K2さんの映画レビュー・感想・評価

K2

K2

息をするように映画を観たい
映画にはピザ。

映画(1495)
ドラマ(44)

死神の谷/死滅の谷(1921年製作の映画)

4.1

ラブラブ満点で1つの杯から酒を飲むカップルを劇画バリの顔つきで見つめる死神に笑った。

初めて会うけどどこか親しみのある”死”の存在は『第七の封印』を彷彿させる。

大公の財政(1924年製作の映画)

3.9

冒頭の泳ぐ子供たちが餌を与えられた鯉みたいで印象的。

紙の花(1959年製作の映画)

4.1

タイム誌の「永遠の名作100選」にも選ばれたインド初のシネスコの秀作。映画業界の栄枯盛衰とただ消費されていく実情に疲れ果てたと言わんばかりの年齢にそぐわない哀愁漂う遺作。

『アーティスト』がすごく影
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55年夫妻(1955年製作の映画)

3.6

「永遠の偉大な映画監督」としてTime誌にも選出されたグルダッド御大初鑑賞。

この時代にはもう歌い始めてたのねインド。同じ歌詞を何度も繰り返すことで耳に植えつけられる音楽が心地いい。

歌以外は踊り
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キリングゲーム(2013年製作の映画)

3.5

<長き人生を>

信心深く狂気滲むトラボルタ。『サブウェイ123』に類似した役作りと言うだけでもう好み。

戦争の亡霊として長年禍根と向き合って生き続ける両者だからこそのこのエンディングは序盤と大分テ
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

4.0

こういう将来に明るくも懐古的でかけがえのない時だったんだなとどこか寂しくなるストーリーにはめっぽう弱い。

チックのようにアウトロー感強くも友の背中を押し、親切にしてくれた人には礼儀正しく細やかに快い
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.4

至極美しい映像のもと描かれるばぶばぶおねショタカルトムービー。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

トークの肉付け方がクリエイティブでまくし立てる口調や言い回しにも耳を傾けたくなる面白さがある。

ただ3.40分くらいで割と満腹という感じもある。

最近アジカン聴いてなかったから聴けてよかった。

キング・アーサー(2016年製作の映画)

3.4

「敵を作るより仲間を作れ。」

さすがガイリッチー幼少期から現在までをさらう仕事がうますぎ。テンポ良すぎる特徴的な作風のせいで話の重さを出すのが苦手そうだけどとっても軽く観られる中国版ロードオブザリン
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.8

「考えてみりゃ俺たちは法を何一つ犯してない。」

脚本の入り組んだ面白さにセンスのいい音楽、イギリスのちょっとナードっぽいとこもセンスの良さも詰め込まれたガイリッチーの初期作で最高傑作。

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

3.8

“Duck you sucker.”

アイルランド人革命家のジョンとメキシコの山賊不安の革命を通しての友情を描いたワンスアポンアタイム3部作の2作目。

1作目に続いて耳にすごい残る音楽にビビり散ら
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.7

夫は妻と同じ姿勢でアフリカを見たとき初めて妻を理解する。

地下水道(1956年製作の映画)

4.4

「ここは影と悪夢と夜の国だ」

アンジェイワイダの抵抗3部作の2作目。暗所で閉所、汚物と毒ガスを掻き分けドイツ軍から逃げ惑う地下水道の地獄はダンテの描写そのもの。

バットエンド好きの人は必見。

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

3.9

加山雄三を初主演に迎えての独立愚連隊2作目。

軍旗を巡って争う単純な動機に壊滅全員戦死したはずの部隊のコメディ。なんとなくストーリーは1作目の方が好きだけどコメディ要素はこっちの方が好き。

快活で
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独立愚連隊(1959年製作の映画)

3.9

「失礼しました!」

日本軍の戦争×西部劇。

西部劇のフロンティア精神を日本軍の大東亜共栄圏の思想で代用し、戦争をエンターテイメントに仕上げる。戦後長く置かずにこういう捉え方やアプローチを元に愚かさ
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フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

2.7

「あーハズしちゃったのね」というスコアに察しつつも序盤の空気感はちょっとしたラスアス。

クロエグレースモレッツとかSiaとかイケメンの謎の海水浴とかティーン向け臭プンプンの中なんとか鼻をつまんで鑑賞
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.7

「今のこの暖かさは永遠だった」

『恋する惑星』に入りきらなかった話で作られた作品。

豚をマッサージするシーンやジェスチャーに金城武のお茶目でキュートな感じが全開。

細かいまとまりごとにじわじわ来
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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.2

「この1分を忘れない」

夜の雨、うっすら滲む汗の湿度と対比するような欲望からくる乾き。
日常の延長線上でふらっと非日常に足を踏み入れたような日々と欲望を捨てざるを得ない時の葛藤がとても刹那的で若い。
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シャークネード エクストリーム・ミッション(2015年製作の映画)

