MYOさんの映画レビュー・感想・評価

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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇場で二回鑑賞。

意外感的な演出は前作の方が強い印象もあるが、時節ネタ的に人物や政治や経済を掘り下げて行く視点は、前作に無かった面白い取り組みに感じた。

グロいシーンは本作でも健在だが、アクション
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇場に初めて足を運んだ、ダニエルクレイグのボンド作品の3作目。

いつもどうしても小綺麗にオシャレに活躍する諜報員がしっくり来なくて見なかったのだけれど、慰めの報酬でみたボンドの一途な執念と汚れ方をみ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

実在の主人公の、その複雑な生き様を多分に脚色しているので賛否両論あろうと思うが、間違えなく傑作。

ミュージカル映画も進化したなぁと思えるのは、ネタ的に舞台がサーカスであるからなのだろうけれど、おかげ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画というよりも、音楽にイアフォンで没入しながら普段を過ごす自分を俯瞰すると、きっとこんな感じとほくそ笑んでしまう作品。

話的には、レオンとトゥルーロマンスとハートブルーと太陽の目覚めを
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メッセンジャー(2017年製作の映画)

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この作品は、評価が難しい。

映像の質感とかは、年代に合わせたクオリティがあるので絶対解はないけれど、低予算のB級SFでも今敢えてこの表現をするのかと思わず笑った。

超スケール感の小さい2001年宇
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王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

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20-30年くらい前の上海に行った時に感じた、なんだろう、誰かがいないと何も鈴ない停滞感とか妙な孤独感とか焦燥感とかのんびり感とか開発初期の理不尽な廃墟的虚構感の真っ只中にある奇妙な豪華さとか、VRホ>>続きを読む

キング・アーサー(2016年製作の映画)

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アーサー王物語的なものは、いろいろ読んだり見たりして来たけれど、ガイ・リッチーらしいあらゆるシーンに意味があってトイレに立てない作品。
エンディングが最初から想像つきそうなのに、なぜ目が離せないのか。
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

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懐く生き物を一度でも飼ったことのある人には、ジワジワくる作品かもしれません。
僕は犬猫鳥と飼ってきて、今はオカメインコに落ち着いてますが、ワンコに近い懐きかたをするので心が揺れました。
無条件に自分に
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

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身近に迫る死の恐怖って、等身大というかわかりやすくリアルに伝える映画って、なかなかなかった。
自己犠牲なんかも、なかなか実感できなかった。
生い立ちの違いで、こんなにも変わるのかともわからなかった。
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最強のふたり(2011年製作の映画)

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心や身体の障害は、コミュニケーションの在り方や特徴で括ると、結構根幹的な理由を抱える人物像は似ていることが多いのかも知れないと、そんな事を考えさせられた作品。
セントオブウーマンとも少し似ているけれど
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

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劇場で3回見て、ブルレイ買って3回観ました。
ちょうど急逝した父親の法事のタイミングで観た作品なので、胸打たれ過ぎて、あのシーンで劇場で嗚咽を漏らしそうになって大変だった。
自分の家族構成にも似ていて
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

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コリンファースの演技って、こういう癖のあるものが良いかなと思う。
吃音や吃りって、例えば戸惑いの表現みたいな感じで、本当は誰でも大小の差こそあれど抱えているものだと思うのですが、いざコミュニケーション
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

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劇場で2回、レンタルで1回と、合計3回見ました。
根がさみしがり屋なんで、この作品みたいに一人で生きていけるのか?!みたいな葛藤に悩まされたら、三つ指ついて、同じ様に誰かを起こしてしまうかもしれません
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メッセージ(2016年製作の映画)

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この作品、原作小説を鑑賞後に読んだのですが、かなりよく練りこまれた演出を映像で作ってますね。結局、二回観てしまいました。
主人公の女性の強烈な自己認識のもとに邂逅される現在と過去と未来が、上手に描かれ
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

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車好きな友人から強烈な推しを受け、強制鑑賞。(笑)
結果、笑っちゃうくらいに、車って凄いなぁ!的な金に余裕があったら車で遊びたいと数秒考えさせてくれた作品。w
めちゃくちゃノリ良く、テンポよく、音楽も
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

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淡々と原油採掘プラントの事故を描いている。
BBCのドキュメンタリーを見ている様な気分になったが、ハリウッドの役者が演じると、登場人物のアクなんかがよく見えてくるので、本当に経済優先の人災なんだなぁと
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インセプション(2010年製作の映画)

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劇中に登場する人物達の温かい血潮が流れるのを感じ、呼吸を感じ、生きていると言う皮膚感覚がこれほど希薄な作品は作れるんだな、と言うのが最初に見た感想。
独自の設定というか世界観は、監督の独壇場として変わ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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メリル・ストリープ、アンハサウェイの親子で仕事をするときのような距離感に、妙な親近感を感じた作品。
テンポの良い音楽と物語の進行の気持ちよさは、久し振りにマネキンとかを思い出す懐かしさや、時代のファッ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

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個人的には、ハリーポッターを経て、更により練られた物語になっていると感じた。
前半からは想像のできない後半の盛り上がりと主人公を取り巻く問題や葛藤を描くところは、この作品の隠れた魅力だと思った。
映画
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君の名は。(2016年製作の映画)

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古の時代のエロゲーOPの魔術師であったことを忘れる清々しさは、何かの反応なのか状況に揉まれたからなのかわからないけれど、関わる人が周りに増えてきたことで良い方向に向かっている気がする。
過去と未来をつ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

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シェアコミュニケーション当たり前の経済文化と、そうではなかった時代を謳歌してきた世代との邂逅を、ちょうどその中間にある立場で見ることになったと感じた。
どちらにも共感できることはあるけれど、全く同じに
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SING/シング(2016年製作の映画)

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動物ものの映画って、最近までなかなか見ていなかったのだけれど、軽快な音楽とともに踊り狂うアニマルズを見て思わず観賞。
好きなだけでは駄目、好きを万人が見えて受け止められる形にしないとならない、という結
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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なんと、最近ブルレイ出ていたんですな!(買わねば!)

祖父母や両親から聞いていた戦時中と戦後の話が、とてもよく伝わっている気がする。
戦争は、とかく政治と同じでどこか他人事の様に感じさせられてしまう
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関ヶ原(2017年製作の映画)

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岡田くんのあの所作というか雰囲気がなぜかツボにはまっていて、彼が出るならばこれは観なければと劇場へ。
原作をどこまで再現しているのかということは気にしない方なのだけれど、これだけ多くの登場人文を描き切
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

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結局二回劇場で見た。(笑)
アメコミ作品は毛嫌いしていたものの、結局ダークナイトを皮切りに見る様になったが、自分の中ではこれまで観たアメコミ作品の中でダントツに分かりやすくて音楽と映像のマッチ感、人の
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

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新エイリアンサーガの二部作目という事で、一作目となるプロメテウスを再鑑賞してから、劇場へ。
プロメテウスから続く、アンドロイドの復讐劇とも捉えられなくもないが、旧シリーズとは視点を変えた人類とアンドロ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

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淡々と事実を描きながらも、過去の経緯と、現在と未来の三軸を、浜辺、船舶、航空機の3つの舞台で描くその新しい視点は、今後の映画の描写に大きな影響を残すと感じた。
戦争を題材とした映画は数多くあるけれど、
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インターステラー(2014年製作の映画)

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劇場で字幕版を鑑賞し、ブルレイを購入。
吹替版のキャスティングが秀逸。
オープニングから後半の展開はなかなか想像できなかったが、すべてを飛び越えてや作用するものは重力と愛なのだという事を知る親子と、そ
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