Lillyさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.8

映画冒頭から、内容についていけるか不安だったが、金融用語について100%理解できなくても、なんとなくリーマンショックを知っていればついていけた。もちろん、もっと内容がわかれば楽しめただろうけど。

>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.8

大好物、こじらせ男子の物語。

女性の裸体がたくさん出てくるけれど、いやらしさがなく、女性に対する純粋な興味という感じ。

監督がフォトグラファーだからか、特に静止したシーンが美しい。エンディングもロ
>>続きを読む

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.9

それぞれが何かしら悩みを抱えている家族が難民を引き取ったことによって、自分自身を見つめ直していく物語。

難民を受け入れた国に対してのドイツ国民の戸惑いと希望が描かれている気がした。頭ではわかっている
>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.5

ゴダールが好きそうなタイプの女性アンヌ!コケティッシュでついつい魅了されてしまう。

10代で結婚し、女性が精神的に成熟していく一方、ゴダールは革命にのめり込んでいき、段々とすれ違う。女性が成長して、
>>続きを読む

ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.6

タイトル通り、確かにロマンティックではないけど、コメディとして面白かった。ロマンティック・コメディあるあるや、ナタリーの1人つっこみが。

自分を愛することの大切さは、似た設定の、"アイフィールプリテ
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

痛快なおじいちゃんの冒険ドラマ!あまり深く考えずに運び屋の仕事を始めるも案外上手くいって深みにハマっていく。

家族への愛を今頃気付くあたり、普段からあまり考え深い主人公ではないのだろうけど、憎めない
>>続きを読む

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.8

空の中の映像が本当に綺麗だった。と、映像に見惚れていると、急にスリリングに!結構思ったより、ハラハラだった。アメリア凄すぎる!高所恐怖症の人は本当に怖いかも。

恐怖を味わっても、また飛ぶのがすごい、
>>続きを読む

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.0

全く無知な私は、何が正しい道なのかわからず見ていたけれど、全てを疑え、自分で考えろというメッセージは受け取った!

最近のニュースでも、スワップ要請が何たらとか言っていなかったっけ?

莫大な負債があ
>>続きを読む

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.9

コーヒーができるまでこんなに工程があるなんて知らなかった!コーヒーなくては生きていけない私としては、もっと感謝しなければ。

コーヒーを入れる手順を見ているだけでも楽しかった。大坊珈琲店に行ってみたか
>>続きを読む

彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.0

イスラエルとドイツの合作で、同じ男性を愛した男女が惹かれ合うという意外にあまり見た事ないストーリー。

性の多様性だけじゃなく、国籍の違い、宗教の違い、文化の違い、歴史の影響など色々な違いがある中で、
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.3

日本映画もここまで描けるという希望を持てて嬉しい。

実際のニュースを彷彿させるような事件を題材にしているからわかりやすかったし、俳優さんたちは素晴らしいし、映像もクールだった。

最近、スポットライ
>>続きを読む

シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

4.0

ポール・ボウルズさんの書評を読んでて、この作品をもう一度見たくなって鑑賞。

当時は知らなかったけれど、ポール・ボウルズさんの自伝的要素が入った作品らしく、そうやって見ると、なるほどと思う箇所が発見で
>>続きを読む

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班(2017年製作の映画)

3.7

これは続編を想定して作っているのかな?最後に大物ゲストが!

カーアクションがすごかった。私はよくわからないけれど、車好きの人は車種とか見てさらに楽しめそう。

ブロークン・シティ(2013年製作の映画)

3.2

せっかくの豪華キャストを活かしきれてない気がする。サスペンス要素に少しドキドキするが、アクションも少なく、展開も読めてしまった。

とくに主人公の性格が掴みにくい。聖人君子である必要はないけれど、彼女
>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.3

辛かった。観ていてずっーと辛かったし、ホラー映画よりも恐怖だった。

まだたった200年くらい前の出来事だなんて、衝撃的すぎる。とにかく、ソロモンが精神的にも肉体的にも生き残り再び家族に会えたのが救い
>>続きを読む

ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.9

タイトルと頭痛で、まさかとは思ったけど、その後の展開に号泣。

子供たちというより、母親の成長物語。冷静になれば、他にも手はあるわけで。校長先生もどうなのよ?グレンには違う結末が良かった。

しかし、
>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

過度な演出のない、自然な演技?で、一連の動作を長回ししており、ドキュメンタリーのような映画。

カメラの撮り方だろうか、いつの間にか自分がクレオの目線になっていた。最後の海のシーンでは号泣。マイペース
>>続きを読む

トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

3.9

指輪物語を読み直さなければ!ファンの方はより理解できるのだろうな〜羨ましい。

トールキンの母親が素晴らしいと思った。決して楽ではない生活の中で、あんな創造性に富んだ朗読ができるなんて。

孤児になっ
>>続きを読む

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

原題の"Solace'の方がしっくりくる。特殊能力という設定を使って、命について考えさせられる作品。

やっぱりもう尊厳死を考える時代かなと思った。

アンソニー・ホプキンスさんの存在感と落ち着いた演
>>続きを読む

トイレット(2010年製作の映画)

3.8

可愛い家族の心温まる物語。ラストにもたいまさこさんが初めて言葉を発するシーンでじわじわと涙が。

おばあちゃんに負けず、きょうだい3人とも個性的で素敵。おばあちゃんの愛によって3人が少しずつ前に進む姿
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

元ブッシュJr大統領繋がりで観劇。今回は彼は主役ではないけれど、違う観点から残念な彼のことがよくわかる作品。サム・ロックウェルさん、めちゃくちゃ似てた!

