究極の家族映画。
どこまでいっても人は孤独。
出来る事といえば努力する事となるべく誠実に生きること。
劇中1度も砂漠が出てきてないのに、衣装のテイストとかフィルムのトーンとか黄金色のロケーションとか>>続きを読む
エッチでコメディなロードムービー
デニスホッパーの遺作としてこれほど相応しいものは無い。
いつの時代も女性は美しく
男つーのは
前世でも今世でも来世でも
女性の美しさの前に平伏すしかないんだなと思った。
原点にして映画におけるショットの効果のほとんど全てが詰まってる。
同じ空間の時間の変化(数秒前までいた存在がいなくなったり)
再び同じ場所に戻る事によっての時間の変化(物語が起きた場所で物語が終わ>>続きを読む
淡い色調のトーン
マイケルナイマンの神秘的な音楽
浜辺のピアノのイメージ
と美しいと思うところはところどころあるものの
全体的に図式的になりすぎてるのでは?と引っかかってしまった。
シネマート新宿っ>>続きを読む
裏切りの連鎖の中で最後まで付き添う愛の美学よ。
ラストの完璧な台詞によって
その愛が完結する。
ヒロインの髪型がルイーズブルックスに似ててキュン死案件だった。
ダイナミックさと
繊細さと
ユーモアが
恐ろしいバランスで成り立っている。
フェリーニのアマルコンド
ベルイマンのファニーとアレクサンデル
トルナトーレやクストリッツァの作品が好きな自分としては
こういうノスタルジックの雰囲気に包まれた幼少期の記憶モノにはめっそう弱わかった。>>続きを読む
鈴が鳴り劇伴が鳴れば幻想の世界に行く。
そういった仕組みがあるだけで何故か映画として信頼できてしまう。
過去も未来も作り話である興奮と
現実で起こる感情の確かな変化を
愛して生きていこう。
手堅く面白い。
観れてしまう。
でもそれも現代においては珍しくなってしまった気がして悲しい。
多分好きだとは思ってたけど
観てみたらやっぱめっちゃ好きでした。
欲の従うままに
上手くエレガントに社会を生き抜きたい。
まずは筋肉からや。
マッスルマッスル。
ホウ・シャオシェンは真面目って印象を持っていて
長回しで真面目に若者を撮った結果、中身の無さが露呈している映画だと思う。
それが魅力的かと言われたらそうは思わなかった。
ただ
ヴェンダースに並んで日本>>続きを読む
バカなので前半のメタ的要素は何一つわからなかったが
暴動のワンカットが圧巻だったのはわかる。
どれだけ哲学を語ろうとも
社会の流れに影響を及ぼす事は出来ないし
暴力は唐突にやってくる
そういう事だろ>>続きを読む
アイデアは面白いし、キャラクター設定も魅力的だが
ブライス・ダラス・ハワードのぽっちゃりさ加減ではあの動きは無理があるだろうし
サム・ロックウェルはスティーヴ・ブシェミ的な立ち位置のB級名優が向いてい>>続きを読む
巷で酷評多数の映画だが
自分はアリだと思ってしまった。
確かに監督のドヤ顔がチラつく承認欲求の塊みたいな映画だが
ここまで世界観やイメージを作品としてまとめ上げ表現できる人も現代では珍しくなってしま>>続きを読む
まずはその時代に記録し映像作品として完成させた事に最大限の敬意を持ちつつも、自らの人間関係をここまで赤裸々に表現する事に恐怖を感じた。
出産のシーンはその頂点であり
エゴや傲慢さでは片付けられない感情>>続きを読む
いかに服というものが人間の動きによって成り立つか痛感いたした。
かなり野心的な撮り方をしていると思うが、それゆえに、脚本の荒さや演技の拙さが目立ってしまっているように思える。
つまらないと断ずる事は簡単だが、それで見逃してはならぬエネルギーはひしひしと感じたので>>続きを読む
カメラワークがいかに空間を生み出せるか。
圧巻でした。
しかしタルコフスキーではハマらない方。
引用やコラージュ、音響効果など最後まで挑発的でやはり観ていて飽きない。
しかし「静止画を撮る=もはや動きあるものを撮れなくなってしまった=映画の死」と連想してしまい、エリセの新作もあって現代ではもは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
全人類必見ドキュメンタリー。
ちんこで生きちゃいけないとわかっていても俺たちはちんこでしか生きられない。
叩かれるのも芸能人の仕事のうち。
生きるしかない。
やはりビクトル・エリセは「映画の映画」を撮る監督だなと。
ファーストカットのフィルムの質感
その次のカットの窓の神々しさこそ
感動したが
その後のデジタルカメラにおける本編には何のエモーションも湧か>>続きを読む
恐れ多くも批判してしまえば
この映画の主人公2人はあの恵まれた環境の会社に入った時点でそれぞれの問題は、ほぼ解決してしまっており、それ以降に映画的なダイナミックさを生み出せていないように思う。
あえて>>続きを読む
いっけん映画としては崩壊しそうな題材を綾野剛が絶妙な間合いの芝居でコメディへと昇華している。
しかしラストを含めカラオケ行こ!のネタ以上のものがなく、物足りなさを感じた。
籠の中の乙女やロブスターでは
予算が限られた中、設定で摩訶不思議な世界観を表現するのが上手な人だと思っていたので
あまりビックバジェットでCGなどには頼らずアイディアで映画を撮り続けてほしいと思った。>>続きを読む
空回りな演出、宙を浮いている台詞、撮影、照明、編集
どれも下手というより合わなかった。
それゆえ橋本愛の卓越したポテンシャルのみが浮かび上がっていて皮肉な事だと思った。
小手先で映画を面白くしようとせ>>続きを読む
言語化が難しいのだが
光の歌やひとつの歌の時に感銘した
野心的なものは感じられなくなり
ただ俳優の持ち味のみにすがって
博愛的に仲良く撮ってる
って感じが嫌だ。
うたが漢字の作品の方が好きだ。
SMはようわからん。
童貞おっちゃんのこじづけはすごい。
このレビューはネタバレを含みます
セックスはコミュニケーションであり
愛=相手を想う気持ちがあって初めてオーガズムへと達せる。その中で強い刺激は生まれにくい。
一方で性器を刺激すれば当然、体は反応するが、強すぎる刺激は脳を麻痺させ、簡>>続きを読む
増村にしては珍しく思春期の少年が主人公という異色作。
ただ内容が父と姉の近親相姦を見てしまった事での性への目覚めという相変わらずのぶっ飛びぷり。
いやわかるよ
男つー生き物はいろんな性癖を持ってるが>>続きを読む
痛烈に陸軍を批判しながらも
陸軍中野学校も全てを犠牲にした愛国心、欺瞞に溢れている。
夫が妻の浮気写真を見た時にカクカクとサイズ違いのカットで寄っていくとか、いかにもゲリラな撮影など野心溢れるカット達に惚れ惚れしつつも、熟練の映画監督のような手堅い移動ショットなども連発していて、本当映>>続きを読む
アンバーバードが美しいのが唯一の救い
製作サイドにいじられた編集は完全に映画のリズムを崩壊させているし、アクションが繋がっていない。
それでいて芝居は叙情的に遅延されている。
CGの発展でフレーミ>>続きを読む
構成的でキャラクターが記号にしかなっておらず、そこまで萌えず。
若尾文子と岡田茉莉子は相変わらず綺麗。