3.2

「サメだ!宇宙まできた!」

今度はサメと宇宙で激突。
レーガン時代の戦略防衛構想(通称スターウォーズ作戦)を武器に、たとえ国土がレーザー光線で焼き尽くされようと嵐を止める。

4作目(4th)=”フ
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.5

「お袋が見たら!」

『God Help the Girl』で神に細やかに背中を押される少女を観た後のこれ。比べられないレベルで神に助けられている「風は己の望む所に吹く」状態を目の当たりにする。

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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.6

「この夏こそ最高傑作だ」

人生のちょっとした転機を迎えるキュートな女の子のミュージカル(?)ジョンカーニーの作品より気持ちミュージカル寄りといった感じ。

イヴの異性との付き合い方とかすごい女性的だ
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シャークネード4(2016年製作の映画)

3.2

「チェーンソーは家族だぜ!!」

1作目しか観てなかったけれど4作目ともなると話のスケールが広がりすぎててもうどこから突っ込んでいいのかわからない全面降伏。続編のマンネリ感を感じずに観れたから良かった
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.7

“Sold !!!”

雑魚キャラを盾に部屋から飛び出すとこや売られそうになるダイナマイトのシーンはソリッドな描写でいつもの好きな銃撃。ただイケイケなブラックミュージックにスローを入れてくる銃撃戦はさ
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反撥(1964年製作の映画)

3.6

美少女大好きで有名なポランスキーの性的嗜好爆発ニューロティックホラー。

電話出てもらえなくて扉ぶち破ってくる男に笑う。精神に亀裂が入って行く様がわかりやすい描写で描かれる。

パラノーマル・アクティビティ3(2011年製作の映画)

3.1

「相手はかわいいキャスパーとは違うぞ!」

あいも変わらず焼き増しマイナーチェンジシリーズ。
800円くらいで夏の夜レイトショーで観るくらいが丁度いい。ビールとナチョスも付けてほしい。

泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.2

「プール伝いに群境を超えて家に帰れる」

60年代の広告や金融絶頂期に財を成した広告マンにまつわるカルト映画。人の家のプールをはしごしながら家に帰る一見意味不明な内容で大自然の中をパンイチで駆け回るヘ
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

「汚い仕事専門だから”ダーティーハリー”なのさ」

振り切れて気狂いな犯人像がよかった。もっと好き放題気違い染みた犯行させるべき。

若い頃のイーストウッドは時折デビッドボウイに顔つきが似てるなと思う
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恐怖(1961年製作の映画)

4.1

町山さん推薦の忘れられた名作掘り出し物のニューロティックホラー。

水に対して幾重にも重ねられた死のイメージ。序盤は「なんだ臭っせえ古びた映画だな」と思っていたらあれよあれよと気付いた時には180度ひ
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シンプルメン(1992年製作の映画)

4.2

“I can’t stand the quiet !”

安定のシュール&オフビート。兄貴の会話の間が謎に長い詩的でミステリアスなエセキザ感とかエリナの存在全てとかとにかく好みでダンスシーンは定期的に
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少年と自転車(2011年製作の映画)

3.8

子供の打算的でシンプルな優先順位は昔を思い出すとなんとなく心当たりがないでもない。

序盤は思惑通り少年にとんでもなくイラッとするが、次第に少年と同じ方向を向くようになっていく。

既存の孤独な強さだ
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1900年(1976年製作の映画)

4.8

「どうなろうと
この瞬間を覚えていよう」

5時間越の長尺に負けない、むしろそうなる以外の選択肢がないと思うほどに広大な76年間のイタリアを縦糸、1901年の同じ日に生を受けた地主と百姓の息子の関係を
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カポーティ(2005年製作の映画)

4.7

「それは犯人のことか、犯人と親しくする君のことか。」

愛するフィリップシーモアホフマンを堪能する上で他には考えられない作品。『ティファニーで朝食を』で有名なカポーティが死刑囚と出会い、ノンフィクショ
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.4

関係ない悪魔本当どっから出てくるんや。。。

聖書の頁で覆われた部屋は閉じ込め切れてるのか切れてないのかもブレたし、えせアナベルは十数年も何すくすく育ってんねん。

というようなことは微塵も頭をよぎら
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.7

「我らは真の人
セデックバレ」

下関条約により割譲された台湾に生きる部族。歌と踊りのシーンとどう生きるのかの姿勢が胸を打つ。

といった感じで現場からは以上です。

愛の嵐(1973年製作の映画)

4.0

ゲットーの責任者だった男とそこで彼に弄ばれた女。

20年後の再会で堰を切ったように貪る愛と死の匂い。2人の過去と現在の微妙な主従(?)関係の変化が印象的。

ランプリングの目つきやばめ。ヴィスコンテ
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