Machyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010年製作の映画)

4.5

とても興味深い内容で、もっと観ていたい気分でした。
ゴダールのしつこい批判にトリュフォーの堪忍袋の緒が切れて、20ページにも及ぶ絶縁状に至ったというところを強調して欲しかったで、その分引きました。

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

2.8

ウィノナ・ライダーを見るのが久々だったのと、キアヌ・リーブスはすきなので観ましたが、観る必要のない内容でした。
ウィノナ・ライダーは、面影とかもちろんあったけど、違和感ある顔とギスギスした表情が無理で
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アノマリサ(2015年製作の映画)

4.0

チャーリー・カウフマンなので観ました。

ドナの声とかどう聞いても男の人で、何だ?って思っていましたが、主役の2人以外同じ人の声だったので、変わった作りにビックリ。マイケルにはそう聞こえていたというこ
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ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界(2014年製作の映画)

3.8

誰かといる時もメッセージ送ったりして、人との繋がりを軽視しているようで求めているって矛盾してますけど。
行き過ぎた母親って、どの国にもいるんですね。
アダム・サンドラーは歳を取ってもやっぱりキュートで
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.8

戦争が絡んでいないポーランド映画を観たいと思っていて、これは違ったけど、ジャンルがかけ離れ過ぎていました。ゴールデンとシルバーという名の姉妹と言われると、金さん銀さん⁉︎ってなってしまいます。
結構え
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.3

映像がうつくしかったり、死後の話や生きている人との関わりから離別など、興味深い箇所はいくつもありましたが、えっ、そういう描き方⁉︎と、思っていたのと違う箇所もありました。
スーザン・サランドンは色んな
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ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡(2011年製作の映画)

3.5

ストーリー自体はまあまあ好きな方でしたが、やり取りとかがイマイチでした。カメラワークのことも素人だけど、ズームにしたり引いたりは正直鬱陶しかったです。

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.5

こういう日常というか、人間関係を描いたものって、ストーリーがフラットでも、生活スタイル含め、ボーッと観ていられるから個人的には好きです。派手な展開がない分、映画として観ると物足りないと感じる方は多そう>>続きを読む

幸せの行方...(2010年製作の映画)

3.0

実話ベースだし、興味深いところはたくさんあるのだけど、謎がまだたくさんあるなかでの映画化は早過ぎる気がしました。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.5

実話でボブ自身も演者として参加できるほどにボブはとにかく可愛い、お利口、大人しい猫ですね。ボブの出自がわからないことがかえって彼らの出会いが運命だったと感じられて良かったです。ペットじゃなくて相棒です>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.6

こういうのを嫌悪感を持って観る方もいらっしゃるでしょうが、人間の一部だとして観るので最後まで興味深かったです。
嗜好は人それぞれですが、一般的に道徳に反すると取られる嗜好がある人の苦悩というのは確かに
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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.5

衝撃的な性描写だけど、やはりそれだけに留まっていないので非常に興味深く観られました。芸術、生物、数学、哲学の要素が挿入されている部分も面白かったです。
ユマ・サーマンが出演していたシーンは、相当滑稽な
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.3

ゴダールは元々好きじゃないけど、本人がまだ生きている間にこんな映画を撮るのかと驚きました。映画としては面白くないけど、私の好きなトリュフォーが絶交した原因はゴダールにあることが明確になって、それは良か>>続きを読む

マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

3.2

友情と別離がジェットコースター級に進んでいくので、そこまで感情移入はできないのと、あんまり馬鹿騒ぎが好きではないので、冷静に観てしまいました。

日本人とは違う前の向き方と、悪いと思ったらちゃんと謝る
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.7

ショッキング実話なので、スコアはこんなもんで。
矯正って聞くとバカバカしく思えますね。そういうことじゃないし…。でも宗教が絡んでくると、話は難しくなるのかとも。
人を傷つけてるんじゃないんだから、って
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誰でもない女(2012年製作の映画)

4.3

あくまでこれ自体はフィクションですが、スパイの悲哀、時代や国の情勢に翻弄された人々の人生は間違いなくあっただろうし、スパイの社会って残酷ですね。
父親ではなく母親の方がスパイという方が何故だか辛い。
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.2

似たような話はあるけど、どうしてだかこの人の作品となるといい感じになります。
劇中の音楽も確かにいいですし。
皆で作り上げていく過程が楽しくさせるのでしょうね。寄せ集めなのも良かった。
中心人物じゃな
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

