含まれているのだし>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

4.5

異次元。

フォローしているきのこがうまいこと言っていたのだが、「百万粒の文学的な砂」の物語。砂の量塊に埋もれて、エゴが風化していく男が描かれている。主演は砂男、助演は砂女。岡田英次は学校教師で、昆虫
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

5.0

キェシロフスキ④


途方もない美しさ。

キェシロフスキの映画らしく光学装置がたくさん出てくる。例えば集中治療室に横たわるジュリエット・ビノシュのクリアーな黒い瞳とか、瓶の口で揺れ動いて鈍く光るスプ
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