いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

いがらっしー

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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

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昔観て面白かったが、BSプレミアムでやってたので、また鑑賞。
そもそも原作が面白いのか、バカバカしいけど本当に良く出来たストーリーだとつくづく思う。
真面目そうで、憎めなくて、彫りの深いカッコいい阿部
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ツーアウトフルベース(2022年製作の映画)

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初日に鑑賞。
終わった後の帰りの観客の中から「こんなにも感動させてもらえるとは思わなかった」という声が聞こえた。私もそう!
あの内田英治監督脚本で、藤澤浩和監督だから、面白いに決まってる。ちゃんとエン
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スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年製作の映画)

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どんな辛い記憶でもないより良い…

コメディなのかと思ってたら、シリアスな不思議な作品だった。
残留思念を読み解く能力のある男の話。
確かに能力は自分の為にあるんじゃなくて、人の役にたてる為にあるんだ
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画館で観るつもりがみそこねて、やっとDVDで観た。これは映画館で観たかった!
中川龍太郎監督は詩人だから…とよく言われるけれど、この作品もまた、淡い光に包まれていて実に心地良かった。
日本の懐かしい
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左様なら(2018年製作の映画)

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知り合いがいっぱい出演してるから、ずっと気になっていたんだけど、やっと観れた。
高校生の頃って何だか狭い社会で皆一緒にいなくちゃいけないから大変なんだよね。
だけど、あの頃の悩みや人間関係は、大人にな
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ヴァニタス(2016年製作の映画)

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『佐々木、イン、マイマイン』の内山拓也監督作品観たさに、鑑賞。
やはり何だか良いんだよね。
曲もカメラワークも、ストーリーも、ナチュラルな演出が映画らしいし…

タイトルの『ヴァニタス』の意味は『空虚
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.7

こんな経験は初めてかも。
いつの間にかスクリーンの中に浸ってしまう瞬間が何度もあって、こういう作品こそ、疲れちゃうけど、映画館で集中して観るべきだと思った。

この作品、勝手な解釈ですが、日本のお能の
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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悲しい話かと思って観に行ったら、本当に、ちょっと思い出しただけの映画だった。人生の時々にそういうことってある。
『パターソン』って映画は一週間のはなしを毎日描いてたけど、今回は、6年間のある一日を遡る
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君が落とした青空(2022年製作の映画)

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現在TVで放送中の『鹿楓堂よついろ日和』の演出をされているYuki Saito監督の作品だから観に行った。

毎月1日は映画の日。この日にたまたま観に行った偶然に、この作品がフィクションから、急に現実
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稽古場(2021年製作の映画)

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殆ど俳優、若しくは俳優の身近にいる人達の話だから、俳優あるあるだし、しかも知ってる上手い俳優さんが牽引してたし、それ以上に常に面白い脚本を書かれる監督さんの作品なんだから、面白くない訳ない!
当然の如
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リング・ワンダリング(2021年製作の映画)

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『リングワンダリング』という言葉を調べてみた。
(Ringwanderung)、輪形彷徨(りんけいほうこう)、環形彷徨(かんけいほうこう)は、人が方向感覚を失い、無意識のうちに円を描くように同一地点を
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誰かの花(2021年製作の映画)

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モヤモヤとした重たい空気感がずっと漂う。
人生の不条理。
どんな人も突然の事故による加害者にも被害者もなり得る。
恨みを持ったまま生き続けるのは辛いから、赦します…
けれど、失った寂しさは消せない。そ
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気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

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エログロ作品の多い園子音監督のノスタルジックな青春映画。
…これ、何だかメチャクチャ好きかも。

現在大活躍されている俳優さん達が沢山出演されていらして、当時若くてルックスが良かっただけでなく、その頃
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自殺サークル(2002年製作の映画)

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これも園子音監督のエログロ作品。
血みどろの気持ち悪いシーン連発。
集団自殺が連鎖していく。
異常で異様な子どもたち。

あなたとあなたの関係は?
今、あなたが死んでもあなたと関係ありますか?
今あな
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

前作を観たのは随分前だったので、確かな記憶はないけれど、
ミュージカルに未だ少しばかりの違和感を持って観た時代とは違い、
今回はそれぞれの立場の人達の心情も痛い程理解できるし、映像も歌もダンスシーンも
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ひそひそ星(2015年製作の映画)

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この作品、何だか好き。
淡々と掃除をしたりしているだけでも美しい。声は全てヒソヒソ声。音も厳選されているから、集中させられる。外の風景など、それはまるでタルコフスキー監督の世界観。モノクロ作品のせいか
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東京ヴァンパイアホテル 映画版(2017年製作の映画)

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格闘シーンも地獄絵図の様なシーンも沢山の俳優部を使いまくり、相変わらず熱量は凄すぎ。

ヴァンパイアと言えば血を啜るイメージなのか?
血塗れ
どろどろ
ぬるぬる 
グチャグチャ
ベチョベチョベチョ。
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