ブッシュJrさんはチェイニーさんに操られ、チ
>>続きを読む

ニュースの真相(2016年製作の映画)

4.0

失敗した、こちらの映画を先に、"記者たち"を後に見れば良かった。だって悔しすぎる〜。

メアリーも思い込みで突っ走った部分もあったけれど、内部調査委員会は最初から結果を決めていたよね、お金の力を痛感。
>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.0

今ならイラク戦争の結末がわかるけれど、開戦前から危惧していたメディアがあったなんて知らなかった!

愛国心高まっているアメリカで、違う意見を報道するのはホント大変だったと思う。尊敬する。

他の映画や
>>続きを読む

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.6

邦題、"ワタシが私を見つけるまで"と、原題の、''How to be a single"両方そのままの内容。恋愛を通して自分を見つけ、シングル生活を謳歌するまで。

ニューヨークの景色と、音楽と、アリ
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

4.1

面白かった!展開早くあっという間にエンディング。

予想してた犯人と違かった〜。アクションも面白いけど、ちょっと考えさせられる作品。だって弱い私も安静な場所に逃げたくなるだろうし、寝ずにヴァーチャルの
>>続きを読む

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.9

オンネリとアンネリ、お家、インテリア、お庭、お花、洋服、と全てが可愛い!色合いもデザインもコーディネートのセンスも全部好み。

家にいなくても誰にも気付かれない2人だけど、親をジャッジするのではなく、
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.1

戦闘シーンは冒頭のみで、あとは戦艦を造る過程の葛藤を数学者と軍人の視点から描いている興味深い作品。

戦争にならないためにと頑張る者と、戦争に負けた後の日本を考える者。ここの意見の相違が大変面白かった
>>続きを読む

青の帰り道(2018年製作の映画)

3.9

私はこの作品で初めて見る俳優さんが多かったのだけれど、それが逆に良かった。

田舎の映像が印象的で、葛藤しながら模索しながら生きる7人は素敵でした。こういう友達って大人になったらなかなかできないので、
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

ブラックユーモア満載のポップで優しく感動の作品。

ジョジョのキュートさにキュンキュンして見ていると、いきなり戦争シーンや死が描写され、戦争の残酷さがより際立つ。

スカーレット・ヨハンソンさん演じる
>>続きを読む

昼下がりの甘いパイ(2020年製作の映画)

3.6

爽やかで優しいラブストーリー。

テレビドラマのような雰囲気。登場人物も皆良い人々で、とにかくパイが食べたくなる。何種類あっただろう?毎回出てくるパイが違うのだけど、全部美味しそうだった。

伴侶を亡
>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

ミステリー仕立ての3部構成になっていて、話が二転三転していき面白かった。

男性支配の世の中で、女性が絆を結んでいく過程が幻想的な映像と相まって素敵だった。また女性人が本当に美しい。

満足の結末だっ
>>続きを読む

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.8

緊張感とハラハラで、謎解きは一切考えられず、ただ最後まで見ていました。笑

よく仕掛けを考えるなと。ゾーイ役のテイラー・ラッセルさんがめちゃくちゃ可愛かった。

そもそも、トラウマのある人達が、お金の
>>続きを読む

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.9

日本映画のリメイクなんですね、知らなかった!

ユ・ヘジンさんの顔のインパクトが強くて、特に面白いこと言っていなくても、笑えました。

私は前半、ユ・ヘジンさんが記憶ない状態で何事にも一生懸命挑戦して
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.1

イメージ、思い込みによってこうも簡単に容疑者にされてしまう恐怖。映画"テッド・バンディ"でも思ったけれど、人はいかに外見や先入観に騙されやすいのか。

リチャードさんの真っ直ぐな性格は珍しいゆえ、なか
>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

父性について考えさせられる作品。真木よう子さんが作中で、"繋がり"という言葉を用いていたが、ある意味母性の方は自然に持ててしまうのかもしれない。父性はそう簡単にいかず、経験を積み重ねていくものなのかも>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

やられた感!ラスト、ホッとしたのもつかの間、現在の映像が映し出され、恐ろしさしか感じなかった。アメリカの闇?人類の闇を見た。

現アメリカ大統領の言葉と思っていたいくつかのフレーズが、まさか1970年
>>続きを読む