2.3

この設定どうなんだ?って思って観ていましたが、やはりというか批判はあったのですね。
こういうタイプのヒロインにありがちの顔の表情が豊かなのはいいとしても、眉毛が動き過ぎなのは正直無理でした。邦題もスト
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.8

正義って何なのだろうと考えてしまいます。それによって命を落とす人が余計に出てしまう場合はなおさら難しいですね。
ダニエル・ブリュールの役柄にハラハラしましたが、なるほどそこはダニエルさん、
そういうこ
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モールス(2010年製作の映画)

3.3

ぼくのエリ→原作→本作の順に観たせいか、ぼくのエリの方がホッコリさせられたイメージが強かったです。

小さな嘘(2009年製作の映画)

3.9

平均スコアが低いですが、個人的には面白かったです。
どれが小さな嘘なんだろうって思ったけど、1つじゃないんですね。世代を越えた女性たちの嫉妬と闘いも面白かったです。
エリックは鹿賀丈史さんとダブって見
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.3

結構気に入りました。
テーマは重いし、なぜそうする?と思うぐらい面倒なぶつかり合いが多いけど、こういうものなのでしょうね。その割にコメディのジャンルにされるのが納得できるほど笑いました。

ティファニ
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.5

とてもブラックで面白いのだけど、セニエが昔から苦手で、鼻についたまま終わっていきました。
ポランスキーの映画はとても好きですけど。

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.3

この配役だから良かったんだろうなーって思うところが大きいです。
もたいさんて割と着こなされますね。キチンとされている感じがまたいいです。

カウリスマキ映画の常連だったマルック・ペルトラが、違う映画だ
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疑いの中で(2019年製作の映画)

4.0

設定やストーリー展開は地味ながら新しくもあり、よく出来ていました。ただのサスペンスで終わっていないところも上手いなーと感心しました。
チェコの人って「言葉の民」と言われるようですが、それが表れていたの
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われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.7

普段こういうのはあまり観ませんが、カレ原作なので教養目的も込めて観ました。
スカルスガルド父は息子さんと違って、迫力がありますね。
主人公が助けていたようで、家族を守る男をまざまざと見せられて逆に教わ
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.1

ボニー&クライドを現代風にアレンジ、映像化しただけだったので、それほど興味深くはなかったですが、悪い奴はたくさんいるというのは確かに。だからって殺していいわけないですが、ナチュラル・ボーン・キラーに何>>続きを読む

セクシャリティー(2018年製作の映画)

2.0

カナダには思い入れがあるのですが、いい映画に出会った覚えがなく、これは最高に駄作に感じました。トラウマになりそう。
娘とのラブシーンを見て、娘が惹かれている男とラブシーンになって、我慢できなかったとい
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.6

どうしてこの邦題にしたのか疑問でした。てっきり人生をいくつになっても謳歌しているパリジェンヌの話かと思ってしまいました。原題どおり、最後の教えで良かったと思います。本当にそうだから。

今でこそ老いや
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.8

モノクロだけど、ハワード・ホークス、ハンフリー・ボガートで、レイモンド・チャンドラーのマーロウものなので観ました。
話を整理しながら観ないと追いつけないながら、スリリングで引き込まれました。テーラーの
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.6

重いのですが、歴史と法廷、被告の感情論と勝つための戦術、アメリカとイギリスの法廷とスタイルの違いがぶつかり合うところには見応えがありました。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.5

ダイアン・キートンが好きなのか、彼女が演じる女性が好きなのかわかりませんが、いつも気持ち良く観ています。さり気ないオシャレも素敵で。モーガン・フリーマンは背が高い!
不動産てどこでも大事ですね。落札価
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.7

教訓的な感じでした。お互い落ち度はなかったんだけど、関係が崩れていくってことはあるものですね。
この監督の映画の中では、ダントツで「彼女が消えた浜辺」が一番好きです。

黒い家(1999年製作の映画)

3.5

最後の方のを含め、やり過ぎ感はありましたが、和歌山の件もあったので興味深く観られました。石橋蓮司さんがいい味出していて、平和な世界に引き戻してくれていたのが良かったです。
出前に来ていたのは、
山崎ま
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.6

悲喜劇。タイトルが好きです。
あのルノワールの息子さんが映画監督だったという驚きと、トリュフォーが晩年失意どん底だった彼を支え続けたという話から気になっていて観ました。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

似たようなストーリーは既に何度も観ただろうに、とても引き込まれました。曲のクオリティーが高かったのと、国は違えど共感できる部分も多かったのも大きな要因です。RolandにNational Panaso>>続きを読む