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映画『OUT』に似てる処もあったけれど、もっともっと精神的異常な状態を見せられ続け…
反吐が出る程、余りにも衝撃的。

殺人も暴力も衝動にかられる行為だとしたら、確かに性慾に近いのかもしれない…全てが
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異物 -完全版-(2021年製作の映画)

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昔、テレビで観た『ウルトラQ』シリーズを思い出した。
あれも不思議な映画だった。宇宙や科学など未知な世界との遭遇に対峙する。
成程!そうか!面白い!
そう思えて笑えたりもする。
異物も最初の出会いに驚
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前科者(2022年製作の映画)

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加害者だけでなく被害者の家族やそれに巻き込まれたり、それに関係した様々な人達が抱えてしまう苦悩苦難…私はこれまで、ここまで想像出来ていなかったことを知り、内容の深さ、脚本の上手さに唸られた。
これ以上
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

CodaとはChildren of Deaf Adultの略。生まれながらにして、家族の為に生きて来ざるを得なかった健常者の彼女。
そんな彼女が、類稀なる歌唱力の持ち主だったのはなんと運命の悪戯だろう
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新宿スワンII(2016年製作の映画)

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水商売で働く人をスカウトする、スカウトマン達の抗争話。
現実味は全くないけど、存在感ある俳優が出演しているから、嘘っぽいものも、何かありそうな気にさせて貰った。
看板倒しのセットとか、殴り合いの喧嘩の
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さがす(2022年製作の映画)

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片山慎三監督前作、『岬の兄妹』を観た当時、扱っている内容が…
現実は綺麗事ではきっとないだろう!と分かっていながら、見て見ぬいふりをしてきている様な内容…地獄絵図を観させられている感じがして…凄い作品
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ハッピーエンディングス(2021年製作の映画)

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K's cinemaにて昨年末から観たいと思っていた大崎監督の新作「はじめての映画」が観られて良かった。
即興劇ならではの面白さや臨場感。幾つかのカメラが捉えた映像の編集がまた素晴らしくて…しかも相変
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Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

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ラストの驚愕なドンデン返し!
そして、そのまたドンデン返し…

こんな、きみの悪い脚本を書けてしまう園子温…

園子温ファンタ・ジア SHORT FILM COLLECTION(2004年製作の映画)

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自主映画感満載。
ドキュメンタリー映画か、自主映画か…いや、素人映像風なタッチに敢えて撮っているのか?
どれも世にも奇妙な物語の様な話。
写真を撮る男性と、撮られる女性被写体。園子温監督ってほとほと巨
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エクステ(2007年製作の映画)

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サスペンスホラー映画。
不思議な事に、髪の毛って、ないと困るけど、人から離れた途端、汚いモノとか不気味なモノに変化する。
昔から日本の怪談話は髪の毛が多く使われている。
また、人毛エクステとか人毛ウィ
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

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仁義を通す為に、
映画を作る!
映画界に殴り込み!
最高に面白い!
のはずだった。
なのに、ラストの闘争シーンで有り得ない死に方をいろいろ見せられてるうちに、感動しそこねてしまって、そこが残念。
コメ
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希望の国(2012年製作の映画)

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園子温監督作品だが、ビターズ・エンド配給らしい作品だと思った。『バーニング』を彷彿とさせるシーンもあり…

福島原発事故後、ある架空の場所・長島県で起こった原発事故20キロ圏内と20キロ圏外で線引され
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BAD FILM(2012年製作の映画)

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路上ゲリラ撮影炸裂。
人種差別や同性愛差別や香港返還などを扱いながら、様々な激しい感情を剥き出しにした紛争。
しかし、それを解決するには、愛や友情しかない…はずだが…互いに理解しあおうとすることの難し
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ヒミズ(2011年製作の映画)

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親に存在を否定され続けて生きてきた住田君と茶沢さん。
親にはこれ程嫌われているのに、周りからは愛されている。 
負けるな、住田!夢を持て!
住田君はね、今は少しだけ病気なの。
君も1つだけの花なんだよ
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

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初日舞台挨拶ありを観て来ました。
新人俳優50人以上の、その誰もが光輝きたいと思い続けているパワーが集結し、俳優あるあるだけに留まらず、きっと誰もがこの作品から『まだ何かをやれる!』と背中を押されるに
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偶然と想像(2021年製作の映画)

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エリックロメールの『パリのランデブー』の様に男女(3作目は女どうしだが)のお洒落な会話劇オムニバス。

世界は偶然で溢れている。
というキャッチフレーズの通り、3本の短篇は全て、偶々…そう、偶然に起こ
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紀子の食卓(2005年製作の映画)

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今の家族から抜け出し、自分ではない何者かになりたくて、家出をする。皆で自殺をする子達もいたが…紀子は、ミツコとなり、レンタル家族という幸せそうな家族を演じていく。
自分の家族が嫌いで、そこから逃げたは
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